「次のメタプラ」はイーサリアム財務？注目企業2選

ビットコイン財務戦略を採用する株式会社メタプラネットの株価が低迷する中、同様の戦略をとる海外企業、特にイーサリアム（ETH）に投資する企業への関心が高まっています。

その代表格が、イーサリアムの法人最大保有企業であるBitMineです。同社は200億ドルの追加資金調達計画を発表し、イーサリアム総供給量の5%取得という野心的な目標を掲げています。

BitMine、200億ドル調達でイーサリアム総供給5%確保へ

その購入ペースは驚異的で、あるレポートは同社が戦略開始後わずか1ヶ月で取得したETHの量が他社がビットコイン戦略で半年かけて蓄積した量を上回ると指摘しました。

What Ethereum lacked over the years is a Michael Saylor to join the team and champion for it, while keep printing to buy the underlying for his Treasury vehicle

Now Tom Lee is the Michael Saylor we’ve been waiting for years, the best storyteller on ETH. While I was on holiday… https://t.co/SzCMAHmK0z

— Nachi (@alphawifhat) August 8, 2025

あるアナリストは、BitMineの積極的な購入戦略と情報発信が、イーサリアム市場にとって強力な推進力になっていると指摘しています。

米国のシャープリンク・ゲーミング社（Sharplink Gaming）も、イーサリアムを主要な財務資産と位置づけています。同社は4億ドルの資金調達契約を締結し、ETH保有額は30億ドルを超える見込みです。共同CEOは「市場の信頼を裏付けている」と述べ法整備の進展が優秀な開発者をイーサリアムに呼び込んでいるとの認識も示しています。

シャープリンク社のイーサリアム保有量、4450億円規模になる見込み

BTC価格が高騰するも株価が低迷するメタプラネットの事例は、特定資産への集中投資がもたらすリスクとリターンの両面を示しました。BitMineやシャープリンクの今後の動向は、イーサリアムの価格と共に注目されます。