NFT市場、8月も低迷|販売ボリューム4割減も一部コレクションは成長
2024/09/02・
Crypto Troll
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NFT(非代替性トークン)の販売は2024年を通して低迷しており、8月も例外ではありませんでした。
過去30日間でのNFT販売額は約3億7500万ドルとなり、41.5%の減少を見せています。NFT購入者数は29%減少し、販売者数は同期間に15%減少しました。また、8月のNFT取引件数は約745万件で、前月比50%減となりました。
チェーンごとでも大きな減少が見られます。
イーサリアムは約1億2800万ドルを売り上げトップとなりましたが、これは7月より約37.7%減少しています。ソラナは約7850万ドルで2位となりましたが、約36%の減少となっています。ビットコインとポリゴンでは、その両方で50%以上の減少が見られました。
NFTコレクション単体では大きな伸びを見せるも
チェーン単位で見た際には大きな取引高の減少が見られますが、大手NFTの中には大きな伸びを記録したものもあります。
8月に最も好調だったNFTコレクションは、MythosのDmarketで、NFT売上高は2028万ドルとなり、7月から17.45%増加しました。次点で、イーサリアムのCryptopunksがそれに続き、約137%増加し、1850万ドルを記録しています。
現在、NFT販売は大きな圧力にさらされており、先行きは見えない状況ではあります。しかしながら、BAYCを手掛けるYuga LabsはApeChainの新たな構想を発表するなど、NFTだけに収まらない独自のエコシステムを構築しようとしています。
各NFTごとに独自の戦略が練られており、今後の展開に注目が集まります。
情報ソース:CryptoSlam!