サムスンSDSがブロックチェーンを活用した銀行向け個人認証ツール「BankSign」を発表

サムスンSDSがブロックチェーンを活用した銀行向け個人認証ツール「BankSign」を発表
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韓国Samsung(サムスン)傘下でIT事業を手がけるSamsung SDSが、ブロックチェーンを活用した銀行向けの個人認証ツールBankSignを27日に発表しました。

Samsung SDSと韓国銀行連盟との共同で開発されたBankSignは、全銀行間で個人認証を一括で行えるテクノロジーとされています。

顧客が銀行のサービスを利用する際、従来では銀行ごとに登録や認証を行い、さらに毎年更新手続きを行う必要がありました。

しかし、今後BankSignが導入されることで、一つの銀行から認証を受けるだけで他銀行のモバイルバンキングが利用可能になり、認証の有効期間も1年から3年に伸びるとされています。

また、認証手段をパスワードや指紋、パターン方式などと多様化させることで、利便性の向上も図られているもようです。

Samsung SDSの副社長はプレスリリースで以下のように述べました。


BankSignはブロックチェーン技術を銀行サービスに適用した最初の事例です。

当社は今後も、銀行や金融機関を強化するデジタル・トランスフォーメーション事業を拡大していきます。

同社は2015年にブロックチェーン専門の担当部署を設立しており、今年6月には金融業界向けブロックチェーンプラットフォームNexfinanceを発表しています。

記事ソース:Samsung SDS :삼성SDS, 블록체인 기반 은행공동인증서비스 ‘뱅크사인(BankSign)’ 구축

Image Source:shutterstock

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