【地方創生】株式会社paramitaによる「SINRA」プロジェクトとは?
Crypto Troll
現在、DAOやNFTといったブロックチェーンを活用するプロジェクトが、Web3分野に対する関心の高まりとともに、徐々に増えています。
Crypto Timesでは「地方創生」をテーマとして、そうした自治体や企業主導のWeb3プロジェクトを紹介していきます。
今回の記事では、株式会社paramitaが実施する「SINRA」プロジェクトについて紹介していきます。
目次
株式会社paramitaとは
株式会社paramitaは、社会実装集団であり、NFTを活用した様々な取り組みを行っています。中でも主要な取り組みとして、「SINRA(シンラ)」が知られています。
SINRAは「地球上の自然が再生し続ける状態」と「地域経済が持続可能に運営される世界」の両立を目指すRegenerative NFTプロジェクトです。
SINRAは2023年から各自治体や企業とコラボしながら、積極的なプロジェクト展開を見せており、多様な形で環境問題に対処しています。
これまでに実施された「SINRA」プロジェクト
三重県尾鷲市とコラボした「Regenerative NFT」
SINRA第一弾としてスタートしたのが、提携パートナーである三重県尾鷲市の森林保全を目的としたJクレジットの創出に寄与する「Regenerative NFT」の販売です。
尾鷲市は、脱炭素と教育を基盤とする「22世紀に向けたサステナブルシティ」の実現を目指し、2022年3月1日に「尾鷲市ゼロカーボンシティ宣言」を行いました。同市は尾鷲ヒノキで広く知られているものの、最近では人工林が適切に管理されないといった課題がありました。
そこで、SINRAのRegenerative NFTの購入を通じて、自然資源が生み出す潜在的なカーボンクレジットを可視化するための支援が行われています。
小田急電鉄とコラボした「エシカル旅プラン」
SINRAは、小田急電鉄とコラボし、CO2フリーで箱根旅行ができ、箱根町の環境に貢献できる「エシカル旅プラン」を販売しました。
エシカル旅プランは小田急トラベルが販売する箱根ベストパックの一つで、通常の旅行商品代金に加えてエシカル旅行代金を支払うことで、箱根での交通や宿泊や食事に伴い発生するCO2をオフセットして、環境に優しい旅を実現するプランです。
エシカル旅プランの購入者には、地球環境や箱根の自然へのポジティブなアクションを証明するものとして、デジタルアートのNFTを活用した「エシカルパスポート」が発行されます。
まとめ
今回の「地方創生」記事では、株式会社paramitaによる「SINRA」を紹介しました。
現在、NFTの活用事例としては自治体のものが有名であり、「デジタル住民票NFT」や「ふるさと納税」といった形で実現され始めています。しかしながら、自然環境への取り組みにもNFTは活用され始めています。
株式会社paramitaによる「SINRA」プロジェクトは、NFT環境プロジェクトの先端をいくものであり、環境問題が取り沙汰される中、その動向に多くの注目が集まっています。
paramita公式サイト:https://paramita.co.jp/
SINRA公式サイト:https://sinra.app/jp