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米SEC、現物型イーサリアムETFを承認|実用性に期待集まる

米SEC、現物型イーサリアムETFを承認|実用性に期待集まる

米証券取引委員会(SEC)は、複数の資産運用会社が申請していた現物型イーサリアムETFのS-1登録書を承認しました。これにより、米国で初めて現物型イーサリアムETFが証券取引所に上場することになります。

今回承認されたのは、21Shares、Bitwise、BlackRock (iShares)、Fidelity、Franklin Templeton、VanEck、Invesco Galaxyらが手がけるETFです。これらのETFは、日本時間7月23日の夜から取引が開始される見込みです。

また、大手資産運用会社Grayscale(グレースケール)社が申請中の2つのイーサリアムETF「Grayscale Ethereum Trust ($ETHE) 」「Grayscale Ethereum Mini Trust ($ETH) 」についても、同日に取引が開始されるとしています。

ETFの手数料に関して、「Grayscale Ethereum Trust」を除く8つのETFの手数料は0.15%~0.25%に設定されており、その多くがローンチ当初は手数料を0%とするキャンペーンを実施予定です。手数料最安値となるのはグレースケール社が手がけるスピンオフETF商品である「Grayscale Ethereum Mini Trust」の0.15%となっています。

Blackrock社米ETF担当責任者のJay Jacobs氏は「ビットコインの主な魅力はその希少性にあると考える人が多い一方で、イーサリアムの魅力はその実用性にあると考える人も多い」と指摘。イーサリアムは高度にプログラム可能なブロックチェーンであり、多様な資産やユースケースにインフラを提供するアプリケーションのためのグローバルプラットフォームであるとコメントしました。

現物型イーサリアムETFの需要に関して、業界関係者の間では様々な見解が示されており、ビットコインETFの10%~30%の規模になるとの声も上がっています。

記事ソース:The Block

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