特集・コラム
2024/02/19給与支払いの新時代|より広範なチェーンサポートを持つ「Hedgey」の概要と使い方
– 著者:Henry(@HenryWells1837) 以前の記事では、新しい給与の支払い方法として分散型資産ストリーミングプロトコルのSablier Financeをご紹介しました。今回は、その競合である「Hedgey」に焦点を当てます。 Hedgeyは、従来の総務や経理部門で発生していた人的コストを大幅に削減するポテンシャルを持っているプロジェクトです。 実際の導入事例や使い方と共にHedgeyついて紹介していきます。 Hedgeyとは? Hedgeyは、Sablier Financeと同様にトークンの配布を自動化できる分散型プロトコルです。 このプラットフォームは、Celo、Gitcoin、Gnosis、Shapeshift、Index Coop、Collablandなどの著名なチームと協力して開発を進めており、トークンの配布を効果的かつ柔軟にすることが可能です。 主なオンチェーン機能 Token Vesting Investor Lockups Automated Token Grant Payouts Token Streams Community Token Drops Periodic Token Distributions General Token Time - Locks これらの機能は完全にオンチェーンベースで行われ、発行から管理までのプロセスをシンプル化します。 また、Hedgeyの対応チェーン数は26となっており、Sablierの対応チェーン10と比較して2倍以上多いことも注目すべき点です。テストネットに関しても、Hedgeyは3チェーン、Sablierは1チェーンと非常に柔軟に対応しています。 トークンの給与払いについて Sablierと同様にHedgeyでも日時なども含めた様々な詳細設定を決めた上で配布が可能で、最大で50,000人に配布をすることができます。 トークンのべスティングについて Hedgeyによるベスティングプランは、従来のベスティング方式を踏襲しており、クリフ、*遡及的開始日、柔軟なベスティングスケジュールを含むオンチェーン上での運用となります。Sablierと同様に、発行者や管理者による取り消しも可能です。 さらに、線形や周期的なアンロック戦略、オプションでのオンチェーンガバナンス投票や委任権などの機能も備えており、無料で利用することが可能です。 *遡及的開始日について:Web3プロジェクトで働く場合、プロジェクトに貢献を開始した日付よりも後にトークン配布のベスティング計画が作成されるケースが多々存在します。その際、ベスティングの開始日をプロジェクトへの貢献開始日(遡及的開始日)に前倒しにする方式が取られることがあります。 トークングラントの特徴 グラント機能では、ベスティング機能と同様に、線形や周期的な配布、取り消し可能または不可能なオプション、転送可能性の設定など、高度にカスタマイズ可能です。 Hedgeyの実際の導入事例 Celo財団への導入 「Hedgeyの最大の魅力は、人事部門が以前は財務部門が行っていた多くの作業を自分たちで処理できるようになる点です。直感的なUIとSafeとの緊密な統合により、私たちのチームはより少ない労力で、より多くのことを、より良く、より速く行うことができます。」 - Thomas Kwon:Celo Foundation Celo財団では、以前はオフチェーンでのベスティングを行っていましたが、効率化を図るためにオンチェーンのベスティングに移行し、その際Hedgeyを採用しました。Celo財団の前CFOであるThomas Kwan氏は、従来の財務担当者が行っていた作業を大幅に削減できたと述べています。 $PLUGのエアドロップ Genesis airdrop allocates 33% to the community, including: • 15% to Honeycomb holders • 2.5% to Ooga Booga Ticket holders • 6.6% to @ApiologyDAO seat holders from @mijanidao acquisition • and other criteria Check your wallet and claim here: https://t.co/CREjKaM9CU — the honey jar 🍯 (@0xhoneyjar) February 14, 2024 Bera Chain上でのローンチを予定しているBera Plugからの$PLUG配布は、対象ユーザーがHedgey経由でトークンをクレームできるように行われました。 Nile Exchange への導入 Welcoming @NileExchange to Hedgey! Nile is building the native liquidity layer on @LineaBuild and uses Hedgey for their team token vesting. Great to have you on board🐊 pic.twitter.com/WJRWyAIh0Q — Hedgey 🦔 (@hedgeyfinance) January 26, 2024 Nile Exchangeでは、チームメンバーへのトークンのベスティングにHedgeyを導入しました。 Hedgeyの使い方 それでは、実際にHedgeyを使ってみましょう。 【ケーススタディ】 株式会社Xは、新規プロジェクトを立ち上げることになり、本日付で海外で活動しているフリーランスのコンサルタントBobさんと3ヶ月間の戦略アドバイザー契約を結びました。 報酬条件は、以下の通りです。 ♢契約条件 3ヶ月間の合計報酬額は300 $LION (テストネットトークン)。 支払いスパンは1ヶ月に1回。 契約日にトークンによる報酬のトランザクション履歴を送付する必要がある。 今回の記事ではSepoliaテストネットを利用していますが、こちらのテストネットではSepolia ethを配布することが出来ません。 もし実際に使用する場合は、OptimismやAbitrumなどのガス代が安価なメインネットチェーンを活用ください。 Hedgeyへアクセスします ( https://app.hedgey.finance/vesting )。 実際に使用する「ネットワーク」を選択してください。 次に、画面左上に対象ネットワークのトークンが表示されていることを確認してください。 Token - 配布するトークンを選択します。今回は、専用のテストネットトークンの$LIONを使用します。 Unlock frequency - 今回は、定期的に配布するので "Periodic" を選択します。 Unlock Period Schedule - 毎月配布するので、"Monthly" を選択します。 Vesting Term - 3ヶ月にかけて配布するので、"3"と入力します。 Cliff - こちらは0になります。 *ここまでの選択と入力が終わったら画面下へスクロールすると下記のPlan Summaryが表示されるので、配布スケジュールを確認しましょう。 6. 上記の選択と入力が終わったら、"Next : Administration"をクリックします。 Administrationの設定を行います。今回は、テストネットトーンのため、"Allow on-chain governance"が選択できませんが、ガバナンスを実施しているトークンの場合、こちらを選択することで配布期間中もガバナンスに参加することができます。 また "Vesting admin Address"では、アドミンのウォレットアドレスを決めることで、そのアドレスがトランザクションを途中で中止することなどもできます。Sablierよりも、より詳細に設定することができます。 これらの設定が完了したら、"Next : Details"をクリックします。 Recipient Address - 受取人のウォレットアドレスを入力します。 Amount of tokens - 配布するトークンの合計数量を入力します。 Vesting Start date - 配布開始日を選択します。 Plan Summaryを確認します。 今回の配布スケジュールでは、2024年5月18日に配布が完了します。 内容を確認して、チェックボックスにチェックマークを入れてConfirmします。 配布トークンのApproveを実行します。 Approveが完了したら、Distributeをクリックしトランザクションを実行します。 トランザクションが完了したら上記の画面になります。こちらで完了です。 トランザクションが無事完了した後、Etherscanなどのリンクを受取人に共有しても良いかもしれません。 上記は、受取人のウォレットアドレスでHedgeyにアクセスした際の画面です。Received Vesting Plansに、配布したトークンについて反映されています。 HedgeyとSablier、どちらを選ぶべきか? HedgeyとSablierのどちらを選ぶかは、プロジェクトのニーズによって異なります。 5人のような少数人へトークン配布を行う場合、どちらを使用しても大きな差はありません。 より多くのチェーンをサポートする必要がある場合は、Hedgeyが良いかと思います。 もし利用したいチェーンがどちらでも対応している場合はまずはテストネットで両方試していただき、「操作性」や「UI」などから各自にとって使いやすいものを選んでいただくのが良いのではないでしょうか。 まとめ:Hedgeyの導入による最先端の給与支払い 本記事では、Hedgeyの概要及び使い方について説明しました。HedgeyやSablierの出現により、従来の総務や経理部門で発生していた人的コストを大幅に削減することが可能になりました。 削減されたコストは、新たな事業への投資や従業員の福利厚生の向上など、さまざまな形で再投資することができ、新しい組織構造の創出へもつながるのではないでしょうか。 新しい技術ツールの導入により、従業員との関係性の再定義や組織内の再構築が期待されます。 Hedgey 公式リンク HP:https://app.hedgey.finance/ X(旧Twitter):https://twitter.com/hedgeyfinance Discord:https://discord.com/invite/TtGMrSybNe Doc:https://hedgey.gitbook.io/hedgey-community-docs/
特集・コラム
2024/02/13Celestia/$TIAのステーキング、購入方法を解説|次なるエアドロップ獲得目指す
– 著者:Henry(@HenryWells1837) 2024年2月時点で時価総額4,800億円以上となるモジュラー型ブロックチェーンプロジェクトCelestiaでは、$TIAトークンのステーキングが行えます。 先日、エアドロップが実施されたDymensionでは、$TIAのステーカーを対象に記事執筆時215億円分の$DYMトークンが割り当てられました。 本記事では$TIAをステーキングしてエアドロップを獲得したい初心者向けに、$TIAの入手方法からステーキングまでのプロセスを紹介します。 Celestiaの概要 [caption id="attachment_106533" align="aligncenter" width="641"] Celestia[/caption] Celestiaは、モジュラー型のコンセンサスとデータネットワークを備え、最小限のオーバーヘッドで独自のブロックチェーンを容易にデプロイできる設計が施されたプロジェクトです。 ステーキングに基づくこのネットワークでは、ユーザーはバリデーターに委任することでネットワークを保護し、報酬の一部を受け取ることができます。 $TIAのステーキング基本情報 最小ステーキング額は1 TIA、ウォームアップ期間はありません。アンボンディング期間(ステーキングが解除できるまでの期間)は21日間です。 エアドロップの獲得を目指したい場合は、目安として最低25$TIAをステーキングしてみましょう。確実に獲得したい場合は、50$TIAを推奨いたします。 $TIAのステーキング方法 [caption id="attachment_106538" align="aligncenter" width="646"] 出典元: CryptoFX / Shutterstock.com[/caption] $TIAを入手する 現在、$TIAは国内取引所では入手できません。そのため、国内取引所で$ATOMを入手し、IBC Transferを利用してCelestiaに送信します。$ATOMの購入は、GMOコインで可能です。 *上記以外の方法として国内取引所で$ETHなどを購入後、$TIAを取り扱っている海外取引所に送金して購入する方法もありますがここでは省略します。 ウォレットをインストール $ATOMを取引所で入手したら、次に「Leap Wallet」のインストールを行います。*今回はGoogle Chromeからのインストール方法を紹介 Chromeのウェブストアへアクセスして「Leap Cosmos Wallet」と検索してください。表示された画面で「Chromeに追加」を選択し、インストールを完了させます。 追加が完了したら、「Create New Wallet」を選択してください。 3. 12語のシードフレーズが表示されます。こちらをメモ用紙に控えておき、その後、確認の入力作業を行った上でウォレットのパスワードを決めてください。 4. パスワードの設定が完了したら、ウォレットの作成は完了です。完了後は、下記の画面に移動します。 $ATOMを送信する 取引所で購入した$ATOMを送信します。受け取りアドレスは上記のLeapウォレット作成後に表示された画面の「Receive Assets」をクリックしてください。下記のように、ウォレットアドレス及びQRコードが表示されます。 取引所より上記のアドレスを入力して送信します。送信が完了したらLeap ウォレットに送信した$ATOMが反映されていることを確認してください。 $TIAへSwap(交換)する $ATOMの受け取りが確認できたら、次に$TIAへSwapを行います。画面左下の「Swap」を選択してください。 「Swap」をクリックしたら、下記の画面に変更されます。 こちらは「IBC Swaps」と言い、Swapに加えて他チェーンへトークンを移動させる機能を併せ持っています。 送り元 : Cosmos Hub 送信先 : Celestia 上記の選択が終了したら、$TIAにSwapする枚数を入力します。送り元のCosmos Hubにある全ての$ATOMを$TIAにSwapしないように注意ください。 「Review」ボタンを押したら、画面が切り替わります。数量に間違いがなければ「Proceed」をクリックしてください。時間帯にもよりますが、5分以内には完了します。 $TIAをステーキングする Swapが完了したら、次はSwapした$TIAのステーキングです。下記画面の、赤枠部分を選択ください。こちらの「Stake」という部分をクリックします。 クリックしたら、下記の画面に切り替わります。下記の画面のように、ネットワークの選択 ⇒ バリデータの選択 ⇒ ステーキングする枚数を入力してトランザクションを実行してください。これで、ステーキングが完了です。 まとめ 以上が、Celestiaの$TIAトークンをステーキングするための基本的なガイドでした。 紹介したプロセスを通じて$TIAの購入からステーキングに至るまでの一連の流れを体験し、エアドロップ獲得を目指してみてはいかがでしょうか。 $TIAのステーカーは今後も複数のプロジェクトのエアドロップの対象となる可能性があります。下記の記事も是非参考にしてみてください。 仮想通貨$TIAでエアドロップ獲得を狙う|期待プロジェクトを紹介 免責事項 ・本記事は情報提供のために作成されたものであり、暗号資産や証券その他の金融商品の売買や引受けを勧誘する目的で使用されたり、あるいはそうした取引の勧誘とみなされたり、証券その他の金融商品に関する助言や推奨を構成したりすべきものではありません。 ・本記事に掲載された情報や意見は、当社が信頼できると判断した情報源から入手しておりますが、その正確性、完全性、目的適合性、最新性、真実性等を保証するものではありません。 ・本記事上に掲載又は記載された一切の情報に起因し又は関連して生じた損害又は損失について、当社、筆者、その他の全ての関係者は一切の責任を負いません。暗号資産にはハッキングやその他リスクが伴いますので、ご自身で十分な調査を行った上でのご利用を推奨します。(その他の免責事項はこちら)
特集・コラム
2024/02/09給与支払いの新時代|分散型資産ストリーミングプロトコル「Sablier」の使い方
– 著者:Henry(@HenryWells1837) ブロックチェーン技術や関連技術は日々進歩しており「給与支払い」に関しても新たなソリューションが誕生しています。 前回の記事では、昨今のワークスタイルの変化やグローバルで比較した際の日本の給与支払いに関する課題、そのソリューションとして分散型資産ストリーミングプロトコル「Sablier」の概要を解説しました。 本記事では、実際のSablierの使い方について紹介していきます。 Sablierの概要 [caption id="attachment_106391" align="aligncenter" width="687"] 画像引用元:https://sablier.com/[/caption] Sablierは、Ethereumベースの分散型資産ストリーミングプロトコルです。Sablierを活用することで、企業は給与のリアルタイム支払いを実現できます。 現在、SablierはEthereumをはじめ、Abitrum、Avalanche、Base、Binance Smart Chain、Gnosis、Optimism、Polygon、Scrollなど、多様なチェーンに対応。約2年前にはEthereumメインネットのみの対応でガス代が約$100になるなどの状況が発生していましたが、現在は複数チェーンへの対応により、より多くの企業がSablierを導入しやすくなっています。 今回は練習を兼ねて、テストネット(Sepolia)でのStream機能の使用方法をご紹介します。 Sablierの使い方 【ケーススタディ】 株式会社Xは、海外で活動しているフリーランスのコンサルタントBobさんと3ヶ月間の戦略アドバイザー契約を結びました。 報酬条件は、以下の通りです。 ♢契約条件 初日に500 $DAIの契約金が発生する。 月々の契約料は3,500 $DAIで、毎月月末に支払う。 契約金と初月の報酬振込みが確認でき次第、契約が開始する。 初月に取り組みが難しいと判断された場合、またはアドバイザー側に何らかの不備や不正が発生した場合、Xは直ちに契約を終了できる。 事前準備 Sepolia ETH Sepolia DAI テストネットを利用するためには、事前にテストネットトークンを確保する必要があります。効率的な入手方法については、別のブログ記事を参照してください。無料のFaucet機能を利用してテストネットトークンを入手する方法もありますが、一度に入手できる数量は限られています。 また、Sepolia DAIは、直接Explorerからmintしましょう。 Sepolia $DAIのMint方法 Sepolia Etherscan にアクセスします。 「Contract」⇒「Write Contract」⇒「Coneect to Web3」⇒ 「6.mint」と選択します。 to ( address )に自信のアドレスを入力。amount ( uint256 )にミントしたい数量を入力します。 最後に「Write」でコントラクトを実行します。*ミントする際の数量は、uint256で入力するという点にご注意ください。 SablierでのStreamの作成 Sablierの公式サイトにアクセスし、ウォレットを接続した状態で「Create Streams」をクリックします。 「Group」(複数のアドレスに送信する場合)または「Single」(単一のアドレスに送信する場合)を選択します。今回は「Single」を選択しましょう。 次に必要な情報を入力します。それぞれの項目の内容は以下です: Token - 配布したいトークンを選択(今回はDAI) Cancelable - トランザクション実行後のキャンセル可否 Transferable - 受信者がストリームを譲渡できるかどうか Amount - 配布数量 Recipient - 受取人アドレス Duration - 配布期間 ケーススタディに沿った実施例 Token: DAI Cancelable: 可能 Transferable: 可能 Amount: 3,500 と 500 Recipient: 指定アドレス Duration: 30日間と1日 今回の契約条件には「初月に取り組みが難しいと判断された場合、またはアドバイザー側に何らかの不備や不正が発生した場合、Xは直ちに契約を終了することができる。」と盛り込まれているので、Cancelable可能にしました。これで、株式会社Xは「支払い損」が発生するリスクを回避できます。 また、TransferableはBob側の方で管理がしやすいように譲渡可能としました。 トランザクションを実行後、管理画面からストリーミングによる配布進捗を確認できます。 このトランザクションのURLを送付すれば、支払い完了となります。 受取人のBobは、トランザクションが実行された直後から、ストリーミングが反映され、Withdrawを通じて配布されたDAIを受け取ることができます。 まとめ ブロックチェーン技術を用いたSablierを使った給与支払いは、企業が「リアルタイム」で「透明」かつ効率的に報酬を配布する新しい方法を提供します。 今回は給与支払いに焦点を当てましたが、USDCなどでの決済が日本でも日常化すれば、政治献金や寄付金、その他公的資金の使い方を透明化する上で、このサービスが役立つ可能性があります。 テストネットでの実践を通じてその便利さと効果を体験してみてはいかがでしょうか? Sablier 公式リンク HP:https://sablier.com/ X(旧Twitter):https://twitter.com/Sablier Discord:https://discord.gg/bSwRCwWRsT Medium:https://medium.com/sablier Github:https://github.com/sablier-labs Doc:https://docs.sablier.com/
特集・コラム
2024/02/08Dymension、約624億円規模のエアドロップを実施|ブリッジ方法や運用戦略を紹介
[no_toc] – 著者:Henry(@HenryWells1837) 2024年2月7日に、Dymensionのメインネットが正式にローンチされました。 Dymension mainnet is live!https://t.co/8y3pJ0ohCK pic.twitter.com/DOVcuj1yXf — Dymension (@dymension) February 6, 2024 この重要なマイルストーンに伴い、以前の記事でご紹介した$DYMの対象ユーザーへのエアドロップも実行されました。 本記事では、Dymensionのエアドロップ概要と$DYMを最大限活用する戦略について紹介します。 エアドロップ概要 今回のエアドロップでは、Tech、Culture、Moneyの3つのキーワードテーマに基づいて実施され、総供給量の7%にあたる合計*7,000万$DYM(記事執筆時約624億円)が配布されました 対象者には、Celestiaで$TIAをステーキングしていたユーザー、Ethereum L2の利用者、CosmosやSolanaのネットワークユーザー、特定のNFTを保有するユーザーが含まれます。 *70,000,000 × $6 × ¥148.57 = ¥62,399,400,000 ( 執筆時のレート ) $DYMの配布数量 Tech Celestia、Arbitrum、Optimism、Cosmos、Solanaなどのモジュラーエコシステムの発展に貢献した技術を利用していたユーザに対して、以下の内訳で$DYMが配布されました。 カテゴリ 条件 配布数量 割合 Celestia 2023年12月19日までに最低1$TIAをステーキング。*上限は、5,000$TIA 20,000,000 2.00% Ethereum L2 Arbitrum や OptimismなどのL2利用者。 10,000,000 1.00% Cosmos $ATOM及び$stATOMのいずれかを最低1ステーキングしていたユーザー。もしくは、$OSMOを最低10ステーキングしていたユーザー。 17,500,000 1.75% Solana 最低1$SOLをウォレットに保有し、かつWormholeなどのプロトコルを利用したことがあるユーザー。 10,000,000 1.00% Total 57,500,000 5.75% Culture 特定のNFTコレクションを持つコミュニティに総供給量の1.25%に相当する12,500,000$DYMが配布されました。 プロジェクト 条件 配布数量 割合 Pudgy Penguins 12月19日時点で当該NFTの保有者である。 5,000,000 0.5% Mad Labs 12月19日時点で当該NFTの保有者である。 2,500,000 0.25% Tensorians 12月18日時点で当該NFTの保有者である。 2,500,000 0.25% Bad Kids 12月19日時点で当該NFTの保有者である。 2,500,000 0.25% Total 12,500,000 1.25% Money メインネットのローンチ後には、特定のトークンをDymensionのポータルにブリッジするユーザーを対象としたインセンティブプログラムが導入されます。 対象トークン $DYM インセンティブ USDC 750,000 TIA 625,000 USDT 375,000 ATOM 250,000 ETH 250,000 SOL 250,000 Total 2,500,000 $DYMの確認方法 $DYMの受領を確認するためには、https://chainlist.org/ にアクセスして「Dymension」と検索し、Dymensionネットワークを追加してください。その後、Metamaskに配布された$DYMが反映されていることが確認できます。 Metamaskで確認した$DYMをOsmosisへ移行する方法 Metamaskに反映された$DYMは、IBC Transfer機能を利用してOsmosisへ移行し、売却することが可能です。 このプロセスには、Keplrウォレットが必要です。 利用しているブラウザで拡張機能を追加する際には、「Keplr」と入力し、ウォレットをインストールしてください。 インストール後は、Metamaskを使用しているユーザーは、秘密鍵をMetamaskからコピーしてKeplrにインポートしてください。 *ただしソフトウェアウォレットを使用している方に限ります。もし、ハードウェアウォレット + Metamaskの組み合わせで$DYMを受け取った場合は、Metamask上で新たにソフトウェアウォレットを作成し、そのアドレスへ送付。その後、当該ウォレットに紐づいた秘密鍵をKeplrに入力してインストールを実行してください。 その後、Dymensionチェーンがウォレットに反映され、残高を確認できます。 [caption id="attachment_106226" align="aligncenter" width="727"] Osmosisでのスワップの様子|画像引用元:osmosis.zone[/caption] その後は、IBC Transferを使って$DYMをブリッジし、Osmosisで希望のトークンと交換(Swap)ができます。 $DYMの上場後の動向 Dymensionのメインネットローンチ後、複数の中央集権型取引所(CEX)で上場が開始され、現在は約$6前後で価格が推移しています。 ある程度の価格の方向性を想定したうえで、次章で紹介する$DYMの活用方法を確認すると良いかもしれません。 エアドロップで受け取った$DYMを最大限活用する戦略 Dymensionプラットフォームのローンチに伴い、多くのユーザーが$DYMのエアドロップを受け取りました。 ここでは、受け取った$DYMに対して適用可能な戦略について、表でまとめました。 戦略 方法 メリット 注意点 ステーキング https://portal.dymension.xyz/dymension/staking にアクセスして、Validatorを選択してステーキングを実行します。 ステーキングにより、将来的なエアドロップ獲得の機会があります。 ステーキングには21日間の拘束期間があり、この期間中は$DYMを自由に売却することができません。 流動性供給 OSMOSIS等のDEXへの流動性供給。 スワップ手数料を受け取ることができます。 インパーマネントロス(価格変動による損失)のリスクがあります。 即売却 DEXもしくはCEXでの売却。 トークン価格の急落リスクから身を守ることができます。 価格が上昇した場合、早期売却による利益の機会損失があります。 上記3種類の戦略のいずれにもメリットと注意点があるため、ご自身が考える$DYMの価格の方向性やプロジェクト自体のポテンシャル、資産状況などを元に戦略を選択しましょう。 ステーキング時の注意点 ステーキング先を選ぶ際は、ネットワーク分散化への貢献の観点から、Validator順位の20位より下位である場合はエアドロップのさらなる見込みが期待できたりする場合もあります。 また、Comission率は悪質なところなどは100%に設定してある場合もあるので、目安として5%の所にするのが無難です。 まとめ Dymensionのエアドロップ概要と$DYMを最大限活用する戦略についてのご紹介でした。 エアドロップされた$DYMは、ステーキング、流動性供給、即売却と様々な選択肢があります。 各戦略のメリットと注意点を理解し、自分の目標とリスク許容度に合わせて適切な選択をして、慎重に進めることが重要です。 免責事項 ・本記事は情報提供のために作成されたものであり、暗号資産や証券その他の金融商品の売買や引受けを勧誘する目的で使用されたり、あるいはそうした取引の勧誘とみなされたり、証券その他の金融商品に関する助言や推奨を構成したりすべきものではありません。 ・本記事に掲載された情報や意見は、当社が信頼できると判断した情報源から入手しておりますが、その正確性、完全性、目的適合性、最新性、真実性等を保証するものではありません。 ・本記事上に掲載又は記載された一切の情報に起因し又は関連して生じた損害又は損失について、当社、筆者、その他の全ての関係者は一切の責任を負いません。暗号資産にはハッキングやその他リスクが伴いますので、ご自身で十分な調査を行った上でのご利用を推奨します。(その他の免責事項はこちら)
特集・コラム
2024/02/05給与支払いの新時代|ブロックチェーン活用でプロセスを最適化
– 著者:Henry(@HenryWells1837) 本記事では、ブロックチェーン技術の発展によって登場した多様な分散型アプリケーションを活用し、企業の効率化を目指す一環として「給与管理システム」の革新に焦点を当てます。 株式会社ロクブンノニ(当メディア運営会社)コンサルティング事業部では、先端技術のリサーチを通じて企業が直面する課題の解決策を提案し、実装を支援しています。 今回はブロックチェーン技術を活用した分散型アプリケーション「Sablier」の導入で給与支払いの効率化と従業員の満足度向上を実現する方法を探ります。 関連記事:株式会社ロクブンノニ、Web3事業コンサルティング部門を設立 急速に変化するワークスタイル 直近の10年間で私たちのワークスタイルは劇的に変化しました。かつては終身雇用制が一般的であり、ほとんどの人にとって副業は遠い存在でした。しかし、ブログ、YouTube、Instagramなどの様々なWeb2.0サービスの普及により、働き方が大きく変わり、多くの人が本業の傍ら副業で収入を得るスタイルが一般化しました。加えて、2020年には新型コロナウイルス感染症の拡大が働き方に革命をもたらしリモートワークが多くの人々に受け入れられました。 技術やサービスの普及や勤務地に対する考え方の変化などの背景から、これからの日本では一人が複数の仕事に従事することがより一般的になると予想されます。そんな中、Web3.0の時代到来と共に企業の組織構造や雇用形態にも大きな変革が求められつつあります。 給与スタイルの比較とグローバル時代の課題 Web2.0の時代における平日の本業と週末や夜間の副業が一般的な働き方から、Web3.0によってもたらされる新しい労働スタイルへの変革が起こりつつあります。この変革は、終身雇用の終焉とフルタイム正社員の減少を意味し、プロジェクト単位の業務や業務委託が主流になることを示唆しています。言語等に関して問題がない場合、企業は従来以上にボーダーレスな人材雇用が可能となっています。 しかし、この新しいグローバルな労働形態では、特に給与支払いにおいて、多様な文化や慣習を持つ各地の従業員にとって課題が生じる可能性があります。 日本の伝統的な月末締めによる翌月中旬や月末の給与支払いシステムは、従業員にとって不利なものであり、一方でアメリカを含む多くの国では月に2回の給与支払いや当月締めの当月締め払いが一般的であり、またフリーランスや契約ベースの仕事では作業完了後に直ちに報酬を受け取ることが期待されています。 ボーダーレスで新しい労働形態を望む場合、グローバルスタンダードに適応した柔軟な支払いシステムへの移行が必要となります。これは、従業員が自分の働きに対して公正な対価をリアルタイムで受け取れるようになるための手段であり、これがグローバル規模を優秀な人材を引きつけ、維持する鍵となりえるのです。 ブロックチェーン技術の活用は、給与支払いにおけるイノベーションを促進し、国籍に関わらず従業員が公平かつタイムリーに報酬を受け取れるシステムの構築に貢献できます。これは従業員の満足度とモチベーションを向上させるだけでなく、企業文化のグローバル化における重要なステップとなり得ます。 日本企業がグローバルな人材を活用しつつ競争力を維持するためには、「日本の文化」としての給与支払い慣習を超え、従業員がどの国籍であってもその働きに応じて公平かつタイムリーに報酬を受け取れるような給与支払いシステムへの移行が不可欠です。 「Sablier」の導入とその意義 「Sablier」は、Ethereumブロックチェーンを基盤とする分散型の資産ストリーミングプロトコルです。 Sablierは"リアルタイムファイナンス"を実現し、従来の一括または周期的な給与支払い方法とは大きなユーザー体験をもたらします。 ERC-20トークンを用いた秒単位の支払いが可能になり、給与支払いにおける「透明性」、「セキュリティ」、「効率性」の向上が見込めます。 Sablierの主な用途 Sablierの主な用途は以下の通りです: 受給権の付与 給与の支払い エアドロップの配布 補助金や助成金の付与 Sablierは、スマートコントラクトを活用して給与をリアルタイムでストリーミングします。 企業はスマートコントラクトにトークンを預け、受取人、ストリームの期間、送信量を設定することで、指定されたトークンが設定期間にわたって従業員に配布されます。 従来の給与支払い方法では、労働に対する対価の受け取りが後ろ倒しにされがちであり、これが従業員の満足度に影響を及ぼしていました。Sablierを活用した場合の支払いプロセスは効率性と透明性を大幅に向上させ、従業員は自分の給与をリアルタイムで受け取ることが可能になります。 また、通常の給与の支払いだけでなく、補助金や助成金の付与なども容易に行うことが可能です。 まとめ ブロックチェーン技術の導入は、企業の給与支払いプロセスを効率化するだけでなく、従業員との信頼関係を深める機会も提供する可能性を秘めています。 今回紹介したSablierプロトコルは、企業の支払いに関して透明性、セキュリティ、効率性を向上させるツールであり、サービスを導入することで運営コストの削減と従業員満足度の向上が可能になります。 株式会社ロクブンノニのコンサルティング事業部は、先端技術のリサーチと実装支援を通じ、企業の持続可能な成長をサポートしていきます。次回はSablierの具体的な使い方について詳しくご紹介します。
特集・コラム
2024/01/30仮想通貨$TIAでエアドロップ獲得を狙う|期待プロジェクトを紹介
– 著者:Henry(@HenryWells1837) 先日、大型エアドロップが実施されたことでも話題のCelestia/$TIAは、記事執筆時の時価総額で29億ドル(約4,270億円)を記録する注目プロジェクトです。 本記事では、$TIAをステーキングすることで新たにトークンが得られた、または今後得られる可能性のあるプロジェクトを紹介します。 関連記事:【約1287億円規模】仮想通貨Celestiaのエアドロップを振り返る|今後の獲得戦略も解説 トークン配布が決定したプロジェクト プロジェクト Twitter ティッカー 配布条件 Dymension https://twitter.com/dymension $DYM 2023年12月19日時点 (ブロック高360,000)に最低1$TIAをステーキングしていたウォレットアドレスが対象。 Doki https://twitter.com/doki_coin $DOKI 最低9.9$TIAをステーキングしているウォレットが対象。 Registration 期間は既に終了しているため、手続きを行った方は https://dokicoin.io/dashboard より枚数の確認が可能。 Saga https://twitter.com/Sagaxyz__ $SAGA 2023年11月7日から12月1日までに最低25$TIAをステーキングしていたウォレットアドレスが対象。参照 U Protocol https://twitter.com/u_protocol $YOU 配布条件不明。参照 Alt Layer https://twitter.com/alt_layer $ALT $TIAステーカーに対する配布は確定しているが、配布数量及び条件不明。参照 上記が$TIAのステーキングユーザーを対象にエアドロップの配布が決定した、またはされる可能性のある8つのプロジェクトです。 Alt Layerの$ALTトークンはすでに配布と上場が実施されており($TIAステーキングユーザーへの配布は未実施)、記事執筆時の価格は0.42ドルを記録しています。今回のエアドロップでは、総供給量の3%にあたる3億枚の$ALTが割り当てられており、これは現在価格換算で1.26億ドル(約185億円)となります。 $TIAのステーカー(+その他)にはエアドロップ配布分の9.92%の$ALTトークンが割り当てられており、これを上記価格で換算すると1250万ドル(約18.4億円)に。$TIAに関連するエアドロップの規模の大きさが窺えます。 注目プロジェクト「Dymension」 今回は8つのプロジェクトの中から、エアドロップで獲得するトークンとしてさらなる有用性を期待できるトークンを発行するDymensionを紹介します。 Dymensionは、PoSを採用した分散型のレイヤー1ブロックチェーンです。 RollApps(フロントエンド)はセキュリティ、相互運用性、流動性を提供し、様々なアプリケーションの開発に対応し、 Dymension Hub(バックエンド)はネットワークを整理し、RollAppsからのリクエストを処理して通信を促進します。 データ可用性ネットワークはCelestiaやAvailから選択可能で、分散化されたデータベースを提供します。 $DYMトークン概要 $DYMの10億供給量は「バーン」、「取引手数料」、「トークンロック」の3つの分野での需要に対応。 スワップ時の手数料に加え、RollAppのシーケンサーは$DYMを債権としてステーキングする必要があります。 $DYMトークンアロケーション カテゴリ 割り当て 公開割当 8% エコシステムおよび研究開発 (R&D) 20% インセンティブマネージャー - オンチェーンDAO 33% コミュニティプール - オンチェーンDAO 5% バッカーズ 14% コア貢献チーム 20% $DYMアンロックスケジュール カテゴリー アンロックスケジュール ジェネシス・ロールドロップ ジェネシス時に全てアンロック インセンティブ付きテストネット* ジェネシス時に全てアンロック インセンティブマネージャー - オンチェーンDAO ジェネシス時にガバナンス利用可能(非流通) コミュニティプール - オンチェーンDAO ジェネシス時にガバナンス利用可能(非流通) バッカーズ 12ヶ月のロックアップ後、24ヶ月にわたるリニアベスティング エコシステムと研究開発 33%が直ちに利用可能、残りは3年間でリニアにベスト コア貢献チーム 12ヶ月のロックアップ後、24ヶ月にわたるリニアベスティング $DYMエアドロップ詳細 Redistribution is complete. Your DYM is set! Genesis Soon.https://t.co/UhGe9EjM4i — Dymension (@dymension) January 29, 2024 2023年1月30日に最終配布数量が確定した$DYMを実際にClaimしたウォレットアドレスは、528,523アドレスでした。 また、一人あたりに配布される$DYMの枚数は、Claim手続き当初よりも増えています。 *エアドロップ対象の方は、https://genesis.dymension.xyz/ より確認できます。 注意 公式ツイートの下に、不正リンクへ誘導する偽物アカウントのツイートが頻出していますのでお間違えの内容にしてください。以下は、ハッキングなどを目的にした偽物のアカウントです。赤枠で囲ってある所は、スペリングを巧妙に前後ずらしてユーザーを困惑させるようになっています。また、それに対しての意図的な「いいね」と本物の公式アカウントと間違ったユーザーによって、数千の「いいね」がついています。 $TIAステーキングで今後エアドロップ獲得が期待できるプロジェクト 今後、$TIAをステーキングすることでエアドロップの対象となる可能性があるプロジェクトの一覧です。 プロジェクト名 公式Twitter ティッカー Movement https://twitter.com/movementlabsxyz $MOV EigenLayer https://twitter.com/eigenlayer $EIGEN Aevo https://twitter.com/aevoxyz $AEVO Berachain https://twitter.com/berachain $BERA MilkyWay https://twitter.com/milky_way_zone $MILK Caldera https://twitter.com/Calderaxyz 不明 Monad https://twitter.com/monad_xyz 不明 Fluent https://twitter.com/fluentxyz 不明 Radius https://twitter.com/radius_xyz 不明 Unicorn https://twitter.com/unicornandmemes $UNICORN Light Link https://twitter.com/LightLinkChain $LL Eclipse https://twitter.com/EclipseFND 不明 Fuel https://twitter.com/fuel_network $FUEL Hyper Network https://twitter.com/hypr_network $HYPR 上記には、数十億円規模の資金調達を実施しているプロジェクト等も含まれているため、規模の大きいエアドロップが実施される可能性もあります。 注目プロジェクト3選 今回は前述の12つのプロジェクトの中から、気になるプロジェクトを3つご紹介します。 Movement Movementは、分散型ネットワークのセキュリティと効率を向上させるためのツールとインフラを開発しています。 スマートコントラクトの安全性とブロックチェーンのスケーラビリティに重点を置き、分散型経済における新しいアプリケーションの開発を先駆けています。 Moveプログラミング言語のセキュリティとパフォーマンスを活用することで、Movementは開発者とユーザーの双方を強化するオープンプロトコルを設計しており、より安全でアクセスしやすいブロックチェーンエコシステムの育成を目指しています。 Aevo Aevoは、プロのオプショントレーダーに必要な全ての機能を備えた、注文簿ベースの高性能な「分散型取引所」です。 これには、ポートフォリオマージンを含む堅牢なマージンシステムや、日次/週次/月次/四半期オプションを含む数百の取引可能な金融商品が含まれます。 これらはすべて、スケールのために設計されたカスタムEVMロールアップ上に構築されており、セキュリティのためにイーサリアムにロールアップされます。 Caldera Calderaは、Arbitrum NitroおよびOptimism Bedrockフレームワークを使用して、高性能でカスタマイズ可能なアプリケーション固有のロールアップを立ち上げることができる「ロールアップデプロイメントプラットフォーム」です。 Calderaのロールアップには、高性能RPCノード、ブロックエクスプローラー、データインデクサー、および決済チェーンへのブリッジインターフェースが付属しています。 また、Calderaのロールアップは、40以上のトップWeb3インフラストラクチャプロバイダーとの統合からも恩恵を受けています。 まとめ $TIAをステーキングすることでエアドロップを獲得できる/期待されるプロジェクトの一覧を紹介してきました。 これらのプロジェクトは、エコシステム内でのさまざまな活動を通じて、ユーザーに新しい機会と利益を提供することを目指しています。今後も$TIAステーキングのメリットを最大限に活用していきましょう。 仮想通貨エアドロップ戦略|$TIAを活用した2つの戦略を紹介 免責事項 ・本記事は情報提供のために作成されたものであり、暗号資産や証券その他の金融商品の売買や引受けを勧誘する目的で使用されたり、あるいはそうした取引の勧誘とみなされたり、証券その他の金融商品に関する助言や推奨を構成したりすべきものではありません。 ・本記事に掲載された情報や意見は、当社が信頼できると判断した情報源から入手しておりますが、その正確性、完全性、目的適合性、最新性、真実性等を保証するものではありません。 ・本記事上に掲載又は記載された一切の情報に起因し又は関連して生じた損害又は損失について、当社、筆者、その他の全ての関係者は一切の責任を負いません。暗号資産にはハッキングやその他リスクが伴いますので、ご自身で十分な調査を行った上でのご利用を推奨します。(その他の免責事項はこちら)
特集・コラム
2024/01/25AltLayerのエアドロップが開始|プロジェクト概要と配布条件を紹介
– 著者:Henry(@HenryWells1837) AltLayerのトークンに関するエアドロップが公式より発表されました。 📢Update: $ALT Airdrop Claims have now opened as of 9:00 AM UTC. https://t.co/LpfHsHu4Gk Those eligible for AltLayer Airdrop Season One - please visit the official airdrop website to claim your $ALT! Rest assured you will have one month to claim your $ALT tokens. https://t.co/zSYJw8gGt4 — AltLayer (@alt_layer) January 25, 2024 本記事では、AltLayerの概要、特徴、トークンの機能性、そしてシーズン1のエアドロップについてご紹介します。 AltLayerとは AltLayerは、アプリケーション開発者向けのプラットフォームで、ノーコードでロールアップを立ち上げることができるRollups as a Service ( RaaS) を提供する分散型プロトコルのプロジェクトです。シードラウンドでは、720万ドルを調達し、Polygon Capital、Breyer Capital、Jump Cryptoが出資に参加しています。 開発チームは、Dr. Yaoqi Jia(元Parity Asiaディレクターであり、Zilliqaの共同創設者兼CTO)によって率いられており、Parity、Zilliqa、Synthetixでの経験を持つ業界の専門家と受賞歴のある研究者で構成されています。 リステークロールアップ このプロジェクトの注目すべきポイントは「リステークロールアップ」です。 これは、OP Stack、Arbitrum Orbit、ZKStack、Polygon CDKなどのロールアップスタックから作成された既存のロールアップに、追加のセキュリティ、分散化、相互運用性、および暗号経済的に迅速な決済の特性を提供する新しいアイデアです。 リステークロールアップは、以下の点で特徴づけられます。 ロールアップスタックの利便性とEigenLayerのリステーキングメカニズムの組み合わせ ・OP Stack、Arbitrum Orbit、ZKStack(ZKSyncによる)、Polygon CDKなどのロールアップスタックを使用して簡単にロールアップを立ち上げることができます。 ・EigenLayerのリステーキングメカニズムを活用して、ネットワークのセキュリティを確立し、分散型ネットワークを構築します。 アクティブ検証サービス(AVS)の統合 ・リステークロールアップは、特定のロールアップのためにオンデマンドで作成される3つの垂直統合型AVSのセットです。 ・これらのAVSは、ロールアップの状態の正確性の検証、迅速な決済、および分散型シーケンシングといった重要なサービスを提供します。 モジュラーコンポーネントの活用 ・VITAL(ロールアップの状態の分散型検証のためのAVS)、MACH(迅速な決済のためのAVS)、SQUAD(分散型シーケンシングのためのAVS)といったモジュラーコンポーネントを通じて、上記のサービスが提供されます。 リステークロールアップの主な目的は、アプリケーション開発者が特定のニーズに合わせてカスタマイズされたロールアップを迅速かつ簡単に立ち上げることを可能にし、それによってブロックチェーンのセキュリティ、柔軟性、および効率性を高めることにあります。 これにより、AltLayerはブロックチェーン技術における革新と迅速な実験を促進することを目指しています。 $ALTトークンについて AltLayerがこれから発行するネイティブユーテリティトークンの$ALTは、以下の重要な機能を持っています: 経済的債権 $ALTは、再ステークされた資産と共に経済的なステーク(担保)として使用され、悪意のある行動が検出された場合には、減少されることがあります。 ガバナンス $ALT保有者は、ガバナンスへの投票権を獲得します。 プロトコルインセンティブ エコシステムのオペレーターは、各自のサービス提供に対して$ALTを報酬として獲得します。 プロトコル手数料 ネットワーク参加者は、$ALTをAltネットワークのサービス利用料として利用します。 シーズン1のエアドロップの対象者と資格基準 今回発表されたエアドロップ(シーズン1)では、以下の条件に該当するユーザーが配布対象でした。 資格基準 割合 NFT保有者 35.47% Altitudeキャンペーン参加者 37.07% EigenLayerリステーカー 13.05% EigenLayer エコシステムパートナーズ 4.49% $TIAステーカー 9.92% NFT保有者: NFT 数量 The OG Badge NFT 389 Oh Ottie ! 1,768 Altitude キャンペーン参加者: フェイズ 対象アドレス Phase 1 - テストネットブリッジ 104,472 Phase 2 - beacon / ロールアップステーキング 83,418 Phase 3 - リステーキング / フラッシュレイヤー 150,674 Phase 4 - FOCG 130,623 *上記は、プロジェクトGalaxeで開催されたイベントになります。 * 対象になるためには、ブロック16107850 から 18769911の間にEthereum メインネットで最低1回のトランザクション実績があることが条件でした。 *複アカ対策として、特定のウォレットと紐づいているウォレットは対象外となりました。 EigenLayerリステーカー: Tier ( Restaked ポイント保有者 ) 対象アドレス 720 〜 72,00 22,401 7,200 ~ 15,000 2,464$TIAステーカー 15,000 ~ 25,000 1,113 25,000 ~ 50,000 1,129 50,000 ~ 1,612 EigenLayer エコシステムパートナーズ: EigenLayer チームとエコシステム・パートナーの計39のチーム。 $TIAステーカー: 公式からの詳細は後日発表されます。 今回のエアドロップのクレーム期間は、2024年1月25日から2月25日までです。対象の方々は、クレームを忘れないようにしましょう。 The official claim site for AltLayer Airdrop Season One is now live: https://t.co/AzjAWSaidx Starting now, you can check your eligibility. ⚠️Note that you cannot claim your ALT tokens yet. The “Claim” button will be enabled at 9:00 UTC on Jan 25. pic.twitter.com/CYyW06b4ai — AltLayer (@alt_layer) January 25, 2024 また、スキャムサイトへの誘導などにも気をつけましょう。 $ALTトークンを活用した戦略 エアドロップされた$ALTトークンの取り扱いには、以下の3つの選択肢があります: ・売却:CEXやDEXでの売却。 ・運用:貸付、流動性の供給、ステーキングなど。 ・保有:ウォレットへの保有継続。 各ユーザーの戦略は異なるため、正解はありません。例えば、売却を選択した場合、得た利益を$TIAの購入資金にしてステーキングや運用に利用できます。 関連記事:仮想通貨エアドロップ戦略|$TIAを活用した2つの戦略を紹介 現時点では$ALTの貸付先プロジェクトは未定ですが、過去の大型エアドロップで配布された$OP、$ARB、$TIAなどは流動性の供給や貸付担保の資産として利用されていました。 運用先での紛失リスクを回避したい場合は、ハードウェアウォレットに保有することも一つの選択肢です。複数の選択肢を組み合わせることも戦略として有効です。 まとめ AltLayerのエアドロップは、今回のシーズン1に続いてシーズン2が計画されています。 エアドロップを逃した方は、シーズン2で$ALTトークンを獲得するチャンスをぜひ活用してください。 【約1287億円規模】仮想通貨Celestiaのエアドロップを振り返る|今後の獲得戦略も解説 免責事項 ・本記事は情報提供のために作成されたものであり、暗号資産や証券その他の金融商品の売買や引受けを勧誘する目的で使用されたり、あるいはそうした取引の勧誘とみなされたり、証券その他の金融商品に関する助言や推奨を構成したりすべきものではありません。 ・本記事に掲載された情報や意見は、当社が信頼できると判断した情報源から入手しておりますが、その正確性、完全性、目的適合性、最新性、真実性等を保証するものではありません。 ・本記事上に掲載又は記載された一切の情報に起因し又は関連して生じた損害又は損失について、当社、筆者、その他の全ての関係者は一切の責任を負いません。暗号資産にはハッキングやその他リスクが伴いますので、ご自身で十分な調査を行った上でのご利用を推奨します。(その他の免責事項はこちら)
特集・コラム
2024/01/24仮想通貨エアドロップ戦略|$TIAを活用した2つの戦略を紹介
– 著者:Henry(@HenryWells1837) 本記事では大型エアドロップ実施でも話題となった「Celestia」の$TIAトークンを活用した運用方法を紹介します。 前回の記事では、Celestiaからの$TIAの概要を中心に、エアドロップされた$TIAをデリゲートすることで獲得できた新たなエアドロップやデリゲート数量について書きました。 今回は$TIAと4つのプロジェクトを活用した運用戦略を紹介します。より多くのエアドロップを獲得する可能性を探っていきましょう。 $TIAの運用に使用するプロジェクト 今回の記事では以下4つのプロジェクトを活用します。 No. カテゴリ プロジェクト名 一言タスク 1 Liquid Staking Milkyway $milkTIAの発行を行います。 2 DEX Demex $TIA または $milkTIAを貸付けます。 3 Bridge Hyperlane 他チェーンへのブリッジを行います。 4 Lending Layer Bank $TIAを貸付けます。 注意点 どの戦略を選択する場合でも「ハッキングリスク」に注意が必要です。特に貸付を行う際は、貸付先がハッキングに遭うリスクがあることを理解認識しましょう。 戦略1:「Milkyway」と「Demex」を用いたレバレッジステーキング この戦略では、ブリッジサービスを使用せず、OsmosisとCarbonを利用します。ガス代として$OSMOと$SWTHを確保し、Milkywayで$TIAを$milkTIAに変換した後、Demexでレバレッジステーキングを行います。 ◇主な流れ ウォレット ⇒ Osmosis で$OSMOと$SWTHを確保。$SWTHは、IBCトランスファーでCarbonに送信。⇒ Milkyway で$TIAを$milkTIAに。⇒ Demexでレバレッジステーキングを行う。 Milky Wayの概要 Milkywayは、Celestiaブロックチェーンエコシステム用のリキッドステーキングプロトコルです。$TIAをステーキングすることで"$milkTIA"を獲得し、DEXへの流動性供給、貸付担保、永久取引に利用できます。将来はガス代への支払いにも使用が検討されています。 *参照 https://forum.celestia.org/t/liquid-staking-tia-with-stride/1108 Milkywayでは$MILKのトークン発行が決まっています 。各ユーザーは、$milkTIAを発行することで、$MILKトークンのエアドロップをここで獲得できることが期待できます。 *参照 https://docs.milkyway.zone/learn/MILK Milkywayの使い方の流れ 1. まず、Milkywayのサイトにアクセスしてください。 2. Wallet に接続します。 3. 保有している$TIAをStakeすることで、$milkTIAがOsmosis上に発行されます。 Demexの概要 DemexはDEX上の取引所で、$TIAと$milkTIAを貸付が可能です。 $milkTIAの方は、ボーナスリワードとして$SWTHを入手することができます。 Demexを利用する場合の注意点としては、$TIAや$milkTIAを貸し付けることになるため、Milkywayのスナップショット時に$milkTIA所有者であるかどうかについて注意が必要です。 戦略1の手順 この戦略では、$milkTIAのデペッグリスクや$TIAの借入利率が$milkTIAの利回りを超えない限り、レバレッジステーキングが可能です。 戦略の流れは以下の通りです:*Milkywayで$milkTIAをすでに獲得している前提で説明します 1. $milkTIAを担保として有効化し、預け入れる →$milkTIAをステーキングまたは他の形式で担保に使用します。 2. $TIAを借りる →担保にした$milkTIAを利用して$TIAを借ります。 3. 借り入れた$TIAを$milkTIAで受け取る →$TIAを使用してさらに$milkTIAを獲得します。 4. $milkTIAを再度預け入れる →獲得した$milkTIAを再び担保として使用し、さらに$TIAを借りることができます。 このプロセスを繰り返すことで、担保として使用する$milkTIAから受け取るステーキング報酬を活用し、さらに多くの$TIAを借り入れ、それを再ステーキングすることで、さらに多くの$milkTIAを獲得することが可能です。この繰り返しにより、全体的なリターンが増加します。 この戦略は、$TIAと$milkTIAに特化したものですが、同様のアプローチは他のトークンペアにも適用可能です。ただし、各トークンの市場状況やリスクを考慮して慎重に進める必要があります。*その他にもDemexでは、Carbon上のステーブルコイン$USCを発行することが出来るので、こちらを用いた運用戦略も考えれます。今回は、$TIAと$milkTIAに主軸を置くため省略させていただきます。 戦略1を実施することで得られる可能性がある「条件」と「リターン」は以下の通りです: 想定される条件 ・$TIAステーカー : スナップショットは既に取られていると思われます。 ・$milkTIA発行者:$TIAをステーキングして$milkTIAを発行する。 ・両方の条件を満たしたユーザーへのボーナス:$TIAステーカーであり、かつ$milkTIA発行者である場合、追加のボーナスが得られる可能性があります。 想定されるリターン ・$MILKと$DMX:$milkTIAの発行やレバレッジステーキングを行うことで、$MILKや$DMXなどのトークンを獲得できる可能性があります。 ・$milkTIA発行によるステーキング報酬:$milkTIAを発行することで得られるステーキング報酬があります。 ・$milkTIAと$TIAのレバレッジステーキングによるDemexからのリターン:Demexを利用したレバレッジステーキングにより、追加のリターンを得ることが可能です。 戦略2:「Hyperlane」と「Layer Bank」を用いたブリッジとレンディング この戦略では、Hyperlaneを使用して$TIAを異なるチェーンに移動させ、Layer Bankでの預け入れを行います。 Layer Bankでの$TIA預け入れにより、$LABトークンが獲得でき、インセンティブプログラムを通じて$MANTAも得ることが可能です。この戦略2は前述の戦略1と異なり、貸付上限枠を超えていないため、現在も有効です。 Hyperlaneの概要 Hyperlaneは、Celestiaと他のチェーン間でトークンを移動させるブリッジサービスです。 Hyperlaneの使い方の流れ 1. Hyperlaneのサイトにアクセスして、Walletに接続します。 2. From で“Celestia”、Toで"Manta”を選択します。 3. 送信したい$TIAの数量を入力し、受取人のEVMウォレットアドレスを指定します。 4. Continueを選択してトランザクションを実行します。 LayerBankの概要 LayerBank は、EVMベースのLayer 2ネットワークを対象とした、非預託型のオンチェーン貸出プロトコルです。 LayerBankの使い方の流れ 1. LayerBankのサイトにアクセスしてWalletに接続します。 2. $TIAを選択して、”Supply”を選択してトランザクションを実行します。 本項目で紹介した戦略2、戦略1に比べて実施の難易度が低いです。また、獲得可能なリターンは、預け入れる$TIAの量によって変わる可能性があります。 当該戦略を実施することで得られる可能性がある「条件」と「リターン」は以下の通りです: 想定される条件 ・$TIAステーカー:スナップショットは既に取られていると思われます。 ・$milkTIA発行者 ・ +α 両方の条件を満たしたユーザー:ボーナスがある可能性があります。 想定されるリターン ・Hyperlaneのトークン、$LAB、$MANTA この戦略では、より低リスクで実施可能な運用が期待でき、$TIAのさらなる価値増加につながる可能性があります。ただし、市場の変動やプロジェクト固有のリスクも考慮する必要があります。 まとめ 今回は、エアドロップで獲得した$TIAの運用戦略を2つご紹介しました。難易度やリターンを加味した上で試してみていただければと思います。また、実行にあたってはハッキングリスクを含めたリスクを理解し、慎重に進めることが重要です。 *1つ目の戦略は執筆時点では預け入れ上限に達しているため実施することは出来ませんが、恐らくこの上限は緩和されると思いますので、興味を持った方はこまめに確認してみてください。 免責事項 ・本記事は情報提供のために作成されたものであり、暗号資産や証券その他の金融商品の売買や引受けを勧誘する目的で使用されたり、あるいはそうした取引の勧誘とみなされたり、証券その他の金融商品に関する助言や推奨を構成したりすべきものではありません。 ・本記事に掲載された情報や意見は、当社が信頼できると判断した情報源から入手しておりますが、その正確性、完全性、目的適合性、最新性、真実性等を保証するものではありません。 ・本記事上に掲載又は記載された一切の情報に起因し又は関連して生じた損害又は損失について、当社、筆者、その他の全ての関係者は一切の責任を負いません。暗号資産にはハッキングやその他リスクが伴いますので、ご自身で十分な調査を行った上でのご利用を推奨します。(その他の免責事項はこちら)
特集・コラム
2024/01/15【約1287億円規模】仮想通貨Celestiaのエアドロップを振り返る|今後の獲得戦略も解説
- 著者:Henry(@HenryWells1837) 昨年2023年は多くのエアドロップが行われ、2月にはOptimismからの第2回目のエアドロップが、その翌月にはArbitrumのエアドロップが実施されました。 その他にも、$MAV、$WLD、$ARKM、$PYTHなど様々な仮想通貨のエアドロップが行われ、ベア相場の中でユーザーを市場に留めるための施策としての役割を果たしました。 本記事では、2024年度のトレンドの一つと予測されている「モジュラー型ブロックチェーン」のガバナンストークン$TIAのエアドロップを振り返りながら、$TIAのユーティリティ、ステーキングユーザーを対象に既に配布が約束されたエアドロップについてなど、著者の予測と共に紹介していきます。 $TIAの概要 こちらの章では、公式ドキュメントに記載されている内容を中心に解説します。 $TIAの概要 $TIAの基本情報 トークンの割り当てとアンロックスケジュール $TIAエアドロップの内訳 $TIAのユーテリティ $TIAの基本情報 1. ティッカー:TIA 2. 供給量:10億 $TIA 3. インフレスケジュール:最初の年は8%、その後年間10%ずつ減少し、最終的には年間1.5%のインフレ床に到達 4. utia:ステーキングの単位。「micro TIA」とも呼ばれ、1 TIA = 1,000,000 utia。 5. microtia:utiaの別名。 トークンの割り当てとアンロックスケジュール $TIAは、以下の用に割り当てられます。 これらのトークンは、以下のスケジュールでアンロックされます。 $TIAエアドロップの内訳 今回の$TIAエアドロップは、下記の条件で合計 60,000,000 $TIAが下記の条件を満たしたユーザーへ配布されました。しかし、対象者全員がClaimをしなかった事もあり、Claimをしたユーザーは下記の最低配布数量よりも多く$TIAを入手しました。 配布対象者数の多い「Early Adopters of Ethereum Rollup」と「Stakers and IBC relayers, Cosmos Hub and Osmosis 」のスナップショットが2023年1月1日以前だったことから、エアドロップを獲得したい場合、獲得に向けて動き出す日は早ければ早い方が良いことが分かります。 $TIAのユーティリティ 公式ドキュメントによると$TIAには下記の使用用途があると説明されています。 プロトコル開発側がCelestiaを利用する際の手数料 - Blobspaceへの支払い →Celestiaのネイティブアセットであり、開発者はデータの可用性のためにネットワーク上でPayForBlobsトランザクションをTIAで支払う。 ガス代などへの仕様 - 新しいロールアップの立ち上げ →開発者はトークン発行せずに独自のブロックチェーンを立ち上げることが出来、その際に$TIAをガストークンおよび通貨として使用し、データ可用性の支払いにも使うことが可能。 ステーキング - プルーフ・オブ・ステーク ( P.O.S ) →各ユーザーは$TIAをCelestiaのバリデーターに委任することで、バリデーター報酬の一部を得ることが可能。 分散型ガバナンスへの投票権 →各ユーザーは$TIAをステーキングすることで、分散型ガバナンスへの投票権を獲得することが可能。 開発側がCelestiaを用いる際に$TIAが必要不可欠ということから、一定のニーズがあることが分かります。 $TIAをステークすることで得られたトークン $TIAのローンチから記事執筆時で2ヶ月半が経過しましたが、既に$TIAをステーキングをしているユーザーには下記プロジェクトのトークン配布が発表されています。 *$SAGAに関しては、当該期間の11月7日と比較して12月1日のステーキング量が多かった場合、ボーナスとして+αの$SAGAが付与されます。 いずれのトークンも、まだローンチされていないため、どの程度の規模感のエアドロップになるかは不明ですが、$TIAローンチから本日までの短い期間にエアドロップが重なるのは$TIAステーカーにとっては嬉しい出来事です。 上記3銘柄は$TIA以外のトークンをステーキングしていた場合でもエアドロップの対象になっている場合もありますので、ぜひ各公式サイトで確認してみてください。 【各プロジェクト公式LINK】 Dymenstion ・公式サイト ・公式Twitter Doki ・公式サイト ・公式Twitter Saga ・公式サイト ・公式Twitter 今後の戦略 これまでの$TIAを含む4件のエアドロップを振り返ってみると「$TIAを保有するウォレットアドレスを集中させるか分散させるか」について戦略について考える必要があります。重要なのは、エアドロップの条件がプロジェクト側の裁量に大きく依存しており、どのプロジェクトでも最大数を獲得することは困難であるという点です。これを理解した上で参加することが重要です。 例えば、Sagaのようにロイヤリティボーナスという追加報酬の条件を設けるケースもありますが、これを予測することは難しいでしょう。一方で、$DYMのような比較的寛大なエアドロップもあります。そのため、個々の予算に応じて、最小基準として25$TIAを考慮するのが良いでしょう。ただし、これはあくまでミニマム量を確実に獲得するための戦略であり、将来的には$DYMのように1$TIAのステーキングでエアドロップ対象になる可能性も残っています。したがって、一概に正解とは言えませんが、各ユーザーは自身の予算と求めるリターンに合った戦略で$TIAのステーキングを検討すべきです。 まとめ $TIAのエアドロップに関する全体概要を解説しました。 Celestiaは、従来のモノリス型ブロックチェーンと異なり、モジュラー型を採用しています。このモデルでは、ブロックチェーンを構成する「Data Availability」、「Consensus」、「Settlement」、「Execution」の中で、「Data Availability」と「Consensus」をカバーし、残りの「Settlement」と「Execution」をEthereumやRoll Up Chainなどに任せることが可能です。これにより、アプリケーション毎に特化したチェーンの開発が容易になり、将来的には「1アプリケーション = 1チェーン」という考え方が広まる可能性があります。 このため、Celestiaの重要性が高まり、Celestiaを選択したプロジェクトが、その貢献者(ステーカー)に対してエアドロップを行うことも考えられます。 直近では、Data Availability(DA)でCelestiaを採用しているManta Networkが、$MANTAのエアドロップ対象者として$TIAステーカーを検討しているという憶測もあります。 クリプトに多くの時間を割けないユーザーにとって、$TIAのステーキングはエアドロップを楽しむための良い手段になるのではないでしょうか 。 画像引用元、記事ソース:https://blog.celestia.org/genesis-drop/
特集・コラム
2024/01/042024年の仮想通貨市場の展望|50名の業界人が語る
米SECによる現物型ビットコインETFの承認をめぐる動きや、ビットコイン半減期の到来など様々な注目トピックが控えている2024年。 本記事では、50名の業界人による期待、注目しているクリプト分野についてのコメントを紹介していきます。 有識者の方々は一体どのような展望を持っているのでしょうか?是非チェックしましょう! ※掲載順は弊社代表を除き五十音順にて記載しています。また敬称は文字数の関係で省略させていただいております。 アラタ|株式会社ロクブンノニ代表 ▶️プロフィール:@cry_curr_ar Crypto Timesを運営する株式会社ロクブンノニ代表。2017年5月より暗号通貨を購入、2018年より株式会社ロクブンノニを創業。 2024年に期待/注目する分野「マスアダプションを意識したプロダクト」 2024年はマスアダプションを意識したプロダクトが多く出てくることを期待しています。 おそらくですが、2023年以上にどこのセクターにおいても大企業が多く参入してくることを考えています。今までのWeb 3.0業界の課題であったUXの最適化が、過去の知見を元にアップデートされてきており、今後よりユーザーを獲得していくことを考えると「簡単に使えるけど、実はBlockchainが裏で使われていた」というようなUXが優れたアプリが徐々に出てくることを考えていきたいです。 また、2023年に発売されたSolana Mobileのように一般ユーザーが暗号通貨やトークンにアクセスしやすい環境がもっと身近になってくると思います。 IBCに喝采をあげるCosmonaut ▶️プロフィール:@YasumasaKuwada アマチュア天文ファンです。2020年にIBCが始まってからずっと喝采をあげてます。 2024年に期待/注目する分野「モジュラーブロックチェーン」 独自のValidatorを必要としない、Modular Block Chain化の動きに注目しています。 特にそれぞれが独自の意思決定をできる主権RUがどの程度普及するか、そのRU間通信にIBCがどのように使われていくか、どんなPJやAppが動くことになるのか。 また、ずっと追いかけているDEXプロダクトの中では、すでにEVM以外では板DEXにメイントレンドが移っていますが、この文脈の中で、CosmosではKujiraやInjectiveに注目しています。また、AstroportやOsmosisのようないわゆる老舗のAMMがこの動きをどのように取り込むか、EVMにこのトレンドが波及するかも注目していきたいです。 あとい|Cega共同創業者兼CEO ▶️プロフィール:@arisatoyo_jp Cega 共同創業者兼 CEO。日本と中国で育ち、米ノースウェスタン大学へ。専門はコンピュータサイエンスと経済学。UBS 証券、Google を経て、DeFi プロトコルの Cegaを創業。累計500億の取引量。 2024年に期待/注目する分野「デリバティブとRWA」 2024年は米国の利下げやETFの承認が噂されていたり、興味深い市場の動きが見れる一年になりそうです。その中で DeFi を中心に活動する者として、来年一番TVLが伸びる分野は Liquid Staking、けれども一番界隈の成長に今後貢献するであろう分野はデリバティブと RWA だと考えています。 Liquid Staking は短期的に沢山のプレイヤーが横にも縦にも出てくると思っており、LSTを使ったバリデーションができるチェーンや ETH の価格が1%動くと10%動く LST とかが出てくると予想してます。 また、デリバティブに関して 2024年こそは Perp と Option の使い分けが進むと信じております。RWAに関しては、米国債以外のアセットを担保にしたトークンが多様に出てくると思っています。デリバティブやRWAは DeFi 上の機関的な流動性を大幅に向上させると期待しています。 あどまん|CRYPTO TIMES メディア事業部 ▶️プロフィール:@admen_vc_2 CryptoTimesメディア担当/boarding bridge。ミームコイン研究科として、日々あらゆるチェーンのミームコインを追っては資金を溶かしています。 2024年に期待/注目する分野「ミーム」 2024年に注目する分野は「ミーム」です。 ミームは相場の変動に左右されにくく、毎年必ず盛り上がっているので2024年もミームは盛り上がると確信しています。例えば、GameStopショックをきっかけに、前回のバブルではDOGEが150倍、SHIBが150万倍の価値上昇を遂げました。また、昨年はPEPEやBonkなどのミームコインが急騰しました。 ミームは一種のお祭りのようなもので、その価値は機能性ではなく「ストーリーへの共感」や「コミュニティ力」にあります。最近では、ヘッジファンドやベンチャーキャピタルといった大手機関がミームコインと提携したり、大手取引所がミームコインを上場させる動きが顕著になっています。 有名チェーンCEOが「ミームコインを批判する人々は、60年代のポップミュージック批判者、80年代のバンクシーを落書きアーティストと呼んでいた人々、90年代のラップ音楽批判者と同じタイプ」と述べているように、かつて無価値と思われていたミームコインが徐々に受け入れられつつある現状なので、2024年はこれまで以上にミームの存在感は増していくのではないかと考えています。ミームには莫大なリスクも伴うため、全ての人に推奨するのは難しい分野ですが、大いに期待しています。 イケハヤ|Ninja DAO Founder ▶️プロフィール:@IHayato Ninja DAO Founderです。クリエイターのみなさんとともに作る、Web3時代のIP「クリプトニンジャ」を展開しています。2024年はアニメ、そしてWeb3ゲーム領域にも注力していきます! 2024年に期待/注目する分野「FiNANCiEを使ったコミュニティトークン」 ややポジショントークが入ってしまうのですが……ぼくらは2024年に、FiNANCiEを使ってトークンを発行する予定です。 FiNANCiEはgumiの創業者、國光さんが2019年1月に立ち上げたサービスで、このメディアを読んでいる人もご存知かなと思います。IEOほどハードルが高くなく、気軽に、かつ合法的にトークンを発行・販売できる仕組みで、2024年は活用するプロジェクトが増えてくると見ています。 ビジネス的には「事業のなかでどうトークンを活用するか?」はひとつのテーマになってくるでしょう。 うどん|クリプト企業創業者、リサーチャー ▶️プロフィール:@udon_crypto 2015年からのクリプトに参入。クリプト企業の創業、リサーチャーとして活動。やさしいDeFiなどで登壇。 2024年に期待/注目する分野「スマートコントラクトの巨大化」 2023年Q1に予定されているEIP4844の実装や、Eigen・Celestiaといった他のDA Layerの登場など、Data Availabilityの多様化が進み原価として徴収しなければいけない手数料が1/100とか1/1000になる世界においては、これまではとても採算が見合わなくてかけなかったような大量にGas消費をするスマートコントラクトが登場するのではないでしょうか。 そしてそれらを処理するためにEVMの高速化・EVMの並列化といった部分の研究や実装も進むはずです。 またこれに伴って、EthereumのコントラクトのサイズのリミットもL2上で大幅緩和されるといったことが起きるのではないでしょうか。 大木 悠|dYdX Foundation Asia BD Lead ▶️プロフィール:@leomarudydx 早大卒業後、欧州の大学院で政治哲学と経済哲学を学ぶ。その後、テレビ東京のニューヨーク支局に報道ディレクターとして勤務。日本に帰国後、2018年6月にコインテレグラフジャパンの編集長に就任。2020年12月にクラーケンジャパンの広報責任者に就任。2022年6月よりdYdX FoundationのJapan Lead就任。2024年1月より現職。 2024年に期待/注目する分野「米国の動向」 2024年の注目は米国の動向だ。2023年、SECによるバイナンスやコインベース訴訟、時価総額トップ層のトークンに対する相次ぐセキュリティ判定など、米国のクリプトに対する厳しい姿勢が明らかになった。 背後にいるのは、バイデン大統領本人ではなく、金融政策に影響力を持つ民主党上院のエリザベス・ウォーレン議員と彼女の”Anti Crypto Army”と言われている。2024年11月の大統領では、政権交代だけでなく、上院の結果にも注目が集まる(下院は現在共和党が多数派)。米国で今のクリプトに厳しい体制が2028年まで続くことになったら、業界の勢力図は大きく変わるだろう。 米国はイノベーションが生まれる国だ。dYdXやUniswapなどDEXの開発チームはニューヨークに集まっている。彼らによる政治家へのロビー活動や教育も重要になるだろう。Anti Crypto軍に対抗するレジスタンスの活動に注目だ。 大島 卓也|Zaif 代表取締役社長 ▶️プロフィール:@takuji0807 2016年にブロックチェーンを知りその魅力にひかれ継続的に情報収集を行っていたが、2022年6月に大和証券グループからWeb3コンサル企業のTuringumに転職。2023年11月に暗号資産取引所のZaifがM&AによりTuringumと同じグループ企業として参入、同月よりZaifの代表取締役社長に就任。 2024年に期待/注目する分野「RWA」 期待する分野は『RWA(リアルワールドアセット)』です。 今までクリプトはバーチャルな世界に閉じた、もしくは法定通貨にペグする形で価値がついていましたが、今後はブロックチェーンという価値のインターネットにリアルな価値が流れ込んでることとなります。 これはブロックチェーンの世界においては大きな変革であり、業界の裾野を広げるものになると期待しています。 小澤 孝太|CryptoGames CEO ▶️プロフィール:@kotaozawa 2014年 慶應⼤学卒業、株式会社サイバーエージェント新卒⼊社後、2016年CA36に抜擢。2018年 CryptoGames株式会社を設⽴ 2019年6⽉ 「クリプトスペルズ」リリース正式リリース。2週間のクラウドセール 売上は900eth(当時3000万円)を突破し国内最⾼記録となりました。 2024年に期待/注目する分野「BCGマスアダプションに向けてのインフラ基盤」 2024年は、今までユーザーがブロックチェーンゲームを楽しむまでの課題であった、ウォレット、決済、入手のハードルを下げるプロダクトが登場し、マスアダプションに向けてのインフラ基盤が整ってくると考えています。 具体的には、大手キャリアウォレット、既存の決済代行事業者や各サービスに導入される形での暗号資産決済の普及、企業ポイント等やゲーム内での暗号資産の購入などによる暗号資産入手の簡易化、暗号資産をまずは入手できるBCG・ポイ活サービス等を期待しています。 onchan|Japan Gaming Guild 創設者 ▶️プロフィール:@A86883604 JGG創設者のonchanと申します!小さい頃からゲームが好きで色々触ってきました。みんなとゲームすることがいちばんの至福の時なので、是非一緒に遊びましょう! 2024年に期待/注目する分野「Gamefi × AAAゲーム」 web3ゲームというと広いジャンルで、仮想通貨を使用したゲームでも様々な特徴があると思います。その中でも2024年は『Gamefi × AAAゲーム』というものに注目(期待)していきたいと思っています。 最近のweb3ゲームのほとんどが最初から数年後を見据えたエコシステム設計が多いですよね。でもゲームってみなさんどうですか?2年続くゲームはいくつありましたか?ハイブランド、ハイクオリティのゲームこそゲーマーのためのGamefi要素をどんどん盛り込んで、プレイ、アーン共に面白いものが出てきてくれるといいなと思っております。 仮想戦士ロイ|Ava Labs Head of Japan ▶️プロフィール:@RoiSarak 早稲田大学中退。メルボルン大学物理学部卒。E-sports x Lifestyle のブランド立ち上げやクラウドファンディング事業を展開、2020年にクリプトに参入。2021年にブロックチェーンオラクル最大手Chainlinkのアジア日本地域の公式アンバサダーに就任。2023年1月にAvalancheの開発会社Ava LabsのHead of Japanに就任。 2024年に期待/注目する分野「並列処理VM」 この2年間でNFTやDeFiの登場によりスマートコントラクトを使用した新しいアプリケーションの有用性は十分に認知されました。一方でインフラレベルではシングルスレッド型のEVMが主流であり、碑文NFTなどの高い負荷を要する一部の利用者のトランザクションが他のアプリを利用したい人と競合、期待されている殆どのL2も現状シングルスレッド型のEVMを利用しています。 EVM以外の選択肢を持つL1が再注目されてきたトレンドはまさに並列処理できる新しいVMへの期待だと思います。2024年は既存のEVMの並列化、そしてEVM以外で皆求める新しい並列処理VMの登場が期待されるのではないでしょうか。 AvalancheのHyperSDKはまさにこれらのVMを手軽に開発できるツールとして注目されるのではないでしょうか。 仮想NISHI|SBI VCトレード クリプトアナリスト/新規事業戦略担当 ▶️プロフィール:@Nishi8maru SBI VCトレード(クリプトアナリスト/新規事業戦略担当)/SBIホールディングス デジタルスペース室副室長。金融機関における有価証券運用や国内シンクタンクにおける調査分析の経験を活かし、オンチェーンデータを始め暗号資産市場を分析、Twitterへの情報発信のほか新聞・雑誌等で暗号資産市場の解説を行う。 2024年に期待/注目する分野「ステーブルコイン」 2024年はステーブルコイン普及の年になると予想します。 日本では2023年6月に改正資金決済法が施行され、ステーブルコインに関する制度整備が行われました。SBI VCトレードでは、当局の承認を前提として電子決済手段等取引業の登録を目指しており、その中でUSDCを取り扱う予定です。 香港でもステーブルコイン規制案に対するパブリックコメント募集が行われていることから、2024年はステーブルコインの利便性をより広く享受できる人々が増えるでしょう。 加藤 順弥|TOKEN ECONOMIST Founder ▶️プロフィール:@TokenEconomist マニアやプロ層向けのクリプトサイト TOKEN ECONOMIST の創業者。1~3年後に花が開くであろう、次の時代を牽引するプロジェクトを技術観点から発掘するプロダクトハントが趣味の1つ。元ネットワークエンジニアなこともあり、インフラストラクチャや通信分野のプロジェクトが好き。一番興味があるテーマは、ブロックチェーンにおけるプライバシー問題。 2024年に期待/注目する分野「モジュラーチェーン(特にCelestiaとAvail)」 2023年後半からもてはやされているモジュラーチェーンの分野ですが、コンピュータの発展の歴史から考えるとこの進化はごく自然な流れだと感じています。個人的に、CelestiaやAvailの動きに注目しています。 両者はデータ可用性やコンセンサスを提供し、独自ブロックチェーンを立ち上げるためのフレームワークです。これらは、特定用途のための独自チェーンの需要が増していく流れにおいて非常に重要なポジションを担うと考えられます。これらの最大の利点は、セキュリティを確保する労力の低さだと考えています。既存の類似ソリューションだと、Cosmos系チェーンでは自力でバリデーターを誘致する必要があり、Polkadot系ではスロットオークションで勝利する必要があります。 CelestiaやAvailは、このような労力を抜本的に削減できるため、独自チェーンを作りたい事業者に選ばれる選択肢になるのではないでしょうか。 G🅰️ruMaru.eth|OtakuLabs Admin ▶️プロフィール:@garumaru_eth Web3コミュニティ OtakuLabsのAdminのGaruMaruです。主に、プロジェクトリサーチャーでお触り〜魔界まで一通り触ります。普段は4児のママ兼会社経営してるので、わからないことあれば、OtakuLabsのテレグラムや、XでDMくれれば対応できます。 2024年に期待/注目する分野「モジュラーブロックチェーン」 モジュラー型ブロックチェーンは、ブロックチェーンに必要な要素を分割し、複数のブロックチェーン・ソリューションで構成するもの。 直近では、Celestia $TIA のエアドロップで注目が集まった分野。今まではブロックチェーンでの必要要素である、「実行」「決済」「コンセンサス」「データ可用性」を単一のブロックチェーンで処理していたが、モジュラー型の台頭により、上記の必要要素を各ソリューションが1つまたは複数担当することができる。わかりやすく言うと1つの仕事を分担して効率良く行うイメージ。 2024年はしっかりと、モジュラー関連を押さえながら相性の良いCosmosもしっかりと盛り上げていきたいです。 木村 優|UnUniFi Co-founder ▶️プロフィール:@KimuraYu45z UnUniFiというCosmos系のapp chainをつくっています。最近はモジュラーブロックチェーン技術に注目しており、自身のプロジェクトにも取り込むことを考えています。京都大学ソーシャルイノベーションセンター客員研究員。 2024年に期待/注目する分野「モジュラーブロックチェーン」 2024年はモジュラーブロックチェーン技術が間違いなく重要になります。 これはひとことで言えば、レイヤー2ブロックチェーンをいままでよりはるかにスケーラブルかつ柔軟性ある形でつくるパラダイムであり、スケーラビリティを活かした安いガス代と、柔軟性を活かしてEVM, Solana VM, Move VM, CosmWasm VMなどで動く色々なレイヤー2ソリューションが出てくるでしょう。 トークンでいうと、Data Availabilityの層を提供するCelestia $TIAや、未TGEのAvail $AVL、Data Availability提供へピボットすることを発表したNear $NEARなどは注目に値します。 窪田 昌弘|LOCKON Co-Founder ▶️プロフィール:@lan_masa_kubota 2013年にBTCに出会ってから3回の売却と複数の資金調達を実施。現在はオンチェーン分析を活用してハイリターンとリスクヘッジを実現したINDEXであるLOCKONを開発、運営している。 2024年に期待/注目する分野「Ramps領域」 2024年はFiatとCryptoを自由に行き来出来るようにOn Ramps, Off Rampsが本格的に普及する事でしょう。 Ramps領域へのアプローチは様々で、大手だとStripeがベータ版を開始しましたが、まだ米国居住者のみの対応となっています。EUをメインに展開するhttp://offramp.xyz は銀行のAPIと連携することによりクレジットカードの決済手数料を回避、決済金額に関係なく€0.89という業界最安の手数料を実現、ZKP2Pはゼロ知識証明を活用した誰もが高速で安価な恩恵を受けることができるOn Rampsプロトコルです。 日本は自国の法定通貨に対する信頼が高いため自国通貨からCryptoに変換する需要はまだまだ少ないですが、インド、ナイジェリアを中心に本質的なペイン解決へ向かうプロトコルが日々生まれています。 ぐるーん|スマートコントラクトエンジニア、弁護士 ▶️プロフィール:@gurun_eth 東大法学部卒。スマートコントラクトエンジニア。パブリックブロックチェーンを愛する弁護士。 2024年に期待/注目する分野「ステーブルコイン」 来年の目玉はステーブルコインになると思います。 2023年の政省令の整備により、国内法人からステーブルコインを発行する道が開かれました。また、海外で発行されたステーブルコインも国内で扱いやすい環境が整備されていると思います。自由な価値移転のさらなる発展に期待! さがっちゃ|DeFiリサーチャー ▶️プロフィール:@sagattya_ 2017年の暗号通貨バブル期に業界に参入し、同年に引退。しかし、2021年に暗号通貨の「魔界」が注目されているという情報を聞き、再びこの世界に足を踏み入れる。現在はDeFi(分散型金融)を主軸にリサーチを行い、資産運用もDeFiを通じて実施している。 2024年に期待/注目する分野「DeFi」 集中流動性の登場により、DeFi全体の利回りが向上している今、私は更に進化する金融技術に期待を寄せています。 特に、資本効率を高め、利回りをさらに向上させる高度な仕組みの登場が予想されます。これにより、DeFiは新たな段階へと進化し、より多くの人々にとってアクセスしやすく、利益をもたらすものになるでしょう。 設楽 悠介|あたらしい経済 編集長 ▶️プロフィール:@ysksdr 株式会社幻冬舎あたらしい経済編集長/コンテンツビジネス局局長。幻冬舎でブロックチェーン/暗号資産専門メディア「あたらしい経済」を創刊。同社コンテンツビジネス局で電子書籍事業や新規事業を担当。幻冬舎コミックスの取締役兼務。「Fukuoka Blockchain Alliance」ボードメンバー。ポッドキャスターとして、Amazon Audible original番組「みんなのメンタールーム」や、SpotifyやAppleにてweb3専門番組「EXODUS」、「あたらしい経済ニュース」等を配信中。著書『畳み人という選択』(プレジデント社)。 2024年に期待/注目する分野「日本のプロジェクト」 今年はビットコインの半減期の年。また米国でのBTC現物ETF承認の可能性や、米国の利下げ予想など、クリプト市場にボジティブなトピックスが目白押しだ。 ブロックチェーンにおいても、L1とL2のそれぞれの争いの激化、モノリスかモジュラー型か、またアプリケーション特化チェーンか。多くのプロジェクトがどの地盤を選んでいくか、そしてそもそもブロックチェーン自体の在り方の議論も加熱しそうだ。 またDeFiではリキッドステーキング/リステーキングなどの盛り上がりも注目だ。しかし今年改めクリプト市場に夏が来ると、世界的な規制のさらなる強化も予想できる。プロジェクトと規制の追いかけっこも、引き続き見守っていかなければならない。 そして日本においては、引き続き勝負の一年だろう。昨年は世界に対して「日本はWeb3に積極的だ」というナラティブを作ることのできた年だった。それ自体は胸を張れることではあるものの、残念ながらグローバルのオンチェーンデータ上では、日本企業や日本人によるプロジェクトの存在感は、まだまだ小さい。 Web3というトレンドワードで語られ、拡大解釈も増えてきた現在ではあるが、やはりこの領域の本質はオンチェーン上にある。国内で儲かるビジュネスも必要だが、やはりグローバルで、オンチェーンで、勝つことが、もっと稼げるし、何より世界を変えられる。 再び夏が来ると予想されている今年は、日本が前述のギャップを埋められるかの勝負の1年になるだろう。微力ながら私自身もメディアの発信を通じ、これから世界を変える日本のブロジェクトを応援していきたい。 紫竹 佑騎|合同会社暗号屋 代表社員 ▶️プロフィール:@79yuuki 1986年生まれ、新潟出身。新卒入社したサイバーエージェントではエンジニアとしてゲーム、フレームワーク、動画メディア等の様々なプロジェクトを担当し2017年に独立。後に福岡で仮想通貨取引所 Mr. Exchange を CTO として設立・運用を担当し、退職後はブロックチェーン事業に特化した合同会社暗号屋を設立。マーケットメーク事業やブロックチェーンを活用したプロトコルの社会実装を中心に、医療、アート、ゲーム等の分野で複数企業のブロックチェーンプロジェクトへのテクニカルディレクションや研究開発を行なっている。著書に「Web制作者のためのGitHubの教科書」。 2024年に期待/注目する分野「DePIN」 2024年期待したい分野は今後プロトコル層が深まるという意味でweb3が深化していくことで分散型の物理インフラネットワーク、DePINは面白くなっていくと思うし、分散型アプリケーションと言う名前がついていたプロトコルがその影響でもっとリッチになり分散型のインフラがどんどん揃っていくと思ってます。 しかしDePINに注目したい一方でその分散型アプリケーション等の普及はまだまだグローバルに見ても小規模で、例えばNFTアートの様な強い現象が起きるまではしばらく普及が遅れる気もしています。AIが盛り上がってNVIDIAの需要が上がるみたいな順番なので、暗号屋としては上に乗る分散型アプリの社会実装を引き続き目指し、プロトコルに貢献できればと思っております。 Joe Takayama|クリプトYouTuber兼投資家 ▶️プロフィール:@TakayamaJoe クリプトYouTuber兼投資家。仮想通貨から経済ニュース全般、起業家のインタビュー、注目のプロジェクトの紹介動画などを毎日配信しています。元ヘッジファンドのキャリアを活かし、マクロ経済とクリプト市場の関係性の観点から市場分析をするのが好きです。 2024年に期待/注目する分野「機関投資家から始まるマスアダプション」 ビットコインETFの承認も間近で、世界的な金融機関が投資家としても、関連商品の売り手としても参入が始まっています。例えば、現物資産(RWA)を担保にお金を借りたり、クリプトを通じて投資したり出来る環境も整ってきています。 また世界中でクリプトに関する規制が整い、緩和に向かうことが予想されるため、より多くの企業がビットコインを自社経済圏に組み入れたり、独自チェーンの開発を検討することが予想されます。これによりブロックチェーンをビジネスの一つの柱として組み入れる企業が激増するでしょう。 ブラックロックやメガテック企業がクリプトを扱うことで世間からのクリプトに対する信頼が高まり、一般ユーザーへのマスアダプションへの下地が整うのが2024年となると思っています。 白石 陽介|ARIGATOBANK 代表取締役CEO ▶️プロフィール:@YosukeShiraishi MZ Web3 Fund General Partner / JCBA ステーブルコイン部会長。 2024年に期待/注目する分野「ステーブルコイン(電子決済手段)」 悲願であったステーブルコイン(電子決済手段)を実現する改正資金決済法が施行された。今か今かと準備を続けてきた事業者が、雪崩を切るように参入を表明している。 12月にはデジタル証券取引市場であるODXが開始し、セキュリティトークンとステーブルコインの同時決済(DvP)といったユースケースの広がりが期待される。そして、2024年は、電子決済手段等取引業の1号登録がなされ、国内の発行・流通はもちろんのこと、規制が確率された日本で発行した円建てやドル建てのステーブルコインが海外上場するストーリーも期待できる。2024年こそがステーブルコイン元年だ。 信玄|DeFiリサーチャー ▶️プロフィール:@shingen_crypto 主にEthereum周りを広く浅く調べて発信しています。 2024年に期待/注目する分野「DePIN」 私が今年期待しているのはDePIN(Decentralized Physical Infurastructure Network)です。 定義が広く曖昧ではありますが、分散型に拘りすぎるよりは分担型と解釈した方が良いかもしれません。そもそもCryptoのインフラは集権的になり易いという課題もあり、徐々に分散型サービスも登場しているものの十分とは言えません。 また現実世界側のユースケースとしても技術的特徴を活かせる領域でもあり、既に幾つか面白いプロジェクトが動いています。一旦テーマとして注目が集まれば更に多くの新しい試みが進むのではないでしょうか。 たぬきち|HONEYCON/BuzzOne/BuzzBridge Capital 共同創業者 ▶️プロフィール:@web3_honey HONEYCON/BuzzOne/BuzzBridge Capital Co-Founder。Web3Girls Founder。Bluechip Party Co-Founder(BAYC JAPAN / AZUKI JAPAN / Doodles Japan etc...)。BCCC (ブロックチェーン推進協会)エバンジェリスト。 2024年に期待/注目する分野「BRCと日本の既存IP」 様々な種類の「期待」があると思いますが、月並みですがBRCは面白いと思っています。こういった新しい分野はまだまだ出てくると思うので、次に「え、これ何?」というものが出てきたらすぐに調べたいですね。 また、日本の既存IPがweb3に挑戦する事例が増えているので、今後どのようにweb3の技術を活用して世界にファンを増やしていくのか注目し応援しています。 Dan Park|MakerDAO アジアコミュニティリード ▶️プロフィール:@dnpark_eth 私は、最大の分散型金融(DeFi)貸出プラットフォームの1つであり、50億ドル規模のステーブルコイン「DAI」の発行者であるMakerDAOのアジアコミュニティリードをしています。MakerDAOの以前は、韓国の取引所UPBITの投資子会社であるDunamu & Partnersで投資専門家を務め、その前には韓国のWeb3分析会社であるXangleにてWeb3アドバイザリーのヘッドとして仕事をしました。日本の早稲田大学を卒業しています。 2024年に期待/注目する分野「実物資産(ステーブルコインや債券含む)」 DeFi市場は主に三つのセクター、Lending(貸付プラットフォーム)、DEX(分散型取引所)、そして実物資産に裏付けられた合成資産(主にステーブルコイン)に区分されます。現在の市場動向を分析すると、これらのセクターが流動性とユーザーの活動の中心であることが明らかです。 2024年に向け、これらの分野でのイノベーションは持続すると予測され、市場をリードするプラットフォームはさらなる領域拡大や戦略的提携により、シナジーを生み出す可能性が高いでしょう。 また、高金利環境が続くというマクロ経済的仮説が維持される場合、実物資産(ステーブルコインや債券を含む)への需要は顕著に増加すると考えられます。これは、従来の金融メカニズムがDeFiエコシステムに幅広く統合される傾向を示しており、市場参加者に新たな機会と複雑性を提供します。 DeFitterジョン|インフルエンサー ▶️プロフィール:@fitter_de Youtube/X にてクリプト情報発信者・インフルエンサー。"Snap to Earn"SNPIT アンバサダー。現在BCGに特化したマーケティング・BCG開発会社の設立予定。 2024年期待/注目する分野「BCG(プラットフォーム)」 ブロックチェーンゲームはこの3年で匿名性が高い玉石混合の黎明期から、大手を含む既存開発会社が参入してくる過渡期へと移行しました。 業界における直近の課題は”キラーソフト”の創出が待ち望まれますが、投資文脈においては”どこのプラットフォームから”キラーソフトが創出されるかが注目ポイントとなっています。 既に現在においても”Steam”や、”App store"は独自の経済圏を確立していることを考えれば、WEB3版”Steam"の経済発展は想像しやすいのではないでしょうか。 なーちゃん|Mask Network Ecosystem Manager、kudasaiJP Head of growth ▶️プロフィール:@crypto___baby Mask Network / kudasaiJP 2024年に期待/注目する分野「ZKP、AW他」 正直あり過ぎてここだけでは伝えきれないのですが、昨年秋、世界最大のデベロッパーカンファレンスに行った際は、ZKP(ゼロ知識証明)とAW(自立分散型世界)がかなり盛り上がっている印象だったので、この2つは外せないのかなと思っています。 個人的に期待している分野はEthereum L2エコシステム、またBitcoin L2/NFTも今後は注目されていくのかなと思います。また、アプリケーション特化のブロックチェーンが増えていくと思うのでそれに付随するUXの悪さを解決するためのインテント関係のプロダクトは重要になっていくと思います。 クリプトは"技術が素晴らしい=価値がある"にはならないので難しいところですが、トレンドに合わせて柔軟に相場についていきたいと思います(^^) noob botter|CT Analysis PdM ▶️プロフィール:@noobbotter3 オンチェーンストーカー/CT Analysisのプロダクト全体を見てます。CryptoTimesで一番変なやつです。 2024年に期待/注目する分野「RWA」 2024年は、RWA元年になると思います。もちろん規制の面で様々な問題がありますが、リアルワールドのアセットがオンチェーンで躍進を遂げる前段階の年になると思います。 水面下で動いているものが実際に表に出るのは5年スパンくらいだとは思いますが、これからも注視していきたいです。 沼崎 悠|CoinJinja/tofuNFT 創業者 ▶️プロフィール:@yu_nmzk 2017年に株式会社CoinJinjaを創業しました。国内最大規模の仮想通貨アプリ・コイン相場や世界最大規模のマルチチェーンNFTマーケットプレイス・tofuNFTなどを運営してきました。 2024年に期待/注目する分野「Web3Social」 向こう5年を考えた時に、"DeFi","Game","Tokenization"は毎年の注目分野であり続けるので、この分野の予測はかなり具体的なもので無いと意味が無いので、敢えて避けようと思います。 その前提で、ここ2年ほどの間注目分野とされてきたWeb3Socialというジャンルは、2023年のhttp://Friend.techが大きくマネタイズ出来た事でお金と関心が集まりやすく、事業として力を注ぎやすい分野になっています。 トークンを単にインセンティブとして使うのでは無く、投資的な要素が入って来て面白みが生まれてくる事が分かった以上、多くのトライと面白いアイディアが掛け合わされるとジャンルとしてもう一躍進してもおかしく無いかなと。 のろいちゃん|インフルエンサー ▶️プロフィール:@noroichan_game Web3ゲームの「楽しさ」を伝えるインフルエンサー。スカラーシップなど、Web3ゲームならではの雇用創出に魅力を感じ、2022年、業界に参入。X(Twitter)やYouTube等でゲーム実況・配信を行うほか、Web3関連イベントの主催・登壇・司会など、多方面で活動中。 2024年に期待/注目する分野「大手ゲーム企業のWeb3ゲームへの参入」 これまで、Web3ゲームと言えば、スタートアップ企業が開発・運営し、Web3ゲーマーという狭い世界のためのゲームでした。しかし、昨今、大手ゲーム企業の業界参加表明が増え、その狭い世界が広がろうとしています。 先日CoinGeckoのレポートにもあったようにWeb3ゲームの多くは失敗に終わっています。成功事例が殆どない中での大手ゲーム企業の参入、ここだけ切り取れば企業にとって相当大きなリスクではないでしょうか? 「そのリスクをとってまでもこの業界に参入してきた」ということを考えると、2024年のWeb3ゲームに期待していいのではないかと考えています。 passion😎|DeNA Web3エンジニア ▶️プロフィール:@hyde_dev 株式会社ディー・エヌ・エーのWeb3エンジニアです。企画・開発・プロダクトマネジメントなど幅広く関わっています。直近では、1月リリース予定のオンチェーンゲーム「trivia.tech」のPO(プロダクトオーナー)をやっています!ぜひお楽しみに!! 2024年に期待/注目する分野「Consumer Crypto UX」 市場環境が2023年よりも良好になることは高い確率で見えています。今より多くのユーザーがWeb3エコシステムに触れることになり、ゲームやソーシャルなどのConsumer Crypto領域にも大きな注目が集まります。 Proto-Dankshardingの実装にてEthereum L2sへ多くのユーザーがオンボードされたり、SolanaなどのL1にてより安く快適なConsumer CryptoのUXが提供されていく予測です。 またパスキーやMPCなどでより快適にウォレットを利用したり、Intentsによるトランザクションの抽象化などで2024年はクリプトUX革命の年になると予想します! 花坂|Hana Network Founder ▶️プロフィール:@0xJeek Hana NetworkのFounderの花坂です。Hana Networkとは、EthereumやBitcoinなど、あらゆるエコシステムに繋がるプライバシーインフラで、来年のリリースを予定してます。 2024年に期待/注目する分野「Bitcoinリステーキング」 来年は、Babylonを代表とするBitcoinリステーキングが大きな影響力を持ちます。理由は大きく2つ。 1つは、EigenLayerの台頭。EigenLayerは2023年に多くの資産を集めましたが、Babylonも、リステーキングでチェーンのセキュリティ強化させるプロジェクトとして同様に資産を集める可能性が高いでしょう。 もう1つは、Bitcoinエコシステムの変化。Bitcoin L2やステーブルコインが生まれ始め、ETF起点で金融機関や取引所から桁違いの資金流入が起きると、エコシステムがさらに興隆し、Babylonにとっても追い風になるでしょう。 Bitcoinとの接続にも特徴を持つHana Networkとしても、相性が良いプロジェクトなので、Babylonの台頭に期待してます。 Haruchi|Ava Labs BD ▶️プロフィール:haruchiAvax TofuNFT→Ava Labs BD(現在) 2024年に期待/注目する分野「インターオペラビリティ規格とログインソリューション」 2024年は2023年中に作られたプロダクトが続々と登場し、新たなユースケースとスタンダードが認識される年になるかなと思っています。特定の分野で言うとインターオペラビリティ規格とログインソリューションの新たなスタンダードの確立を期待しています。 また低コストなDBとしてのブロックチェーンの活用例も多く現れるのではないでしょうか。 バンケラDAO|仮想通貨のエアドロ情報屋 ▶️プロフィール:@BankeraDao 仮想通貨のエアドロ情報屋。「Twitterでは言えない仮想通貨&エアドロの話」を運営中。 2024年に期待/注目する分野「モジューラー関連、新たなUX領域」 これらは"Coinbase"と"Andreessen Horowitz"の見通しにも登場する共通分野です。 単純に考えて、VCが巨額のお金を投じるほど期待している分野なので、追わない理由がないという判断です。エアドロップの観点でも2024年はモジューラー周りで給付金が増えそうなので個人的に楽しみにしています。 とはいえ、トレンドは移り変わるものなのであまり頭を固くせずに熱量の高い場所に飛び込むのも大事だと今年学びました。(Solana、、、) ビール依子|Polygon Labs BD(APAC地域) ▶️プロフィール:@yoriko09 2015年から暗号資産領域のビジネスに携わり、取引所立上げ、暗号資産メディアの立ち上げ・運営・編集、HashHub共同創業を経て現在はブロックチェーンプロジェクトPolygon LabsでAPAC地域のビジデブとして活動。主に日本企業のWeb3事業参入サポートを担当。 2024年に期待/注目する分野「ブランドなどによるロイヤリティプログラム」 私はパブリックプロトコルのビジネス担当ということでNFTやブロックチェーン技術をつかったアプリケーション開発やインフラ・ツール開発に取り組む方々との接点が多いのですが、2023年の日本はゲーム企業がweb3要素を取り入れたゲームの開発に取り組み、アナウンスメントやローンチが目立った印象でした。 来年(2024年)もエンターテイメント領域でのアダプションが進むと考えているとともに、ブランドなどによるロイヤリティプログラムの領域にも注目しています。世界の中でも日本のWeb3プロジェクトに注目が集まる中で、来年は熱い1年になるのではないでしょうか。 HITOZUMA|OtakuLabs Founder ▶️プロフィール:@_HITOZUMA OtakuLabs Founder。 2024年に期待/注目する分野「AIとBCG」 2023年でもこの二つはトレンドでしたが2024年は更なる続伸に期待。2024年の戦略は順張り一択。仮想通貨のトレンドに絶対に逆らわず流れに身を任せる予定です。 またこれからより分散化が進むと思われるので、コミュニティとしてもここには焦点を当てていきたいです。あとはオフラインでの情報交換も! OtakuLabsでは日々様々なクリプトの情報交換や雑談を行っていますので、興味あるからはぜひお越しください。 ビニール|Fracton Ventures 所属、ReFi Japan 創設者 ▶️プロフィール:@vvinyll クリプトネイティブなProtocol StudioであるFracton Venturesに所属しています。個人的にはReFi Japanを立ち上げ、ReFiニュースレターを発信しています。Twitterに生息しているので、気軽にDM頂けれると喜びます。 2024年に期待/注目する分野「DePIN」 2024年は「DePIN」に期待しています。DePINは「Decentralized Physical Infrastructure Network」の略称で、物理デバイスを活用して、ネットワークの分散化に取り組む領域です。 有名なプロジェクトとして、HeliumやHivemapperなどが挙げられます。現状、to Earnの要素でデバイスでトークンを稼げる面が盛り上がっていますが、このような分散型ネットワークによって蓄積されたデータは価値を持っていきます。 DePINによって得られたデータは、我々の生活に結びつくものが多いので、どのようにデータ活用されていくかも注目です。 藤本 真衣|intmax ▶️プロフィール:@missbitcoin_mai 2011年からミスビットコインとしてビットコインを広めています。現在はINTMAXで活動しています。INTMAXは2022年スイスのクリプトバレーのトップ50に選出された企業の1つです。 2024年に期待/注目する分野「トラストレスなオンランプ・オフランプ」 例えば、ZKP2Pというプロジェクトがあります。Vemoの支払いメールを証明して、今まで仮想通貨取引所がミドルに入っていたオンランプ・オフランプをトラストレスにやっています。 また、Witness Encryptionという最新の暗号技術をを使ってトラストレス・ビットコイン・ブリッジを作れる案も具体化してきました。現在のラッピングされてるビットコインは、大企業のトラストポイントがありますのでその問題を解決できます。このような暗号技術の進化からは目が離せません! ふにまん|GASHO2.0/BuzzBridge Capital/HONEYCON 共同創業者 ▶️プロフィール:@huni_crypto 共同創業者 : GASHO2.0/BuzzBridge Capital/BuzzOne/HONEYCON 2024年に期待/注目する分野「独自の経済圏を築き上げれるプロジェクト」 例えばMocaverseのような長期的に独自の経済圏を築き上げれるようなプロジェクトに期待しています。 今現在すでに盛り上がりを見せているBCGやBRC20にも興味はありますが、短期目線で見ています。 市況が少しずつ良くなってきていますので、新しく生まれる概念や新興チェーンなどには常にアンテナを張って触っていきたいと思っています。 堀口 啓介|GuildQB 創業者 ▶️プロフィール:@hori_crypto ゲームギルド GuildQBを創業し、現在総フォロワー15万人以上の日本最大規模のweb3ゲームギルドへと成長しました。国内外含めマーケティングをサポートしたweb3プロジェクト数は年間100社を超えています。また複数のweb3プロジェクトのアドバイザーも務めています。 2024年に期待/注目する分野「Web3ゲーム」 ポジショントークとも言えますが、2024年は「Web3ゲーム」の本格的な時代がやって来そうです。全体として、web3ゲーム業界は今後5年間で3,900億USD規模の市場に成長すると予測されています。 2023年成長した「BIGTIME」を始めとするAAAゲームのネットワーク効果を持続可能な金融エコシステムと融合させる開発者がより活発になるでしょう。他のweb3プロダクトと比べゲームには多くの時間とコストが掛かり、ローンチ自体のハードルが高いです。 多くのプロジェクトがゲーム開発プロセスで2〜3年必要とすると考えると、活発だった2021〜2022年のゲーム分野での資金調達を完了させた期待のタイトルのいくつかが2024年にリリースする可能性が高く、既存ゲームユーザーを巻き込むこともあり得ます。 まーふぃー|BitCat/Pacific Meta Game Guild 創設者 ▶️プロフィール:@TN90803803 2018年に暗号資産トレードの世界に足を踏み入れた後、システムトレード、ブロックチェーンゲーム、NFTといった分野で幅広い経験を積みました。現在は、暗号自動取引システム「BitCat」の運営者であり、ゲームギルド「PMGG」の代表を務めると同時に、複数のWeb3プロジェクトにアドバイザーとして携わっています。暗号資産とブロックチェーン技術に関する最新情報を、Xを中心に積極的に発信しています。 2024年に期待/注目する分野「AI分野」 2024年に期待しているのはAI分野です。BRC20のような新興チェーンやプロトコルが次々と登場する中で、DexCheckのようなAIを駆使したオンチェーン分析、市場リサーチ、データ解析の進展に大きな興味を持っています。 注目している銘柄は、最近V4にアップグレードしたdYdXです。現在、30億円規模のインセンティブプログラムを展開中で、取引をするだけで後日トークンのエアドロップを受けることができたり、取引で大きな利益を上げると将来的にさらに多くのトークンがエアドロップされるので注目しています。 魔LUCIAN|OtakuLabs Co-Founder ▶️プロフィール:@lucianlampdefi クリプトコミュニティOtakuLabs(通称: オタラボ)のCo-Founderです。元々iOSアプリの開発をしていたり、MMORPGやソシャゲに重課金していたんですが、2021年からDeFiやWeb3ゲームに魅せられ、今ではクリプトどっぷりの毎日です。 2024年に期待/注目する分野「Web3ゲーム」 2024年はやはりWeb3ゲームが本格的に飛躍する年になるでしょう。 プロジェクトも市場もプレイヤーもこれまでの無数の教訓を学んだ上で、国内外問わず様々なジャンルでヒット作品が出てくるはずです。そのような中でWeb3ゲームが一般に広く普及されるために、Web3AuthやParticle Network、Portalなどマスアダプションを目的としたアカウントサービスやハブサービスなどのプラットフォームには特に期待しています。 miin|NFT情報コレクター ▶️プロフィール:@NftPinuts NFT情報コレクターです。NFTの情報やニュースをもぐもぐして投稿するのが趣味です! 2024年に期待/注目する分野「コミュニティ」 23年はクリプトコミュニティの力が強くなった年でした。国内でもKudasai JP、LCA、DenGEN、Crypoto流星街、そしてboradingbridgeなどコミュニティに情報や案件が集まりました。 大手資本がクリプトに参入する中、マーケティングの手法も対個人からコミュニティ向けに対象が変化しているように感じます。これはある意味”儲けたい””楽しみたい”を活力として、それぞれが貢献していくというエンジニアリング技術とはまた別のDAO的なものにもみえます。 24年はさらにコミュニティの力が増していくのではないでしょうか。クリプトが大衆のためのものとしてあり続ける道としてコミュニティのさらなる発展に期待しています! mitsui|web3リサーチャー ▶️プロフィール:@koheimitsui_ web3リサーチャー / グリーンダオ ファウンダー。web3に関するリサーチ記事を毎日更新するニュースレター「web3 Research JAPAN」を運営。また、リサーチャーとして法人から委託を受けて記事の寄稿や事業提案も行っている。社会課題の解決×ブロックチェーンに興味があり、グリーンダオも設立。https://web3researchjapan.com。 2024年に期待/注目する分野「ReFi」 (自身が参入しているので半分くらいは期待も込みで)2023年は事業としてweb3を活用する実需を伴うweb3利用が注目され始めたように感じます。RWAやDePIN、NFTプロジェクトもおもちゃが売れたPudgy Penguinが急進しました。 2024年もこの流れは加速すると考えており、その中でも、市場規模が急拡大し、気候テックスタートアップの巨額調達も目立ってきていることから、ブロックチェーンを活用したカーボンニュートラル推進プロダクトでありながら、“事業“としても急拡大するものが登場すると考えています。願わくば、それが自分の活動になると嬉しいなと思ってます 毛根女子|クリエイター ▶️プロフィール:@moukon_genius web3に限らず投資系のあるある話を4コマ漫画にして発信を続ける世界が誇る天才クリエイター。人間国宝にすべきではとの声もあるとかないとか。 2024年に期待/注目する分野「エンターテインメント」 皆さんご存知関西にある某テーマパークに新たなエリアが春に完成します。また都内や沖縄にも新テーマパークのopenが控えておりテーマパーク好きの私としては楽しみでしかありません。 え?WEB3に関することは何かないのかって?もちろんあります、私としては長々と語り尽くしたいのですがどうやら文字数の制限内では3分の1も伝えられない純情な感情になりそうなのでまた次の機会にお話させて頂ければと思います。 YUUUUU | ブロックチェーンゲーム投資家 ▶️プロフィール:@YUU_AxieLabs ブロックチェーンゲーム領域専門の投資家です。SNSやマーケット動向・競合プレイヤーの理解度をベースにエッジを見つけることを得意とし、単月利益1億超えを3回達成。最近、事業でブロックチェーンゲーム特化のイベント企画を始めました。 2024年に期待/注目する分野「BCG」 2021年の大バブルを機に開発を始めたBCGが続々とリリースされます。 まず経済的な側面では、一流ゲーム会社の参入やゲームとしての体験価値が高いタイトルが多いことから、プレイヤー・投資家からの資金が集まる可能性が高いでしょう。一方で、資金が各タイトルに分散されることや、Play to Earnへのプレイヤーの理解が進んでいること(期待値マイナスの行動を是正するSNS投稿の増加)などから、一攫千金のチャンスが増えるかは不明です。 個人的には、クリプト全体の市況とどれだけ連動するのかに注目しています。 ゲームの側面では、ブロックチェーンならではの価値の提示の仕方が多様化される局面です。ファンアイテムやダイレクトマーケティングとしてのNFT活用、ERC6551やSBTによるウォレット育成の概念の導入、Loot的なタイトルを跨いだNFT共有など、様々なアイデアが飛び出して来そうで非常に楽しみです。 Yukiya|Pacific Meta マーケター ▶️プロフィール:@badhop0603 Web3コンサルティング企業Pacific MetaのYukiyaです。Web3領域には、2016年に足を踏み入れ、暗号資産投資を行いながら記事を書いたり、コミュニティ運営を行って来ました。最初は好奇心でBitcoin投資から始めましたが、Web3領域の活動は今ではライフスタイルです。 2024年に期待/注目する分野「Bitcoin ecosystem」 2024年に期待するCrypto領域は、Bitcoin ecosystemです。2024年の第一四半期に予定されているBitcoinの半減期や、Bitcoin ETFの承認に期待が高まっているので、Bitcoin ecosystemにも影響を受けると思っています。 Bitcoin ecosystemの中でも、2024年の第一四半期にNakamoto releaseをローンチするBitcoin L2のStacksや、Bitcoin DeFiのALEXがBitcoinの資本市場を開放していくのではないかと注目しています。 ユッシ|Crypto Times メディア事業部 ▶️プロフィール:@cryptoyusshi Crypto Timesのメディア事業部所属。2017年の仮想通貨投資をきっかけに同業界に参入。執筆/編集担当の記事は1,000本以上。 2024年に期待/注目する分野「香港の仮想通貨取引所」 香港では、昨年6月より香港証券先物委員会(SFC)の承認制で仮想通貨取引所の運営がオープンになりました。SFCによってすでに承認済の取引所Hashkey Exchangeの取引高は日々増加しており、この存在感は今後さらに増していくと予想しています。 香港では、現在複数の企業が取引所の運営申請をSFCに対して行っており、その親会社を調べてみると中華人民共和国の大手企業だったりするケースがあります。 中国で仮想通貨に対する厳しい規制が取られている中、上記のような形で資本が香港に集まってくるのではないかと考えています。 よしそ|Botter ▶️プロフィール:@yoshiso44 2017年から仮想通貨に参入。Deep Learningを始めとした機械学習モデルを活用して価格変動を予測しながら低リスク高リターンな運用を行っているBotterです。 2024年に期待/注目する分野「Real Yield」 やはり仮想通貨の本質は価値保存となる基軸通貨BTC/ETHと、それを最も利便性高く活用できるDeFiという関係なのかなと思っています。 DeFiの中でも資産運用を行うためのプロトコルが揃いはじめており、トークンインフレによる報酬ではなく実需に基づいた売り上げによるYieldも萌芽が見え始めているように思いますし、Real Yieldによるエコシステムに移行できない限りはDeFiプロダクトの持続性に大きな疑問符が浮き上がるという点もあり、実需によるReal Yieldを生み出すプロダクトの成長に大きく期待しています。 渡辺 創太|Astar Network 創設者、Startale Labs CEO ▶️プロフィール:@Sota_Web3 日本発のパブリックブロックチェーンAstar Networkファウンダー。Startale Labs CEO。Next Web Capital、博報堂key3ファウンダー。日本ブロックチェーン協会理事や丸井グループ、GMO Web3、電通 web3 Clubなどのアドバイザーを務める。2022年Forbes誌の選出するテクノロジー部門アジアの30歳以下の30人、2023年Newsweekの世界が尊敬する日本人100に選出。 2024年に期待/注目する分野「マスアダプション」 2024年は本格的なクリプトマスアダプションが始まる年になるのではないかと思います。 BTCの米国ETFに続き、国内でもステーブルコインやAstar, Startaleでも大型のプロジェクトをいくつも仕込んでいます。また、法整備面も進捗が出る年になるのではないかと思います。技術面では引き続き zk系のEthereum L2とAccount Abstruction等のマスアダプションに向けたUXを向上させるツールに注目しています。 我々の取り組みでいうとブロックチェーンレイヤーから徐々にレイヤーを上げ、ノードやインデックサー、ウォレットなども着手しプロダクトをどんどん世の中に出していきます。Sony Network Communicationsさんと作成した合弁会社の方でもプロダクトの進捗が発表できるタイミングがくるので日本から世界の第一線で勝負する世界を創っていきます。 まとめ 年末の多忙な時期にも関わらず、依頼を快く引き受けてくださり本記事作成にご協力くださった皆様に感謝申し上げます。 本年も皆様の活躍を願うとともに、我々Crypto Timesも業界全体のさらなる成長の一役を担えるよう邁進してまいります。 改めて2024年もどうぞよろしくお願いいたします。- Crypto Times編集部一同