「ビットコインETF承認」の誤情報投稿のSEC、2段階認証未設定か

「ビットコインETF承認」の誤情報投稿のSEC、2段階認証未設定か

引用元: Grey82 / Shutterstock.com

ct analysis

本日朝6時頃、米国証券取引委員会(SEC)のXアカウントから「ビットコインETFの上場を承認した」とする内容がポストされました。その後、SECは上記投稿を削除しXアカウントが不正アクセスを受け、誤った情報がポストされたことを明かしています。

SECは、現物型ビットコインETFの上場と取引の承認は行なっていないと説明。本日1月10日は、ARK Investと21 Sharesが共同で手がける現物型ビットコインETFの承認最終期限として設定されていたため、計画的な犯行であったことが窺えます。

Xは、今回の不正アクセスはXのシステムへの侵入ではなく、犯人がSECのアカウントに関連する電話番号の管理権を取得したことが原因であると指摘。また、SECのアカウントでは、セキュリティの強化が可能な2段階認証が有効になっていなかったことを明かしています。

SECの上記投稿の同時刻頃、ビットコインの価格は5分間のうちに1,000ドル以上の価格上昇を見せ48,000ドルに迫った後に44,760付近まで下落。現在は、46,100ドル台を推移しています。

coinglassのデータによると、大きな価格変動を見せた上記時間帯にてビットコインのOI(未決済建玉)は1時間で5.4億ドル(約782億円)減少し185.6億ドルに。記事執筆時現在は、188.4億ドルとなっており約1.5%の増加を見せています。

記事ソース:coinglass

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