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米仮想通貨規制、専門家が提言 – ステーブルコイン法案を最優先課題に

米仮想通貨規制、専門家が提言 – ステーブルコイン法案を最優先課題に

Polygon Labsの最高法務・政策責任者を務めるレベッカ・レティグ氏は最新のインタビューで米国における仮想通貨規制の進展を語り、特にステーブルコイン法案の成立が最優先課題であると強調しました。

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レティグ氏は証券取引委員会(SEC)のアプローチについて、ユーザーや消費者を保護するという本来の目的を果たせていないと批判しています。

現在のSECの姿勢は仮想通貨分野におけるイノベーションを阻害する可能性があると同氏は指摘し、アプローチの見直しを求めました。

実際、SECは仮想通貨の規制強化を進めておりCrypto.comに対しても法的措置を予告するウェルズ・ノーティスを送付しています。これに対しCrypto.comはSECを相手取って訴訟を起こし、SECの権限を超えた規制行為であると主張しています。

レティグ氏は、仮想通貨規制の優先事項としてステーブルコイン法案の成立を挙げています。民間のステーブルコイン発行企業に対する明確な道筋を示すため、ステーブルコイン法案の成立を最優先課題と同氏は位置付けています。

米下院では、米商品先物取引委員会 (CFTC) に米国における仮想通貨の監督権限の一部を明確化し付与する法案「FIT 21」が可決されており、今後の進展が期待されています。

業界の急速な変化に伴い、他国の仮想通貨規制も注目を集めています。特に欧州連合(EU)のMiCA(Markets in Crypto-Assets)規制の導入が、米国の規制に影響を与える可能性があるという見方もあり、今後も各国の動向に注目が集まります。

記事ソース:Bloomberg

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