HashKey Exchange、香港初となる個人向けサービス提供の認可取得

HashKey Exchange、香港初となる個人向けサービス提供の認可取得

Web3投資部門などを持つHashKeyのグループ会社Hash Blockchain Limitedが手がける暗号資産取引所「HashKey Exchange」が、香港初となる個人ユーザー向けの取引プラットフォームとしてライセンスを取得したことを発表しました。

これまで簡素化されたプロセスにおいて一時的なライセンスを取得していた同プラットフォームは、今回のライセンスアップグレードに伴い従来のプロの投資家から顧客対象範囲を拡大し、一般の個人ユーザーに対して仮想通貨の購入や入金サービスを提供予定です。

昨今、取引所での上級運営経験を持つ十数名の専門家の採用などを行い、プロダクトやユーザー経験の向上に努めているというHashKey Exchange。HashKeyグループCOOのLivio Weng氏は、今回の発表に関して下記コメントを残しています。

HashKeyグループ Livio Weng氏

“「香港で初めてリテールユーザー向けに認可された取引所となることを嬉しく思います。 香港で認可された取引所が登場し、規制の枠組みがさらに明確になることで、業界全体の透明性が高まり、投資家の信頼が大幅に高まるでしょう。

業界のリーダーとして、ユーザーの権利と利益が完全に保護され、リテール・ユーザーに適した取引プラットフォームが構築されるよう、コンプライアンス、資本保護、プラットフォーム・セキュリティにおけるコミットメントを守り続けます。」”

香港では、今年6月1日から個人投資家に対する仮想通貨取引所サービスの提供が一部条件の元解禁されました。香港証券先物委員会(SFC)が求める条件などを満たした事業者に対して認可が与えられていく方針となっています。

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今回、香港で初めて個人ユーザー向けのサービス提供に関する正式なライセンスを取得したHashKeyグループ。同グループの投資部門「HashKey Capital」は、先日評価額10億ドル以上で1~2億ドルの資金調達が計画されていることが報じられました。

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HashKey Capitalは2018年の創業以来、Cosmos、dydx、Animoca Brandsなど多くの著名企業・プロジェクトに投資を行ってきており、これまで合計10億ドル以上の顧客資産を運用してきている実績を持っています。

今後、新たな規制の枠組みが施行された香港で、HashKeyをはじめとする各企業のクリプト市場での動向に注目が集まります。

記事ソース:HashKey Group

画像参照元:Yu Chun Christopher Wong / Shutterstock.com

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