Sui財団、1.5億円分の助成金受賞者を発表

Sui財団、1.5億円分の助成金受賞者を発表

Sui財団が106万ドル(現在約1.5億円)分の助成金を受け取るプロジェクトを発表しました。

助成金を受け取ったのは15個のプロジェクト。ゲームやDeFi、コマースなど様々な分野のプロジェクトがピックアップされています。

  1. Beamable
    →オンラインゲームとバーチャルワールドを数分で作成できるオープンで拡張可能なゲームサーバープラットフォーム
  2. Coda Network
    →アーティストとファンが直接的で有意義な方法で関与するためのツールのスイート
  3. DegenHive
    →メタバースをテーマにしたDEXで、ダイナミックNFTを使用して独自のユーザープロファイルに基づくガバナンスモデルを推進
  4. Raffle.io by DeSuiLabs
    →スキルベースの「Spot the Ball」ゲームでゲーム、現金、そして賞を勝ち取ることができる。全てのアクションと結果はチェーン上でハッシュ化される
  5. Fuzzing Labs
    →Sui Moveスマートコントラクトのファザーのテスティングツールを構築。Sui Moveスマートコントラクトの脆弱性やバグを発見するのに役立つ
  6. Iguazu
    →Perpetual Futures 取引が可能なプラットフォーム
  7. Obelisk Engine
    →Moveアプリを構築する複雑さを圧縮するフレームワーク。フルチェーンゲームや自律型ワールドを迅速に構築できる
  8. Quidli
    →Web2アプリとWeb3アセットを接続するマイクロオンランプ。協力のワークフローにクリプトの報酬を組み込める
  9. Rage Effect by Goldon Studios
    →PC/モバイル向けのF2PのAAAタクティカルシューティングゲーム。Play-and-Earnシステムを導入
  10. Remedi Finance
    →どのようなビルダーでもコアエンジンを使用してDeFIで現実世界の担保を使用し、新しい持続可能な現実世界の収益を生み出すことができる新しいマーケットプレイスモデルを構築
  11. Smart POS by Esol Labs
    →加盟店のERPシステムとのシームレスな接続を提供し、複数の機能を1つのデバイスに統合するオールインワンの決済ソリューションあ
  12. Suiet Wallet
    →生体認証によるシームレスなセキュリティ機能と、創造性を育むNFT&dAppギャラリーを提供するサードパーティーウォレット
  13. Suinvest
    →Suiの柔軟性を活用したモバイル投資アプリ。Face-ID署名を通じてアカウントとキーを安全に管理
  14. Token Distribution Protocol by Kuna Labs
    →トークンの分配方法を実装する高度に組み合わせ可能で柔軟なスマートコントラクトのセット
  15. VMeta3
    →人間が可視化可能なWeb3シーンを特徴とするメタバース。Web3プロトコル、Defi、コミュニティ、NFTとのインタラクションの場所。

Meta(旧Facebook社)が手がけていたDiemの元メンバーが中心となって開発が進められていることでも知られるSuiは、今月始めに今年5月のローンチ以来最高となるTVL(Total Lock Valued)を記録しました。

a16zなどから数十億円にのぼる多額の資金調達を実施しているSuiでは、エコシステムのさらなる拡大に向け助成金の配布が積極的に行われており、先日も17のプロジェクトに総額約1.57億円を配布することが発表されています。

レイヤー1として独自のプログラミング言語Moveを採用するなどの特徴を持つSui。

DeFi Llamaのデータによると、現在のTVLランキングトップ10位にはArbitrumやPolygon、Optimism、Baseなどのレイヤー2ブロックチェーンプロジェクトが多くランクインする中、SuiはTVLベースで27位となっています。

Sui上に構築され、現在同チェーン上で第1位のTVLを誇るDEX(分散型取引所)のCetus Protocolが先日公開したレポートによると、同プロトコルの累積取引高は5億2000万ドルを記録。今年Q3の1日の平均取引高は約202万ドルになったとしています。

日別のトレーディングボリュームのグラフ|画像引用元:Cetus

また、ユーザー数も過去2ヶ月で32万人以上増加し、レポート公開時点のユニークウォレットユーザー数は86万人を超えているとしています。同プロトコルは、成長の理由として、Suiエコシステム内に様々なDeFiプロトコルが登場し新たな取引需要が発生したと予想しています。

コインベースが牽引するレイヤー2Baseの登場、急成長などによりレイヤー2に注目が集まりがちな昨今。Suiを含むレイヤー1のブロックチェーンの動向にも今後注目が集まります。

記事ソース:Sui財団Cetus Protocol(Medium)

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