アルコス社のSafe-T Miniはハードウェアウォレット界のダークホースになり得るか?

アルコス社のSafe-T Miniはハードウェアウォレット界のダークホースになり得るか?
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こんにちは、kaz(@kazukino11111)です。みなさん仮想通貨の保管はどうしていますか?よく耳にするのが「取引所に置いておくのは危険だからハードウェアウォレットやソフトウェアウォレットに保管した方が良い」という内容です。

しかし、いまだに取引所に自分の資産を置きっ放しにしているという方も一定数いるでしょう。ハードウェアウォレットを用意するのは敷居が高いし、めんどくさいという声が聞こえてきます。

そんな状況を打破するべく、今回はフランスの大手家電メーカーアルコス社から発売予定の第三のハードウェアウォレットについて取り上げていきたいと思います。

この記事の3つのポイント!1.オーディオメーカーのアルコスがハードウェアウォレットを発表
2.機能面やセキュリティも文句なしの仕上がり
3.Safe-T Miniはハードウェアウォレット業界に新風を巻き起こせるのか

そもそもハードウェアウォレットとは?

ハードウェアウォレットは仮想通貨を保管する方法の一つで、パソコンに接続していない間はネットから完全に切り離されているため、コールドウォレットと呼ばれています。

ネットから切り離されている点と、秘密鍵を外部デバイスに保存しているため、オンラインウォレットや、取引所の口座、ソフトウェアウォレットなどの保管方法に比べると安全と言われてます。

現在は主にLedger社の販売するLedger NanoSTrezor社のTrezorの二種類が主流なハードウェアウォレットとして流通しています。

Safe-T Miniとは?

今回取り上げる第三のハードウェアウォレットこと「Safe-T Mini」はフランスに拠点を構える大手オーディオメーカーのArchos(アルコス)が開発および販売をします。

発売予定は今年の6月となっており、その価格はなんと62ドル(約7000円)に設定されています。現在主に流通しているハードウェアウォレットのLedger NanoS、Trezorはそれぞれ1万5800円、約2万円なのでかなりの低価格だと言えるでしょう。

ウォレットの見た目もオーディオメーカーらしく、MP3プレイヤーに見間違えてしまうかのようなスタイリッシュなデザインとなっています。大きさは手のひらサイズとのことで外出先にも気軽に持ち運べそうですね。

機能面も大手二社に劣らず

wallet

Safe-T Miniは独自のプライベートキーを生成し、ビットコインやイーサリアム、ビットコインキャッシュ、Zキャッシュ、ライトコイン、ダッシュの保管に対応しているとされており、既存のハードウェアウォレットに劣っていません。

また、アルコス自身は仮想通貨を専門としている企業ではないため、このウォレットをローンチするにあたってDomraiderというブロックチェーンを専門に扱う会社と提携を結びました。同社は昨年ICOで50億円を集めた企業で、仮想通貨界隈で注目を集める企業とのタッグとなりました。

アルコスがハードウェアウォレット事業に参入したのにはとある理由があります。それは、AmazonやApple、Spotifyなどといったオンラインオーディオを扱う名だたる企業たちが今後、オーディオハードウェア事業に参入してくるため、既存の事業以外での収益を確保するためだと言われています。

セキュリティ面も安心

ハードウェアウォレットに置いてもっとも重要視されるセキュリティですが、その点に関してもSafe-T Miniでは心配いりません。

Safe-T Miniでは全てのトランザクションがスクリーンに表示され、それらのトランザクションはハードウェアボタンを押さない限り承認されないとしています。

また、ウォレットが壊れたり盗まれてしまった場合も、Seed keyを使ってウォレットの内容を復元することができるとしています。

まとめ

最近ではハードウェアウォレットの需要が高まってきており、注文に対して生産が追いつかないという状況が生まれています。そのため、アマゾンやメルカリなどでは中古のハードウェアウォレットも販売されていました。しかし、中古や公式サイト以外で購入したハードウェアウォレットには悪意のあるプログラムが介在している可能性があるため、非常に危険です。

そんな状況に対して新たなハードウェアウォレットの登場というのは大きなメリットになるのではないでしょうか。今まではLedger社とTrezor社によって独占されたいた市場に新たな風が吹くことで競合が活性化され、我々ユーザーも様々な恩恵を受けられることでしょう

また、オーディオメーカーのアルコス社の参戦というニュースを皮切りに、仮想通貨とあまり関わりのなかった企業の参入も十分にありえる流れだと思います

ハードウェアウォレットを検討していたという方はアルコス社のSafe-T Miniを選択肢に加えてみてはいかがでしょうか?

kaz
ハードウェアウォレットって個人的にはデザインも気にしたいポイントなのでSafe-T Miniはアリ。

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