ロシア政府のウェブサイトがマイニング目的でハッキングされる
2018/06/11・
Crypto Times 編集部

ニュース
この記事の3つのポイント!1.ロシア政府のウェブサイトでクリプトジャックが発生した
2.マルウェアは10日間ほど有効で、被害者は数千人規模と見られている
3.クリプトジャックは身近なものになってきており、ユーザー自身も対策を施す必要がある
2.マルウェアは10日間ほど有効で、被害者は数千人規模と見られている
3.クリプトジャックは身近なものになってきており、ユーザー自身も対策を施す必要がある
記事ソース:Coindesk
ロシア政府のハバロフスクのウェブサイトがハッキングされ、利用者のハッシュパワーを使ってマイニングを行なっていたと報じられました。
同国のIT担当官のVyacheslav Kovalenko氏は5月下旬からウェブサイトを訪れた利用者は悪意のある別のページに飛ばされ、意図しないマイニングソフトウェアを起動させられていたといいます。
今回検知されたマルウェアは先週木曜日に取り除かれるまで10日間有効だったと現地メディアのGubernia.comは伝えました。政府はウェブサイトの脆弱性によるリスクを避けるためにポップアップをブロックするように進める声明を発表し、ユーザーに対して自己防衛を呼びかけました。
今回被害にあったウェブサイトは政府の仕事内容や政府主催のイベント情報が掲載されているサイトで毎日600人ほどのユーザーからアクセスがあるといいます。
今回の事件はクリプトジャックが身近な場所でも起こり得るという危険性を再認識する結果となりました。このようなユーザーの意図しないマイニングが行われるという事件は過去数カ月に複数件起こっており、ユーザー自身でも危機管理体制を整えることが求められています。
kaz
一人一人が対策を講じることが大切