海外での相場操縦の噂に関しての概要と見解
Shota
こんにちは!Shota(@shot4crypto)です。
日本時間で昨晩、Steemitにて界隈が騒然とする投稿がありました。
その投稿には有名なグループの管理者やインフルエンサーが、相場の操縦をTelegramのグループで画策している内容が示されていました。
この件に関しての真偽は今のところまだ確実ではないですが、今回の噂の概要や見解をまとめてみます。
仮想通貨$XHVが相場操縦のスキームに利用された可能性
DiscordのチャットグループであるBitcoin Bravadoでは、価格を釣り上げて売り抜くといったPump and Dumpと呼ばれる計画を企てていた可能性をほのめかす内容が明らかになりました。
Steemitでは、グループがHavenコイン($XHV)と呼ばれるトークンを利用した相場操縦を画策していたと思われる内容の一部始終が公開されています。
会話の中で『Manipulation(操作・操縦)』などの言葉が出ると、これは操作ではなく『Market Making(マーケットメイク)』であるとして笑いを取るような場面もありました。
この中にはソーシャルメディアで有名な海外の仮想通貨インフルエンサーも確認されていたようですが、実際にこれらの人物が相場の操縦を行っていたのかどうかはわかりません。
操縦のターゲットにされやすいトークン
相場の操縦は実際には確認できていないのですが、今回の件で会話の中で彼らが目をつけていたトークンの特徴に関してまとめてみます。
- 時価総額が低い
彼らのグループで交わされていた会話によれば、マーケットメイクを行うトークンの時価総額の25%程度の買い占めを行うようです。
具体的な数字もTelegramには言及されていましたが、こういったスキームを考えているグループが複数存在すると考えると、数字に重要性はないように感じます。しかし、一部が多くを所有する状況は単純に危険です。 - チャートの形が綺麗
第二にチャートの形は個人投資家たちの買いの判断材料となります。
形が悪いものでは仕込んでもPumpが明確になってしまうためだと思われます。 - 現在の価格が低い
単純に目標ROIの観点からであると思われます。
VIPSなどがいい例かと思いますが、低ければ低いほど値動きに対する倍率やリターンは大きくなります。 - プロジェクト調査
プロジェクトの内容や提携先が有名なものかどうかを確認していました。また上場取引所の名前も挙がっており、この大小にも注目しているようです。
更に、Twitterのフォロワーなどに有名なインフルエンサーがいるかどうかも重要であるようです。
まとめ
今回の件では$XHVがターゲットとなりましたが、発覚したからといってまた違う場所で同様のことが画策されている可能性は十分にあり、同じ手段が通用しなくなるとは限りません。
投資家として、仮想通貨のマイナーアルトコインは常にこういった状況にあることを頭に入れておき、その背景まで分析しておくことでインフルエンサーの発言直後の急激な価格上昇のようなスキームの被害に巻き込まれるリスクを最小限に抑えることができると思います。
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