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2020/04/19クリプトスペルズ|Gランク戦向け!2020年4月の最強ブロンズ赤デッキ
こんにちは、Mr.ブロンズマンです。 このシリーズでは、ゴールド以下ランク戦で上位を目指すためのブロンズデッキを紹介・解説していきます。 先日の4月Gランク戦で6位になった私のブロンズ青デッキは、こちらの記事をご覧ください。 参考記事:無課金ブロンズデッキで称号ゲット!4月ランク戦(ゴールド級)の振り返りと所感 今回は、赤・黒に焦点を絞ってそれぞれ デッキ編成 ポイント 戦い方 について、写真を添えながら解説していきたいと思います! ちなみに、今のブロンズ環境における緑と白は、私の手に負えないほど弱くなってしまったため、今回はスルーさせて頂きます。あらかじめご了承ください。 なお、カードゲーム初心者の方でも読みやすくするため、この記事ではできる限り専門用語は使わないよう心がけていきます。 単語が無駄に長く感じる方もおられるかもしれませんが、ご理解のほどよろしくお願い申し上げます。 デッキ編成 今回解説するブロンズ赤デッキは、以下になります。 まずは、それぞれのカードの採用理由について述べていきます。 1コスト ゴブリン 1コストで2/2なので、できることなら色を問わず入れておきたいカード。 特に、赤は序盤からユニットを並べたり、相手のLP(ライフポイント)を攻撃していく必要があるため、生き残りやすい、且つパンチ力もあるこのカードは採用必須です。 フェンサー 相手のユニット、もしくは相手のLPに1点ダメージを与える、1/1のユニットカード。 序盤で相手ユニットを倒したり、終盤で相手のLPにダメージを与えることが可能。 場面を問わず役立つことが多いため、必ず採用しておきましょう。 レッドゴブリン ゴブリンと比べると体力値が1低いですが、その分死亡時には相手に1ダメージを与えるカード。 相手に除去されやすいですが、序盤に盤面を有利にするために機能するため、赤デッキには入れておきたいカードでしょう。 2コスト イグニス 相手LPに2点ダメージを与える効果を持つユニット。 赤デッキでは基本的に、早いターン数で相手LPを0にする戦い方になるため、このカードは欠かせません。 ホルス 2/3なので序盤で倒されにくく、相手ユニットを除去する際にも活躍するので採用。 ブロンズカードでは、序盤で盤面を有利にするために入れておいた方が良いでしょう。 燃焼死体 自傷2点の代わりに、相手LPに3点ダメージを与えるカード。 「イグニス」と同じく、早いターン数で勝ちきるために欠かせないので採用です。 石舌のバジリスク 2コストで4/3とハイスペックですが、召喚時に相手にカードを1枚ドローさせるデメリットもあります。 しかし、ブロンズカードだけで戦うには序盤の火力が必要なので採用しています。 竜騎士 バロン 「フェンサー」と同じく、序盤に盤面を有利にするために必要なカード。 対象がランダムなので、できるだけ倒したい相手ユニットに当てるために、使いどころを見極めていきましょう。 3コスト シーサーペント 「バジリスク」と同じく、スペックは高いものの相手にドローさせるカード。 しかし、シーサーペントの場合は召喚時ではなく死亡時なので、割と使いやすいと私は思っています。 変な話、すぐに倒されなければドローされませんからね。 『前衛』的な役割も果たしつつ、序盤から一気に相手のLPを削ることができるので採用しています。 パンダの釣り師 このカード1枚で2枚ドローできるので、序盤で手札が無くなってしまいやすい赤デッキには必須のブロンズカードです。 雪国の侵略者 相手のユニット、もしくは相手のLPに1点ダメージを与え、さらに自陣に「ゴブリン」を1体召喚する強カード。 終盤で相手のLPを削りきりたい際にも活躍するので、入れ得なカードです。 4コスト ホルスの門番 このデッキ唯一の『前衛』カードです。 このあと紹介する「伏兵」がこのデッキの切り札なのですが、そのためにユニットを横展開 しなければなりません。 その際に、『前衛』カードが場にいることで、体力値の低いユニットが除去されづらくなります。 また、単体として強く入れない理由がないので、採用しています。 伏兵 「2コスト +2/+0」から「4コスト +3/+0」に弱体化されてしまいましたが、その分、一撃の火力はマシマシとなりました。 2枚入れていると1枚余ったり、序盤で被って手札事故を起こしてしまうリスクもありますが、試合中に必ず引いてくるためにも2枚入れておくべきだと私は思います。 5コスト 魔炎 相手ユニット1体に8ダメージを与え、さらに相手LPに2ダメージ与える強カード。 特に、中盤あたりの スカイガルドの巨神兵(白) アーケロン(青) などにかなり刺さります。 このあと出てくる「疾風の竜騎士 バロン」で相手LPを攻撃するためにも、このカードは欠かせません。 6コスト 疾風の竜騎士 バロン 当デッキの最終兵器です。 『速攻』で攻撃値が5点もあるため、中盤〜終盤で一気に攻めきりたい時に大活躍しますよ。 ポイント クリプトスペル(CS)の選び方 基本的には、 vs 赤・緑→1CS vs 青・白・黒3CS を選んでおけば間違いないです! 相手が赤・緑の際は、序盤でいかに盤面を有利にできるかが鍵となるので、相手ユニットに対して1CSを使うのが効果的。 逆に、相手が青・白・黒の際は、体力値が高いユニットに対して中盤あたりで3CSを打つのが良いです。 具体的には、中立カードだと「ホルスの門番」「グリフォン」あたりに使うのが効果的。 色別だと 青:アーケロン 白:歴戦のパラディン:スカイガルドの巨神兵 黒:グレンデル になります。 マリガン(最初の手札交換)の考え方 自分が先行の際は、最低でも2コスト、できれば1コストを狙っていきましょう。 後攻の際は、マナクリスタルを使って2ターン目で出せるので「シーサーペント」も残して大丈夫です! 「伏兵」はキーカードですが、手札が詰まって序盤で不利になる可能性があるため、この時点では返してしまいましょう。 とにかく、序盤からユニットを並べて、相手より盤面を有利にすることを心がけてください。 戦い方 できるだけ相手LPを削りにいく 相手の強カードを除去するために 3CS 魔炎 などを採用しているので、ユニット除去はその辺りに任せてできるだけLPを削りましょう。 そうしないと、終盤で「疾風の竜騎士 バロン」「伏兵」を使ったとしても決めきれなくなってしまいます。 最初のうちは必要ない場面でもユニット除去を優先しがちですが、基本的にユニットは相手から取らせた方が得なことが多いです。 さらに、こちらの「伏兵」は相手からすると最重要の警戒対象となるため、相手からユニット除去しにきてくれます。 例外としては、相手も赤デッキを使ってくるケースです。 この場合は、相手のユニットも除去しながらLPも削らなければなりませんよ。 最後はフィニッシャーに頼れ! フィニッシャーとは、最後に勝負を決定づけるためのカードのことです。 このデッキの場合は、 疾風の竜騎士 バロン 伏兵 がフィニッシャーとなることが多いですが、 イグニス 燃焼死体 など、あと2,3点で勝ちと言う場面では、これらのカードがフィニッシャーとなることもあります。 このデッキであれば5点くらいであれば簡単に出せるので、手札にそれらのカードが無かったとしても、山札から引いてくることを信じて相手のLPを攻撃しまくりましょう! ユニット除去ばかりしていては、終盤で勝ちきれなくなってしまうため、 序盤から積極的にLPを攻撃 終盤はフィニッシャーで勝ちきる という戦術が、オーソドックスなブロンズ赤デッキの戦い方です。 まとめ 今回は、Gランク戦向け!2020年4月の最強ブロンズ赤デッキについて述べてきました。 現段階では、ブロンズ赤デッキもかなり戦える環境なので、次回のゴールド以下ランク戦でぜひ試してみてはいかがでしょうか。 ちなみに今回はブロンズデッキの解説でしたが、このデッキにシルバー・ゴールドを追加するとすれば 超竜の炎球 ルー・ガルー あたりは必須カードになるでしょう。 各々のカード事情に合わせて、このデッキや戦術に独自の改良を加えてみてください!
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2020/04/18CryptoSpells|白デッキの変化・及び4月ランク戦の振り返り
皆さんこんにちは、でりおてんちょーです!今回はCRYPTO TIMESさんで、私のクリスペ記事を掲載して頂きます。 まずはクリスペプラーの皆さん、3月・4月ランク戦、お疲れ様でした。 ここ最近は、ユキやカード調整・新カード登場など環境に大きな変化があったりで、なかなか苦戦した人も多いのではないかと思います。 そんな中、私は3月・4月ともに白デッキを使って 3月ランク戦(レジェンド級):3位 3月ギルド戦:1位 4月ランク戦(レジェンド級):6位 と、我ながら華々しい成績を収めることが出来ました。 この記事では、白デッキの変化・及び4月ランク戦の振り返りについて述べていきたいと思います。 どうぞ、最後までお付き合い頂けますと幸いです。 デッキ編成の変化 3月ランク戦(レジェンド級)のデッキ編成 まず、3月に私が使っていた白デッキをご紹介します。 3月時点では 太陽の加護:0コスト 義賊団の団員:1コスト だったため、両者ともに採用していました。 (ユキは買いそびれてしまったため、この時点では不採用となっております。) レジェンド枠は、ブロッサムではなくフリッカなので、ミネルヴァは不採用としました。 先行1ターン目「義賊団の団員」 先行2ターン目「月光」 のマナ加速がどちらも4ターン目に繋がるため、「ホルスの門番」を入れて、4コストの枠を増やしています。 クリプトスペルは基本0csを選んで、パラディンを最速で9/9, 12/12にすることを心がけました。 青対面の場合には「大釜の魔女」がありますが、パラディンに1枚吐かせることでフリッカを安全に出しやすくする効果もあったため、基本的にフリッカを出すとき以外は「大釜の魔女」はケアしなくて済みました。 ユキが入っていないのは非常に批判を浴びそうなのですが、 序盤にランプしてオシリス、トールに最速でアクセスする フリッカ・強化版パラディンはおまけ程度。出せればラッキー の2点をしっかり意識できれば、ほぼ負けませんでした。 全体的には、特にメタデッキの存在しない、白一強の環境になってしまっていたと思います。 4月ランク戦(レジェンド級)のデッキ編成 次に、4月に私が使っていた白デッキをご紹介します。 この1ヶ月で大きく変わったことは 「太陽の加護」「義賊団の団員」がナーフされた 「セルトの竜騎士」が強化された ユキを貸して頂いた(個人的な話) の3点です。 3つ目は個人的な話なので置いておくとして、まずは1つ目について。 「太陽の加護」が0から1コストにナーフされてしまったのは、ランプ白使いにとって地味に痛かったです。 2ターン目ユキ召喚→ヘルス強化 先行5ターン目・後攻4ターン目のマナクリ使ったパラディンコンボ など、0コストだからできたコンボ技をやりづらくなったので、今回から不採用。 また、「義賊団の団員」は 月光 ユキ 義賊団の団員 で2コストで6枚かぶってしまうため、扱いづらいので不採用。 その代わりに、序盤でユキのガード役としても使える「光の妖精」、相手のユキ除去要員、対面赤緑で序盤の盤面処理役として「セルトの竜騎士」を採用しました。 「太陽の加護」がコンボパーツな分、上記2つのユニットに変更してからは、序盤から割と安定して動けるようになったのでオススメです。 4月ランク戦の振り返り 3月ランク戦はTOP10の半分以上が白デッキを使っていたと記憶していますが、今月は前に比べるとかなりバランス良くなったと思います。 あくまで計9時間の戦いなのでサンプルとしては弱いですが、それでも TOP5に全ての色が入っている 白が上位に固まっているわけではない レジェなしの方も2人ランクインしている あたりは良い要素かなと。 特に、2月ランク戦ではガイン販売後にもかかわらず、TOP10に青が一人もランクインしなかったですからね。 参考記事:2月ランク戦(レジェンド級)の振り返り、及びギルド戦に向けた対策 今回は、青の新カードがかなり活躍したのか、もしくは青の研究が進んできたからこその結果ではないかと思います。 4月ランク戦を通して見ると、全体的には良い感じのバランスになってきていると言えるでしょう。 ユキの問題があったり、フリーズ問題があったり、まだまだ課題が残る現状ではありますが、僕は今後のクリスペにも引き続き期待して、楽しんでプレイさせてもらおうと思います! 最後に 今回は、白デッキの変化・及び4月ランク戦の振り返りについて述べてきました。 4月ランク戦の結果を踏まえてカード調整も始まりますし、新ゴールドカードもかなり強いので、今後どうなるか楽しみです。 ブロンズ・シルバー枠の新カードもどんどん追加していく流れなので、その辺りもかなり良い要素だと思っています。 最後に、僕個人から一つお願いというか提案があるのですが、ランク戦・ギルド戦の時間を伸ばして頂きたいです。 ランク戦は、以前のように3時間 - 3時間で開催しても良いぐらい面白いコンテンツだと思っています。 ただ、それはおそらく現実的に難しいと思うので、2時間 - 2時間が落とし所としては良いかなと思っています。 そして、特にギルド戦に関しては今より時間をもっと増やして頂きたい! せめて、せめて3時間はやりましょう! 公式大会も良いですが、コミュニティに重きをおきたいのであれば、ギルド戦に力を入れないとダメだと僕は思います。 もし運営の方が読んでいらっしゃったら、検討していただけますと幸いです。 以上、最後まで読んでくださってありがとうございました。
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2020/04/16兼業トレーダーえむけんの仮想通貨市場分析!【4月16日】
みなさん、こんにちは!えむけん(@BinaryMkent)です。 新型コロナウイルスによるパニックも若干落ち着きを取り戻し、どちらかといえば、現状に対する景気衰退の不安よりも今後の景気動向などに関するニュースなどが増えてきましたね。 今後は、一時パニックが落ち着いたのもあり、以前よりも経済指標などに対する注目が集まり、「指標と現状のギャップ」を元にした判断がレートに大きな影響を与えていくと思われます。 少し真面目な導入となってしまいましたが、今回も仮想通貨市場の現状、今後の展開について、しっかり分析していきましょう! それでは早速、BTCの分析から進めていきましょう。 BTCチャートの分析 BTCチャート(長期) こちらが、現在のBTC(日足)になります。 年始に黄色チャネルを上抜け大きく上昇するも、押し目を作ることができず急落。その後、大きなリバウンドを見せ、現在、再度黄色チャネルを上抜けた状態になります。 これにより、長期目線も再度上に切り替わりそうなところですが、黄色チャネルを上抜けたにもかかわらず、上昇幅も小さく、さらに現在、大きく折り返してきてしまっているため、押し目で買おうにもなかなか怖いところです。 とはいえ、現状「抜けるべきラインを抜けている状況」ですから、長期目線については一度フラットに考えた方がよさそうですね。 では次に、少し拡大して中期チャートの分析に移りましょう。 BTCチャート(中期) こちらが中期チャート(4時間足)になります。 急落のリバウンド後、若干不安定ではありますが、チャネル(白)を形成して推移していますね。 先ほどお話ししたように、長期では一時フラットといった状況の為、以降はこちらの中期チャネル(白)を基準にした比較的短めのスパンでの立ち回りが妥当でしょう。 当然、白チャネルを下抜ける展開となれば、それに伴い、中期下目線以降へと移行する可能性もありますが、すぐ下に長期の黄色チャネルが控えているため、愚直な売りも危険です。 そのため、白ゾーン周辺での押し目形成による再度上昇の可能性を踏まえた、やや短めのスパンでの立ち回りがベターだと思われます。 では、これらを元に現状から考えられる今後のシナリオ、その考察に移りましょう。 BTCチャートの総評 さて、それではBTCチャートについてまとめていきましょう。今回想定されるシナリオはざっくり3通りです。 チャネル継続(青) チャネル下抜け(緑) ⇒白ゾーンが押し目に チャネル下抜け(橙) ⇒押し目を作れず 現状、ポジションがどちらかに大きく偏っているといった状況でもなく、出来高も乏しいため、個人的には上がるにしても一度チャネルを下抜け、売りを誘ってからの上昇になるのでは?と見ています。 これを踏まえると、チャネル下抜けにて一時Sを打っていき、押し目を作れなければそのままホールドして利益を伸ばす…、といった立ち回りが無難ですね。 では、次にアルト市場を分析していきましょう。 ドミナンス分析 ドミナンスチャートに関しては、「Trading View」を参考することにしております。(外部リンク:https://jp.tradingview.com/markets/cryptocurrencies/global-charts/) 前回の記事更新以降、BTCドミナンスについてはそれほど大きな変化は見られませんね。では少し拡大して、アルトコインのドミナンス推移を見てみましょう。 BTCが長期黄色チャネルを上抜けたにもかかわらず、USDT(紫)のドミナンスは依然上昇と、まだまだリスクオフムードといった状況ですね。 しかしそんな中、ETH(イーサリアム)だけが不自然な上昇を見せていますね。 以降、再度ETHが大きく上昇する展開となれば、これまで急落を警戒してUSDTらに退避していた資金の出戻りにも期待できるため、ETHだけに限らずBTCへの資金流入による上昇も見込めます。 そのため、BTCだけでなく、火付け役ともなりうるETH(イーサリアム)のチャートや動向についてもチェックしておいた方がよさそうですね。 アルトコイン動向 ETHUSD(日足) 恐らく、直近のドミナンス上昇は再度BTC急落後の水準(120ドル)までの下落による買いだと思われますが、現状直上に200SMAを控えているため、上値も重く、現状から大きく伸びるような兆候は感じられませんね。 現状いまから買えるような状況ではありませんから、どちらかといえば、「再度120ドルを下抜けないかどうか?」に警戒しておいた方がよさそうです。 ただ、このリスクオフの加速が妥当な状況において、ETHドミナンス上昇は大規模な仕込みの可能性もありそうなので、再度120ドルの下抜けによる投げ売りをトリガーにした急速な買い集め、それによる急上昇の可能性についても見ておくべきですね。 総評(まとめ) さて、それでは最後にまとめに入りましょう。 【BTC】長期目線は一時フラットに ⇒中期チャネルを基準に立ち回り 【アルト】USDT(紫)+ETHの上昇 ⇒リスクオフ継続だが、ETHに仕込み? 現状、長期での方向感が定まっていないため、「中期チャートを元にエントリータイミングを掴み、その後方向感をもってしっかり推移してくるようであれば、そのまま利益を伸ばすことに専念する」といった細かいポイントを狙った短めのトレードを伸ばす方針での立ち回りが無難でしょうね。 個人的な見解としては、現在の出来高状況では上がろうにも厳しい状況ですから、上がるとしても、一旦下に振ってからでは…?と見ています。 なので、一時チャネル下抜けを機にショートを入れて、以降押し目を形成するようであれば損切り、そのまま下落するようであればホールド…といった立ち回りを計画しています。 少し短いですが、今回は以上とさせていただきます。今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました! 現在、私えむけんが制作した動画教材『7日間でマスター!テクニカル分析とそれを元にしたトレード戦略』、好評販売中です! 今回のような、BTC分析やアルトコイン投資などの立ち回り方についても解説しておりますので、是非ご覧ください!(詳しくはコチラ)
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2020/04/15無課金ブロンズデッキで称号ゲット!4月ランク戦(ゴールド級)の振り返りと所感
こんにちは、Mr.ブロンズマンです。先日の4月ランク戦、参加された皆さまお疲れ様でした。 このたび私ブロンズマンは、ゴールド級ランク戦において6位になることができました! なかなかブロンズカードが増えず、ゴールドカードばかり増え続けていく環境は私にとって厳しい状況でした。 しかし、今月はしっかり良い結果を得ることができたので、記事を書かせて頂こうと思った次第です。 ということで今回は、4月ランク戦(ゴールド級)の振り返りと所感についての記事です。最後までお付き合い頂けますと幸いです。 4月ランク戦(ゴールド級)で使ったブロンズデッキ紹介 1コスト8枚、2コスト8枚で低コストのカードが多めに入っているものの、高コストカードもバランスよく入れているデッキです。 「バジリスク」「シーサーペント」は、 ・序盤にカードパワー負けしないため ・長期戦になった際にデッキ枚数負けしないため に採用しています。 相手に手札を引かせるのが嫌な方は、「ホルス」「溶岩の魔神」「業火の崇拝者」などに変えても良いと思います。 また、6コストで一見邪魔にも思える「隠れる者 ヴァレン」は ・スカイガルドの巨神兵 ・アーケロン など体力値の高いユニットに刺さるので、相手がシルバー以上デッキなら入れておくべきでしょう。 クリプトスペル(cs)は「シーラの激流」を使おう! このデッキには、「パンダの釣り師」のようなドロー補充できるカードが入っていません。 そのため、どうしても後半で手札が無くなってしまい、リソース勝負で負けてしまうことになります。それを防ぐために、上写真の7csを使うことで、後半のリソース切れをカバーできます! 『手札に上限まで青のマジックボトルを加える』という効果は、もはやブロンズカードと言って良いのか分からないくらい強いです。 このデッキはブロンズカードしか使っていないものの、 ・青のブロンズは優秀なカードが多い ・7csで後半に大量のリソース補充ができる ので、ゴールド級であれば手札負けしづらく勝ちやすいというカラクリです。もちろん、相手がゴールドクラスの青デッキの場合にはかなり分が悪いんですけどね。 最後に:基本を大切に ブロンズデッキでゴールド級を戦い抜くには、情報をたくさん持っておく必要があります。 ・全てのカード情報 ・相手ギルドの覚醒cs ・あらゆるパターンの戦術 とても基本的なことですが、この辺りをきちんと理解しておけば、カードパワーで差があったとしても完全な負け戦ではなくなりますよ。 強いカードを持っていても勝てないという方は、この基本を無視したままリングに上がっていることに敗因があると私は思います。 この記事を読んでくださった初心者さんは、ぜひ基礎の部分を大切にクリスペをプレイしてみてください。 無課金でも、ブロンズカードだけでも、勝てれば楽しいですし、もっと強くなりたいというモチベーションに繋がります。逆に、強いカードを持っていても、勝てなければ楽しくありませんし、成長しません。 クリスペを最大限に楽しむためにも、この記事があなたのために少しでも役立てば幸いです。
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2020/04/09Chicago DeFi Allianceが発足される
コロナウイルスによる危機を乗り切るため、金融関連の企業8社がChicago DeFi Alliance (CDA)を発足しました。主催している企業は以下の通りです。 Volt Capital TD Ameritrade CMT Digital Cumberland DRW Jump Capital Compound Finance DV Trading Arca このアライアンスの目的はdecentralized finance (DeFi)の企業家やスタートアップ企業に対して貿易や規制などの観点から有用な補助や指導を行うこととなっています。 ホームページによるとアライアンスに参加することで下記6つのプログラムに関してサポートとガイダンスが受けることができるようになります。 現在はDyDxとYeildをパートナー企業として迎えているとしています。また、暫時新たな提携企業の受け入れを進めていきたいという考えを示しています。 記事ソース:CDA
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2020/04/05兼業トレーダーえむけんの仮想通貨市場分析!【4月5日】
みなさん、こんにちは!えむけん(@BinaryMkent)です。 世間は、依然新型コロナウイルスによるパニックが続いており、東京ではとうとう1日の感染者数が100人を超えてしまいましたね。これにより、さらなる景気悪化が懸念されていますが、これからどうなってしまうんでしょうね。 仮想通貨市場だけでなく、金融市場、さらには街中に至るまで、暗いムードが続いておりますが、今回も仮想通貨市場における分析・考察を進めていこうと思います。ぜひ外出自粛の際のお供として、お役立てくださいませ! それでは早速、BTCの分析から進めていきましょう。 BTCチャートの分析 BTCチャート(長期) こちらが、現在のBTC(日足)になります。まずは、ここまでの流れを振り返ってみましょう。 年始以降、黄色チャネルの上抜けに伴い、流れが一気に上へと傾きましたね。そしてその後、青ラインのような展開で逆三尊形成に向かうと思いきや、押し目形成することなく、大きく急落してしまいました。 4000ドル規模の特大下落の後、一時リバウンドを見せ、現在昨年の7月頃から続く黄色チャネルの上限、そして、超長期の抵抗帯である6800ドル周辺にて推移しております。 これまで不安定ながらも着実に上昇してきたBTCですが、長期・超長期のライン上という背景もあり、ここらで一時急落後のリバ取り勢による大規模な利食い売りが発生してもおかしくない状況ですね。 ここまでの流れ等を踏まえると、長期目線としては「黄色チャネルを上抜けるまでは売り目線」といった判断が妥当だと思われます。 では次に、少し拡大して中期チャートの分析に移りましょう。 BTCチャート(中期) こちらが中期チャート(4時間足)になります。 現状、黄色チャネル上限周辺にて推移していますが、この上限に至るまで、水色ラインのような上昇ウェッジを形成して上昇してきました。 そのため、「黄色チャネルを抜けたか?」の判断が難しい場合には、より短い時間軸で形成しているこちらの上昇ウェッジ(水色)を元にブレイクの判断を行うのがよいでしょう。 また今後、この水色ウェッジをどちらに抜けるのか?についてですが、中期目線で見ても、MACDで緩やかではありますが下降転換示唆であるダイバージェンスを発生させています。そのため中期目線においても、やや下目線といった判断が妥当だと思われます。 とはいえ、ウェッジの形状や角度を見た限りでは、急激な上昇ウェッジではありませんし、上抜けの可能性も十分にあり得ます。 そのため、より確実に狙い撃つのであれば、この上昇ウェッジの下抜けを機に、ショートポジション(3/5)を、再度ウェッジ下限でのリターンムーブ時に残りの2/5を入れるようなポジション分割による立ち回りが最も妥当だと思われます。 上にしろ下にしろ、再度今週中に大きく動きそうな雰囲気ですから、あらかじめブレイクに対して、「どのタイミングでどういったポジション配分でエントリーするのか?」を決めておくのがベストですね。 では、これらを元に現状から考えられる今後のシナリオ、その考察に移りましょう。 BTCチャートの総評 さて、それではBTCチャートについてまとめていきましょう。今回想定されるシナリオはざっくり2通りです。 上昇ウェッジ上抜け(緑) ⇒同時に黄色チャネル上抜け 上昇ウェッジ下抜け(白) ⇒チャネルセンターラインへ 現状、どちらかといえば下目線優先といった状況ですが、上昇ウェッジの中でも、比較的角度が浅く、また抵抗帯周辺にも関わらず、安易に戻り売られることなく、辛抱強く上げ続けているため、ここからウェッジを上抜けての急上昇も十分あり得ます。 そのため、長期目線に従ってショートポジションを持つ際には、先にお話ししたようなポジション分割を行って、最低限リスク分散を行ったうえでの立ち回りが妥当かなと思います。 では、次にアルト市場を分析していきましょう。 ドミナンス分析 ドミナンスチャートに関しては、「Trading View」を参考することにしております。(外部リンク:https://jp.tradingview.com/markets/cryptocurrencies/global-charts/) 現状、BTC価格はジワりジワりと上昇を続けていますが、BTCドミナンスについては緩やかに下落を続けています。 恐らく、急落時リバ取りポジションらの利食いが発生し、一時BTCに流れてきていた資金が再度抜けてきているのだと思われます。では、これらBTCから抜けた資金はどこに流れているのでしょうか? 少し拡大して、アルトコインのドミナンス推移を見てみましょう。 主要アルトからは全体的に資金抜けが確認できますが、中でもTether(USDT)のドミナンスが急激な上昇を見せています。 ここから推測するに、現状、BTCの長期チャネル(黄)や超長期の抵抗帯(6800ドル)周辺への到達を機に、一通りリバ取りを終えたトレーダーらが、再度急落のリスクを考慮し、資金をTether(USDT)へと退避させているのだと思われます。 これらを踏まえると、以降このBTC⇒USDTへの退避が継続するかどうか?というのは、BTCのウェッジ下抜けにおけるトリガーとなる可能性が高いため、要注視しておくべき指標でしょう。 特に、こういったチャート上でのパターン形成(ウェッジや保ちあい)は、展開が煮詰まっていればいるほど、ダマシが発生する可能性が高くなります。 そのため、チャートだけでなく、今回ご紹介したドミナンスなどを踏まえ、「実際に資金がUSDTへと退避しているのか?」なども確認されることをお勧めします。 総評(まとめ) さて、それでは最後にまとめに入りましょう。 【BTC】戻り売り目線(長期) ⇒上昇ウェッジに注目 【アルト】Tether(紫)に注目 ⇒「BTC→USDT」継続の可能性 現状、「上も下もありうるが、長期目線では下優勢」といった状況ですね。 依然、金融市場はしっかりとした方向感を持たず、不安定な推移を続けています。現状、未だBTCが普及していないとはいえ、これまでの推移をみる限り、BTCがこれらの動向による影響を受けるのは明白です。 そのため、金融市場全体の方向性が落ち着くまでは、ポジションの長期保有などは避け、短期間で取れそうなところを取れるだけ刈り取っていく…、といった立ち回りが無難でしょうね。(方向性が定まっていない状況で大きな値幅を狙いに行くと、結局建値撤退…、となってしまう可能性が高いため) 少し短いですが、今回は以上とさせていただきます。今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました! 現在、私えむけんが制作した動画教材『7日間でマスター!テクニカル分析とそれを元にしたトレード戦略』、好評販売中です! 今回のような、BTC分析やアルトコイン投資などの立ち回り方についても解説しておりますので、是非ご覧ください!(詳しくはコチラ)
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2020/03/25兼業トレーダーえむけんの仮想通貨市場分析!【3月25日】
みなさん、こんにちは!えむけん(@BinaryMkent)です。 過去最大級の下落、その後の特大リバウンドと、連日すさまじいボラが続いておりますが、直近に急落を見せてしまっているため、安易なショートも難しく、動きづらい地合いが続いていますね。 一見、ボラが大きいためその分利益もガッポリ狙えそうな状況ではありますが、仮想通貨だけでなく、金融市場全体が混沌としておりますので、利益は二の次で、常にリスクを想定した立ち回りを最優先すべきですね。 ということで、今回もチャート分析やドミナンス推移、資金循環などを元に、今後の仮想通貨市場で注目しておくべき点についてお話しさせていただこうと思います。ぜひ、最後までお付き合いください! それでは早速、BTCの分析から進めていきましょう。 BTCチャートの分析 BTCチャート(長期) こちらが、現在のBTC(日足)になります。まずは、ここまでの流れをおさらいしてみましょう。 昨年の7月から続いていた下降チャネル(黄)でしたが、年始にこれを大きく上抜け、再度11000ドルに迫る上昇を見せました。しかしその後、押し目を作ることができず、逆三尊形成失敗により、一時4000ドルを割り込むまでの下落を見せました。 そして現在、このチャネル下限接触以降、再度大きなリバウンドを見せ、現在6700ドル周辺にて推移しております。この6700ドル周辺は下落チャネル(黄)だけでなく、過去に何度も大きな転換点となっている重要な価格帯ですね。 恐らく、急激な下落、その後のリバウンドにあたりますから、純粋な戻り売りに利食い売りなども重なり、長期時間軸では再度売りムードに展開が進むと思われます。 では、次に中期足(4時間足)を元に、より細かな動きを見ていきましょう。 BTCチャート(中期) こちらが中期チャート(4時間足)になります。 直近のリバウンドを見ると、一応チャネルを形成して上昇してはいるものの、「安定的上昇」とはいいがたい推移をしていますね。 先ほどお話しした6700ドルの抵抗帯と下降チャネル(黄)、さらに現在の不安定な上昇を踏まえると、買いポジを持っている人からすれば利食いに傾く見込みも高く、日足分析と同様、売り優勢といった目線でよいかと思います。 では、これらを元に現状から考えられる今後のシナリオ、その考察に移りましょう。 BTCチャートの総評 さて、それではBTCチャートについてまとめていきましょう。今回想定されるシナリオはざっくり2通りです。 黄色チャネル上抜け(緑) ⇒8600ドル周辺まで上昇 黄色チャネルにて反発(白) ⇒6000ドル周辺まで下落 現状から考えられるシナリオとしては、以上2通りでしょう。 やはり、直近に大きなリバウンドを見せているとはいえ、それ以上に大きな下落を見せているため、様子見状態のトレーダーも多く、ここから再度買い優勢に傾くにはまだまだ時間がかかるのではないでしょうか? そのため、個人的には白シナリオのように戻り売り優勢となる可能性が高く、その後も直近安値を割り込むことなく、しばらくはチャネル内にて様子見が続くのでは?と見ています。 では、次にアルト市場を分析していきましょう。 ドミナンス分析 ドミナンスチャートに関しては、「Trading View」を参考することにしております。(外部リンク:https://jp.tradingview.com/markets/cryptocurrencies/global-charts/) BTCドミナンスを見てみると、2/14にドミナンス安値を付けて以降、アルトドミナンスの全体的な下落に反して、比較的安定した上昇を見せております。 それでは少し拡大して、アルトコインのドミナンス推移も踏まえて考察していきましょう。 BTC価格が下落していながらもドミナンスが上昇している不思議な状況ではありますが、こちらを見ていただければわかるよう、現状のBTCドミナンス上昇は2段階のフェーズから成り立っています。 それでは、ここまでの資金の流れをざっくり辿ってみましょう。 まず年始以降、アルトコインの軒並み上昇を背景に、資金はBTCからより利益効率の高いアルト市場へと流れていきました。これにより、BTCドミナンスは大きく下落し、その分主要アルトコインのドミナンスが軒並み上昇を見せましたね。 そしてその後、高値を迎えたアルト市場から利食い撤退が相次ぎ、資金は再度BTC・USDT(Tether)へと集中します。これが1段階目のBTCドミナンス上昇ですね。 さらにそこから、今度はBTC高値推移により利食いフェーズへと突入し、資金はBTCからUSDT(Tether)へと大きく流出し、結果としてBTC価格は大きな下落を見せました。これにより、BTCドミナンスは再度大きく下落し、反してUSDT(Tether)ドミナンスは大きな上昇を見せました。 そして現在、BTCの大きな急落を受けて、USDT(Tether)に退避していた資金が再度BTCへと戻り、これにより現在のBTCドミナンス上昇(2段階目)が発生しているものだと思われます。 つまり現状、「USDTに退避していた資金らがBTCのリバウンドを取り終えたことにより、再度USDTやfiatへと資金が抜けていく可能性がある状況」にあるわけです。 このように、現状資金循環の面から見ても、下目線優勢といった状況であり、再度チャートで黄色チャネル上抜けなどの明確な転換シグナルが発生しない限りは、新規の買いも見込めず、資金は抜けていく一方だと思われます。 総評(まとめ) さて、それでは最後にまとめに入りましょう。 【BTC】黄色チャネルに注目 ⇒比較的、下目線優勢な状況 【アルト】資金撤退傾向 ⇒再度USDTへの資金撤退に警戒 過去最大級の急落後のリバウンド、とかなり手を出しずらい状態ですね。私も拾いなおした現物を全て売却し、しばらくはノーポジでの様子見となりそうです。 これだけ大きく動くのは久しぶりのことですし、今は金融市場も連日混沌としておりますから、引き続き積極的な買いが見込めない「リスクオフ」が続きそうな状況ですね。またその反面、行き過ぎた悲観により、再度大きく巻き返す可能性も…、と個人的にはかなり触りづらい印象です。 これらも踏まえ、もし仮に触るのであれば、比較的低リスクな戻り売りで様子見、戻り売りが否定されるようであれば、目線を改め、再度買えそうなシチュエーションを待つ…、といった立ち回りが最も妥当かと思います。 少し短いですが、今回は以上とさせていただきます。今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました! 現在、私えむけんが制作した動画教材『7日間でマスター!テクニカル分析とそれを元にしたトレード戦略』、好評販売中です! 今回のような、BTC分析やアルトコイン投資などの立ち回り方についても解説しておりますので、是非ご覧ください!(詳しくはコチラ)
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2020/03/19Steemコミュニティが20日にハードフォークを実施、新チェーン「Hive」誕生の背景と概要
先日のTronとSteemコミュニティとの対立を受け、コミュニティが新ブロックチェーンHiveを発表しました。 Hiveは、Steemのコードベースを元にハードフォークという形で誕生する、DPoSと呼ばれるPoS(Proof of Stake)をベースとしたガバナンスの仕組みを持つブロックチェーンです。 本記事では、TronとSteemコミュニティ間で起きた対立の一連の流れから、Hiveの概要やSteemとの違い、特徴などに関してまとめていきます。 Steemitハードフォーク事件 2月14日にTron FoundationがSteemitが買収されたことを受け、SteemのコミュニティはTronが獲得した本来投票には使われないはずのトークンがSteemのガバナンスに影響を及ぼすことを危惧し、チェーンの分岐を伴わない仕様の変更であるソフトフォークが提案・実施されました。 これを受け、Tron Foundation有するSteemitのチームは、Binance等の取引所などに管理されるトークンを利用して、全体の過半数を超える投票権を確保します。 Steemitのチームは、この投票権を利用して「事実上Tronが保有するSteemの投票権を無効化するソフトフォークを覆すハードフォーク」を提案し、実装しました。 これにより、本来使われないはずのトークンがガバナンスに関わる20の重要なノードを独占し、SteemコミュニティはSteemのネットワークに対するコントロールを意に反して失う形となりました。 他方、買収をイニシエートしたとされるJustin氏は、このソフトフォークを"Hacking(ハッキング)"と呼ぶなど、コミュニティの怒りを買うような言動も見受けられ、これがTron FoundationのSteemitチームとSteemのコミュニティの分断に繋がったと考えられます。 Hive(ハイブ)の概要 今回発表されたHiveは、以上の一連の流れを受け、コミュニティ主導で誕生したSteemのハードフォークチェーンです。 Steem同様、DPoS(Delegated Proof of Stake)と呼ばれる、ビットコインとは異なる合意形成の仕組みを採用しています。 開発チームは、ハードフォークの実施を行うSteemのコミュニティメンバーにより構成され、現在でも30名以上が開発に携わっています。そのため、Tron Foundation有するSteemit Inc.とは完全に独立したネットワークとなります。 ハードフォークは3月20日(日本時間23時)に予定されており、ハードフォークをサポートした(Tron Foundation側ではない)有効なアカウントに対してエアドロップという形で、Steem上の残高が引き継がれ、移行が行われます。 移行が完了した後は、2つのチェーンは完全に独立したものとなります。 また、移行における最初の改善案としては、取引所の投票参加による攻撃の防止策で「トークンが投票権として有効になるまで30日間のディレイ(遅延)が発生」する仕組みが実装される予定となっています。 このディレイにより、チェーンに重大な変更が加えられる前に、コミュニティが変更について知り議論をするための猶予が生まれ、集権リスクが最小化されます。 Hive(ハイブ)とSteemの違いは? [caption id="attachment_49584" align="aligncenter" width="800"] Steemit(左)とHive(右)[/caption] Hiveのフォーク直後は、Steemのチェーン情報をコピーした形で始まるため、二つのアカウントを持ちSteemitと同様のUI・UXが提供されます。 20日のローンチ以後は、独立したチェーンとしてネットワークが運用されるため、その後の動きはコミュニティとSteemit Inc.のそれぞれ独立したものとなります。 独立後は、Hiveのコードは完全オープンソースで公開され、コミュニティの意思で誰もが改善の提案をすることができます。 今回の事件を受けたコミュニティによるリアクションであることもあり、Hiveでは分散化の達成や単一の主体によるコントロールからの脱却を目指しているようです。 ハードフォークへの各要人の対応 今回のハードフォークの引き金となったSteemitチームとコミュニティの対立には、PoloniexやHuobi, BinanceやTron FoundationのJustin Sun氏が関与していました。 Binance, Huobi Globalの2つの取引所は、公式よりHiveのハードフォークへの対応がそれぞれ発表されています(Binance/Huobi)。 上場に関しては、各社の基準で今後発表されるようです。 事件の当事者であるJustin Sun氏は、自身のTwitter上ではHiveの発表に関して何もコメントを残していません。 まとめ 2月に起きた、Steemitの事件の概要と、Steemコミュニティにより誕生した新プロジェクト「Hive(ハイブ)」の概要についてまとめました。 クリプト業界でも注目を集めるトピックの一つである「ガバナンス」に直接関連する点、また、それによって誕生したプロジェクトである点などから、今後も業界の要人がどのような立場をとっていくのか、注目していきたいですね。 Hive.io 公式ウェブサイト Hive.blog (旧Steemit) 公式ウェブサイト Hive 公式アナウンス
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2020/03/15兼業トレーダーえむけんの仮想通貨市場分析!【3月15日】
みなさん、こんにちは!えむけん(@BinaryMkent)です。 コロナウイルスの感染拡大を受け、各地で緊急事態宣言が発令されたり、それにより物流がストップしてしまったり…と、混沌としている金融市場ですが、同様にビットコインも1週間で5000ドル以上の歴史的大暴落を見せましたね。 年始のお祭りムードから打って変わってのお葬式ムードではありますが、逆に考えればこれは安く仕込むチャンスにもなり得ます。ということで、今回もきたるチャンスを逃さぬよう、しっかり分析をしていこうと思います!ぜひ最後までお付き合いください。 それでは早速、BTCの分析から進めていきましょう。 BTCチャートの分析 BTCチャート(長期) こちらが、現在のBTC(日足)になります。まずは、ここまでの流れをおさらいしてみましょう。 黄色チャネル下限到達後、大きく上昇し、黄色チャネルの上限を突破。その後、前回記事でもお話ししたよう、黄色ゾーンにて押し目形成⇒逆三尊に向かうかと思われましたが、直後安値を更新し、大きく下落してしまいました。 結果、一時4000ドルを下回る特大下落となりましたが、これまで基準となってきた黄色チャネルの下限周辺にて日足終値を確定させ、現在に至ります。 ここから再度下げ始めるか?それとも一旦リバウンドを挟むのか…?といった状況ですが、金融市場全体が暗い雰囲気になってしまっているだけでなく、久しぶりの特大下落直後というのもあり、しばらくは「様子見ムード」が続くのではないかと思われます。 では、次に中期足(4時間足)を元に、より細かな動きを見ていきましょう。 BTCチャート(中期) こちらが中期チャート(4時間足)になります。 今回は、再度黄色チャネルが基準となる可能性も考えられるため、黄色チャネルをフィボナッチチャネルに切り替えて表示してみました。 特大下落直後ですから、一時調整に入るとは思いますが、先ほどお話ししたように、一旦は買いが入りづらい様子見ムードに移行すると思われます。 となれば、意識すべきは「戻り売りゾーン」です。 参考となるライン・価格帯も少ないですが、現状有力なのは2018年の間、何度も大きな下落を支えてきた「6000ドル」ですね。そしてこの「6000ドル」はフィボナッチチャネルで見ても、ちょうど戻り売りが発生すると思われる38.2-61.8%ゾーン(青)に当たります。 現状黄色チャネルからのリバウンドも考えられますが、ハイリスクにロングを突っ込むのではなく、一時「この青ゾーンにて戻り売られるか?」を見届けてからの判断が妥当でしょう。 では、これらを元に現状から考えられる今後のシナリオ、その考察に移りましょう。 BTCチャートの総評 さて、それではBTCチャートについてまとめていきましょう。今回想定されるシナリオはざっくり2通りです。 青ゾーン到達(白) ⇒ダブルボトム成立へ 青ゾーン到達(緑) ⇒ディセンディングトライアングルへ 現状から考えられるシナリオとしては、以上2通りでしょう。 もちろん、青ゾーン到達、そのままこれを跳ねのけて上昇…、という可能性もあり得ますが、垂直直下後の買いに対してそこまで積極的になれない状況のため、恐らくここは一旦揉むような展開になると見ています。 それを踏まえると、このような白〇周辺にて、ダブルボトムやディセンディングトライアングルのような一時調整パターンの形成に動く展開が妥当だと思われます。ですから、個人的な立ち回りとしては、一時ここのパターン形成を待ちたいと思います。 では、次にアルト市場を分析していきましょう。 ドミナンス分析 ドミナンスチャートに関しては、「Trading View」を参考することにしております。(外部リンク:https://jp.tradingview.com/markets/cryptocurrencies/global-charts/) BTC価格がこれでもかと急降下しているにもかかわらず、なぜかBTCドミナンスは微動だにしていませんね。むしろ少し上昇しているのが気がかりです。 ということで今回は、「BTCが大きく下落しているにも関わらず、ドミナンスが維持できている理由」について考察しながら、市場内での資金の動きを推測していこうと思います。 まずは、直近のBTCドミナンスと時価総額を比較してみましょう。2020年以降、この2つの逆相関が確認できますね。では次に、この逆相関の開始ポイントから遡り、資金の流れ、逆相関となった理由について考察していきましょう。 2020年に入って以降、時価総額はしばらく上昇を続けていましたが、これは当時のBTCドミナンス下落、アルトドミナンス上昇からも分かる通り、BTC価格安定によるアルト市場への資金流入、それに伴うアルトの軒並み上昇が起因していると思われます。 これを踏まえると、その後現在に至るまでの緩やかなBTCドミナンス上昇は、「アルトに流れた資金が再度BTCに出戻りしたことによる推移」と考えるのが妥当ですね。 では少し拡大して、各主要アルトのドミナンス推移も踏まえて分析を進めていきましょう。 先ほどは、『時価総額とBTCドミナンスの逆相関から、「BTC価格安定⇒アルト上昇⇒アルトへの資金流入⇒時価総額上昇⇒資金がアルトからBTCへ」という流れで資金が移動しているのでは?』とお話ししましたが、それだけではBTCが下落しているにもかかわらず、ドミナンスが維持できていることの理由になりません。 ここで一度、主要アルトのドミナンス推移を見ていきましょう。 BTC価格が大きく下落した3月9日周辺を見てみますと、主要アルトの多くは資金抜けによりドミナンス下落を見せていますが、この流れに反して、大きく上昇しているアルトが2つあります。 「Others(緑)」と「Tether(紫)」です。 この点も踏まえると、仮想通貨市場から資金が撤退しているというよりかは、現状「一時避難状態である可能性が高い」と思われます。 もし仮に、現在の状況が「USDTやBTCと逆相関を示しやすいヘッジ系アルトへの一時避難状態」であると仮定した場合、以降カギとなるのは、『BTC安定化による避難からの出戻り』です。 つまりここから先は、「上記2通貨のドミナンスが下落した際、BTC、もしくはアルトへと資金が戻るのか?それともfiat(法定通貨)へと流れるのか?」が重要となるわけです。 そのため以降は、上記2通貨のドミナンス、そしてそれらの推移を踏まえた主要アルト、BTCの動きに注目しながら様子見を行うのが最も妥当だと思われます。 総評(まとめ) さて、それでは最後にまとめに入りましょう。 【BTC】 ⇒様子見状態(やや戻り売り優勢) 【アルト】 ⇒USDT・Othersへ一時避難状態 ⇒上記2通貨からどこに資金が動くのか?に注目 大体こんな感じでしょうか。 今回は、大きく動いた直後というのもあり、価格に対する分析というより、主に資金の流れに対する分析となりましたが、資金に対する分析は市場の大きな流れを掴むためにも非常に重要です。 当然、目に見えるものではないため、すべて仮定や可能性のお話しにはなってしまいますが、あらかじめいくつかの仮説や可能性を見ておくことで、今回のように「何に注目すべきなのか?」を把握することができますし、それを知っているのと知らないのとでは、その後の動きに対する判断速度も大きく変わってきます。 これまで資金の動き等をあまり見てこなかった方は、ぜひ 今回は以上とさせていただきます。今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました! 現在、私えむけんが制作した動画教材『7日間でマスター!テクニカル分析とそれを元にしたトレード戦略』、好評販売中です! 今回のような、BTC分析やアルトコイン投資などの立ち回り方についても解説しておりますので、是非ご覧ください!(詳しくはコチラ)
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2020/02/282月ランク戦(レジェンド級)の振り返り、及びギルド戦に向けた対策
どうもこんにちは、Rubyギルドマスターのでりおてんちょーです。 この度、CRYPTO TIMESでのコラムを書くこととなりました。 この記事を読んで頂いている方のほとんどは、クリプトスペルズ(以下クリスペ)のユーザーだと思います。 まずは、2月ランク戦(レジェンド級)お疲れ様でした。今回のランク戦で、僕自身は9位という結果に終わりました。 この結果が良いか悪いかは一旦置いておくとして、今までのランク戦を振り返ってみても、精神的にも体力的にも非常に苦しめられた3日間でした。 この記事では、それらの経験を踏まえた上で ・2月ランク戦(レジェンド級)の振り返り ・2月ギルド戦ではどう立ち回れば良いのか? などについて述べていきます。 2月ギルド戦に向けて、少しでも役立てて頂けますと幸いです。 2月ランク戦(レジェンド級)の振り返り まずは、今回のランク戦のTOP10の方々を見ていきましょう。 今回の2月ランク戦では、TOP10の方が全員レジェンド以上持ちとなっております。そして、その他に目立った特徴として以下の2点を、現状の環境と照らし合わせながら考察していきたいと思います。 赤が人気、白が不人気 Top 300 赤:勝率51.8%:使用率32.0% 青:勝率47.2%:使用率22.6% 緑:勝率52.3%:使用率20.3% 白:勝率46.7%:使用率10.2% 黒:勝率49.3%:使用率14.5% 引用:パラメータ投票2020 3/1について 今回のランク戦では、赤の使用率が32%、白の使用率が10.2%と、かなり差が開いていることが分かります。 しかも、赤は使用率だけでなく勝率も高いため、レジェンド以上のカードを持っているか否かはあまり関係なく強いと言えます。 この要因としては、最近Twitterでもよく言及されている「熱風の兵団」が強い問題が一つ。 そして、赤アグロの環境が良すぎてレジェンドカード「重装姫 ルチア」が輝きまくっていることも要因となっています。 レジェンドを持っていてもいなくても、赤アグロは今の環境に刺さりまくっているので、愛用者が多くなっているのでしょう。 それに対して、白文明は10人に1人しか使っていない状況。 「ランプオク」と呼ばれる、「月光」「義賊団の団員」を使ってマナ加速させながら、高スタッツのユニットを早くから展開するデッキも一般的にはかなり強いのですが、今の環境 的にかなり使いづらくなっていることは間違いないです。 ・赤アグロ ・覚醒2CS緑 は、レジェンド以上のカードの有無を問わず強いので、マナ加速をしている間に盤面を取られてしまい、そこから逆転できなくなってしまいます。 これは、ランク戦だけでなくギルド戦まで続くので、ランプオクでギルド戦に挑むのはかなり厳しいと僕自身感じました。 赤アグロ(サファイア緑も)が流行って、白デッキが使われない状況というのは、ギルド戦でも同じかなと思っています。 TOP10に青使いが一人も入っていない 今回のランク戦から「雷帝 ガイン」が使えるようになりましたが、残念ながらガイン使いどころか、青デッキ使用者はTOP10に一人もいませんでした。 青文明はゴールド以下で優秀なカードが多いので、1人くらいはランクインしてくるかなと思ったのですが、今回上の方に位置してからはほとんど当たりませんでした(マッチング運もありますが)。 そのせいもあってか、『ガインは弱いんじゃないか?』という意見をあちこちで目にしましたが、さすがにガインはめちゃくちゃ強いと僕は思います。 ただ、今の環境が、『序盤から横展開してバフするアグロ』に寄りすぎているため、活躍の場を逃しているだけでしょう。 ガインの効果は「召喚時 ターン終了時 ランダムな相手1体に6ダメージ」なので、赤の「暴れ花火」とは異なり1体ずつにしかヒットしません。 そのため、横展開してバフするアグロが流行っていると、ガインの強みとなる ・顔に6点ダメージ ・ヘルスが高いユニットに6ダメージ が機能しにくくなります。 そのため、ギルド戦では青は特に警戒しなくても良さそうに感じます。 また、ガインが今の環境で機能しづらいことに加えて、アンリミデッキを組もうと思った時のパートナーは「幻竜 パープルミスト」になってしまいます。 ここでは多くは述べませんが、この要素からもやはり今回のギルド戦で青使用者はかなり少なくなるかなと思います。 2月ギルド戦に向けた対策 これらの考察を踏まえた上で、2月ギルド戦はどのようなデッキ・戦略を持って立ち回れば良いのでしょうか? まず、2月ギルド戦でもランク戦と同じく、アグロデッキを使う人が多いと思いますので、それに対応していく必要があります。 おそらく上位に位置する人の多くは今回のように ・シュモフリ(覚醒2CS) ・ディバルチ になってくると思いますので、熱風兵や3ターン目フリッグをケアするのであれば ・フェンサー ・インプ ・ホーリーボルト(白) を入れたり、マリガンでそれらを優先的に引きにいくと良いでしょう。 因みに、フリッグ対策としてかつて僕自身も採用していたことのある「マッチ売りの少女(赤)」ですが、これは3ターン目フリッグに間に合っていないため、必要ないと考えています。 中途半端にアグロケアをするのであれば、そこは割り切ってデッキ構成した方が勝率も高くなるので、今回のギルド戦では「マッチ売りの少女(赤)」より他の優先すべきカードを入れた方が良いかなと思います。 また、環境的に向いていないのは ・黒のシルバー9CS ・白のランプデッキ ・青のガインパープルミストデッキ など。前寄りのデッキが流行っている環境では、これらのデッキは不利になってしまいますからね。 今のクリスペ環境では、序盤の展開が試合のほぼ全てを決めると言っても過言ではありません。 その理由として、 ・低コストカードが全体的に強め ・確定全体除去カードがない(「ノストラダムスの大予言」は除く) などが挙げられます。 とにかく試合の序盤から盤面を取られすぎると、後から返すのが難しいため、 ・黒であれば3CS ・白であればランプしない ・青であればアグロ寄り・序盤の盤面除去を徹底する ・赤であれば1CSを選択 などの対策が必要になります。 まとめ 今回は、2月ランク戦(レジェンド級)の振り返り、及びギルド戦に向けた対策についての記事でした。 とにかく今の環境はアグロがかなり強いため、どうしても無視せざるを得ない状況になっています。 ギルド戦では、上位に ・覚醒2CSシュモフリデッキ ・ディバルチデッキ が台頭してくると思いますので、それに特化したデッキを組んでおくことをオススメします。 ギルド戦では、各チーム30人ずつしか参加できないため、一人一人のポイントが非常に重要になってきます。 しっかりギルド間で連携を取りながら、戦い方の方向性や目指すポイント数を決めて、優勝できるように努めてみてください。