S&Pダウ・ジョーンズの「暗号通貨インデックス」の詳細が明らかに

S&Pダウ・ジョーンズの「暗号通貨インデックス」の詳細が明らかに
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「S& P500」インデックスで知られる米主要格付機関S&Pグローバルと米国で先物などのオプション取引所を運営するCMEグループのジョイントベンチャーであるS&Pダウ・ジョーンズ・インデックスは、ビットコインとイーサリアムを含むの暗号通貨インデックスの詳細が発表されました。

インデックスの詳細

このインデックスについては2020年12月の発表においてすでに概要が示されており、「新興の暗号通貨市場に透明性をもたらすことを目指す」とし、「最低限の流動性と時価総額を有するオープンな取引所に上場している」という基準を満たすデジタル資産のパフォーマンスを測定するものとしていました。

この発表時点では、暗号通貨インデックスへの組入銘柄のターゲットを上位暗号通貨のうち約550銘柄にするとしていましたが、今回の発表では時価総額で1位と2位にあたるビットコイン、イーサリアムのみとするとしています。

S&P暗号通貨インデックスシリーズは、S&Pビットコイン指数(SPBTC)とS&Pイーサリアム指数(SPETH)で構成され、それぞれビットコインとイーサリアムのパフォーマンスと連動するように設計されており、S&P暗号通貨メガキャップ指数(SPCMC)は、ビットコインおよびイーサリアムのパフォーマンスと連動します。

市場への影響

S&Pのこうした動きは、機関投資家の間でデジタル資産への投資をよりハードルの低いものにするでしょう。

ここ数ヶ月、テスラやMicroStrategyなどがビットコインへの投資を続けており、日本でも東証1部企業ネクソンがビットコインを購入したことを公表しています。

また、米決済大手Visa、Master Card、PaxPalなども暗号通貨企業との提携を進めており、今後も市場の盛り上がりが期待できます。

記事ソース:Decrypt

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