今更聞けないマイニングプールとは?それぞれのシェアや仕組みを解説
   公開日 : 2018/12/20

今更聞けないマイニングプールとは?それぞれのシェアや仕組みを解説

Crypto Times 編集部

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仮想通貨のマイニングという単語、頻繁に耳にするようになりましたが、実際にマイニングを経験した事はありますか?マイニングをする際に知っておかなければならない単語の一つに「マイニングプール」というものがあります。

ビットコインキャッシュ(BCH)の分裂騒動の際にも話題になったマイニングプールについて今回の記事では取り上げていきます。

マイニングプールとは?

ビットコイン(BTC)は時価総額が最も大きい通貨なだけあってマイニングも非常に競争率が高いです。マイニングのゴールは、他のマイナーよりも先にブロックを見つけるという点になります。そして、ブロックを最初に見つける事ができれば、報酬とトランザクション手数料を受け取る事ができます。

ハッシュレートとは?
ハッシュレートは採掘速度と訳されるように、マシンの計算能力を示す数値です。例えば10TH/sであれば一秒間に10兆回ほどハッシュの計算が可能という事になります。

しかし、ここ数年のマイニングブームに伴い、ハッシュレートが大幅に上昇し、個人では十分なハッシュレートを持つ事が難しくなってきました。この問題を解決するべく開発されたのがマイニングプールという存在です。

マイニングプールは世界中のマイナーからの接続を受け付け、彼らのハッシュレートをプールにひとまとめにします。これにより、全体としてのハッシュレートは大きくなり、ブロックを見つけられる確率も格段に上昇するという仕組みになっています。

マイニングプールの仕組みを理解しよう

マイニングプールは普通のサーバーではありますが、 ブロックチェーンに参加しており、ブロックの承認を行なっています。マイニングプールは承認が必要なブロックを見つけた際に、プールの参加者にハッシュの作成を要請します。このプロセスは「ジョブ」と呼ばれています。

そして、プール参加者のうちの一人がハッシュを生成し、ブロックの承認に成功すると、報酬は一旦プールのアドレスに送られます。その後、報酬は参加者の仕事量に応じて分配されます。

報酬支払いシステム「PPS」「PPLNS」を徹底比較

マイニングプールの報酬払い出しシステムにはいくつかのタイプがあります。これは、個人に求められる要件によってあなたに最適なマイニングプールを選ぶ事ができます。ビットコインのマイニングプールはあなたが最も公平で、利益を得られると思うところを選ぶべきです。

  • Pay Per Share(PPS)

Pay Per Shareは全てのシェアに対して一律で同額を払い出します。払い出しはプールの残高から行われるので、ブロックが承認されるのを待つ事なくすぐに出金できる点が特徴です。そして、プールの運営者がマイナーに対して不正を働くという可能性は排除されています。

この方法は全てのリスクをプールの運営者に転嫁し、マイナーにとって最小限の分散を可能にしています。そして、サーバー損失の可能性は、支払い額を期待値よりも低く設定する事によって相殺されています。

  • Pay Per Last N Shares(PPLNS)

PPLNSはPPSに比べると払い出し額が高めに設定されています。こちらはマイニングでブロックが発見された際にプールマイニングに参加していたユーザーに報酬が支払われます。報酬は各ユーザーの貢献度によって左右されます。

PPLNSは主にハードコアマイナーと呼ばれるマイニングにより多くの金額を投資している人向けだと言えるでしょう。そのため、PPLNSでは大きな数字を持っている人がより多くの払い出し額を得る事になります。

マイニングプールのシェア比率をチェックしよう

まずは、ビットコインのマイニングプール別シェアを見てみましょう。Blockchain.comによると、Unknownを除けば、現時点で最も多くのシェアを握っているのはBTC.comとなります。BTC.comは19%のシェアを保有しており、全体の5分の1に相当するハッシュパワーを持っているという事になります。

続いてAntPool、SlushPool、ViaBTCがそれぞれ11.7%、10.2%、8.7%と続いています。

以前まではマイナーのほぼ全員がプールに参加しているという状況が続いていましたが、最近ではUnknownの比率が増えてきており、プール以外でのマイニングも行われているようです。これは、ビットコインのマイニングに必要なASICという機材を個人で用意するハードルが高いという事が主な理由として挙げられます。

おすすめのマイニングプールの選び方とは?

実際にプールに参加をしてマイニングを行うとなった場合、どのように参加するプールを決めれば良いのでしょうか?ここでは、マイニングプールを選ぶいくつかの観点をご紹介します。

対応通貨の豊富さで選ぶ

マイニングプールにはそれぞれ対応している通貨とそうでない通貨があります。中には複数の通貨に対応しているものもあれば、一種類のみというところも存在します。

例をあげると、ビットコインの大手マイニングプールであるAntPoolは他にもイーサリアム(ETH)やライトコイン(LTC)、イーサリアムクラシック(ETC)などの通貨のマイニングに対応しています。

まずは、自分がマイニングしたい通貨に対応しているプールを探すところから始める事をオススメします。

シェアで選ぶ

シェアで選ぶという事は人気のある大手マイニングプールを選択するという事になります。大手マイニングプールは参加者の数はもちろん、強大なハッシュパワーを持ち合わせているので、ブロックを発見する確率も高くなっています

さらに、大手はセキュリティ対策やサポート体制がしっかりしているところも多いため、安心して利用できると言えるでしょう。

ただし、ビットコインマイニングで大手マイニングプールに参加するのであれば、ある程度のハッシュパワーを持ち合わせて以内と報酬が少なく、トータルでマイナスになってしまうという事もあり得るので注意が必要です。

サーバーの安定性で選ぶ

マイニングプールは世界各地のユーザーを一箇所にプールし、マイニングを行なっているため、メインとなるサーバーの性能が非常に重要です。もし、このサーバーが頻繁にダウンしているようだと、様々な問題が発生します。

最悪の場合、報酬が得られなかったり、マイニング自体が止まってしまうというケースも考えられるので、サーバーの安定性にも気を配る事をオススメします。

それぞれのマイニングプールの安定性や過去のトラブルなどはインターネットで検索するか、Bitcointalkなどといった掲示板で見る事ができます。

CRYPTO TIMES厳選!おすすめマイニングプール3選

でもやっぱり選び方が多すぎて中々選べないという方には以下の3つのマイニングプールがオススメです!

AntPool

AntPoolはマイニング機器世界最大手のBitmainが運営するマイニングプールで、こちらもマイニングプールの規模としては、世界最大になります。AntPoolでマイニングするためには、Antminerという同社が販売しているASICを購入する必要があります

上でも書いたように、AntPoolは複数通貨のマイニングに対応している他、登録の際には携帯電話番号の登録が必要だったりと、セキュリティにも力を入れているため、堅実にマイニングをしたいという方に向いています。

さらに、マイニングの状況を確認できるスマートフォンアプリをリリースしており、使いやすさは文句なしだと言えるでしょう。

LA Mining Pool

こちらのマイニングプールはMonacoinやBitzeny、Yentenなど国産通貨をメインに複数の通貨に対応しており、自分の好きな通貨を選んでマイニングする事ができます。アルゴリズムも複数種類をカバーしており、ASICを使ったマイニングも可能です。

さらに、日本語表記なので英語が苦手な方でも簡単に参加する事ができます。登録ユーザー数も多く、目立ったサーバートラブルなども聞かれないため、安心して利用する事ができます。

Ethermine

こちらのマイニングプールはイーサリアムの全体のハッシュレートのうち4分の1以上を占める最大規模のプールです。イーサリアムとイーサリアムクラシック専用のマイニングプールとなっているので、その点は注意が必要です。

デザインが綺麗だと評判で、ウォレットアドレスのみで登録できる手軽さも合間って多くのマイナーに利用されているプールです。

【よくあるQ&A】マイニングプールに関する疑問を解決しよう

マイニング未経験者の方が、マイニングプールを決めていざ実際にマイニングを始めようと思ったところで、ふとこれらの質問を頭に思い浮かべるのではないでしょうか?最後にマイニングに関するよくある質問をご紹介します。

結局儲かる?将来性は?

2018年11月の終わりにBTCが大暴落し、一時40万円を割り込みました。流石にこの価格だとマイニングによる利益が出せずに多くのマイナーがマイニングから撤退したり、マイニング機材を廃棄したというニュースが流れました。

マイニングをする際には電気代や機材の購入コストなどを計算して、どれくらいの価格の通貨が何枚採掘できれば利益ができるのかを把握しておく必要があります。もちろん今後仮想通貨の価格が上がっていくのであれば、マイニングで利益を出す事が可能です。

しかし、将来の価格は誰にもわからないのでその点はご自身で判断していただく必要があります。

マイニングプールに参加するには?

マイニングプールへの参加方法はそれぞれのプールによって異なります。Ethermineであれば、ウォレットアドレスのみで登録が可能ですが、AntPoolだとAntminerの購入と電話番号の登録などの手順が必要になってきます。

しかし、どのマイニングプールを選んでも基本的な手順は同じです。まずは、ホームページからマイナーとして登録を行い、専用ソフトウェアをダウンロードします。あとはソフトウェアを起動しておけばマイニングがスタートします。

仮想通貨価格との相関は?

ビットコインを始め、仮想通貨の価格とハッシュレートの間には相関関係があります。ある通貨の価格が上がれば、収益性も高くなるため、より多くのマイナーがマイニングを行います。結果として、マイナーの計算力の合計であるハッシュレートも上昇します。

逆に、ある通貨の価格が下がればマイナーは他の通貨に移行したり、マイニングをやめたりするのでハッシュレートは下がっていきます。この相関関係は過去の価格とハッシュレートの推移からも一定の関連性がある事がわかっています。

もちろん、価格に影響を与える要素は他にもたくさんありますが、マイニングを行う上でこの二つの相関関係は非常に重要になってきます。

まとめ

マイニングプールはネットワークの難易度(ディフィカルティ)を一定に保ちながらも、より多くの参加者に報酬を配布するための仕組みです。マイニングプールにより、個人でも簡単にマイニングに参加できるようになっています。

しかし、一つのマイニングプールにハッシュパワーが集中してしまうと、中央集権化しかねないという点と攻撃に遭う可能性が上昇するという二点が危惧されます。

今回のビットコインキャッシュの問題でもマイニングプールの勢力図が度々取り上げられましたが、マイニングプールは分散されているという事も非常に大切な要素となります。

記事ソース: Bitcoin.com, Bitcoins in Ireland, Blockchain.com, Antpool, LA Mining Pool, Ethermine

 

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