米大手映画館チェーンAMC、2021年末までに映画チケットのビットコイン支払い可能に
2021/08/12・
Crypto Times 編集部
ニュース
米国の大手映画館チェーン、AMCシアターズを運営するAMCエンターテインメント社は、第2四半期決算発表の場において、2021年末までにビットコイン支払いを可能とするITシステムを導入することを発表しました。
AMCエンターテインメント社CEOのAdamAronによると、米国にあるすべての劇場において、オンラインで購入する際の映画チケットの支払いに、ビットコインの利用が可能になるとのことです。
ビットコイン支払いを実施した先例として、電気自動車メーカーのテスラ社があります。2021年3月にテスラ社はビットコインによる自動車の購入を開始しましたが、マイニングによる環境への影響を懸念し、2か月後の5月にビットコイン支払いを撤回しています。
今回AMCより発表されたビットコインによる映画チケットの支払いでは、自動車よりも多くの決済が実施されることが予想できます。取引手数料や、環境への負荷について、どのような対応を検討するのか注目です。
AMCのビットコイン決済が観客に受け入れられることで、他国でも検討する劇場が出てくる可能性も考えられます。上手に環境問題や手数料と折り合いつく形を構築していってほしいです。
また、これまで様々な映画作品とのコラボレーションNFTが販売されてきましたが、ビットコインで映画チケットを購入するとNFTがついてくる、映画チケット自体がNFTになる、など今後の発展にも非常に期待できそうです。
NFTマーケットプレイス「Nifty’s」が映画「Space Jam: A New Legacy」とコラボNFT販売
VeVe マーベルシリーズ初のスパイダーマンNFTの販売を発表
記事ソース:CNBC
画像:shutterstock