仮想通貨のエアドロップとは?最新注目プロジェクトも紹介【2024年4月版】
さっちゃん
仮想通貨のエアドロップとは「指定のタスク達成や条件を満たした場合に無料でトークンを受け取れるイベント」です。
条件を満たすだけで、仮想通貨やNFTを受け取ることができるので、仮想通貨運用をするのであれば、エアドロップの情報収集は非常に重要です。
しかし、エアドロップに関する知識を正しく身に着けないと、逆にエアドロップに振り回されて損をしてしまう可能性もあります。
そこで、本記事ではエアドロップの特徴や、注目のエアドロップ最新情報をまとめました。ぜひ参考にしましょう。
【2024年4月時点】最新のエアドロップ情報まとめ
現在行われているエアドロップの中でも、比較的多くの仮想通貨ユーザーが取り組みやすいトレード系の情報をまとめました。(2024年4月時点)
以下で紹介するものは、何十万円もの仮想通貨を半年以上預けたりする必要もなく、普段仮想通貨取引所でトレードをする方であれば、プラットフォームを移すだけでエアドロップ獲得のチャンスが得られます。
最新の内容をチェックして、仮想通貨を手に入れましょう。
- 最新のエアドロップ情報まとめ
Hyperliquid
実施元 | Hyperliquid |
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獲得方法 | DEXでのトレード、流動性提供 |
期間 | 2023年11月~2024年4月の利用量に置応じてポイント付与 |
配布トークン | ポイントベースにより独自トークン付与 |
公式サイト | https://hyperliquid.xyz/(こちらから登録でテイカー手数料が4%割引) |
Hyperliquid(ハイパーリキッド)は、仮想通貨の無期限先物の板取引を行うDEXです。
オリジナルネットワークのHyperliquid L1で稼働しているので、注文や清算などの処理速度が高速で、快適に利用できます。
Hyperliquidは2023年11月から半年間にわたりエアドロップに繋がるポイントプログラムを開始しており、トレードや流動性提供をするとポイントが付与されます。
ポイントの売買ができるプレマーケットサイト「Whales」では、Hyperliquidのポイントが一時7ドル以上で取引された経緯もあり期待値の高さがわかります。
ネイティブトークンのローンチ後にはステーキングも予定していて、エアドロップによるトークンの活用法にも注目です。
【Hyperliquidの特徴・使い方】ポイント獲得でエアドロップの可能性!?
Logx
実施元 | LogX |
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獲得方法 | DEXでのトレード、流動性提供 |
期間 | 毎週金曜日に2,000,000トークンプールから付与 |
配布トークン | LOGX |
公式サイト | https://www.logx.trade/ (こちらから登録で取引手数料が5%還元) |
Log X(ログエックス)は、シームレスで効率的なレバレッジ取引を提供するDEXで、すでに総取引高は50億ドルを超え、11万人以上のユーザーが利用しています。
USDTまたはUSDCを担保としてトレードでき、USDC・USDTの流動性提供の引き換えに、LLPトークンを獲得して報酬を得ることも可能です。
エアドロップに関して、毎週金曜日に2,000,000トークンプールから$LOGXが付与されます。獲得した$LOGXはトークンのローンチタイミングで請求可能となり、このプログラムはトークン販売まで継続されます。
また、LogX (pro) を利用すると、Orderly Networkという別の注目プロジェクトのエアドロップも狙えるのもおすすめのポイントです。
LogXは、これまでSEQUOIAやCoinbace Venturesなどの有名VCから合計610万ドルの資金調達を実施しており、期待値の高さをが窺えます。
DEX「LogX」の使い方を解説|特徴やエアドロップについても紹介!
Satori Finance
実施元 | Satori Finance |
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獲得方法 | DEXでのトレード、TVL入金額、取引完了額に応じてポイントを貯める |
期間 | シーズン1が2024年4月1日スタート |
配布トークン | ポイントベースにより独自トークン付与 |
公式サイト | https://satori.finance/ |
Satori Finance(サトリ ファイナンス)は、L2チェーンに対応する無期限先物のDEXです。
取引処理をオフチェーンで行うPolygon zkEVMやzkSync Eraなどの5つのL2チェーンに接続して取引可能です。
オフチェーン集約とオンチェーン決済によって、両方の良いとこ取りをしてユーザーの選択肢を広げます。
独自のポイントプログラムは2023年3月からスタートしていて、取引や流動性提供によってポイントが貯まり、後のエアドロップに繋がると予想されています。
プロジェクトはシードラウンドで1,000万ドルの資金調達を実施しており、Polychain Capitalなどの有名VCが価値を見込んでいることもあり、エアドロップへの期待値も高いです。
DEX「Satori Finance」の使い方|無期限先物取引が可能
IntentX
実施元 | Intent X |
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獲得方法 | Base、Blastで取引する |
配布トークン | $xINTX |
公式サイト | https://intentx.io/(こちらから登録でエアドロポイントを獲得) |
IntentX(インテントエックス)は、最大60倍のレバレッジで250種類以上の通貨を取引できる無期限先物取引を提供するDEXです。
価格決定をAMMやオラクルに依存せず、CEXの流動性を取り込むことで低コストと流動性の高い取引を実現しています。これをインテントベースの取引と呼び、競合がなく快適に利用できるのがメリットです。
ガバナンストークンである$INTXをステーキングすると得られるのが$xINTXです。エアドロップでは、この$xINTXがポイントの獲得量に応じて配布されます。
ポイントはIntentXでの取引量に応じて配られるので、取引ボリュームを稼いでエアドロップ獲得の流れです。
シードラウンドと資金調達ラウンドで合計4,300,000ドルを実施していて、Magnus Capitalなどの有名VCなどから注目されていることもあり、エアドロップの期待値も高いですね。
DEX「IntentX」の特徴・使い方!xINTXを貯めてエアドロップを獲得しよう
仮想通貨のエアドロップとは?特徴を解説
仮想通貨のエアドロップには以下のような特徴、注意点があります。
ただ単に「無料で仮想通貨がもらえる」とだけ考えてしまうと思わぬ後悔をしかねません。
正しい知識を身に着けて、上手に運用できるようにしておきましょう。
条件を満たすことで仮想通貨やNFTがもらえる
エアドロップを一言で表すなら「条件を満たすことで仮想通貨やNFTがもらえるキャンペーン・イベント」です。
そのため、仮想通貨の発行元、開発者は知名度を上げて多くの人に知ってもらうために、エアドロップを行います。また、仮想通貨/ブロックチェーンの特徴としてアドレス上の過去のアクティビティや保有するトークンやNFTは可視化されているため、エアドロップを実施するプロジェクト側が望む顧客を囲うことも出来ます。
利用者としてはエアドロップによって無料で仮想通貨がもらえればお得ですし、発行元・開発者としてはユーザー数の増加により、市場の流動性が増えたり宣伝になったりするというメリットがあります。
条件を満たせば無料で仮想通貨やNFTがもらえますが、条件を満たすために仮想通貨を新たに保有する必要はあるので、ある程度の資金は必要となるケースが多いです。
多額の仮想通貨の獲得も狙える
プロジェクトによってはエアドロップの実施を先に明言し、トークンの設計としてエアドロップの割合を多くしておくことで、プロダクト公開初期時から多くのユーザーを惹きつける戦略が採用されています。
そのため、エアドロップを実施するプロジェクトが市場で評価され、トークンの値段があがれば多く割り当てられていたエアドロップの価値もその分上昇します。
例えば、DEX「Aevo」では、トレードを行ったユーザーなどに対して総供給量の3%にあたる3,000万枚の$AEVOトークンのエアドロップを配布するエコノミクス設計となっており、すでに実施された初期のエアドロップでは、数十万円〜数千万円のエアドロップを獲得したユーザーがいます。
- 注意点
- エアドロップで得た仮想通貨でも確実に価値が高くなるとは限りません。すぐに売られてしまい逆に価値が下がってしまうこともあることは留意しておきましょう。
必ずしも得をするとは限らない
エアドロップに参加するには、提示されている条件を満たす必要があります。条件としては特定のNFTの保有やプロダクトの利用歴、ポイントプログラムのポイント数など様々です。
エアドロップを狙ってNFTや仮想通貨を購入しても、エアドロップの対象外となってしまったり、エアドロップは獲得したものの用意したNFTや仮想通貨が暴落するケース、手数料を支払ってポイントを集めたにも関わらずエアドロップの価値が手数料を下回る事例なども発生します。
- 将来性や価値も確認する
- エアドロップで得られた仮想通貨自体の価値が少なく、実質的にほとんど利益が得られないケースがあります。エアドロップのためだけに特定のNFTや仮想通貨を大量に購入する方法などはなるべく避け、購入する仮想通貨自体の将来性、エアドロップによって得られる仮想通貨の価値なども考えるようにしましょう。
詐欺の可能性もある
エアドロップの名を冠して、詐欺行為が行われることがあるので注意しましょう。
エアドロップは「無料で仮想通貨をもらえる」という響きから、仮想通貨運用の初心者が興味を引きやすく、ここに付け込んでざまざまな手を使って詐欺行為が行われやすいです。
エアドロップを関した詐欺で起こり得ること
- 「エアドロップで仮想通貨を送るため」といってシードフレーズを聞き出そうとしてくる
- エアドロップの条件が「指定の口座に振り込みをする」という内容で現金を振込させる
- 偽サイトへ誘導されウイルス感染し情報が抜き取られる
少しでも不安に感じた場合は、利用は避けるようにしましょう。
特にエアドロップをアナウンスする公式アカウントが乗っ取られた場合に、偽サイトへの誘導を避けるのは非常に難しいです。
そのため、普段からSNSで情報収集して、危機回避をできるようにしておくことが大事です。
過去の注目エアドロップまとめ
これまで配布された大型エアドロップをいくつか紹介します。
各プロジェクトによって参加条件は異なりますが、数万円が数百万円に化けるという期待値の高さは同じです。
今後、大型エアドロップの波に乗れるように目を通してみてください。
Ribbon finance
実施元 | Ribbon finance |
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対象者 | Ribbon製品の既存ユーザー、イーサリアム上の既存のオプションプロトコル:Hegic、Opin、Charm、Primitiveのユーザーなど |
配布トークン | RBN |
配布量 | 30,000,000RBN |
RibbonFinanceはリブランドしていて現在の名称は「Aevo」です。
AevoはDEX上のデリバティブ取引所であり、OPStackを利用した独自のブロックチェーンです。
2021年に高額のエアドロップを配布したことで話題になりました。
たとえば、Ribbonのオプションプロトコルのユーザーでは各アドレス5772RBN配布され、エアドロップ時のRBN価格は4ドル程度であると考えると、日本円で300万円を超える配布量です。また、リブランドされたAevoでも、ユーザーに対して多額のエアドロップが実施されました。
dydx
実施元 | dydxFoundation |
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対象者 | dYdXプロトコルの過去の全てのユーザー |
スナップショット | 2021年7月26日 |
配布トークン | dydx |
配布量 | 総供給の7.5%(7,500,000dydx) |
dYdXは、DeFiトークンのデリバティブ商品を扱う分散型取引所です。
イーサリアム上のスマートコントラクトですべての取引が実行されています。
dYdXは2021年に高額のエアドロップを配布していて、数ドルデポジットしていたユーザーに対して310DYDX(341,000円)、1ドル以上トレード実績があるユーザーは1,163DYDX(1,279,300円)が配布されました。
当時のDYDX価格1,100円程度で計算していますがかなりの金額です。
1億円以上取引していたユーザには9529DYDXだったので10,000,000円を超えます。それほど高額のエアドロップでした。
Optimism
実施元 | Optimism |
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対象者 | 「Optimism Collective」のDAO投票に参加 |
スナップショット | 2023年1月20日から7月20日 |
配布トークン | OP |
配布量 | 19,411,313 OP |
Optimismは、イーサリアムのレイヤー2ブロックチェーンであり、手数料低減や処理速度向上を目的として人気のプロジェクトです。
これまでOptimismは何度もエアドロップを配布していて、2023年9月には3回目のエアドロップが開始されました。
最小180OPを100日以上委任していれば配布対象であり、アドレスごとに600OP程度が配られています。
当時のOPは200円程度だったので120,000円相当になります。
Jito
実施元 | Jito Labs |
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対象者 | 長期的なJitoSOLホルダー、JitoSOLと関わっているユーザー、Jito-Solana MEVクライアントを運用しているSolanaバリデータなど |
スナップショット | 2023年1月1日~11月25日 |
配布トークン | JTO |
配布量 | 1,000,000,000JTO |
SolanaのリキッドステーキングプロダクトであるJitoは、2023年11月、ガバナンストークンJTOの発表と同時にエアドロップも発表しました。
10億JTOの内訳は、JitoSOLユーザーは8,000万JTO、JitoSolanaのバリデーターは1,500万JTO、JitoMEVサーチャーズは500万JTOが割り当てられました。
たとえば、JitoSOLホルダーの対象者のうち4,930人は4,941JTOを受け取っています。JTOが450円だとして220万円を超えます。
数万円程度の取引で数百万円に上るエアドロップがもらえる高配当です。
Starknet
実施元 | Starknet |
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参加条件 | 「The Crown of Stark」の保有者 |
配布トークン | STRK |
配布量 | 40,000STRK |
レイヤー2ソリューションの1つである「Starknet」は、STRKトークンのエアドロップを2024年3月に実施しました。
Starknet Questで発行したThe Crown of Starkの保有者へ合計40,000STRKトークンを配布し、96,522のウォレットが受け取っています。
1STRKが330円程度だったので、配布数によってはそこそこのエアドロップを獲得できたイベントです。
仮想通貨のエアドロップに関するよくある質問
続いて、仮想通貨のエアドロップに関するよくある質問に答えていきます。
最後まで確認していただき、疑問を解消したうえでエアドロップに参加しましょう。
- 仮想通貨のエアドロップに関するよくある質問
ギブアウェイ(Giveaway)とは何が違う?
基本的にギブアウェイもエアドロップも同じと考えて問題ありませんが、以下のような使い分けがされています。
エアドロップとギブアウェイの違い
- エアドロップ…一定のタイミングで指定の仮想通貨を保有することで報酬を得られる
- ギブアウェイ…イベントやキャンペーンに参加することで報酬を得られる
どちらにしても、無料で仮想通貨やNFTといったトークンが報酬として得られる点に違いはありません。
エアドロップもギブアウェイも上手に活用して、お得に仮想通貨の運用をしましょう。
エアドロップを受け取ると税金は発生する?
エアドロップを受け取った時点で、通貨が上場しており価格が付いているか否かで判断基準が変化するとされています。
例えば、すでに上場している仮想通貨Aをエアドロップで100万円分獲得したとすると、それは所得して計上されます。対して、どの取引所にも見上場でトークンの価格が付く前にエアドロップを受け取った場合、それらは他の通貨に変換、または日本円等に利確した瞬間に利益として認定されます。
エアドロップについて明確な言及はなされていないため、気になる方は税務署や税理士などの専門家に相談しましょう。
まとめ
仮想通貨のエアドロップを活用すれば、無料で仮想通貨を受け取れて場合によっては一攫千金を狙うことができます。
ただし、仮想通貨のエアドロップ情報は常に収集していないと、条件を満たすことができず乗り遅れてしまうことも少なくありません。
また、エアドロップを冠した詐欺がある点にも注意しなければいけません。
常にSNSなどで情報収集をして、スマートにエアドロップを活用しましょう。