米ビットコインETF、5日間で約2870億円が流入|勢い加速か
Crypto Times 編集部
米国で提供されている現物型ビットコインETF(上場投資信託)への資金流入が6月に入って勢いを増しています。
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最新データによると、6月の市場公開日5日間で11社のビットコインETFに合計で*18億2850万ドル(約2870億円)の資金が流入しました。*Farside Investors参照
HODL15Capitalのデータによると、現在、米国の現物型ETFの準備金として保有されるビットコインは合計で8万8397.8BTC(約9兆6700億円)に達しています。
Global Bitcoin ETFs as of 6/7/2024 👇 pic.twitter.com/ll66xxDe4k
— HODL15Capital 🇺🇸 (@HODL15Capital) June 9, 2024
トップとの差、拡大が続く
今年1月に米証券取引委員会(SEC)によって現物型ビットコインETFが承認されてから当面の間、グレースケールの提供する$GBTCが最大の規模を誇っていました。これは元々、同社がビットコイン投資信託としてGBTCを提供しておりその後ETFへと転換したためです。
しかし、先日、金融大手のブラックロックが手掛ける$IBITが首位の座を奪取。現在、その差は開き始めておりIBITとGBTCの資産運用残高(AUM)の差は、現在*7億4000万ドル(約1162億円)まで拡大しています。*The Block参照
$GBTCは手数料が他の製品と比較し高額であることなどを理由に資金流出が続いており、6月に入っても定期的にアウトフローが発生している状況です。引き続き同市場の動向に注目が集まります。
記事ソース:Farside Investors、HODL15Capital、The Block