ロシアのデザインスタジオが開発した仮想通貨マイニングリグが美しいと話題を呼んでいます。「Freer」と名付けられたファッショナブルな装置は、カスタム可能な一般家庭向けマイニングデバイスです。また、ロシアの仮想通貨コミュニティでは仮想通貨収入への課税を引き下げてほしいという声が多く聞かれます。

マイニングリグのデザイン革命

一般的なマイニングリグはお世辞にも最高のデザインであるとは言えません。もちろん、産業レベルでのハードウェアはそのような見た目でも構いません。しかし、一般家庭向けのデバイスも同様に美しいデザインとはかけ離れています。

マイニングリグとは?仮想通貨マイニングを行う際の装置で、マイニング装置一式を意味します。

マイニングデバイスの中にはスケルトンフレームを採用しているものもあり、内部のビデオカードやケーブル、ファンなどが透けて見える仕様のものも存在します。しかし、これらが美しいかと言われると甚だ疑問です。とにかく、どんなケースでもあなたがリビングに置きたいと思える物はこれまで登場してきませんでした。

ロシアのデザインスタジオはこの現状を打破すべく、開発をはじめました。Freerは色の他に、ディスプレイ、ポートなど細部までカスタムが可能となっています。開発を担当したデザイナーらはウェブサイトにて以下のように綴っています。

 「iPhoneよりもファッショナブルだ。これはガジェオタの新たな夢である」

Freerは現時点ではプロトタイプとされており、ユーザーは内部に好きなマイニングハードウェアを設置する事ができるようになっています。Freerを発表したのはロシアの著名なデザイナー兼起業家兼ブロガーのArtemy Lebedev氏が代表を務める「Art Lebedev」です。

彼らは設計面ではなく、デザイン面により多くの時間を費やす事で、美しいマイニングリグを作り出しました。同社はこの製品を最初に購入した顧客の情報などについては公表していませんが、ウェブサイトにはファイナルコンセプトのスケッチが掲載されています。

ロシアでの仮想通貨課税の現状

ファッショナブルなマイニングリグが発表されている一方で、ロシアの仮想通貨コミュニティはモスクワの規制当局の仮想通貨による収入を合法化する決断を期待しています。今年の春にはこの問題に関する3つの草案が提出され、投票が行われました。最終的な決断は国家院によって今秋に下される予定です。

新たな法案は仮想通貨産業の様々な側面を規制するものになると見られており、仮想通貨取引の他、流通、法定通貨との取引などにも触れる内容になる見込みです。

現状ロシア国内では、仮想通貨マイニングによる収益は一般的な収入と同じと定義され、13%の税金が課税されます。これに対してロシアブロックチェーンおよび仮想通貨協会(RACIB)などが案を出しており、議論が進められています。RACIBはマイナーを自営業としてみなす事で税率を3から5%程度まで引き下げる事を提案しています。

Crypto Universeという企業によると、ロシア国内には35万人以上のマイナーが存在し、その多くが税率の高さから非公式にマイニングを行い、違法に出金をしているそうです

その結果ロシア政府は20億ルーブル(約32.7億円)相当の税収を失っているという試算が発表されています。

画像ソース:Art Lebedev

kaz
3%はかなり羨ましい数字ですね