メタプラネット、株式取得権の一時停止を発表｜BTC戦略を最適化

メタプラネット（ティッカー：$MTPLF）は10月10日、第20回から第22回の株式取得権の行使を一時停止すると発表しました。

同社CEOのサイモン・ゲロヴィッチ氏は自身のXアカウントで「メタプラネットは成長のための強固な基盤を構築し、様々な資金調達ツールを活用する能力を開発してきた。現在、ビットコイン保有の拡大とBTCイールドの最大化を追求する中で資本調達戦略を最適化するため、第20回から第22回の株式取得権を一時的に停止する」と説明しています。

Metaplanet has a strong foundation for growth and has developed the ability to harness a variety of financing tools. We are now temporarily suspending the 20th-22nd Series of Stock Acquisition Rights as we optimize our capital raising strategies in our relentless pursuit of… https://t.co/f8q1TLZN5l

— Simon Gerovich (@gerovich) October 10, 2025

今回の措置は2025年10月20日から11月17日までの20取引日間実施されます。同社はこの決定について、市場環境の変化を踏まえ、資本政策全体を戦略的に再点検し、資本の最適化および長期的な株主価値の向上を目的とした前向きな施策であると説明しています。

現在、メタプラネットのmNAV（市場価値純資産倍率）は1.05倍と過去最低水準にあります。投資家の一部からはこのタイミングでの株式取得権停止は、低いmNAV環境下での希薄化を避け、株主価値を保護するための賢明な判断だとの声が上がっています。

メタプラネットは現在、世界第4位の公開上場企業によるビットコイン保有企業として、30,823BTCを保有しています。