2024年第2四半期、DMMの仮想通貨流出が最大規模の事件に
2024/07/05・
Crypto Times 編集部
引用元: Koshiro K / Shutterstock.com
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仮想通貨市場では、ハッキングや詐欺などが頻発しており、多額の資産が不正流出しています。
先日公開されたレポートによると、2024年第2四半期に発生した仮想通貨の流出事件として、DMM Bitcoinでの一件が流出額としてトップとなったことが分かりました。
5月末に発生した上記事件では、同取引所が管理するアドレスから顧客資産を含む4,502BTC(当時約482億円相当)が流出しました。円換算では、昨今発生した国内取引所での流出事件としてはコインチェックに次ぐ規模となります。
犯人は500BTCずつを9回に分けて外部のアドレスに不正送金したとしています。
DMM Bitcoinは顧客資産の全額補償を発表しており、資金調達を行いビットコインの買い戻しを完了したと報告しています。しかし、事件から1ヶ月以上経過した現在も、具体的な流出原因は公表されていません。
DMMビットコインが550億円を調達し、BTCの買い戻しを完了
上記以外に発生した2024年第2四半期の事件としては、Gala Gamesで発生したGALAトークンコントラクトの脆弱性を悪用した一件、スイスの仮想通貨取引所Lykkeで発生したセキュリティ侵害事件、NFTプロトコルHolographの元開発者によるスマートコントラクトの脆弱性悪用事件などが挙げられます。
仮想通貨市場では、頻繁なハッキングや不正流出事件が発生しているのが現状であり、利用者は引き続き正しい知識と警戒が必要となります。
記事ソース:DappRadar