約4億円分のビットコインを採掘|マイニング企業Hut 8が最新レポートを公開
Crypto Times 編集部
ビットコインのマイニング事業等を行うナスダック上場企業Hut 8 Miningが8月のレポートを公開し、先月分として103 BTC(約4億円)をマイニングしたことを明かしました。
Our August 2023 Production and Operations Update is out 📅
Production Update Highlights:
🏛️ 9255 BTC in reserve
⛏️ 103 BTC mined
✅ 2253 hashboards repaired at Drumheller site
⚙️ 39.6 BTC/EH
Read the full release here: https://t.co/tjpa8Hkl2e— Hut 8 (@Hut8Mining) September 12, 2023
同社は準備金として約363億円分となる9255枚のビットコインを保有。Hut 8のCEO、Jaime Leverton氏は同社が保有するビットコインに関して「貸借対照表上の9,255 BTCは、Hut 8と株主に戦略的かつ差別化された優位性をもたらし、中間点を迎えるにあたり、我々は自信を持っている」とコメントしています。
先月発表された同社の2023年第2四半期の報告書によると、Q2の売上高は前年比から2,460万カナダドル(以下:CAD)の減少となる1,920万CADに。同四半期のビットコインのマイニング総量は399 BTCとなり、これは昨年同時期の-58%の数量となっています。
同社は、ビットコインの採掘量の減少の理由として、採掘難易度の上昇や施設の継続的な電気問題を挙げています。
Hut 8は現在、米仮想通貨マイニング・HPC(ハイパフォーマンスコンピューティング)インフラ企業「US Bitcoin Corp(USBTC)」との合併を進めており、事業の幅を拡大することで仮想通貨だけでなく法定通貨での収入源の確保を図っています。
法定通貨へのシフトを行いつつある同社はビットコインの将来に関しては依然としてポジティブな姿勢を貫いており、先日、インタビューに登場した同企業副社長スー・エニス氏は「機関投資家の参入があればビットコインの価格が10万ドル(約1,460万円)に達する可能性があり、これは現実的な予想である」とのコメントを行い、半減期に備えてフィアット通貨を収益の中心にするようにしているものの、バランスシートにおける仮想通貨については依然として強気であると自社の見解を示しています。
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記事ソース:PR Newswire(1)、(2)