米SEC、イーサリアム現物型ETFを承認|$ETHの価格反応は軽微に
Crypto Times 編集部
米国証券取引委員会(SEC)は、BlackRock、Fidelity、Grayscale、Bitwise、VanEck、Ark、Invesco Galaxy、Franklin Templetonの8社が手がけるイーサリアム現物型ETFの上場申請を承認しました。$ETHは直近24時間で約+1%の軽微な動きを見せています。
上記決定はSECのゲンスラー委員長や他の委員ではなく同機関の取引・市場部門によって下されたことが明らかになっています。
今回承認を受けたのは取引所側の書類である19b-4フォームであり、実際の取引開始にはS-1登録届出書の発効が必要となります。一部アナリストは、このプロセスには数週間から数ヶ月かかる可能性があるとしています。
Yea. I think that if they work extremely hard it can be done within a couple weeks but there are plenty of examples of this process taking 3+ months historically
(obviously this situation is nothing like anything that’s happened historically IMO)
— James Seyffart (@JSeyff) May 22, 2024
イーサリアム現物型ETFの承認は、今年1月のビットコイン現物型ETFの承認からわずか4ヶ月ほどで実施され、市場からは驚きの声が上がっています。一部では、大統領選に向けた政治的な動きが関係しているとの推測もありますが、詳細は明らかになっていません。
4日前の5月20日には、証券取引所ナスダックとNYSEがSECから19b-4フォームの更新を前倒しで行うよう求められたことが報じられ、同日ETHの価格は約20%上昇しました。
一般的に、現物型ETFの承認は、資産としての価値が認められ、より多くの人がアクセスしやすくなるというメリットがあるとされるなか、政治的、または一部の企業やグループによる影響を受けやすくなるという側面も新たに生まれます。
引き続き米国市場におけるイーサリアム現物型ETFの動向に注目が集まります。
記事ソース:書類