10月相場に暗雲。米政府閉鎖リスクが暗号資産市場を直撃か

2025/09/29・

よきょい

10月相場に暗雲。米政府閉鎖リスクが暗号資産市場を直撃か

米国の政治的対立により10月の期限までに予算案が成立せず政府機関が閉鎖される可能性が過去最高水準に達しています。この事態は経済の先行き不透明感を強め金融市場や暗号資産市場に動揺を広げています。


予測市場のポリマーケット(Polymarket)では政府機関が閉鎖される確率が82%にまで上昇。与野党間の協議は停滞しており解決の見通しは立っていません。政府機関が閉鎖された場合、数十万人の連邦職員への給与支払いが停止するほか各種行政サービスに遅れが生じます。また、投資家が重視する経済指標の発表が延期される可能性があり市場の不安定化を招く恐れがあります。

政府機関閉鎖への懸念は暗号資産市場でリスク回避の動きを加速させています。ビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)などの主要な暗号資産は急落し、投資資金はステーブルコインといった安全資産へ向かっています。

著名アナリストのアッシュクリプト氏は「過去米国政府の閉鎖は市場の調整を引き起こしており、これが人々がパニックに陥っている理由です」と指摘しています。

政府機関の閉鎖はSEC(証券取引委員会)やCFTC(商品先物取引委員会)といった規制当局の業務にも影響を及ぼします。ETFの新規承認判断やデジタル資産に関する新たな政策指針の策定が遅れる可能性があります。さらに、市場の不確実性が高まる中で安全資産とされる米ドルが買われると相対的にビットコインのようなリスク資産の魅力が薄れ、需要が減少する要因にもなります。

ワシントンでの政治的行き詰まりが解消されない限り政府機関の閉鎖は避けられないとの見方が強まっています。暗号資産市場では政治的な妥協が成立し政府機能が正常化するまで、不安定な相場と守りの投資戦略が続くとみられます。市場の注目は10月1日の期限に集まっており投資家が期待する10月の上昇相場は厳しいスタートとなるかもしれません。


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