仮想通貨投資、2024年は転換点となるか|VC投資も回復傾向

仮想通貨投資、2024年は転換点となるか|VC投資も回復傾向
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仮想通貨市場の規模は2.3兆ドルに達し、機関投資家を含む、幅広い投資家にとって無視できない存在となっています。

金融サービスを手がけるギャラクシー・デジタル社は最新レポートの中でビットコインとイーサリアムが市場をけん引する構造は変わらないものの、DeFi(分散型金融)やNFT(非代替性トークン)などの新興分野への投資も拡大していると指摘しています。

同社によると、2024年第2四半期における仮想通貨およびブロックチェーン関連企業へのベンチャーキャピタル投資は、前四半期比28%増の32億ドルを記録したとしています。

投資家は、仮想通貨へのエクスポージャーを確保する方法として、直接保有、ファンド投資、ベンチャー投資、株式投資という選択肢を持っています。

2024年5月時点で世界の成人の約6.8%が暗号資産を保有しており、これは、2023年から33%増加する結果に。一方で、機関投資家にとっての直接保有は、依然としてセキュリティや保管に関する懸念が残っているとし、レポートでは、セキュリティ対策の強化や規制の明確化が機関投資家の直接保有を促進する鍵になると指摘しています。

仮想通貨の関連ETPは世界で220を超え、その運用資産総額(AUM)は790億ドルを超えています。

2024年8月末時点で仮想通貨関連事業を行う上場企業は世界で323社存在し、その合計時価総額は今年8月時点で21兆ドルに到達。企業のバランスシートにビットコインを保有する上場企業は40社を超えており、その保有総額は200億ドル相当に達しているといいます。

今後、規制の明確化やインフラ整備が進み伝統的金融機関の参入が加速することで市場はさらに拡大していくと予想されます。

記事ソース:Galaxy Digital

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