Ethereumを拡張し世界のペイメントインフラとするプロジェクトINTMAX、戦略ラウンドを完了
Crypto Times 編集部
Ethereum Layer2プロジェクト「INTMAX zkRollup」と、生体認証やMPC、FHEなどの最新の暗号技術を搭載したウォレット「INTMAX Wallet」を手がけるRyodan Systems AG(本社:スイス、代表取締役:日置玲於奈、以下:当社)は、戦略ラウンドを完了したことをお知らせいたします。
INTMAXのステートレスなzkRollupは、通常のRollupでは今まで両立が不可能とされていた、ほぼゼロに近いガスコストとデータ主権の両立が可能な仕様を併せ持っています。
また、先日リリースされたウォレットは 生体認証やMPC、FHEによってセキュリティが強化され、また、様々なデバイスやブラウザからインスタントに利用できるよう設計されています。Emailアドレスさえあれば、ユーザーはアプリや拡張機能をダウンロードする必要がなく、シードフレーズを覚える手間もなしに、簡単で安全な暗号通貨の利用を体験できます。ローンチからわずか3週間で、世界中から1日1000件を超える登録数を記録しています。
私達は、今回ストラテジックラウンドに参画いただいた投資家の皆様との連携を通じ、ゼロに近い手数料を実現するLayer2ソリューションと、最先端の暗号技術により安全性と利便性を両立したウォレットを用いてEthereumの世界的なインフラ化を目指します。
【zkRollupとは】
INTMAXのステートレスzkRollupプロトコールは、これまでの暗号資産取引における高額な手数料や遅延、インターオペラビリティの課題、プライバシーの保護や中央集権の問題を、革新的なアプローチで解消するソリューションとして注目されています。
【生体認証とは】
生体認証とは指紋や顔などのデータを使って認証を行うことであり、ユーザーの使い勝手を非常によくすることができます。多くのデバイスにはこういった認証がついており、これをどう最大限活用するかは暗号通貨業界の課題でした。
【MPCとは】
Multi Party Computationの略称であり、暗号技術を用いて複数の計算機からセキュリティ上のトラストなしに一つの出力を得ます。近年の「完全準同型暗号」と呼ばれる技術の高速化により実用化され、このWalletless Walletではアプリのインストール等なしにセットアップができる仕組みに応用されています。
- ・投資家について
今回のストラテジックラウンドでは、KX、GMO AI & Web3株式会社、LD capital、 Kepple Africa Venturesにご参画いただいております。
LD Capital
2016年以降、インフラ、DeFi、GameFi、AI、およびイーサリアムエコシステムを含むさまざまなセクターにわたる250以上の投資ポートフォリオを築き上げ、破壊的な革新を持つプロジェクトへの投資を中心にしており、主要な投資家としての役割を積極的に担い、これらのプロジェクトに対して総合的なアフターサービスを提供。自社の資金からの直接投資と分散ファンドモデルを組み合わせ、投資の全段階をカバーしているベンチャーキャピタルです。
GMO AI & Web3
GMOインターネットグループのAI・Web3ベンチャー支援に特化したハンズオン型CVCです。 GMOインターネットグループが培ってきたAI・Web3テクノロジーとプロダクトを新進気鋭のAI・Web3ベンチャーにご提供することで、次世代のインターネットと社会の発展に貢献することを目的としております。
KX
KXは東南アジアに拠点を置くWeb3、AI、Deep Techに特化したグローバルなベンチャービルダーおよび投資ファンドです。Web3、AI、DeepTech、そして金融イノベーションの恩恵を多くの人々に届けるため、様々なベンチャーやファンドへの投資と共同開発を行っています。また、KXは東南アジア市場での成功を目指すポートフォリオ企業やパートナーに、戦略的なアクセスと拡大のサポートを提供しています。
Kepple Africa Ventures
2018年10月設立。Kepple Africa Venturesは、ケニアとナイジェリアに根を張り、「アフリカに新しい産業を創る」ことをミッションに、スタートアップ投資をするベンチャーキャピタルです。現在11ヶ国130社以上への投資を完了しており、イノベーションによって新しい産業が続々と生まれているアフリカにおいて、現地スタートアップの成長をサポートし、日本企業と協業する仕組みを作り出しています。それらの活動を通じて、新しい産業を創るためのプラットフォームの機能を拡大し、グローバルに展開していくことを目指します。
前回のシードラウンドでは、株式会社セレス、 HashKey Capital、Alchemy Ventures、 B Dash Ventures、MZ Web3 Fund、Bitscale Capital、Antalpha Ventures(一部抜粋、順不同)等、黎明期よりブロックチェーンを支えるVCから日本国内のVCまで、幅広いVCの方々にご参画頂きました。
投資家(一部抜粋)からのコメント
LD Capital様のコメント
LD Capitalは、ブロックチェーンの拡張性におけるIntmaxの革新的な手法に注目し、投資を決断いたしました。Intmaxプロトコルが採用しているユニークなzkRollupは、計算の負担をクライアント側に転嫁し、ブロック生成の負荷を軽減しつつも高い拡張性を保持しています。LD Capitalとして、Intmaxを効率的かつ分散的なブロックチェーン解決策の先駆けとして期待しています。
GMO AI & Web3様のコメント
プロジェクトINTMAXが提供するINTMAX Walletのような誰もが簡単に使える安全性の高いウォレットは、Web3のマスアダプションに必要不可欠なものと考えております。 また、GMOインターネットグループの提供するインフラ・決済・セキュリティ事業等との親和性も高く、今後、様々な分野で事業連携ができればと存じております。 プロジェクトINTMAXの技術が、世界のペイメントインフラとなられる未来を期待しております!
KX ベンチャーディレクターPaul Thanaarmates Arriyavat様のコメント
KXとして、Project INTMAXの戦略的な資金調達に参加できることを大変うれしく思っています。Ryodan Systemsの展望は私たちの投資方針と深く共鳴しており、Ethereumのグローバルインフラを次のステージへと導く彼らの可能性に確信を持っています。極めて低い手数料と高度なセキュリティが業界の新基準となるでしょう。この挑戦の中心にいられることを楽しみにしています。
Kepple Africa Ventures General Partner 品田諭志 様のコメント
高い技術力に裏打ちされ、圧倒的に低コストの送金を可能にするIntmaxのサービスは、海外送金のニーズが高いアフリカに強く求められているソリューションです。創業者の二人がウォレットのローンチ前からナイジェリアに数か月滞在し、市場と顧客に対する強いコミットメントと、ガス代をいかに安くできるかという問いに一貫して取り組んできた姿勢に感銘を受けて、私たちも投資家としてIntmaxの取り組みに参画できる事を嬉しく思います。Kepple Africa Venturesが現地に根ざして構築してきたネットワークと知見を全て提供することで、Intmaxと共に、世界の送金/決済インフラがアフリカから生まれる事を証明していきたいと思います。
- ・Ryodan Systems AG 代表取締役 日置玲於奈 コメント
ウォレットローンチを実現し、プロトコルローンチへの具体的な道筋が立った今、各国よりとても強力な方々にご参画いただけました事を大変心強く感じています。 現在のEthereum Layer1は、1日で10万人程度しか利用できないという数の限度、ガス代の高騰が原因で利用層が偏ってしまうという課題があります。私達はこの課題を解決し”すべての人に財産権を与える事”がブロックチェーンの本来のあるべき姿であると考えています。今後INTMAXは、ペイメントに特化し、ゼロに近いガスコストと1日で10億人が利用しても問題ないスケールが提供可能なLayer2と、安全性と利便性を両立したウォレットを通じて、すべての人に財産権を与える事を目標に精進して参ります。
- ・Shodipo Ayomideがアフリカ地域アドバイザーとして参画
INTMAXは決済に特化したプロジェクトとして、特に、仮想通貨決済市場が急成長しているナイジェリアにおいて、その分野における戦略的な取り組みを展開しています。このため、以前Polygonでのグローバル開発推進者としてその実績を持つShodipo Ayomide氏が地域アドバイザーとして参画することとなりました。この参画について、Ayomide氏は以下のようにコメントしています。 「ブロックチェーンの分散型の特性は、国境を越えた送金の課題を解消しますが、アフリカのような地域にとって、その手数料はまだ高額です。しかし、INTMAXはそのzkRollupで、低コストでの多数の取引とユーザーのプライバシー保護を実現し、この問題に取り組むことを目指しています。決済に特化し、毎日10億ユーザーの取り扱い能力を持つINTMAXは、暗号通貨を活用して世界の送金問題を解決し、アフリカだけでなく全世界に、新しい価値をもたらそうとしています。これは、まさに革命的な動きだと確信しています。」
- ・INTMAXの今後のロードマップ
・2023年Q4 INTMAX Wallet:生体認証を持たない端末にも対応
INTMAX Wallet:他のL2を追加
INTMAX Wallet:リンク送金導入
・2024年Q1 INTMAX mainnet始動
- ・Ryodan Systems AGについて
Ethereum Layer2プロジェクト「INTMAX zkRollup」と、多数のEthereum Layer2に対応した「INTMAX wallet」を開発するスイスに拠点を置く企業ですINTMAX zkRollup」のアンストッパブルでステートレスなzkRollupは通常のRollupにはない、ほぼゼロに近いガスコストとデータ主権の両立が可能な仕様を併せ持っています。「INTMAX wallet」は、生体認証とMPC、FHEの最新の暗号技術を搭載し、今までにないシームレスな体験を提供します。2022年にEthereum Foundationからのグラントも取得しており、2023年にはCrypto Valleyで最もパフォーマンスの高いブロックチェーン・プロジェクトTOP50に選出されました。
INTMAX Website:https://intmax.io/
Discord: https://discord.gg/aPb3DE6K
Twitter:https://twitter.com/intmaxIO
Medium:https://medium.com/@intmax
LinkedIn: https://www.linkedin.com/company/intmax/
Github:https://github.com/InternetMaximalism
INTMAX Walletless Wallet:https://wallet.intmax.io/
※INTMAX Walletless Walletへアクセスする際は必ずURLをコピーをし直接ブラウザにペーストしてください
【メディアに関するお問い合わせはこちら】
BD: マイ理絵 | [email protected]
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