香港の現物型ビットコインETF、4日目ではやくも資金流出
Crypto Times 編集部
香港で4月末に取引が開始された現物型ビットコインETFが、取引可能日4日で早くも資金流入がマイナスとなったことが確認されました。
最新のデータによると、5月6日に华夏基金(China Asset Management)で75.36 BTC(ビットコイン)の資金流出額が資金流入額を上回ったことが判明しました。その他のETF、具体的にはHrvestおよびBosera & Hashkeyにおいては、資金フローの動きは見られていません。
🟥The Hong Kong Bitcoin spot ETF experienced its first net redemption on May 6, with a net redemption of 75.36 BTC for the day.
📊The total number of BTC held is 4,150, with a daily trading volume of $8.6 million and total net assets amounting to $266 million.
Real-time… pic.twitter.com/ByDHvFXWau
— SoSo Value (@SoSoValueCrypto) May 7, 2024
先日、米国に続いて香港でも現物型ビットコインETFが承認され、4月30日のデビュー日には市場の注目が集まりました。しかし、デビュー日の出来高が米国のデビュー日と比較し1/60規模にとどまったため、一部で期待外れとの声が上がりました。
この点に対して、BloombergのシニアETFアナリストであるエリック・バルチュナス氏は「米国のETF発行体は取引開始前にすでに運用資産を準備していたため、香港のETFと米国のETFのデビュー日の単純な比較には注意が必要である」と指摘。さらに、ChinaAMCのビットコインETFは初日に1億2,300万ドルを獲得しており、香港で過去3年間に発売された82のETFのうち6位にランクインし、全体の上位20%に位置する点についても言及しました。
We tried to warn everyone to lower expectations re HK (esp vs that $25b hopium OD estimate). That said, if you localize numbers this was BIG: eg ChinaAMC bitcoin ETF took in $123m on Day One which already ranks it 6th of 82 ETFs launched in past 3yrs in HK and Top 20% overall pic.twitter.com/1nUKWgxgi3
— Eric Balchunas (@EricBalchunas) April 30, 2024
香港での現物型ビットコインETFは、米国とは異なるタイムゾーンの投資家を惹きつける可能性があり、今後も資金フローの動向に注目が集まります。