コインベース、欧州でのMiCA準拠に伴いUSDTなど主要ステーブルコインを上場廃止へ
Crypto Troll
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コインベースは、年末までに欧州経済領域(EEA)におけるプラットフォームからMiCA非準拠のステーブルコインをすべて上場廃止にする計画を発表しました。この措置は、欧州連合(EU)の新しい「Markets in Crypto-Assets(MiCA)」規制への準拠を目的としています。
MiCAは、ユーザー保護と革新促進を両立させるデジタル資産の規制枠組みを構築するものであり、ステーブルコインに関するガイドラインは6月に施行されました。さらに、12月31日には暗号資産サービスプロバイダー(CASP)に対する広範な規制が開始されます。
この規制により、ステーブルコイン発行者は少なくとも1つのEU加盟国で電子マネー認可を取得する必要があります。
CoinbaseはすでにCircleが発行するUSD Coin(USDC)やユーロに連動するEURCなど、MiCA準拠のステーブルコインをサポートしており、今後数カ月でこれらの承認されたステーブルコインへのコンバージョンオプションを提供する予定です。また、同社はアイルランドをMiCA準拠の拠点として指定しEU全域での運営を進めています。
📢 We’re making some changes to accord with MiCA regulation coming into force on June 30th.
EURT will be delisted, and EMTs will have limited availability to European customers. Our commitment to compliance and security stays strong. Learn more: https://t.co/S4xSlgL0fO
— Bitstamp (@Bitstamp) June 26, 2024
同様の動きは他の取引所でも見られ、例えばBitstampは6月にテザーのユーロ連動型ステーブルコインEURTをMiCA要件を満たさないとして上場廃止にしました。また、バイナンスも欧州でのサービスを制限し承認されていないステーブルコインの購入や送金、および新規借入オプションの制限するといった措置を講じています。
情報ソース:CrypotSlate