トランプ・メディア、64億ドルでCRO財務戦略を推進｜SNSへの統合も

トランプ・メディア・グループは、暗号資産クロノス（CRO）の取得と保有を目的とする新会社を設立することで合意したと発表しました。

この計画はナスダック上場のヨークビル・アクイジション社およびクリプト・ドットコム社との提携を通じて行われ、新会社の資本規模は約64億2000万ドルに上ります。

新会社は発表時点でCROの市場総額の約19%にあたる約10億ドル相当のCROを保有します。さらにパートナー企業から約4億2000万ドルの現金などが拠出されるほか、将来の追加購入のために50億ドルの与信枠が設定されています。同社は保有するCROをステーキングして収益を生み出し事業成長を加速させる計画です。

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新会社は「MCGA」の証券コードでナスダックへの上場を目指します。トランプ・メディア、ヨークビル、クリプト・ドットコムの創設パートナーは保有する株式に対して1年間のロックアップ期間を設けることに合意しています。この発表を受け、CROの価格は一時20%以上急騰しました。

この提携は両社の既存の関係をさらに強化するものです。トランプ・メディアが運営するSNS「Truth Social」は、CROをネイティブトークンとして採用する見込みです。これに先立ちトランプ・メディアは1億500万ドル相当のCROを別途購入し、クリプト・ドットコムはトランプ・メディアの株式を5000万ドル分取得しています。

トランプ・メディアのデビン・ヌネスCEOは今回の合意が「暗号資産に対して強気である」ことの証明だと述べました。また、あらゆる企業がデジタル資産の保有によって将来に備えることが戦略的に重要になっているとの見解を示しました。