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2024/10/13英国資産管理会社、イーサリアム、ソラナ、アプトスの保有を推奨
[no_toc] 英ロンドンを拠点にする資産管理会社ETCグループは、投資家に対しイーサリアム(ETH)、ソラナ(SOL)、アプトス(APT)を保有を、10月8日に発表されたレポートで推奨しました。これらのレイヤー1ブロックチェーンが市場での戦略的重要性を持っていると強調しています。 イーサリアムの課題 [caption id="attachment_123262" align="alignleft" width="1024"] 各主要銘柄のパフォーマンス比較|ETCグループ[/caption] イーサリアムは、2023年第3四半期で苦戦しており、その主な要因として「Dencun」アップデートによるガス料金の大幅な引き下げが挙げられています。このアップデートにより、レイヤー2ネットワークの効果が高まりましたが、イーサリアムメインネットでの取引手数料とネットワーク活動が減少し、ユーザーのセンチメントに悪影響を及ぼしました。 さらに、8月初旬の市場崩壊も、イーサリアムに大きな打撃を与えました。また、スポットイーサリアムETFのパフォーマンスも低迷しており、ETFの流れもネガティブな影響を与えています。これまでに、スポットイーサリアムETFは合計で5億4600万ドルのマイナスフローを記録しています。 それにもかかわらず、イーサリアムは年初来のパフォーマンスでは依然として堅調で、ソラナの128、アプトスの78に対して101のパフォーマンス指数を維持しています。 その他レイヤー1への期待と課題 レポートによれば、ソラナはユーザーと開発者を引き付ける持続可能な能力を示しており、第3四半期には10億ドルのブリッジネットフローによる成長を記録しました。この成長から、ソラナは今後も魅力的な資産であり続けるとされるものの、アプトスが勢いを増すことで、ソラナの成長予測には多少の抑制がかかる可能性があるとも指摘されています。 アプトスは相対的に市場シェアが小さいものの、ブロックチェーンゲーム分野で成功を収め、効率的かつ低コストで高い取引量を処理できる能力を示しています。ただし、新しいMoveプログラミング言語の採用が開発者の間で進んでいない点は、アプトスが直面する課題の一つです。 情報ソース:ETCグループ

Web3ゲーム
2024/10/10ゲームで稼げるWeb3プロジェクト「CARV」とは|革新的なIDソリューションを提供
現在、暗号資産の市況が改善していくにつれて、Web3ゲームに対する注目が増しています。 スペースオペラWeb3ゲーム「Space Nation」はソフトローンチを発表し、世界最大のMMORPG「EVE ONLINE」を開発するCCP Gamesは、Web3ゲーム「EVE Frontier」を発表しました。 多くのAAAゲームプロジェクトが徐々にローンチへとロードマップを進めていくにつれて、ゲームインフラを提供するプロジェクトにも多くの注目が集まり始めています。 その代表格が、分散型ゲームIDソリューションを提供する「CARV」です。 この記事では、CARVプロジェクトの概要から独自トークン$CARVのエコシステムまでを紹介していきます。 CARVとは? CARVはゲーム・AI向けのモジュール型データレイヤーとして、様々なソリューションを提供するプロジェクトです。 以下では具体的なソリューションや特徴について紹介していきます。 CARV ID:ゲーム領域に特化したIDソリューション CARVは、ゲーム領域に特化したIDソリューション「CARV ID」を提供することで、ID集約とデータ管理を行っています。 CARV IDはERC-7231標準に基づいて構築されています。ERC-7231は、Web2とWeb3のIDを1つのNFTベースのプロフィールに統合する技術です。 CARVはこの他にも、抽象化アカウントソリューションを採用するなど、従来のインターネットユーザーの参入障壁を大幅に下げ、クロスチェーン決済やその他のウォレット操作を容易にしています。 [caption id="attachment_123072" align="aligncenter" width="763"] 従来のIDとCARV IDの違い[/caption] CARV IDによって、ユーザーはプライバシーを保護したオールインワンのIDを所有することが可能となります。 従来IDの問題点に対処 従来のWeb2インターネット環境では、プラットフォームごとにIDが管理される関係上、ユーザーIDは断片化してしまいます。また、中央集権的な環境で管理されるため、ユーザーはデータを自身で管理できません。 こうした状況によって、ユーザーは自分のIDを1か所に集約して管理できず、データの所有権と制御はサーバー管理者によって独占されているため、プライバシーにリスクが生じます。また、ユーザーはデータ交換等で価値を共有出来ません。 CARV IDはこの問題に対応するものであり、Web2およびWeb3プラットフォーム間でデジタルIDを安全かつプライベートに制御、共有、収益化できるようにしています。 .play Name Service .play Name Serviceは、ブロックチェーン上の複雑なアドレスを覚えやすく使いやすいシンプルな名前に置き換えることができるサービスです。 .playは、毎年の更新をする必要もなく、プロフィール欄からゲーム実績や所有権などが表示されるようになっています。 Data-to-Earn CARV独自の取り組みとして、「Data-to-Earn」(D2E)と呼ばれる、ユーザー主導のデータ所有権と収益化を可能にする仕組みがあります。 CARV IDによってユーザーの情報が一元的に管理されますが、その個人データがブランドや開発者によってオプトインされ利用された場合、ユーザーに収益が付与されます。これにより、ユーザーはP2Eゲームによって能動的に報酬を獲得するだけでなく、個人データが使用されることによる受動的な収入も獲得することが可能となります。 この仕組みは高品質なユーザーデータの獲得に活用されるため、ユーザーだけでなく、開発者やブランド側にもメリットをもたらします。 スマホアプリでもサービスを提供 [caption id="attachment_123028" align="aligncenter" width="989"] Google Play[/caption] CARVは、ブラウザだけでなくアプリでもサービスを提供しており、幅広いユーザーに訴求できるようになっています。 合計5000万ドルの大規模な資金調達を実施し、包括的なパートナーシップを締結 We are thrilled to announce we've raised 50M in total funding! CARV is building the most expansive modular data layer for AI and gaming, enabling people to own, control, and monetize their data while empowering businesses with superior data. 🧵 pic.twitter.com/5FGhRDFesq — CARV (@carv_official) July 1, 2024 CARVは、HashKey Capital、Consensys(Metamask開発元)、IOSG Ventures、Tribe Capital、Animoca Brandsといった多くの主要VCやプロジェクトから1500万ドルの資金調達を完了しています。 また、機関投資家だけでなく個人からの注目も極めて高く、3500万ドル相当のノードセールも完了しました。 資金調達に留まらず、CARVは、多くのプロジェクトやプロトコルとパートナーシップを締結しています。 CARVエコシステムを拡大する戦略的イニシアチブの一環として「Carv Labs」が発足しています。Carv LabsはTON上で、クリックゲーム「BANANA」をローンチしています。 TONでの展開だけでなく、Roninと統合しRonin Walletのログインサポートを提供し、分散型クラウドコンピューティングネットワークAethirとの統合によって、ユーザーエンゲージメントを奨励するエアドロップキャンペーンを開始し両方のエコシステム間で相互に報酬を提供するなどしています。 CARVの主要プロダクト CARVは、ID管理ソリューションだけでなくプラットフォームの提供など、多角的な製品展開を行なっています。 CARV Protocol CARV Protocolは、分散型のIDおよびデータレイヤー(IDL)となっており、ユーザー、特にゲーマーが自分のデータを安全かつプライベートに制御、共有、管理、収益化できるようにしています。 以下の5つの主要レイヤーで構成されています。 アイデンティティレイヤー:CARV IDによって、ユーザーが自律的にデジタルIDを管理できるようにしています。 データストレージレイヤー:柔軟でスケーラブルなデータストレージソリューションを提供しています。 コンピュテーション&トレーニングレイヤー:AIモデルのトレーニングやデータ処理などの複雑なタスクをサポートしています。 実行レイヤー:ユーザーとのインタラクションの結果に基づいて報酬を配分し、分散型で公正なシステムを維持します。 検証レイヤー:クロスチェーン通信やデータの整合性など、IDL内のすべてのプロセスが正しく機能していることを検証します。 この5層のモジュラーアプローチを採用することにより、CARV Protocolは、IDLの安全性やプライバシーを保護するだけでなく、スケーラブルで幅広いアプリケーションに適応することを可能にしています。 Carv Play Carvは、独自プラットフォーム「Carv Play」を立ち上げています。Carv Playは、複数のゲームに統一されたインターフェースを提供する仕組みとなっています。 PCゲームを主に利用する多くのユーザーはSteamやEpic Gamesなどを利用していることが多いですが、ユーザーはCarv Play上で、それらアカウントをCARVプロフィールにリンクさせ複数のゲームで実績を表示することが可能です 既に数百のゲームタイトルやキャンペーンが用意されており、ユーザーはゲームイベントやソーシャルアクティビティに参加することで、USDTやゲーム内アイテム、グッズなどの報酬を得ることが可能です。 CARV Portal CARV Portalは、ゲームパートナー向けのツールキットです。CARV Playとの統合管理を効率化する一元化されたプラットフォームを提供しており、ゲームパートナーは自社のゲームをCARVプロトコルとシームレスに統合可能です。 また、データ分析ツールも提供されるため、ゲームパートナーはプレイヤーのエンゲージメントを追跡し、ゲーム機能を最適化することが可能です。また、デジタル資産やプレミアム コンテンツの販売など、収益化の機会を増やすことにも繋がります。 CARV AI Agent 「CARA」と呼ばれるCARV AI Agentは、Telegramのエコシステムを利用して作成したチャットボットです。 CARAは、ユーザーがCARVエコシステムやWeb3の世界を探索するのを支援するために設計されました。「CARV Playで最も人気のある活動は何か?」や、「より多くの報酬を獲得する方法」など、CARVに関する質問に対して、効果的な返答を得ることが可能となっています。 また、特定の暗号資産の価格や時価総額の問い合わせにも対応しており、Web3初心者へのゲートウェイとして活用されています。 $CARVトークンエコシステム この章では、CARVエコシステムの基盤となっている独自トークン$CARVを解説していきます。 多くのユーティリティを有する$CARV|10月10日に取引開始 $CARVには、以下のようなユーテリティが付与されており、CARVエコシステム全体での活用が期待されています。 ガバナンスへの参加 マルチチェーンのガス決済、ゲーム資産の購入といったプレミアム利用 ブートストラップCARVプロトコルへのインセンティブ ステーキングにより1:1の比率で$veCARVに変換 $veCARVは、ガバナンス(投票や委任)や、ネットワーク保護およびノードオペレーターへのインセンティブに使用されます。 10. 10. 2024. 8 AM UTC. It is about time we lead the gaming and AI fronts 🌐 This is the tweet. pic.twitter.com/k53UZU5kLF — CARV (@carv_official) October 7, 2024 また、$CARVは、2024年10月10日からBybit、Bitget、BingX、KuCoin、MEXCといった主要取引所にて取引開始であることが予告されています。 veTokenシステムを導入|$CARV値上がりへの期待 CARVでは、Vote Escrowed Token(veToken)のメカニズムが採用されており、投票権獲得のためには、$CARVをステーキングして$veCARVを獲得しなければなりません。これは、Curveで発生した流動性戦争を彷彿とさせます。 Curveでは、報酬の排出率の優先権を決めるために、veCRVによる投票システムが採用されていました。ユーザーは自身が流動性を提供するプールの排出量を増やすために、veCRVを大量に確保する必要がありました。これによりCRVへの需要が増加し、CRVの価格だけでなく、Curveエコシステム全体が大きな活況を見せました。 Curveと同様のことがCARVでも発生した場合、$CARVの価格上昇だけでなく、CARVプラットフォーム上のゲーム全体の認知度やエンゲージメントへの高まりといったエコシステム全体の活況に繋がることが期待されます。 「Infinite Playキャンペーン」による新たな収益機会を実現 CARVでは、毎月「Infinite Playキャンペーン」が開かれており、ユーザーはこれに参加し$SOULを預けることで収益化の機会を増やすことが可能です。($SOULは、$CARVが登場する前のゲーム内報酬。$CARVと一定の比率での変換が予定) ユーザーが、$SOULをステーキングすると、追加の利回りが発生し、投票チケットを受け取ることができます。その後、獲得したチケットを使用して好みのゲームに投票することで賞金プールの割り当てが変化します。 キャンペーン終了時の報酬は投票とユーザーのゲーム内アクティビティの2つの要素に基づいて支払われます。 [caption id="attachment_123002" align="aligncenter" width="1103"] 投票画面の様子[/caption] 最も得票数の多いゲームには、賞金総額が多く配布されるようになっており、そのゲームに参加したユーザーに分配されます。また、積極的に投票し、タスク(リーダーボードへの参加など)を完了したユーザーには、各賞金プールから最も多くの収入が割り当てられるようになっています。 $CARVは、CARVエコシステム内の決済や売買といった用途だけでなく、veTokenシステムやInfinite Playキャンペーンによる収益といった要素を組み合わせることで、多くの需要が生み出される試みがされており、トークン価格の維持・上昇に余念がないメカニズムが構築されています。 バイバックによってノードライセンス保有者に還元 CARVは、CARVエコシステム内で長期的なコミットメントと積極的な参加を示したノードライセンス保有者に対して報酬を与えるプログラム「Up to 100% Buyback Program」を開始予定です。 このプログラムは、70%以上の参加率を維持し、$veCARVの報酬を$CARVに引き換えていないノードライセンス保有者に対して行われます。 適格なノードライセンス保有者は、$CARVによる100%のノード買い戻し(ノード購入時のUSDT建てのノード価格)、またはETHによる80%の即時買い戻し(購入時のETHのノードスナップショットの価格と同等の額)を受け取ることができます。 また、このプログラムを促進するためにトレジャリーからの1000万$CARVの排出が予定されており、プロトコルやゲームだけでなく、ノードライセンス保有者も含めたCARV全体でのエコシステム構築に注力していることが窺えます。 CARVの競合他社 先進的で多角的なソリューションを提供しているCARVですが、同分野での競合プロジェクトも存在します。 筆者の視点で2つのプロジェクトをピックアップし、両者の違いなどを解説していきます。 MOCA [caption id="attachment_123036" align="aligncenter" width="1124"] Mocaverse[/caption] CARVはIDに注力するプロジェクトですが、同分野でのIDソリューションを提供するプロジェクトとして、NFTプロジェクト「Mocaverse」による「MOCA ID」が挙げられます。 しかしながら、CARVとMOCAの決定的な差別化要因として、自社製品以外とのID管理が挙げられます。 MOCA IDはあくまでも、Mocaverseエコシステム内のゲームIDの管理に特化しており、その他ゲームIDとの管理も包括的に行なっているわけではありません。一方で、CARV IDは、Web3だけでなくWeb2(SteamやEpic Gameなど)のID管理も行うことが可能となっています。 また、MOCA IDの獲得にはMoca NFTが必要ですが、Moca NFTは現在(記事執筆時)1.5ETHのフロアプライスで取引されており、非常に高額となっています。また、発行枚数も8888に限定されており、多くのユーザーに対して開かれているソリューションではありません。 多くのユーザーに開かれた、複数のプラットフォーム間での包括的で一元的なゲームIDの管理という点においては、CARV IDのほうが優れていると言えるでしょう。 XAI [caption id="attachment_123037" align="aligncenter" width="1175"] XAI[/caption] XAIは、ゲームに焦点を当てた分散型ゲームプラットフォームです。ユーザーがウォレットを使用することなく、ゲーム内アイテムを所有し取引することが可能となっています。また、誰でもノードを運営し、ネットワーク報酬の受け取り、ガバナンス参加が可能です。 XAIの特徴としてユーザービリティに特化していることが挙げられます。しかしながら、ユーザーに密着したID管理を行い、高品質な情報提供システムを構築することでユーザーとブランドの双方にメリットを提供しているという観点からは、CARVに軍配が上がるでしょう。 また、XAIのサービスは自身のプラットフォームに限定されている一方で、CARVは広範なインフラを提供し、複数のゲーム環境にわたってユーザーエンゲージメントを促進していることも差別化の要因となっています。 まとめ 今回の記事では、CARVの概要から$CARVトークンエコシステムを紹介しました。 CARVは、従来のWeb2プラットフォームでは断片化してしまうID管理に対して、優れたソリューションを提供しています。Web3領域でもID管理のソリューションは多く出てきましたが、ゲーム分野に特化しており、Web2領域も含めた包括的な試みを行なっているという点で、他プロジェクトと大きな差別化をしていると言えるでしょう。 また、$CARVを中心としたエコシステムも綿密に組み上げられており、Data-to-EarnやveTokenシステムを導入することで、ゲーム側、ユーザー側、CARV側の全てにメリットを生み出せるような継続的なメカニズムを構築しています。 $CARVの取引開始が目前に迫っています。これをきっかけにしてCARVエコシステムに参入してみては如何でしょうか? CARV各種information 公式サイト:https://carv.io/ X:https://x.com/carv_official Telegram:https://t.me/carv_official_global Medium:https://medium.com/carv-official Docs:https://docs.carv.io/ Sponsored Article by CARV ※本記事はCARV様よりいただいた情報をもとに作成した有料記事となります。プロジェクト/サービスのご利用、お問い合わせは直接ご提供元にご連絡ください。

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2024/10/10『魁 三国志大戦 -Battle of Three Kingdoms-』 の事前登録イベントが開催
ブロックチェーンゲーム『魁 三国志大戦 -Battle of Three Kingdoms-』の前哨戦となる事前登録イベント「義勇の夜明け」が、10月10日18時より開催されることが発表されました。 明日10月10日18時より #魁三国志大戦 本編の前哨戦となる事前登録イベント「義勇の夜明け」開催🔥 本編ゲームとは異なる手軽なミニゲームでポイント(BP)を獲得!毎日簡単なミッションをこなして本編ゲームに備えよう⚔️ 参加方法: 10月10日18時以降に公式サイトから参加!👇https://t.co/ncpDhH3yPj pic.twitter.com/eX4KtOVgqs — 魁 三国志大戦 -Battle of Three Kingdoms- (@b3k_jp) October 9, 2024 「義勇の夜明け」では簡単なミッションを通してBravery Point(BP)を集めることが可能です。BPは、今後同ゲームのエコシステムトークン$SGCに交換可能となる予定です。 『魁 三国志大戦』は、セガよりライセンス許諾を受け、double jump.tokyoが開発をしている戦略的オートバトルゲームです。OasysのL2ブロックチェーン「SG Verse」を採用していることが特徴であり、2024年冬のリリースが予定されています。 「義勇の夜明け」への参加は、以下の公式サイトから可能となっています。 魁 三国志大戦:https://lp.battle-of-three-kingdoms.games/ja

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2024/10/10台湾、2025年にデジタル資産カストディのパイロットプログラムを開始予定
台湾の金融監督委員会(FSC)は、デジタル資産カストディサービスに関心のある金融機関向けに、パイロットプログラムを2025年に開始する予定です。 関連:香港、年内に複数の仮想通貨取引所へライセンス付与なるか 地元メディアの報道によると、このプログラムはデジタル資産業界の包括的な立法を2024年末までに導入する計画の一環として、金融革新を促進することを目指しています。 2025年初頭から申請受付が始まりますが、既に3つの銀行がこのプログラムに参加する意向を示しています。一部の証券会社も参加に関心を示しているものの、資本準備金の少なさがセキュリティ上の懸念となっており銀行が主な参加候補として見なされています。 FSCは、デジタル資産の取り扱いにおいてセキュリティを最優先事項とし、資産の安全性確保に厳しい基準を適用する方針です。また、違法資金の流入を防ぐため、AML対策も強化される予定です。 パイロットプログラムに参加する金融機関はビットコイン、イーサリアム、ドージコインなど、どの暗号資産を管理するかを明示する必要があります。さらに、仮想資産プラットフォームや機関投資家、小売投資家など、ターゲットとなる顧客層も明確にする必要があります。 台湾政府のこの動きは金融革新を推進する一方で安全性と規制基準の確保を優先する姿勢を反映していると言えるでしょう。 情報ソース:CNA

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2024/10/10欧州中央銀行幹部、欧州の資本市場統合に向けたDLTとトークン化の活用を提言
欧州中央銀行(ECB)の執行理事会メンバー、ピエロ・チポローネ(Piero Cipollone)氏は、欧州がデジタル資産と分散型台帳技術(DLT)を活用し、統合された資本市場連合を構築すべきだと訴えました。 関連:コインベース、欧州でのMiCA準拠に伴いUSDTなど主要ステーブルコインを上場廃止へ We have the opportunity to create an integrated European capital market for digital assets, says Executive Board member Piero Cipollone at the @bundesbank Symposium on the Future of Payments. In other words, a digital capital markets union https://t.co/WiuBkzdnKm pic.twitter.com/cTCG2bbpjr — European Central Bank (@ecb) October 7, 2024 チポローネ氏は、欧州には35の異なる上場取引所と41の取引プラットフォームが存在し、非効率で分断された金融環境を作り出していると指摘しました。また、証券決済を調整するプラットフォーム「TARGET2-Securities」などの取り組みがあるものの、規制上の障壁や不統一な法的枠組みが統合を妨げていると述べています。 特に、資産保管、税務処理、規制監督に関する統一されたルールが欠如していることが欧州市場の競争力を低下させていると指摘。これに対して、EU各国間の規制をより早急に調整する必要性を強調しました。 チポローネ氏は、DLT上で資産を発行するプロセスであるトークン化が、流動性の向上や取引コストの削減に寄与すると述べ、金融変革の重要な推進力になると主張しました。また、現在EU内の60%以上の銀行がDLTソリューションを探求しており、そのうち22%が実際に導入しているものの、DLTの潜在能力はまだ十分に発揮されていないと指摘しています。 さらに、チポローネ氏は公的機関が迅速に行動し、中央銀行のデジタル通貨がこの変革の中核となるよう支援すべきだと述べました。また、デジタル資産や中央銀行マネー、商業銀行マネーが相互運用可能なシステム上で共存する「欧州台帳」の創設を提案しました。この統一基盤により、金融機関や中央証券保管機関(CSD)などが統一されたインフラ上でサービスを提供し、資本市場の統合を促進すると期待されています。 情報ソース:ECB

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2024/10/10エチオピア、再生可能エネルギーでビットコインマイニングを推進
エチオピアは、再生可能エネルギーを活用したビットコインマイニングの分野で急速に成長を遂げています。 同国では既に600メガワット(MW)の電力がビットコインマイニングに使用されており、さらなる拡大が見込まれています。Luxor Miningの共同創設者兼COOであるイーサン・ヴェラ(Ethan Vera)氏は、エチオピア電力公社からのデータを引用して、同国のマイニング状況を報告しました。 ヴェラ氏によると、エチオピアのマイニング施設では比較的低コストで電力消費が少ないBitmainのS19J ProやCanaanのA1346などの中期マシンが使用されています。エチオピアの低い電力コストが、これらの機械の採用を促進しているとのことです。 また、エチオピアのマイニング施設では多くの場所で蒸発冷却(ウォーターウォール)システムが導入されていますが、年間の大部分では気温が低いため、必ずしも必要ではないと説明されています。 同時に、エチオピアは年内に数百メガワットの電力を追加供給する予定であり、世界のビットコインマイニング市場において重要な地位を確立しつつあります。しかしながら、エチオピア国民の40%以上が未だ電力にアクセス出来ない状況であり、電力へのアクセスはビットコインマイニングの拡大にとって依然として大きな障害となっています。 情報ソース:X

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2024/10/10Bitfinex、2016年のビットコインハッキング事件の唯一の被害者として補償される可能性が浮上
米国政府の新たな文書により、Bitfinexが2016年に発生したハッキング事件で盗まれた約12万BTCに対する補償の唯一の対象者として認定される可能性が浮上しました。このニュースを受け、BitfinexのLEOトークンは14%上昇し、6.85ドルに達しました。 ハッキング事件後、Bitfinexは顧客の全アカウント残高を36%減額しました。その補償として顧客にはBFXトークンを発行し、これを売却、償還、またはBitfinexの親会社iFinexの株式と交換する選択肢を提供しました。2017年4月までに、全てのBFXトークンは償還されました。今回の文書では、iFinexが唯一のハッキングによる継続的な財政的損失を被った被害者であるとされています。 これにより、補償の焦点はBitfinex自体に絞られる見通しです。同社はすでにユーザーに補償を行っているため、個々のアカウント所有者への補償は行われないとされています。 2022年2月、米国当局はこのハッキングに関連する94,643BTCを押収しましたが、その時点での価値は約36億ドルでした。現在、Bitfinexに返還される可能性のある資金は現在58億ドルの価値を有しています。 さらに、Bitfinexは2023年7月、米国国土安全保障省から約31万ドルと6.917ビットコインキャッシュ(BCH)を受け取ったことを発表。この回収された資産は2016年の事件後に発行された回復権利トークン(RRT)の償還に使用される予定です。 今回の新たな法的展開により、Bitfinexへの資産返還が進む可能性が高まっており、ビットコイン市場への影響にも注目が集まっています。 情報ソース:U.S. district court

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2024/10/10「仮想通貨プロジェクトはミームコインの特徴を取り入れるべき」VanEckポートフォリオマネージャーが提言
VanEckのポートフォリオマネージャーであるプラナブ・カネード(Pranav Kanade)氏は、ミームコインが持つ重要な要素をすべてのクリプトプロジェクトが模倣すべきだと指摘しました。 All founders/teams should watch this and ask: "What aspects of memecoins can we mimic, given their clear product-market fit with retail?" My thoughts: 1. Simplicity: Many teams over-engineer their token, failing to realize: - Time + capital + attention = scarce - ~600k… https://t.co/RWlAawCPFQ — Pranav (@vaneckpk) October 8, 2024 この発言は、カネード氏がムラド・マフムドフ(Murad Mahmudov)氏によるToken2049パネルでの議論を受けて、ソーシャルメディア上で行ったものです。このパネルでは、マフムドフ氏がビットコインマキシからミームコインに転向した理由が話し合われ「ミームコインのスーパーサイクル」がクリプトコミュニティで話題となりました。 カネード氏は、ミームコインがリテール市場における明確な製品市場適合性を持っていると指摘し、その主な理由として「シンプルさ」を挙げました。多くのプロジェクトがトークンを過剰に設計してしまい、時間や資本、そして注意が限られたリソースであることを理解していないと述べています。 さらに、2023年には60万以上のトークンがローンチし、この限られたリソースに対する競争が激化していると述べ、クリプトプロジェクトはトークンの設計をシンプルにし、製品の明確なビジョンを持ち、そのビジョンの実行がトークン保有者にどのような利益をもたらすのかを示すべきだと提案しました。 同氏はこの他にも初期投資家に割り当てられる「ロックされた」トークンの量を減らすことの重要性を強調し、ロック解除された際の投げ売りの恐れに言及しました。ミームコインの場合、通常は最初から流通供給量全体がロック解除されており、一般的なプロジェクトとは異なった手法が取られています。カネード氏はミームコインのような「ハイフロート」モデルを採用すべきだと述べています。 仮想通貨取引所のBitget(ビットゲット)では、ミームコインを含む500種類以上の仮想通貨が上場しています。 [caption id="attachment_120810" align="aligncenter" width="857"] Bitgetの公式サイト[/caption] さらに、口座開設とタスク完了で50 USDTの獲得が可能なキャンペーンが期間限定で実施中なので、これを機にぜひ口座を開設してみましょう。 Bitgetの公式サイトはこちら

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2024/10/10欧州中央銀行「ステーブルコインは安全な避難場所ではない」
欧州中央銀行(ECB)は、ステーブルコインが市場の混乱時に「安全な避難所」とされる考えに対して異議を唱え、アメリカの金融政策の影響を大きく受ける可能性があることを示す報告書を発表しました。 ECBの研究によると、ステーブルコインは通常、米ドルなどの法定通貨にペッグされているため、アメリカの金融政策の変更、特に利上げによる影響を受けやすいとされています。ECBは2019年以降のデータを評価した結果、米国政府の金利引き上げによりその後12週間でステーブルコインの時価総額が10%下落したと指摘しています。一方で、同じ期間にマネーマーケットファンドなどの伝統的な非暗号資産には新たな資本が流入していることが示されています。 また、ステーブルコインはビットコインの急激な価値下落などの「クリプトショック」においても時価総額が減少する傾向があり、これには平均で約4%の下落が見られました。結果、ECBは暗号資産市場内のショックよりも、金融政策がステーブルコインに与える影響が大きいと結論づけています。 ECBは、アメリカの金融政策が引き締められ利率が上昇するにつれて、利息のない資産であるステーブルコインを保持することへの魅力が失われ、より伝統的な金融商品へのシフトが進むと分析しています。また、暗号資産市場内の大きな変動は、少なくとも現時点では伝統的金融の世界に大きな影響を与えないと結論付けられています。 情報ソース:ECB

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2024/10/10Ronin共同創設者、ミームコインとアルトコインの収益比較を「帰納的誤謬」と批判
Axie InfinityとRoninの共同創設者ジェフ・ジルリン(Jeff Zirlin)氏は、ミームコインとアルトコインの成功を比較するために収益を使用することは「帰納的誤謬(ごびゅう)」であると述べました。 While this is an impressive presentation from Murad, it's is a clear cut case of Inductive Fallacy or Continuity Bias. This means that he's predicting the current status quo to extend indefinitely into the future. Why? Murad makes the case that " alt revenues" are low and… https://t.co/3WT0Xv1Jyp pic.twitter.com/XiAVKXO4ZI — Jihoz.ron 🍚 (@Jihoz_Axie) October 9, 2024 ビットコイン分析で知られるムラド・マフムドフ(Murad Mahmudov)氏は、先日シンガポールで開催されたToken2049パネルでミームコインは通常のアルトコインよりも魅力的だと主張していました。 今回のジルリン氏の発言は、この意見に対する反論であり、現在の市場状況を過度に一般化し将来の可能性を否定していると批判するものです。また、マフムドフ氏がUniswapの成長を無視している点も問題視しジルリン氏はUniswapを「眠れる巨人」と表現しました。 ジルリン氏が共有したデータによれば、Uniswapの取引高は2021年の64.2億ドルから2024年には3830億ドルに増加していると予測されています。同氏は、Uniswapが手数料スイッチメカニズムを有効化していれば、トークン保有者が管理するDEXの財務に3.14億ドルを蓄積できた可能性があると述べました。 この資本は、約4300万UNIトークンの買い戻しとバーンに使用される可能性があり、バイナンスやコインベースなどの主要取引所での流通供給に大きな影響を与える可能性があります。 また、ジルリン氏は、Axie Infinityが2021年に10億ドル以上の収益を上げた成功にも言及し、AXSトークンのユーティリティが供給不足を引き起こし、トークン価格が1年以内に0.1ドルから160ドルに上昇したことを強調しました。















