年利10%超えは本物か?合成ステーブルコインの需要拡大

2025/09/29・

よきょい

年利10%超えは本物か?合成ステーブルコインの需要拡大

高い利回りを提供する「合成ステーブルコイン」が暗号資産市場で注目を集めています。

合成ステーブルコインとは金融工学で価値に連動させつつ預金金利を大幅に上回る収益を目指す仕組みです。過去の破綻事例とは異なる設計ですが従来型とは別のリスクも指摘されます。

合成ステーブルコインは法定通貨の準備金に頼らず高度な金融戦略で価値を安定させます。例えばEthenaのUSDeは、イーサリアム(ETH)などを担保にデリバティブで価格変動リスクを相殺し米ドルとの連動を保ちつつ利回りを生み出します。年率10%を超える利回りは0.45%程度の米国の預金金利と比べ大きな魅力です。

高い利回りはTerra/LUNAの破綻を想起させますが専門家は仕組みが根本的に異なると指摘。ユニフォーム・ラボ(Uniform Labs)の専門家によると、Terraがアルゴリズムに依存したのに対しUSDeなどは過剰担保とヘッジ戦略に基づいています。リスクはアルゴリズム破綻ではなく管理可能な金融市場リスクだとされています。

合成ステーブルコインの主な利用者は高い利回りを求める機関投資家やDeFiユーザーです。一方、USDTなど従来の資産担保型は日常決済手段として普及し市場の大部分を占めます。MiniPayの専門家は従来型が一般利用者のデジタル現金であり続け、合成型はニッチ市場を開拓していると分析します。

米国のGENIUS法などの規制で従来のステーブルコインは利回り提供が難しくなっています。このため銀行などに眠る巨額の「遊休資本」が合成ステーブルコインや急成長する現実世界資産(RWA)のトークン化市場へ向かうと予測されており、安定性重視なら従来型、高収益を狙うなら合成型と投資家の選択肢は多様化しています。


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