なぜ今?テザーが「第二のドル」を米国で発行する理由

2025/09/13・

よきょい

なぜ今?テザーが「第二のドル」を米国で発行する理由

引用元: QINQIE99 / Shutterstock.com

ステーブルコイン発行大手のテザー(Tether)社は米国市場向けに新たな米ドル連動型ステーブルコイン「USAT」を発表しました。これに伴いUSAT事業のCEO予定者としてボー・ハインズ(Bo Hines)氏が就任します。

USATは主力製品であるテザー(USDT)とは異なり、米国の法律、特に最近制定されたステーブルコイン発行基準を定めるGENIUS法への準拠に焦点を当てて設計されています。

テザー社はUSATの信頼性と透明性を確保するため強力なパートナーシップを構築。発行は連邦政府公認の初の暗号資産銀行であるアンカレッジ・デジタルが担当し、準備金はキャンターフィッツジェラルドが管理します。この体制により長年指摘されてきたテザー社の運営の不透明性に関する批判に対応する狙いです。

USATの投入はテザー社が直面する厳しい競争環境を反映しています。DeFiLlamaのデータによるとUSDTの市場シェアは過去2年間で最低水準の58.8%まで低下。また、バンク・オブ・アメリカのような伝統的な金融機関やリップルやメタマスクなどの暗号資産ネイティブ企業も市場に参入しており、競争は激しさを増しています。

テザー社のパオロ・アルドイーノCEOは「USATは、デジタル時代においてドルが支配的であり続けるだけでなく、繁栄することを確実にするための我々のコミットメントです」とコメントしています。


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情報ソース:defillama

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