イーサリアム次期アップグレード「Fusaka」、2025年12月に実施予定
Crypto Times 編集部

イーサリアムの次期大型アップグレード「Fusaka」が2025年12月にメインネットで実施予定です。Pectraアップグレードに続くメジャーアップデートでレイヤー2ネットワークの手数料削減とユーザー体験向上を目指しています。
今回のアップグレードではPeerDAS(Peer Data Availability Sampling)が最大の目玉機能です。従来は全ノードがすべてのブロブデータ(レイヤー2専用に作成された一時的なデータ型)を保存する必要がありましたが、新システムでは各ノードが全体の8分の1のデータのみを保持すれば済みます。これにより理論上最大8倍のスケーラビリティ向上が可能となり、レイヤー2の手数料がさらに安くなることが期待されます。
また、レイヤー2の需要に応じてブロブ容量を柔軟に調整できる仕組みが導入され、従来の固定的なアップグレードスケジュールから脱却します。セキュリティ面ではDoS攻撃対策の強化やトランザクションガス上限の設定により、ネットワークの安定性が向上します。さらに、パスキー対応のための新プリコンパイルによってより使いやすいウォレット体験の選択肢が増えます。
ユーザーにとって最も重要なのは手数料の削減です。PeerDASによりレイヤー2ネットワークの利用コストがさらに下がる見込みです。また、DoS攻撃対策の強化によりネットワークの安定性が向上し、パスキー対応により従来とは異なる署名方式の選択肢も提供されます。なお、アップグレード後もETHの変換や特別な手続きは不要です。
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