分散型取引所Bancorハッキング被害、1350万ドル相当
Crypto Times 編集部
この記事の3つのポイント!
- 分散型仮想通貨取引所Bancorがハッキング被害を受ける
- 被害総額は約1350万ドル相当
- Bancorはメンテナンスに入り、詳細は現在も調査中
分散型仮想通貨取引プラットフォームとして知られるBancorは7月10日、同公式ツイッターにてハッキング被害についての発表を行いました。
発表によると、現地時間7月9日にハッキングを受け、現在サービスやネットワークの復旧及びハッキングの追跡等を行っている模様です。
詳細は未だ調査中ということですが、現在公表されている被害額としてはイーサリアム(ETH)が約1250万ドル相当、さらにPundi X(NPXS)が約100万ドル相当、そしてBancor(BNT)が約1000万ドル相当となっており、総被害額は約1350万ドルにも及ぶとされています。
ハッキングが発覚後、盗まれたBancor(BNT)については凍結措置がなされましたが、その他のイーサリアム(ETH)などの通貨やトークンは凍結できず、現在も多くの取引所との協力のもと追跡中とのことです。
Here is the latest update on the recent security breach: pic.twitter.com/JroypFvBri
— Bancor (@Bancor) July 9, 2018
また、同公式ツイッターアカウントからの発表によると、今のところユーザーのウォレットへのヘッキングは確認されていないとのことです。
Bancorプラットフォームは現在メンテナンスを行っており、近日中の復旧が見込まれています。
To reiterate, no user wallets have been compromised in the attack.
— Bancor (@Bancor) July 9, 2018
We are close to reactivating the Bancor Network. We appreciate your support and the healthy debate on the balance between security and decentralization that has ensued.
— Bancor (@Bancor) July 10, 2018