UniswapとAcross Protocol、新トークン規格ERC-7683を提案
Crypto Troll
引用元: photo_gonzo / Shutterstock.com
Uniswap LabsとAcross Protocolが共同で、新たなイーサリアムトークン規格ERC-7683を提案しました。
If we want cross-chain interoperability, we need to reduce L2 fragmentation
That’s why we teamed up with @AcrossProtocol to develop ERC-7683
The first standard for cross-chain intents ✨
— Uniswap Labs 🦄 (@Uniswap) August 28, 2024
この新規格は、分散型金融エコシステムにおける流動性の断片化の課題に対処することを目的としています。
インテントベースのシステムとなっており、ユーザーは知識を必要とせずに、望む結果に基づいて自動化されたブロックチェーン操作を実行できるとのことです。
ERC-7683の詳細
ERC-7683は、共通のクロスチェーン・インテント・フローを中心に設計されており、柔軟性を有しています。Uniswap Labsは、UniswapXのクロスチェーンバージョンでこの規格を実装する予定ですが、ERC-7683は分散型アプリケーションであれば誰でも実装可能とのことです。
この規格により、価格決定方法、履行制約、決済手順などの様々な側面をカスタマイズできます。提案は現在、CAKEワーキンググループに提出され、議論とレビューが行われています。
インテントベースのシステムは、エンドユーザーのクロスチェーン操作を簡素化するための主要なソリューションとして登場しましたが、十分な流動性へのアクセスとチェーン間でのアクティブなフィラーネットワークの維持という課題に直面しています。
イーサリアムのレイヤー2ブロックチェーンは、業界が長年悩まされてきたスケーラビリティ問題に対処していますが、異なる小さなエコシステムに資金が分散してしまう流動性の断片化という課題が指摘されてきました。
このような流動性の断片化問題に対処することで、共有流動性、ガス効率、ブリッジレスブリッジング、シームレスなアプリアップグレード、L2のブートストラップと開発の容易化といったメリットをもたらすことが期待されています。
情報ソース:ERC-7683