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Terraエコシステムのアビトラプラットフォーム「White Whale」が約3億の資金調達を実施

Terraエコシステムのアビトラプラットフォーム「White Whale」が約3億の資金調達を実施

Terraブロックチェーン上にあー日とラッジプラットフォームを構築するWhite WhaleがTerra Ecosystem DevelopmentFundを通じて290万ドルの資金調達を実施しました。

White WhaleはTerraエコシステムにおいて、USTのステーブルコインのPEGを維持するために作られたアビトラプラットフォームです。

CT Analysisの11月のDeFiレポート内でも触れていますが、現在、ステーブルコインのシェアにおいて、Terra USDのシェアが非常に頭角を現しており、TerraのDeFiのTVL自体も非常に大きな成長を遂げています。

Terraの仕組みとしては、Terraが発行するLUNAをBurn/Mintしながら供給を調整して、 USTを1ドルのPEGに調整しています。現在、USTの需要が増していることからLUNAの価格もかなり上昇しています。

Lunaの1年間の価格推移

しかし、12月4日に起こった仮想通貨市場のクラッシュの際、LUNAの価格が落ちるとともに、USTのPEGも1ドルを下回る瞬間がありました。アルゴリズムステーブルコインにおいて、1ドルのPEGが外れてしまうのは大きな問題であると言えます。

これらの問題を解決するのがWhite Whaleとなっており、War Chest , Arb Vaults , Community Fundの3つの初期コンポーネントを利用しながら、ユーザーがシニョリッジアービトラージを利用することを可能にします。そして、これはUSTの1ドルのPEGを保とうとします。

White Whaleの資金調達と今後のPublic Sale

White Whaleの資金調達はトークンで行われており、全体供給の8.3%が3500万ドルの評価で販売されました。プライベートラウンドの参加者は、トークンが解除されるまでに12か月のロックアップ期間があり、その後さらに12か月間線形で徐々にトークンがロック解除されます。

Terra Ecosystem Development Fundは、Terra Ecosystemの成長と開発に投資することが約束された1億5,000万ドルの基金となっており、今回のWhite Whaleの投資にはエコシステムファンドの中から、SkyVision Capital、Node.Capital、01 Node、Skynetなどの投資家も参加しています。

White Whaleの割当の20%はPublic Saleやコミュニティ向けのIDOに割り当てられ、今後Pylon ProtocolのGateway、BOOTSWAP LBPプール、StarTerraでのIDOが予定されています。

特にWhite Whaleでは、BalancerのLBPを改良したBootswap LBPプールを利用して、公平にトークンが配られることを目的としています。

通常BalancerのLBPを利用するプロジェクトはAMMの仕組みを用いながら、経過時間とともにAMMに提供されたトークンのウェイトを変化させることで、ダッチオークションのように価格を下落させていく仕組みになっています。

Bootswap LBPでも基本的には同じ仕組みが利用されていますが、今回のLBPで集められたUSTはWhite Whaleチームや彼らが今後インキュベートするプロジェクトには行かず、イベント終了後にUST/WHALEのTerraSwapのプールに直接移行することが発表されています。

White WhaleのBoootswap LBPプールの詳細はこちらの記事でも確認することができるのでお読みください。

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