DMMビットコインが廃業|顧客資産はSBI VCトレードへ移管
Crypto Troll
引用元: Koshiro K / Shutterstock.com
暗号資産交換業者のDMMビットコインが、廃業する方針を固めたことが明らかになりました。同社は、今年5月末に4502.9BTC(当時価格で約482億円相当)の不正流出が報告され、サービスの制限が続いていました。
不正流出のDMMビットコインが廃業へ SBI系に資産譲渡https://t.co/5y0PcXHxeq
— 日経電子版 金融 (@FinancialNikkei) December 1, 2024
DMMビットコインは令和5年3月期の事業報告によると、37万以上の顧客口座および顧客預かり資産として400億円を有していました。この流出事件により資産のほぼ全額が流出した形となり、この不正流出額は、日本の暗号資産流出事件の中ではコインチェックの流出事件に次ぐ過去2番目の規模となりました。
その後、同社は顧客への全額保証に向けて550億円の資金調達を行うことを発表し、6月14日には全額保証に必要なビットコインの買い戻しを完了したことが報告されました。
調達資金の内訳は以下の通りです。
- 借入による資金調達:50億円(6月3日実施済み)
- 増資による資金調達:480億円(6月7日実施済み)
- 劣後特約付借入による資金調達:20億円(6月10日実施済み)
顧客資産はSBI VCトレードへ移管
DMM Bitcoinのお客様口座・お預かり資産をSBI VCトレードに移管する旨、基本合意を致しました。
取扱暗号資産において14種類の差分がありますが、SBIVCで全て取り扱う方向で準備致します。▼プレスリリース
SBIVChttps://t.co/EZGwuMh84yDMM Bitcoinhttps://t.co/gPCAArdsaf
— 近藤 智彦@SBI VC Trade (@tomohiko_kondo) December 2, 2024
今回の廃業を受けて、DMMビットコインは顧客資産をSBI VCトレードへ移管する基本合意を行ったことを発表しました。
この合意により、顧客資産は2025年3月頃を目途に全てSBI VCトレードに移管される予定であり、レバレッジ取引における未決済ポジションは移管対象外となるため、移管日前の一定の期日までに全て決済する必要があります。
情報ソース:DMM