仮想通貨取引で収入を得ていた男性が、南アフリカで誘拐され、拷問を受けた末に650万円相当のビットコインその他100万円超の金銭や物品を剥奪されたことがわかりました。

現地紙で「アンドリュー」と報道された被害者男性は、フェイスブックで出会った男からビットコインに関する講座を行うよう頼まれたといいます。

被害者は先月16日に講座の会場に出向いたところ、何者かに薬物を含ませた布で口を覆われ意識を失い、住所不明の建物内で目覚めるとともに容疑者5名から拷問を受けたといいます。

「ビットコインのパスワードを教えなければ殺す」と脅迫された被害者は650万円相当のBTC、銀行口座から80万円相当、更にラップトップとスマートフォン2台ずつと現金を明け渡したとされています。

被害者はその後目隠しをされた状態で一般道に下ろされ、現在は現地病院で療養中だといいます。

暗号資産トレーダーの中には投資サロンなどを開く人も多いほか、ビットコインなどのパブリックチェーンでは個人の保有額なども容易に閲覧できてしまうため、個人特定に繋がりやすいといえます。また、政府の介入が効かない仮想通貨では、銀行等の第三機関でのチェックや、犯罪グループが得た資産の凍結等も行えないデメリットがあります。

パブリックチェーン上での個人特定を防ぐ技術(zk-SNARKs)も注目を集めていますが、同技術のプライバシーの高さを逆手に取った犯罪資金の運用や洗浄も懸念されており、議論に熱が入っています。

記事ソース: 現地紙報道 (英語)