ビットコインマイニングのRiot Platforms社が最新業績を公開|約35億円分の採掘に成功

ビットコインマイニングのRiot Platforms社が最新業績を公開|約35億円分の採掘に成功
ct analysis

ビットコインのマイニング事業を手がけるRiot Platforms社が最新の事業成績を公開しました。同社は先月11月に552 BTC(ビットコイン)のマイニングに成功し、540 BTCを売却しています。

11月のマイニング量となる552 BTC(現在価格約35億円分)は、先々月の10月より21%増加する結果となり、これにはテキサス州ロックデールにあるマイニング施設のハッシュレートの回復などが背景にあるとしています。

発表資料によると、Riot Platforms社はマイニングに成功したBTCの97%の割合にあたる540 BTCを平均売却価格36,278ドルで売却し、1960万ドル(約28.7億円)の収益を上げています。

Riot Platformsの業績|画像引用元:Riot Platforms

Riot Platforms社は今年6月、ブロックチェーンと人工知能領域を専門とするテクノロジー企業MicroBTと契約しテキサス州コーシカーナの施設向けに33,280台のマイニングマシンを購入しました。さらに今月12月には、同施設向けの66,560台のマイニングマシンをMicroBT社から追加購入しています。

発表によると上記の発注で確保されたマイニングマシンによる自己採掘能力は26 EH/s(26 エクサハッシュ/秒)となり、マシン配備が完了する2025年後半には合計で38 EH/sのポテンシャルが獲得できるとしています。


ナスダックに上場しているRiot Platforms社の株価は、現在11月の底値から50%以上の上昇を見せています。

ステーブルコイン大手テザーもマイニング事業分野へ進出か

仮想通貨の時価総額ランキングで第3位に位置するステーブルコイン$USDTを手がけるテザー社が、ビットコインのマイニング事業に参加することが報じられています。

同社は今後5ヶ月間で総額5億ドル(約750億円)をマイニング事業に投資予定とされており、ウルグアイ、パラグアイ、エルサルバドルにおいて、それぞれ40メガワットから70メガワットの容量を持つマイニング施設の建設をすでに進めているとしています。

2024年春頃実施が予想されるビットコイン半減期では、ビットコインの新規発行量が半分となることからマイニング事業者に大きな影響を与えることが予想されており、マイニング事業者の中には、収益の多角化/安定化を図るため法定通貨での収入確保を模索する企業も出てきています。

ビットコインの価格が上昇を続けるなか、引き続き同領域の動向に注目が向けられます。

記事ソース:Riot Platforms

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