ZCash、ハードフォークの実装でトランザクションにかかる時間や使用メモリの大幅な削減に成功
Yuya
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匿名性の高い暗号通貨・ZCash(ZEC)が、ハードフォーク「Sapling」を実装し、トランザクションの所要時間やメモリを大幅に改善することに成功したことがわかりました。
Success! We’re happy to announce that the #Zcash Sapling network upgrade activated today at block height 419200. #Sapling introduces new #shielded addresses with significantly improved performance. Learn more: https://t.co/IGoqNdlz3N pic.twitter.com/6VpKcMteCa
— Zcash Company (@zcashco) October 29, 2018
公式発表によれば、今回のハードフォークでは従来の95桁のアドレスが78桁に短縮され、トランザクションに要する時間が90%、使用メモリ容量が97%ほど削減されるといいます。
ZCashの従来のトランザクションが約1.5ギガバイトのコンピューターメモリを要したのに対し、Saplingのアドレスではわずか40メガバイトで済むとされています。
また、トランザクションの処理時間も従来では40秒ほどかかったところが、新たなアドレスでは数秒で処理が完了するといいます。
ZCashは、全Saplingアドレス上のZECの保有量を監査する目的で、旧アドレスから新アドレスへの資産の転送の際には送金額が公開されるよう設定したことも発表しています。
新たなアドレスはZCashクライアント上ですでに利用可能となっており、他のユーザーの資産転送も順次行われる見込みです。
今月18日には、ZCashと同様匿名通貨として有名なMonero(モネロ/$XMR)もハードフォークを行い、手数料の97%およびトランザクションサイズの80%を削減することに成功しています。
Monero(モネロ/XMR)、新ハードフォークで手数料97%削減に成功
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