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2021/11/10NFT周りに特化したDeFiプラットフォーム「Spores Network」について徹底解説!
Spores Network ($SPO)は、NFTマーケットプレイスや、NFT関連プロダクトのローンチパッド、ステーキングなどを備えたDeFiプラットフォームです。 「クリエイター中心・コミュニティ主義」を掲げるSporesは、マルチチェーンや法定通貨決済の対応などユーザーの利便性を追求した機能を開発しています。 こちらの記事では、Spores Networkの具体的な特徴や技術、開発状況、そしてガバナンストークンとなるSPOトークンについて詳しく解説します。 Spores Networkの特徴 −Spores Networkの概要− プロジェクト名 / ティッカー Spores Network / $SPO 特徴 NFTに特化したDeFiプラットフォーム 対応チェーン イーサリアム, BSC, Cardano, Solana, Polkadot, Polygon, WAX, Cosmos 公式リンク Webサイト Twitter Telegram Medium Spores Networkのエコシステムは以下の図のような構造になっています。 エコシステムの中心となるのがNFTマーケットプレイスなどSporesのプロダクトが展開されるプラットフォームで、一般ユーザーや様々な分野でのNFTクリエイターがここで暗号資産の取引・運用を行います。 これを補助する形として、スケーリングのソリューションや、マルチチェーンへの対応、そしてそのチェーン間でのクロススワップなどが実装されます。 以下では、Sporesの具体的なプロダクトや、その裏側にある技術を解説します。 Spores Networkのメインプロダクト Spores Networkには大きく分けて3つのプロダクトが存在します。 Spores NetworkのNFTマーケットプレイスでは、メタマスクを介してプラットフォームに接続することで様々な種類のNFTを取引することができます。 [caption id="" align="aligncenter" width="616"] Spores NetworkのNFTマーケットプレイス[/caption] 「分散型ポップカルチャー」を推進するSporesのマーケットプレイスでは、一般的なデジタルアート(静止画・アニメーション)だけでなく、eスポーツ、映画/テレビ、音楽といったより幅広いカテゴリのNFTが取引できるようになっています。 また、同プラットフォームではNFTのライブオークションも行われています。決済に対応している通貨はWETH, USDT, USDCの3種類となっています。 ほかにもSporesはアメリカのポップアートアーティストTodd Gray氏とのパートナシップを発表したり、上海でギャラリーを開催するなど、クリエイター側の呼び込みにも力を入れているようです。 [caption id="" align="aligncenter" width="442"] LMG+Spores 上海ギャラリーの様子[/caption] Sporesのローンチパッドは、NFTや関連するプロダクトのセールが随時行われています。 直近では、メタバース系プロジェクト「NetVRk」と有名映画デザイナーのJohn Park氏によるコラボNFTが販売され、完売となっています。 アジアのNFT経済圏に特に力を入れているSporesは、先日日本のSFイラストレーター・横山 宏氏とのパートナーシップを発表しています。 このパートナーシップに際し、Sporesから横山氏の「マシーネンクリーガー」のメカデザインがNFTとしてリリースされることになっています。 [caption id="" align="aligncenter" width="686"] Sporesと横山宏氏のコラボ[/caption] ほかにも、Sporesは日本のアニメ・漫画・ゲームカルチャーに焦点を当てたNFTマーケットプレイス「PolkaFantasy」ともコラボレーションし、11月11日からローンチパッドにてFantasy Land NFTを販売することを発表しています。 こちらではSporesからのセールでしか手に入らない激レアな土地NFTも販売されるようです。 [caption id="" align="aligncenter" width="727"] Polka Fantasy x Spores[/caption] Sporesのローンチパッドは一般的なものと違い、NFTにフォーカスしたセールを行っている点が特徴的です。 最後に、SporesのLPステーキングはFerrum Networkと共同で開発したシステムで、プールごとのニーズに応じた細かいカスタマイズができるようになっています。 プールの開始日から10~15日かけてステーキングが募集され、期限またはステーキング上限到達で締切となり、満期に達するとあらかじめ決められたリターンが得られる仕組みとなっています。 記事執筆時では独自トークンのSPO、さらにUNIやCAKEの短期ステーキングプール(満期60日または90日)が設けられています。 [caption id="" align="aligncenter" width="509"] Spores Networkステーキングプールの一例[/caption] Spores Networkの技術 Spores Networkは、NFTのオークションや取引と、その決済やネットワーク全体のエコシステムに関連する通貨の取り扱い(スワップ、レンディング、ファーミングなど)をシームレスに行えるシステムになっています。 Sporesではクロスチェーン機能が開発されており、異なるブロックチェーン間でのNFTの発行や売買、スワップが容易にできるようになる予定です。 現行のイーサリアムとBSCのほかに、対応予定のチェーンとしてCardano、Solana、Polkadot、Polygon、WAX、Cosmosが挙げられており、ユーザーの多い大きなブロックチェーンはたいていカバーされるようです。 また、クロスチェーン決済に加えて法定通貨での決済手段も実装予定となっており、より幅広いユーザー層の参入が期待されます。 現在の開発状況・ロードマップ Spores Networkはローンチしたての段階にあり、上記の機能の多くは未だ開発中となっています。 今期(2021年Q3)にはプロジェクトのコアとなるNFTマーケットプレイスとステーキングが実装されました。 利便性の大幅な向上が期待される法定通貨取り扱いは2022年前期、クロスチェーン決済機能は2023年の前期実装予定となっています。 それぞれのブロックチェーンの統合自体はより段階的に計画されており、早いものでPolygon/Maticのレイヤー2ソリューションが2021年Q4導入予定となっています。 ほかのもゲームストアやNFT向けDeFiアプリケーション、クロスチェーンでのNFT取引など、数年のスパンで様々なプランがたてられているもようです。 独自トークン$SPOについて Spores Networkの独自トークン$SPOは、エコシステムの要となるERC-20ユーティリティトークンです。総発行数は50億枚となっています。 具体的には、ガバナンス・投票、マイニング・レンディングのインセンティブ、プラットフォーム利用手数料の割引、NFT発行へのインセンティブ、NFTクラブへのサブスクなどといった利用例が挙げられています。 アロケーションは以下の通りです。 アロケーション 割合 ロックアップ期間など セール 16.8% 7-18ヶ月 開発チーム 15% 24ヶ月からリリース(49ヶ月で50%) アドバイザー 3% 24ヶ月からリリース(49ヶ月で50%) 流動性 3% なし コミュニティ 12% ベスティング3ヶ月 エコシステム 15% ベスティング6ヶ月 マイニング 25% ベスティング36ヶ月 リザーブ 10.2% ロック9ヶ月、以降ベスティング30ヶ月 トークンセールの詳細は以下の通りとなっています。 セール枚数 トークン価格 割引率 ベスティング期間 希薄化後総額 シード 1億枚 0.0025 50% 18ヶ月 1250万ドル プライベート 6.6億枚 0.0035 30% 12ヶ月 1750万ドル パブリックIDO 8000万枚 0.0050 0% 7ヶ月 2500万ドル [caption id="" align="aligncenter" width="295"] カテゴリごとのトークン開放スケジュール[/caption] まとめ Spores Networkは、NFTマーケットプレイスやローンチパッド、さらに一般的なDeFiサービスも含めた包括的なプラットフォームです。 積極的なパートナーシップやイベントの展開からは、アジアを起点としてNFT業界をクリエイターとユーザー両サイドから盛り上げていこうという意気込みが感じられます。 開発スケジュールはまだまだ長くはあるものの、クロスチェーン/法定通貨決済といった利便性を大幅に向上する機能の追加にも大きな期待が集まります。
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2021/10/25取引から資産の保有状況まで非公開・追跡不可にできるプライバシープロトコル「Railgun」について徹底解説!
Railgun ($RAIL)はブロックチェーン上の暗号資産の保有状況や取引情報を追跡できないようにするプライバシープロトコルです。 ゼロ知識証明を活用した同プロトコルは単純な送受信だけでなく、保有している資産の情報そのものから非公開にすることができます。 さらに、トランザクションをカスタムすることでNFTの取引など様々なアクションをプライベートに行うことができます。 こちらの記事では、Railgunの特徴や技術、開発状況やRailトークンの概要について詳しく解説していきます。 Railgunの特徴・ユースケース −Railgunの概要− プロジェクト名 / ティッカー Railgun / $RAIL 特徴 資産管理・取引の非公開化プロトコル 対応チェーン イーサリアム, BSC, Polygon (予定) 公式リンク Webサイト Twitter Telegram Medium Railgunは特定のブロックチェーン上での保有資産や、DeFiの利用等含む取引内容をオンチェーンから読み取れないようにするプロトコルです。 これにはどのようなメリットがあるのでしょうか?具体的なユースケースと共にみていきましょう。 資産状況を他人に見られずに暗号資産を保有できる 通常、暗号資産を保管しているウォレット/アドレスは誰でも閲覧でき、何をいくら保有していて、いつ誰とどんな取引をしたのかが筒抜けになっています。 これはブロックチェーンを公平で検証可能なものにするために大切な要素ですが、持ち主は一度特定されると資産状況の隠しようがなくなってしまうリスクもあります。 Railgunを利用すると、このパブリックチェーンのセキュリティを保ったまま資産・取引状況のプライバシーも得ることができます。 「Railgun」は一連のプライバシー機能が備わったプロトコルを指し、自身のウォレットからこのRailgunプロトコルに暗号資産を送金して利用します。 送金した自分の資産をプロトコル上で管理することで、具体的な保有量や取引などを他人に見られずに保管できるようになります。 資産取引にもプライバシーを提供 トークンもそのまま Railgun上で管理している資産は、そのイン/アウト情報も非公開・追跡不可にできます。 これには、DEXトレードやDeFiサービスにおける自分の取引戦略がオンチェーンに残されている履歴からが推測されてしまうケースを防げるなどの大きな利点があります。 また、後述するアダプト・モジュールを活用すると、個人間での資産交換(スワップ)やNFTの取引も行うことができます。 暗号資産をRailgunを通して管理するにあたり、トークンを何らかの派生トークンとロック/交換する必要はありません。 通常のウォレットでできることはRailgun上でもそのままできるようになっており、利便性が高いといえます。 Railgunのプライバシー技術 ここからは上述のようなRailgunの機能の裏側にある技術・仕組みを詳しく見ていきます。 Railgunには、ゼロ知識証明という証明手段が至るところに応用されています。 一般的にゼロ知識証明(ZKP)とは、「とある情報を知っていることをその情報の中身を明かさずに証明する」ロジックのことを指します。 この「とある情報」を「ウォレットの所有者のみが知りうる情報」「トランザクションの当事者のみが知りうる情報」と置き換えることで、ブロックチェーン技術にも応用することができます。 ゼロ知識証明に関する詳しい解説はこちらをご覧ください。 「ゼロ知識証明とzk-SNARKs」を初心者にもわかりやすく解説! 資産のイン/アウトとプロトコル上での管理 Railgunは、前述の通り一般的な外部ウォレットからプロトコルに自分の資産を送金して利用します。 送金が行われると、Railgun上でそこに資産があることをゼロ知識で証明できる「ノート」が生成されます。 この機能はRailgun上では単純に”ADD”と呼ばれています。 メタマスクなどの外部ウォレットからプロトコルが用意したアドレスに送金(ADD)することで、晴れてプライバシー機能の恩恵を受けられるようになります。 ただしこの時、外部ウォレットからプロトコルへの送金はプロトコル外のトランザクションのためプライバシー機能を備えていない点には注意が必要です。 管理や取引に際して生じるプロトコル上での資産の移動は“SPLIT” (スプリット)によって行われます。 これは、生成されたノートAをノートBとノートCにスプリット(分割)し、ノートAを無効、ノートBとCを有効とするものです。 このアクション自体も、ノートAの所有者がその所有権と該当ノートが未使用であることをゼロ知識で証明することによって完結します。 そして最後に、プロトコル上から資産を引き出す”REMOVE”機能は、単純に対象となるノートを無効にして紐付けられた資産を引き出すというものです。 REMOVEでも、ノートの所有者はその所有権をゼロ知識で証明します。対象のノートは消去され、プロトコルから外部ウォレットへの送金が行われます。 この動作もADD時と同様、外部ウォレットと取引をするアクションとなるためプライバシーはありません。 ADD, REMOVEにはそれぞれ処理額の0.25% (DAOの決議次第で変更される)が手数料として課されます。 アダプトモジュール Railgunでのアドレス間の取引(スワップ)は「アダプトモジュール」と呼ばれる機能を使って行います。 ゼロ知識証明のインプットにアダプトモジュールが発行するアダプトIDを加えることで証明に求められるハッシュ値が変わります。 これをスワップの当人同士が照合できればトラストレスかつアトミックに取引を行うことができます。 アダプトモジュールはスワップだけに限らず、NFT取引など様々な用途に応用できるようになっています。 手数料の匿名化 Railgunでは、ユーザーのトランザクションを実際にネットワークに送るリレーヤーネットワークが実装される予定になっています。 ユーザーがトランザクションを希望すると、まずリレーヤーが必要なガスを算出します。 ユーザー側のトランザクションの出力先のひとつがこのリレーヤーへのガス代を支払うと、リレーヤーがトランザクションを実行します。 このときトランザクションの手数料をコミットするのがリレーヤーであるため、ユーザーの元のアドレスに手数料履歴が残らないというメリットが生まれます。 なお、リレーヤーは誰でもなることが可能です。 現在の開発状況・パートナーシップなど 複数チェーン対応・自前のDEXやNFT関連の開発も Railgunは当初イーサリアムで開発がスタートしましたが、10月中にはバイナンススマートチェーン(BSC)やPolygonにもDeployされ、ネットワークが対応されることになっています。 EVM互換性のあるブロックチェーンにはできるだけ多く対応する試みが見られており、年末、来年にかけてはSolanaやPolkadotへの対応も考えられているようです。 そのほかにも、Railgun上でのスワップコストを下げるためのバッチ承認機能や、分散型取引所「RAILYSWAP」の展開も予定されています。 さらに、NFTのプライベート管理・取引や、完全匿名のNFTオークションといった斬新な機能も開発されているもようです。 Ren Protocolとのパートナーシップ Railgunはブリッジプロトコルで有名なRenとのパートナーシップも発表しています。 RenBridgeを通して暗号資産をイーサリアムに送り、そこからRailgunにデポジットすることでBTC (renBTC)なども追跡不可能な形で管理できるようになります。 また、SushiswapではrenBTC/renZECとRAILの流動性プールも設けられています。 $RAILとガバナンスについて Railgunのトークン $RAILは、プロトコルのガバナンスに利用されるトークンです。プロポーザルに際し、トークン1枚=1票の投票権を表します。 また、投票に利用する分のトークンは、投票権の乱用を防ぐ目的で30日間ステークする必要があります。 RAILトークンの総発行枚数は1億枚で、エアドロップに25%、開発チームに25%、そして残り50%はDAOのリザーブとなっています。 DAOにアロケートされた5000万枚は未発行の状態でロックされており、ガバナンスにより決定された用途と事項に従って都度発行される仕組みになっています。 上述のADD/REMOVEに際する手数料はDAOのトレジャリーに追加され、この使い道もガバナンスで決定されます。 まとめ Railgun Protocolはトランザクションの匿名化だけでなく資産の保有状況まですべてを非公開にできるプライバシープロトコルです。 外部ウォレットから移行する際にトークンを何か別のものに変換しなくて済むというのは多くのユーザーが便利と感じるポイントかと思います。 また、手数料からの追跡も断つ技術やマルチチェーンへの対応など、技術開発や普及への努力も高く評価できます。 まだまだ開発の初期段階にあるプロジェクトですが、DAOという形をとることで正式なローンチ後の開発計画や調整もフェアにできるのではないかと予想できます。
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2021/10/02DeFi市場におけるAMM DEX「Sushiswap」の基本的な使い方・リスクを徹底解説!
この記事では、Sushiswapの概要から使い方について解説しています。代表的なDEXの一つである「Sushiswap」。 近年では、単純なDEXとしての取引機能のみならず、「KASHI(貸し借りのサービス)」「Miso(IDO)」といった機能・プラットフォームを実装しています。 しかし、機能が増えすぎており、逆に分かりにくい・・・という声も。 この記事では、そんなSushiswapの概要から特徴、基本的な使い方はもちろん「KASHI」「MISO」といった新機能についても解説しています。 Sushiswapとは?基本的な部分について まず、はじめにSushiswapの概要から、実装されている機能・サービスをいくつかご紹介していきます。 一つ一つチェックしていきましょう。 Sushiswapの概要 Sushiswapは、AMMを実装したDEXとしてスタートし、現在では幅広いサービスを提供しているDeFiの1つです。 [caption id="attachment_65008" align="aligncenter" width="800"] (AMMの概要)[/caption] 元々はDEXとしてスタートしていることから、基本的な機能はDEXという認識で問題ありません。 AMMとは?DEXとは?という方は、コチラの記事をチェック。(別のDEXの記事ですが、基本的な仕組みは変わりません) Sushiswapがスタートした際に、持っていた機能・用途は基本的にUniswapと大きく変わりませんが、いくつかの相違点がありました。 その最も大きな特徴は、SUSHIトークンという独自のトークンを導入したことです。 現在では、DeFi関連のサービスがインセンティブやガバナンスにおいて、独自トークンを用いることは少なくありません。 しかし、AMMを実装したDEXにおいて、はじめて独自トークンを実装したのがSushiswapで、大きく人気を勝ち取った要因になりました。 Sushiswapの人気・シェアはどのくらいなのか Sushiswapは、一時期と比べると人気が落ちたと言われることが少なくありません。 ただし、現時点でも十分にSushiswapは大きなシェアを持っていると言えます。 CT Analysisによると、DEXにおけるプラットフォーム別の出来高は、Uniswapが上位を独占しています。 その次に、BSCのPancakeswapと続いているものの、Sushiwapも2021年8月における出来高では4位にランクインしています。 このことから、SushiswapはUniswapほどの人気ではないものの、3~4番手程度のシェアを持っていると言えるでしょう。 データの引用元であるCT Analysisでは、WEB・Youtubeでは提供できない中上級者向けの詳細なレポートを「無料で公開」しています。 「仮想通貨にもっと詳しくなりたい!」「クリプトオタクになりたい!」という方は、ぜひ一度CT Analysisをチェックしてみてください。 CT Analysis Sushiswapの各機能 Sushiswapの概要が分かったところで、Sushiswapが持っている主要な機能を押さえていきましょう。 Sushiswapを機能面から理解していきます。 取引(swap) 一般的なDEXと同じように、Sushiswapでも仮想通貨の交換、つまり取引を行うことが可能です。 取引はAMMを利用しているため、他のDEX同様にレートは自動的に決められたもので取引することになります。 流動性の提供(Liquidity) この画面から、Sushiswapの流動性プールへ流動性を提供することが可能です。 もちろん、流動性を提供することによって手数料がLPに分配され、かつLPをPoolにステークすることでSUSHIによるインセンティブを受けることができます。 貸し借り(KASHI) KASHIは、アップデートによって登場したSushiswapのレンディングサービスです。 他のレンディングとは異なり、通貨別にマーケットが形成されている少々特色が異なったものとなっています。(後に詳しく解説) ステーキング(Stake) この画面では、SUSHIトークンを預けることで、報酬を得ることができる画面になります。 いわゆるステーキングが可能な画面となっており、保有しているSUSHIを預けることで効果的な運用が期待できます。 IDO(MISO) Sushiswapにアクセスすると「Miso」という名前のタブがあることが分かります。Misoとは、IDOを行うプラットフォームのことです。 IDOとは、分散型取引所が介入するタイプのトークンセールのことで「Sushiswapで上場前の仮想通貨が購入できる」ということです。 過去には、以下のようなトークンセールが行われました。(Misoの「Marketplace」内の「Past Sales」でチェック可能) プロジェクトごとに支払い方法として設定されている仮想通貨を保有しておけば、誰でも参加可能です。 Sushiswapの3つの特徴 Sushiswapの大きな特徴をいくつかご紹介していきます。 Sushiswapの強みを把握していきましょう。 FTXが運用を主導 後に注意点・リスクの観点から詳しく解説しますが、Sushiswapは初めに開発を主導していた人物から、FTXのCEOの元に開発の主導権が譲渡されています。 経緯などは省きますが、このことによりSushiswapの開発にはFTXの後ろ盾がある状態といえ、大きな信頼感に繋がると言って良いでしょう。 というのも、FTXは大手海外仮想通貨取引所だからです。 しっかりとした知名度・信頼感のある存在が、Sushiswapの権限を持っている状態であると言えます。 なんでもアリなサービス Sushiswapはローンチされて数ヶ月程度は、Uniswapに独自トークンである$SUSHIを足したようなものに収まっていました。 しかし、現在ではSushiswapの提供している機能はDEXだけに留まらず、レンディング、ステーキング、IDOプラットフォームなどのような多岐にわたっています。 ロードマップなども公開されており、積極的に開発が行われているので、今後のアップデートによる利便性の向上も期待できます。 複数のブロックチェーンに対応 Sushiswapは、複数のブロックチェーンに対応しており、イーサリアムのみならず、以下のようなブロックチェーンを利用することができます。 著名なブロックチェーンは揃っていると言えるでしょう。 利便性は高いですが、ブロックチェーンによって利用できる機能には制限があり、注意が必要です。 しかし、開発が積極的に行われており、アップデートも行われていることを考慮すると、今後どのブロックチェーンでもさまざまな機能を利用できるようになる可能性があるでしょう。 スワップからステーキングまで!Sushiswapの使い方を徹底解説 これから、Sushiswapを実際に利用するまでの手順を、仮想通貨を購入するという基本的な部分から解説していきます。 初心者の方であっても、利用できるように解説しているので、ハードルを感じている方もぜひチェックしてみてください。 Sushiswapを利用するための準備 前提として、ゼロからSushiswapを利用するには、以下のような下準備が必要になります。 仮想通貨を購入 ウォレットを作成 ウォレットへ送金 ウォレットとSushiswapの接続 1つ1つチェックしていきましょう。 仮想通貨を購入 まず、はじめにSushiswapで利用する仮想通貨を用意しましょう。 これからご紹介するSushiswapの手順は、イーサリアムのものになりますので、イーサリアムを入手するのがおすすめです。 しかし、日本円から仮想通貨を購入するには、国内仮想通貨取引所での口座開設が必要になります。 まだ、国内仮想通貨取引所の口座を持っていないという方は、Coincheckでの口座開設がおすすめです。 全17種類の通貨を取扱っており国内最多 国内仮想通貨取引アプリダウンロード数1位 取引所なら取引手数料無料 500円からビットコインを買える Coincheckは、国内仮想通貨取引アプリのダウンロード数1位であることから、スマホアプリが非常に使いやすいです。 PCにおける取引画面でも同様のことが言えるため、特にこだわりがない仮想通貨初心者の方は、Coincheckで仮想通貨デビューしましょう。 Coincheckの口座開設・登録についてはコチラ。 ウォレットを作成 次に、ウォレットを作成しましょう。 Sushiswapの利用するには、ウォレット(仮想通貨を保存する場所のようなもの)を、自ら用意する必要があります。 特にこだわりがなければ、最もポピュラーな「MetaMask」を利用するのがおすすめです。 MetaMaskであれば、Sushiswap以外でも利用可能なところが多く、DeFiを利用する上での汎用性が高いです。 MetaMaskの登録・使い方はコチラ。 MetaMaskの利用方法については、動画でも詳しく解説しています。 ウォレットへ送金 次に、先程紹介したMetaMaskのようなウォレットに、国内仮想通貨取引所で購入したイーサリアムを送金していきましょう。 送金手順は、各取引所によって異なっており、各自チェックする必要があります。 Coincheckの送金手順などはコチラ。 ウォレットとSushiswapの接続 最後に、Sushiswapとウォレットを接続していきましょう。 Sushiswapへアクセス 「Connect to a wallet」へ ウォレットを選択(記事内ではMetaMask) ウォレットでの処理を済ませる 文字列が表示されたことを確認 ウォレットとSushiswapの接続が完了すれば、Sushiswapを利用するための下準備は完了です。 Sushiswapの主要な使い方を機能別に解説 次に、Sushiswapを利用するための下準備が済んだところで、実際にSushiswapの主要な機能の使い方をいくつか解説していきます。 Sushiswapを使いこなせるようになっていきましょう。 Sushiswapで取引する まず、はじめに最も標準的な機能である「Swap(取引)」する方法をチェックしていきます。 Sushiswapへアクセス 「Swap」へ 元となる通貨を選択 交換したい通貨を選択 数量などを入力 「Swap」を選択 「Confirm Swap」を選択 Sushiswap内で何らかの通貨が必要になったときは、こちらで取引を行うと便利です。 Sushiswapで流動性を提供する Sushiswapにて、流動性を提供する手順は以下のとおりです。 Swapへ Liquidityへ 流動性を提供する通貨を選択(2つの通貨を選択する必要アリ) 金額を入力 初めて利用する場合は、Approveなどを行う 「Supply」で流動性を提供 また、流動性の提供を行う際は、必ず提供する通貨ペア間の価値が等価でないといけないため注意が必要です。 Sushiswapで貸し借りを行う 次に、Sushiswapで貸し借りを行う方法をご紹介していきます。 貸す場合 Lendへ 任意の通貨ペアを選択 利率などを確認(Borrowedは貸された割合、APYがリターン) デポジットを選択 はじめての場合はApproveなどの処理を行う 借りる場合 Borrowへ(画面上部のBorrowでもOK) 任意の通貨ペアを選択 利息の利率などをチェック(右側のMarketでも確認可能) 担保を入力(指定された通貨以外不可) 借りる通貨の金額を入力(Maxに表示されている金額が限度額) はじめての場合はApproveなどを行う (貸し手の場合は、デポジットする際の画面のWithraw、借り手の場合は借りる際の画面のRepayから回収・返済可能です。) DeFiのレンディングを利用したことがある方だと、色々と違和感を感じるかもしれません。 というのも、Sushiswapの「KASHI」は、各通貨ペアにおけるマーケットが独立しており、特定の通貨でしか貸し借りを行えません。 これにより、他のレンディングサービスのように、貸している通貨の総額を担保として利用するといった利用方法ができません。 また、誰でもレンディングのマーケットを簡単に作ることができるものの(つまり、貸し借りの通貨ペアを誰でも作れる)、この仕様から中にはリスクの高いマーケットも存在しています。 例えば、マーケット内において十分な資金が貸し出されていない場合では、マーケットに貸し出した資金が引き上げられない可能性などが挙げられます。(マーケット内に資金が無いため) 少し癖のあるレンディングになっているので、注意が必要です。 Sushiswapでステーキングを行う Sushiswapでステーキングを行う(SUSHIトークンを預ける)手順は以下のとおりです。 Stakeへ 金額を入力 Approveなどをクリック SUSHIトークンをステーキングすることによって「xSUSHI」が得られます。 このxSUSHIを「Unstake(Stake SUSHIの横)」から返却することによって、預けたSUSHIトークンを回収することが可能です。 SushiswapでIDOに参加する Sushiswapで、IDOに参加する方法は以下の通りです。 Misoへ View Auction もしくはコチラ ウォレットを接続(Sushiswapへの接続とほぼ同じ) Live Salesへ(「Marketplace」の欄から) 表示されたセールを選択 過去に何度もIDOは実施されているものの、常時行われている訳ではありません。 そのため、もしも確実に参加したいIDOがある場合は、常時最新情報をチェックしておきましょう。 また、前述の通り、SushiswapのMisoではIDOに利用できる仮想通貨が、各セールごとに異なっています。 そのため、各セールに合う仮想通貨を予め用意しておきましょう。 過去には、以下のような仮想通貨が利用されました。 各セール名(トークンのティッカー) 支払いに設定された通貨 SAK3 SUSHI FOlD ETH Sunder USDC LSD SUSHI ガス代を許容できれば、Sushiswapで上記した手順でSwapすれば、用意できるものが殆どでしょう。 BSC・Polygonなど他のチェーンで利用したい場合 Sushiswapでは、イーサリアム以外でもさまざまなブロックチェーンを利用することが可能です。 ブロックチェーンによって、利用できる機能に制限はあるものの、基本的な使い方は大きく異なりません。 以下の項目から、好みのブロックチェーンをクリックすると、自動的にネットワーク設定を済ませて、すぐに利用を開始することもできます。 (すでにネットワーク設定を行っている場合は、ネットワークの切り替えが行われる) Sushiswapにはどんなリスクがあるのか?注意点解説 これまで、Sushiswapについてさまざまな点をご紹介してきましたが、注意点が無いわけではありません。 これから、Sushiswapのリスクや気をつけたいことをご紹介していきます。 開発・運営に関するリスク Sushiswapは、DeFiにおける開発・運営に関するリスクの典型例であると言えます。 Sushiswapは、前述の通り開発・運営サイドでトラブルが発生したことで、創設者とは異なる代表が、現在Sushiswapの主導権を持っています。 そのトラブルというのが、Sushiswapの創設者である「Chef Nomi」という人物による大量のSUSHIトークン売却騒動です。 Sushiswapは、ローンチされてすぐに注目され、わずか数日で数千億円規模の仮想通貨がロックされました。 このことから、SushiswapのSUSHIトークンの価格も大きく上昇したのですが、開発者が大規模な売却を行ったことから、大暴落しました。 一時期、12ドルを超えていたSUSHIトークンは1ドルまで下落、SushiswapのみならずDeFi関連のコミュニティで大きな話題に。 最終的にこの件は、自身もSushiswapへ仮想通貨をロックしており、Chef Nomiの行動に批判的だったFTXのCEOであるSBFが運営の交代を申し出て、落ち着きをみせました。 I'm transferring control to @SBF_Alameda now. https://t.co/4Ih16CYCEo — Chef Nomi #SushiSwap (@NomiChef) September 6, 2020 Sushiswapに限らず、DeFiにおける開発・運営サイドのリスクは、このような事例から軽視できません。 運用に関するリスク Sushiswapは提供しているサービスが多い分、流動性の提供に伴うインパーマネントロスや、Sushiswap特有のレンディングマーケットのリスクなど押さえないといけない点が多いです。 端的にまとめると、Sushiswapで仮想通貨を運用する際のリスクです。 一例ではありますが、Sushiswapを利用した仮想通貨の運用には以下のようなものが挙げられます。 流動性の提供に伴うインパーマネントロス レンディングのマーケットにおいて資金が不足し引き出せないなど 仮想通貨を借りる際に担保が清算されるリスク インパーマネントロスなど、流動性の提供に伴うリスクについてはコチラ。 貸し借りに関するリスクに関しては、コチラ。 基本的に、Sushiswap内で仮想通貨を何らかの形で運用するものには、リスクがつきものなので注意しましょう。 独自トークンなどの価格に関するリスク 前述したような明確な理由(Chef Nomiによる売却)で、SUSHIトークンの価格が大きく下がってしまうこともあれば、仮想通貨はボラティリティが激しいことから、SUSHIトークンが理由もなく大きく下落することがあります。 SUSHIトークンはSushiswapありきの仮想通貨なので、基本的にSushiswapにネガティブな要素があれば下がる可能性が高いと言えます。 Sushiswapに限った話ではありませんが、基本的にDeFiが発行しているトークンというのは、ほとんど実質的な価値を持ちません。 Sushiswapのおさらい この記事では、Sushiswapの概要から各機能の使い方まで詳しく解説しました。 Sushiswapは年々進化を重ねており、どんどん便利になっています。 Uniswapと比較すると、シェア率は低いものの、引き続き注目したいDEXの一つであると言えるでしょう。 この記事では、Sushiswapについて解説しましたが、Sushiswapの内容を知って 「準備がめんどくさい・・・」 「ガス代が高そう・・・」 「色々と難しそう・・・」 と感じた方は少なくないはずです。 「でも、ガチホしてる仮想通貨の運用はしたい!」という方には「Coincheckの貸仮想通貨」がおすすめです。 仮想通貨を預けるだけで年間最大5%リターン Coincheckが扱っている17種類の通貨ならどれでもOK 口座開設と簡単な手続きで利用可能! Coincheckの貸仮想通貨は、Coincheckに「仮想通貨を貸すだけ」で「年間最大5%のリターン」がもらえるサービスです。 SushiswapやUniswapといったDeFiを用いた運用にハードルを感じている方は、Coincheckの貸仮想通貨の利用を検討しましょう。
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2021/10/01インターオペラブルで高機能なDEXを実現する「SifChain Finance」を徹底解説!
SifChain Finance ($EROWAN)は、DeFi/DEXの分野での異なるブロックチェーン間の通信技術に特化したCosmosベースのブロックチェーンです。 同プロジェクトは世界初のオムニチェーンDEX(複数ブロックチェーン共通の分散型取引所)を創り上げることを目指しており、Alameda Researchなど数多くの有名な団体をパートナーにつけています。 こちらの記事では、SifChainのプロダクトや技術的な仕組みを一からわかりやすく解説していきます。 SifChain Financeの概要と特徴 −SifChainの概要− プロジェクト名 SifChain Finance ネイティブトークン (ティッカー) Rowan ($EROWAN) 創設者 Jazear Brooks 特徴 オムニチェーンDEX パートナー/インベスター Alameda Research, NGC ventures, bitscale capital, Mechanism capital, AU21など 公式リンク Webサイト Twitter Telegram Discord 真のオムニチェーンDEX 通常、分散型取引所(DEX)では、基本的に使用している大元のブロックチェーンのトークンのみがスワップできるようになっています。 イーサリアムであればETHとERCトークンのみ、バイナンススマートチェーン(BSC)であればBNBとBEPトークンのみなどとそれぞれ制限がありますが、トークンラッピング等をはじめ、別のチェーン間の資産取引(クロスチェーン・スワップ)を可能にする様々な技術が開発されています。 SifChain Financeもこういったブロックチェーンの垣根を越えたDEXを作るシステムを開発しており、ビットコイン、イーサリアム、BSC、PolkadotやEOSなど20~25種類のブロックチェーン間のスワップに対応する真の「オムニチェーンDEX」となることを目指しています。 SifChainが他のクロスチェーンプロジェクトと比べて特に優れている点は、EVM(イーサリアム・バーチャル・マシン)と互換性のないチェーンのスワップにも対応している点です。 EVMはイーサリアム上の仮想コンピューターで、多くのブロックチェーンは自前のコードがこのEVMでも実行できるようになっていますが、中にはその互換性がないものもあります。 SifChainは、EVM互換のものと非互換のものもクロスチェーン・スワップできるというとても大きな強みを持っています。 非対称型イールドファーミングとマージン取引 SifChainのリクイディティは、ユーザーによる流動性の提供で保たれます。 ユーザーは任意の通貨ペアに流動性を提供し報酬を得ることができますが、通常はこの時ペアの通貨それぞれを1:1の割合で提供しなければなりません。 しかし、SifChainはこの提供割合が1:1でなくてもよい非対称型イールドファーミングを採用しています。プール内のペアの偏りはそれを修正するようにインセンティブ付けされるようになっています。 また、SifChainではDEXとしてのユーザビリティも強く意識されています。 開発されているAMM(自動マーケットメーカー)はアダプティブ形式となっており、単純な成行のトークンスワップだけでなく指値注文も可能になっています。 さらに、ユーザーは流動性プールから資産を借りてマージン取引をすることもでき、流動性を提供している側はこの借入に応じて利子を得ることもできます。 高速かつ安全なコンセンサスメカニズム SifChainはCosmos ($ATOM)と呼ばれるインターオペラビリティネットワークが提供する開発キット(SDK)を用いて作られたブロックチェーンです。 このCosmosが採用しているTendermintコンセンサスメカニズムはイーサリアムなどと比べて処理速度がとても速く、ビザンチン障害耐性も備えています。 Cosmos SDKを活用して作られたSifChainもこの恩恵を受けることができ、イールドファーミングにおけるインパーマネント・ロス(IL)などのリスクを従来より抑えることができます。 このコンセンサスメカニズムはいわゆるDPoSで、SifChainでは最も多くのネイティブトークン($EROWAN)をステークとデリゲート(投票)で集めたトップ100人がデリゲーターとなります。 クロスチェーンプロトコル COSMOS(コスモス)に関して徹底解説 ネイティブトークン「Rowan」について SifChainの流動性プールはすべてネイティブトークンのRowan (ティッカー: $EROWAN)とのペアでできています。 例えばETHをMKRにスワップしたい場合、ETH/EROWANでETHを売りMKR/EROWANでMKRを買う、という手順が取られます。 したがって取引手数料は二重になりますが、対応しているチェーン間であれば何とでもスワップできるというメリットがあります。 また、それぞれのプールの流動性の差やタイムラグなどこのシステムよって生じる合成ペア(ETH/MKR)の歪みは、SifChain上のトレーダー達によって裁定(アービトラージ)されることになっています。 加えて、Rowanは上記のようにコンセンサスメカニズムのバリデーターへの立候補・投票や、DAOとしてのSifChainにおけるガバナンストークンとしても機能します。 まとめ SifChainは「インターオペラビリティ」「高機能なAMMシステム」「DEXとしてのユーザビリティ」の3点を追求しており、それぞれの分野が黎明期からどれだけ発展し統合されてきたかがよくわかるプロジェクトです。 2021年Q1にトークンセールを行った同プロジェクトはスワップ、ガバナンス、流動性マイニングまで実装が済んでおり、Q4中にマージン取引とEVM互換性のあるチェーン間でのスワップが実装される予定になっています。 オムニチェーンスワップはイールドファーミングに力を入れる人たちにとって手間と手数料を省ける便利なものになり、加えてILの抑えやすいコンセンサスメカニズムもうれしいものになることは間違いありません。 さらにDEXの分野は、従来の取引所(CEX)が世界中で厳しい規制を受けている今、トラディショナルなトレーダー達の注目を集めつつあります。 しかしCEXに比べDEXはまだまだ劣っているのが現状で、ユーザビリティの向上が強く求められています。 こういった需要に応える競争が起こっている今、SifChainがどれだけユーザーを獲得することができるか要注目です。 Sifchain 各種サイト情報 Webサイト Twitter Telegram Discord
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2021/09/12DeFiレンディングプロトコル「Venus Protocol」の基本的な使い方・リスクを徹底解説!
Venus protocol(ヴィーナスプロトコル)は、通貨の貸し出しや借り入れによって金利を稼ぐレンディングプロトコルです。 銀行に預入するよりも高い金利を得られて、さらにトークンも付与されます。 DeFiやIEOなどで必要なトークンを借りることもできるので、上手に使えば利益増額に繋がります。 この記事では、Venus Protocolの特徴や基本的な使い方を解説するので、レンディングサービスを使うならぜひ参考にしてください。 Venusについては、CryptoTimesの公式Youtubeでも解説動画を公開しているのでチェックしてくださいね。 Venus Protocolとは?基礎知識や機能性を解説! Venus Protocolはレンディングがメインですがファーミングにも対応しています。 XVSトークンの付与や、ステーブルコイン「VAI」の発行などもあり、機能性が豊富で使い道が多いのが特徴です。 ここでは、Venusの基礎知識や機能性を解説するのでしっかり理解しておきましょう。 Venusの基礎知識 バイナンス出資のプロジェクトが提供するレンディングプロトコル 貸付・借入でXVSトークンが付与される 貸付通貨を担保にして別の通貨を借入できる 貸付通貨を担保にしてVAIを発行できる バイナンス出資のプロジェクトが提供するレンディングプロトコル Venus Protocolは、バイナンスが出資するSwipeWalletというプロジェクトのチームが提供しているレンディングプロトコルです。 SwipeWalletはクレジットカードや電子決済サービス、仮想通貨の決済ネットワークに特化しており、カードのトークン化も行っています。 バイナンスとあってベースはBSCとなり、BSC上の通貨を貸借します。 VenusはBSCですが、例えばEthereumネットワークならCompoundがレンディングプロトコルとして有名ですね。 DeFiレンディングサービス「Compound」の基本的な使い方を徹底解説! 貸付・借入でXVSトークンが付与される Venusで通貨を貸付したときは金利を受取り、借入したときは金利を支払います。 このとき、貸付・借入どちらの場合でもXVSトークンが付与されます。 つまり、借入しても通常の金利よりXVSの金利が高ければ、結果的に資金はプラスです。 DeFiのプロトコルであるVenusで借入する大きなメリットですね。 貸付通貨を担保にして別の通貨を借入できる Venusでは貸付した通貨を担保にして、別の通貨を借りることができます。 他のプロトコルで必要になったときに借りるパターンや、バイナンスのIEOでBNBが必要になった場合に一時的に借りるといった手段も可能です。 担保は必要ですが、購入やSwapをしなくても欲しい通貨を入手できるメリットは大きいですね。 Swapせず借入する理由 必要な通貨があればTokenSwapすればいいと思いますが、Swapして戻すときに価格変動が起きていれば損する可能性があります。借入であれば単純に通貨が戻るので変動リスクがありません。 貸付通貨を担保にしてVAIを発行できる Venusでは、担保を使って借入だけでなくステーブルコイン「VAI」を発行できます。 VAIを発行すると、Venus Protocolでファーミングして利益を得られるというのがメリットです。 バイナンスでもVAIは上場しており、ステーブルコインとして今後期待の通貨ですね。 ファーミング方法は本記事で解説するのでチェックしてください。 Venus Protocolの基本的な使い方を解説! Venus Protocolで通貨を貸付・借入する方法やファーミング・回収といった基本的な使い方を解説します。 使い方についてはCryptoTimesの公式Youtubeチャンネルでも公開しているので、ぜひチェックしてください。 上記の動画では貸付・借入・精算に関してまとめています。 返済やファーミング、ガバナンストークンXVSの取得などについてはこちらの動画です。 この記事では動画の内容を網羅しているので、読むだけでも理解が深まります。 Venusの使い方 Venus Protocolとウォレットの接続 マーケットの見方 仮想通貨を貸付する方法 貸付通貨を担保にして借入する方法 貸付通貨を担保にしてVAIを入手する VAIを元にファーミングする 借入した通貨の返済 貸付した通貨の回収 付与されたXVSを獲得する Venus Protocolとウォレットの接続 初めにVenusとウォレットの接続をします。 Venus公式サイトにアクセスして、「Launch App」をクリックしてください。 MetaMaskが開くのでコントラクトを確認して「次へ」を選択すると連携完了です。 VenusはBSCベースなので、MetaMaskではBSCネットワークに切り替えておくことを忘れないようにしましょう。 MetaMaskの使い方やBSCの接続方法はYoutubeでも詳しく解説しているので以下を参考にしてください。 【METAMASK】初心者向けに使い方を解説!仮想通貨の必須ウォレット 【METAMASK】初心者でもできるBinance(バイナンス)スマートチェーンの接続方法 マーケットの見方 Venusのダッシュボードです。 右下にある「Supply Markets」は、貸出できる通貨一覧なので、保有する通貨がリストされていれば貸出できます。 APYが表示されておりで年利の確認も可能です。 通貨をクリックするとこのような画面になります。 APYについて、Supply APYは純粋に通貨の貸出で受け取る金利ですが、Distribution APYはXVSトークンとして受け取る金利です。 2つのAPYを合計したものが一覧リストに表示されているので注意してください。 「Borrow Markets」では借入できる通貨一覧が表示されています。 APYを見ると、Borrow APY(年利)がマイナスになっているので支払う金利だとわかりますね。 ただ、Venusでは借入した場合でもXVSトークンが付与されるので、Distribution APYも表示されます。 Distribution APYの方が高ければ、結果的にAPYがプラスとなり、資金は増える仕組みです。 画像ではBorrow APYが-2.75%に対し、Distribution APYが5.95%なので受け取る方が多いです。 仮想通貨を貸付する方法 Venus Protocolに通貨を貸付するとき、SupplyMarketsで通貨を選択して最初に承認する必要があります。 上の画像はBUSDを貸し出す画面です。 EnableをクリックするとMetaMaskが開くので確認しましょう。 再度貸出する通貨を選択して、数量を入力してください。 画像ではBUSDを20ドル分貸出します。 SupplyをクリックしてMetaMaskの確認をすると貸出完了です。 トップページのSupply Balanceに貸付した残高が表示されます。 貸付の証明として「vBUSD」が付与されるので、誤って他のウォレットに送金しないように注意してください。 貸付通貨を担保にして借入する方法 Venus Protocolでは、貸付した通貨を担保にして別の通貨を借入できます。 プール型レンディングとなっており、ユーザーがVenusに預けた資金を元に借入できる仕組みです。 借入するには、担保にする通貨を選択しておく必要があります。 SupplyMarketsで、担保にする通貨の右側にあるCollateral(担保)にチェックを入れましょう。 逆に、担保にしたくない場合はチェックを入れないように注意してください。 Borrow Marketsから借入する通貨(画像ではDOT)を選択します。 借入数量を入力すると、上限のうち何%なのか表示されるのがわかりますね。 APYはこのときBorrowAPY(純粋なDOTの金利)が5.89%、DistributionAPY(XVSでもらえる金利)が3.22%となっており、合計すると支払う金利の方が高いです。 これらを確認の上で「Borrow」をクリックし、MetaMaskの確認をすれば借入完了となります。 貸付通貨を担保にしてステーブルコイン(VAI)を発行する Venus Protocolでは貸付した通貨を担保にしてステーブルコインVAIをMint(発行)できます。 Marketの並びにある「Mint/Repay VAI」をクリックすると上の画像のページが表示されます。 左側で発行、右側で返却する仕様です。 Mintする数量を入力しますが、だいたい担保率は60%程度なのでリスクを踏まえて控えめに発行しましょう。 「Mint VAI」をクリックしてMetaMaskの承認をすれば完了です。 VAIを元にファーミングする 発行したVAIを使ってファーミングできます。 Venusの左側メニューにある「Vault」をクリックしてください。 このような画面になります。 「Enable」でMetaMaskの認証をしましょう。 数量を入力して「Stake」をクリックすれば完了です。 XVSのファーミングが開始されたので、VAIの報酬としてXVSが付与されていきます。 XVSが増えて収穫するときは、同じ「Vault」の画面にある「Claim」を選択してください。 自分のウォレットにXVSが入っているか確認しましょう。 ちなみに、Stake解除した場合は自動的にClaimされます。 Stake解除・VAI返却は1クリック Vault画面の右下「Withdraw」でStakeを解除できます。戻ってきたVAIを元に戻すには、Dashboard画面の右下「Mint Repay/VAI」からRepayしてください。 借入した通貨の返済 Venusで借入した通貨を返却するには、Borrow Marketsから借りている通貨を選択して上の画像のページを開いてください。 「Repay Borrow」に切り替えます。 「Enable」をクリックするとMetaMaskが開くのでコントラクトを承認しましょう。 もう一度通貨を選択して、返却する数量を入力してください。 発生した金利は上乗せして支払うことになります。 「Repay Borrow」をクリックして返却完了です。 貸付した通貨の回収 Venusに貸付して担保として使っていた通貨を回収します。 SupplyMarketsで貸付していた通貨を選択してください。 Withdrawのタブに変更して、取り戻す数量を入力します。 「Withdraw」をクリックして、MetaMaskの確認をすれば完了です。 金利が上乗せされて戻ってきているので確認してくださいね。 XVSの獲得方法 Venusで貸付・借入するとXVSトークンが付与されます。 しかし、自動でウォレットに入らないので自分で獲得しなければなりません。 XVSが増えてきた場合は獲得しましょう。 まず、左メニューでVoteを選択します。 「Venus Earned」に付与されたXVSが表示されているので、右側の「Collect」をクリックしてください。 これでウォレットにXVSが入っているので確認しましょう。 Venus Protocolの注意点・リスクを知っておこう Venus Protocolを使う前に必ず確認すべきリスク・注意点を解説します。 リスクについて上記のCryptoTimes公式Youtubeでも公開しているのでぜひチェックしてください。 仮想通貨はどれも価格変動のリスクがありますが、通貨の借入ができるVenusでは清算のリスクもあります。 利益を狙いすぎると損する可能性があるので、投資や借入は慎重に行いましょう。 Venusのリスク 担保が精算されるリスク 貸付・借入どちらも価格変動のリスクは常にある 低時価総額通貨がリストアップされるリスク 担保が精算されるリスク Venus Protocolで借入するときは、預けている通貨を担保にする必要があります。 担保率は各通貨で異なりますが、だいたい60%です。 この担保率を超えると精算され、通貨は没収されます。 借入する場合は常に精算のリスクがあることを覚えておきましょう。 貸付・借入どちらも価格変動のリスクは常にある Venusで貸付または借入した場合、常に価格変動のリスクがあります。 貸付した通貨の価格下落や、借入した通貨の価格上昇の可能性です。 借入時、BorrowLimitとして自分が借り入れできる全体の何%にあたるか表示されています。 100%に近ければわずかな価格変動でも精算されるリスクが高まるため、80%以下や50%以下などの自己ルールを作っておくべきです。 低時価総額通貨がリストアップされるリスク Venusに対応している通貨で、ETHなどの有名どころやステーブルコイン以外に、時価総額が低い通貨もリストアップされています。 例えば、上の画像にあるスワイプやVenusなどです。 もし、これらの時価総額の低い通貨を大量購入すると、価格が一気に上がりますね。 それを同じプールに入れた場合、さらに大量の通貨を借入できるようになり、プール内資金が枯渇するまで繰り返すことが可能です。 価格は吊り上がり、ユーザーが預けたプールは借りられすぎて引き出せなくなり、結果的に流出してしまいます。 リスクのある時価総額の低い通貨よりも、ステーブルコインなどの安定している通貨を選ぶのが得策です。 CANの例 実際に時価総額が低いCANという通貨が巨額購入されてユーザーの資産が戻せなくなる事件がありました。Venus側が流出資産をカバーする形で事態は収まったものの、今後悪意のある購入が起きないとは言い切れません。 まとめ この記事では、Venus Protocolの特徴や基本的な使い方、リスクを解説しました。 通貨の貸付・借入どちらでもXVSが付与されることがわかりましたね。 ステーブルコインVAIを発行、さらにファーミングも可能となり、安定した通貨での報酬獲得が可能です。 ただし、価格変動のリスクは付きものとなり、特に借入では精算されると担保が没収されるので注意してください。 リスクを踏まえて賢く報酬を受け取りVenus Protocolを使いこなしてくださいね。 Venus ProtocolのHPはこちら
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2021/09/10DeFiレンディング「Compound」の基本的な使い方を徹底解説!金利を稼ぐ手段まとめ
Compoundは、DeFiの代表的なレンディングプロトコルであり、分散型金融として初期からレンディングを行っています。 手数料報酬が貰えるUniSwapやPancakeSwapとは異なり、通貨の賃借による金利を報酬として受け取り、または支払う場合もあるのが特徴です。 借入した通貨は別のDEXでファーミングに利用することもできるので、賢く使って報酬増額も可能ですよ。 この記事では、Compoundの基本的な使い方やリスクについて徹底解説するのでぜひ参考にしてください。 使い方に関してはCryptoTimesの公式Youtubeでも公開しています。 Compoundとは?DeFiの代表的レンディングサービスの基礎知識や特徴を解説! 最初に、Compoundの基礎知識や特徴を解説します。 Compoundは、DeFiのレンディングプロトコルとして恐らく一番歴史が古いです。 類似サービスであるVenus Protocol(ヴィーナスプロトコル)は、Compoundを元にしている部分が多いので、興味がある方はこちらもチェックしてください。 ここではCompoundの機能的な内容を一通りまとめます。 Compoundの基礎知識 CompoundはEthereum系の代表的なレンディングプロトコル レンディングした通貨を担保にして借入できる 預入・借入でガバナンストークン「COMP」を獲得できる 借入は預入資産の1.5倍以上の保持が必要 借入して他のプロダクトでファーミングも可能 CompoundはEthereum系の代表的なレンディングプロトコル CompoundはEthereum系のレンディングプロトコルです。 そのためEthereumベースのトークンのみ扱っています。 分散型金融DeFiなので、管理者はおらずスマートコントラクトにてトークンを預けたり借りたりします。 預けると金利を受取り、借りると利息を支払うので銀行のような仕組みですが、銀行に比べて高い金利を得られたりガバナンストークンが付与されたりするメリットが大きいです。 レンディングした通貨を担保にして借入できる Compoundで預入すると、その通貨を担保にして別の通貨を借入できます。 ユーザーがCompoundにプールしている通貨を借りることができる仕組み(プール型レンディング)です。 必要なトークンが不足しているとき、Compoundを活用すればトークンを購入せずとも入手可能です。 利息の支払いが必要 借入すると金利を支払う必要があります。ただ、Compoundでは借入した場合でもCOMPトークンが付与されるので実質資金がプラスになる場合もあります。 預入・借入でガバナンストークン「COMP」を獲得できる Compoundでは預入・借入で、金利以外にCOMPトークンが付与されます。 COMPはガバナンストークンとして投票権があり、保有していればCompoundのさまざまな提案に採決することが可能です。 例えば、Compoundに上場すべきトークンの決定についてもガバナンストークン保有者の意見が用いられます。 COMPはバイナンスやCoinbaseでも取引可能です。 Compoundが $COMP トークンを発行しコミュニティメンバーによるガバナンスを実現 BinanceでCompoundのガバナンストークン $COMP の取り扱いが開始 借入して他のプロダクトでファーミングも可能 Compoundでトークンを借入して、他のプロダクトでファーミングするという賢い使い方もできます。 Ethereumベースのトークンに限りますが、ファーミングできるプロダクトに入れておけばそこでも報酬が貰えるのでお得です。 借りっぱなしではなく、トークンを別で運用するためにCompoundで借入するのがおすすめですよ。 利確したくないときも使える 保有トークンを利確すると日本では税金が発生します。利確せずにCompoundに預入しておけば金利がもらえるので、税金対策と利益獲得の両方が可能です。 Compoundの基本的な使い方を解説! Compoundの見方や基本的な使い方について解説します。 MetaMaskを接続するので、まだウォレットを持っていない場合はMetaMaskの使い方動画も参考にしてください。 Compoundを使う前に、預け入れるトークンを保有している必要があります。 使い方に関して、上記の動画のようにCryptoTimesの公式Youtubeチャンネルでも公開しているのでチェックしてください。 CompoundのHPはこちら Compoundの使い方 マーケットの見方・確認方法 トークンを預け入れる方法 トークンを借り入れる方法 COMPトークンの獲得 借りたトークンを返却する 預けたトークンを回収する マーケットの見方・確認方法 まずはCompoundとMetaMaskを接続する必要があります。 公式サイトの右上「Connect Wallet」から接続しましょう。 コネクト後の画面です。 左側が預け入れトークン、右側が借り入れトークンといった配置となっています。 このトークンリストから選択しましょう。 また、預入・借入どちらにもAPY(金利)がある通り、たとえ借りた場合でもCOMPトークンをもらえる仕組みです。 預入側のSupplyMarketsについて、Collateral(コラテラル)のチェックは、担保として使うかどうかの選択です。 チェックを入れておけば、その通貨が精算対象(担保)となります。 担保の通貨価値が下がった場合、または借りた通貨の価格が上がり過ぎた場合に精算されるので注意してください。 Compoundはプール型レンディングを採用しています。 画像のように借入のBorrowMarketsには「Liquidity(流動性)」がありますが、これはCompoundのプールに入っている資金の量です。 Compoundに預け入れられたトークンを、借りたい人がいればこのプールから貸し出しするイメージですね。 このLiquidityが減ると、SupplyMarkets側のAPYが上がります。 トークンを預け入れる方法 実際にSupplyMarketsから預けるトークンを選択します。 画像では保有するDAIをすべて預けています。 通常の金利と、COMPトークンが付与されるAPYも表示されており、合計4.48%の年利です。 OKであれば「SUPPLY」をクリックして承認してください。 CompoundへDAIの預入が完了すると、画面がこのように変わります。 預入したDAIが上がってきており、SupplyBalanceやNetAPYが表示されているのがわかりますね。 複数トークンを預け入れた場合でも合計残高やAPYを一目で確認できる仕様です。 証明トークンが発行される Compoundに預入すると、証明トークンが発行されます。DAIの場合は「cDAI」です。間違えて送金等しないように注意してください。 トークンを借り入れる方法 Compoundにトークンを預け入れ、Collateral(担保)にチェックを入れることで、BorrowMarketsから通貨の借入が可能となります。 借りるトークンを選択してみましょう。 借りるので、支払う金利(画像では3.25%)と受取るCOMPトークンの金利(画像では5.23%)が表示されています。 受取る金利の方が多いですね。 次に借入する金額を入力します。 画像は約8ドル借入できる場合ですが、7.97ドルにしているので担保率が99%以上です。 100%を超えると精算されてしまうので、多くても80%程度にしましょう。 「BORROW」をクリックすればトークンの借入は完了です。 COMPトークンの獲得 Compoundで預入・借入するとCOMPトークンが付与されます。 そのCOMPを獲得する方法も解説しましょう。 画面右上にCOMPのマークと数量が表示されているのでクリックします。 付与されたCOMPが確認できるので、CLAIMを選択すればOKです。 MetaMaskでガス代の確認をして承認すれば、ウォレットにCOMPが入ってきます。 借りたトークンを返却する 次に、Compoundで借りたトークンの返却方法です。 Borrowingに借入中のトークンが表示されているのでクリックして、「REPAY」を選択してください。 画像では額が少ないので0%になっていますが、実際には支払う金利が発生しています。 「REPAY」を選択して返却完了です。 Claimも同時に完了する トークンを返却すると、付与されていたCOMPトークンのClaimも同時に完了します。ウォレットにCOMPが入っているのを確認しましょう。 預けたトークンを回収する CompoundのSupplyMarketsに預けたトークンの回収手順も解説します。 Supplyにあるトークンをクリックして、「WITHDRAW」を選択してください。 APYなどを確認して「WITHDRAW」をクリックするとトークンに金利が上乗せされて回収が完了します。 返却時と同じく、COMPの獲得も自動的に行われます。 Compoundを使うリスク・注意点を確認しよう 最後に、Compoundを使う前に知っておくべきリスク・注意点を解説します。 DeFiでよくある価格変動のリスクだけでなく、借入による清算リスクもあるので注意が必要です。 利益を狙ってギリギリのリスクを負うよりも、変動の少ない通貨で安全に稼ぐことから始めましょう。 Compoundの注意点 BSCやPolygonネットワークには対応していない 精算されるリスクがある 貸出・借入トークンやCOMPの価格変動の可能性 BSCやPolygonネットワークには対応していない CompoundはEthereumネットワークのみ対応しています。 BSCやPolygonネットワークには対応していないので、最初にMetaMaskで接続するときは注意してください。 もちろん貸し借りできる通貨もEthereum系のみです。 精算されるリスクがある Compoundで借入するには担保の通貨が必要です。 つまり価格変動時は精算されるリスクがあります。 そのためCollateralのチェック機能があり、担保として使いたくない場合はチェックを外しましょう。 また、借りるときは最低でもMAXの80%程度か、半分程度にしておくのがおすすめです。 担保率を意識する 借入時はBorrowLimit(借入上限)が表示されます。この数値が100%を超えると精算されるので、担保率を超えないよう上限ギリギリまで借りることは避けてください。 貸出・借入トークンやCOMPの価格変動の可能性 Compoundで貸出や借入するとき、APYを参考にすると思います。 しかし、借りるときに付与されるCOMPのAPYが支払うAPYより多ければ安心!とは一概にいえません。 借りるトークンの価格上昇や、COMPの価格下落の可能性は常にあります。 借入時のAPYだけで判断しても、予期せぬ価格変動で担保が没収される場合もあるので注意してください。 また、貸出通貨の価格下落ももちろんあります。 まとめ この記事では、Compoundの基本的な使い方について解説しました。 通貨の預入・借入により金利の受取りまたは支払いが発生しますが、COMPトークンはどちらの場合でも付与されます。 COMPを貯めながら運用が可能で、長期的なレンディングにも適しています。 ただし、価格変動のリスクは付きものなので、COMPの価格下落や担保の精算などさまざまなリスクがあることを理解しておきましょう。 上手に活用すれば、金利+COMP+手数料収入(ファーミングなど)で報酬上乗せに期待できるサービスです! CompoundのHPはこちら Youtube解説動画はこちら
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2021/08/29業界初 本のゲラNFT 山口周ベストセラー『ビジネスの未来』
山口周氏『ビジネスの未来 エコノミーにヒューマニティを取り戻す』ゲラ本NFTをリリース ユニマ(Uniqys マーケットプレイス)は、2020年12月にプレジデント社から出版された書籍『ビジネスの未来 エコノミーにヒューマニティを取り戻す』のゲラ本(再校または初稿)の閲覧権と山口周氏、担当編集の渡邉崇氏に直接質問ができるインタラクティブイベント参加権をセットにしたNFTの販売を発表しました。 最初に販売されるNFTは、山口周氏とプレジデント社 担当編集の渡邉崇氏が訂正箇所を直接書き込みした再校ゲラ閲覧権と山口周氏に直接質問ができるインタラクティブイベント参加権がセットになったものです。 ゲラの理解が無い方のために簡単に説明すると、一般的には書籍を出版前に、すべての内容をチェックする構成が入ります。ゲラとはこの「校正紙」のことを指し、書籍にする際に、文章修正や誤字脱字がないか、を著者、編集者、校閲者全員で「ゲラ」を見ながら作業します。 今回、NFT購入者は『ビジネスの未来 エコノミーにヒューマニティを取り戻す』が書籍化するまでのプロセスや著者・担当者とのやりとりを見ることができます。 一般的には、ゲラデータが世の中に出回ることはありません。ビジネスパーソン、同業者、ファンの方からすると貴重な機会となっております。 またインタラクティブQ&Aイベント参加権もセットで販売されるので、再校ゲラ本を読んだ後に質問ができます。より、著者のアイディアに近づけるイベントになることが予想されます。 NFT詳細ページはこちら 著者 山口周氏 著者 山口 周(Shu Yamaguchi) 1970年東京都生まれ。独立研究者、著作家、パブリックスピーカー。ライプニッツ代表。 慶應義塾大学文学部哲学科、同大学院文学研究科美学美術史専攻修士課程修了。電通、ボストン コンサルティング グループ等で戦略策定、文化政策、組織開発などに従事。『世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?』(光文社新書)でビジネス書大賞2018準大賞、HRアワード2018最優秀賞(書籍部門)を受賞。その他の著書に、『劣化するオッサン社会の処方箋』『世界で最もイノベーティブな組織の作り方』『外資系コンサルの知的生産術』『グーグルに勝つ広告モデル』(岡本一郎名義)(以上、光文社新書)、『外資系コンサルのスライド作成術』(東洋経済新報社)、『知的戦闘力を高める 独学の技法』『ニュータイプの時代』(ともにダイヤモンド社)、『武器になる哲学』(KADOKAWA)など。神奈川県葉山町に在住。 引用:https://presidentstore.jp/category/BOOKS/002393.html これまで、数々の書籍を発表している山口氏。2018年には、『世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?』(光文社新書)で賞も受賞しております。 今回ゲラが公開される『ビジネスの未来 エコノミーにヒューマニティを取り戻す』では、ビジネスはその歴史的使命をすでに終えているのではないか?という疑問を元に執筆されたとしています。 これまでとこれからの資本主義を分析して、今までにない資本主義論がこの本には書かれています。 『ビジネスの未来 エコノミーにヒューマニティを取り戻す』に関しては、President Storeに詳しく掲載してありますので、合わせてご確認ください。 President Storeはこちら 山口周氏 Twitterはこちら ゲラ本を公開する価値 ゲラというものは、書籍になる前の著者・編集者のアイディアが詰まっている原稿になります。出版業界では、ゲラが世の中に公開されることは基本的にありません。 ゲラを閲覧できるということは、著者のナチュラルな表現や書籍化する段階でカットした部分などを見ることができます。編集者のコメントもゲラには記入されているので、編集者としてのテクニックを感じ取ることができるかもしれません。 今回、NFTでの閲覧権でゲラが公開されるということは、制作プロセスの手の内を明かすと言っても過言ではありません。 誰もが憧れるクリエイターの制作過程を見たいと思ったことがあると思います。ビジネスパーソン、ファン、同業者にとっては、ゲラが公開されることで、著者としての山口周氏、編集者としての渡邉崇氏のプロセスをNFTで閲覧できることに価値があるでしょう。 またプロセスを公開することで、業界の発展に貢献する可能性も秘めています。NFTでゲラにアクセスできるという試みは、出版業界にも新しいビジネスとして影響を与えていくのではないでしょうか。 NFT 販売概要と購入方法 【再校ゲラ本】 販売期間:2021年8月26日 pm14:00 ~ 2021年9月2日 pm14:00 まで 販売数:3セット 販売内容①:山口周氏サイン入り「ビジネスの未来」再校ゲラデータ閲覧権 販売内容②:山口周氏とのインタラクティブQ&Aイベント参加権利 ページ数:318ページ 価格:1,870円から 販売方法:イングリッシュオークション 決済方法:クレジットカードまたは銀行振込(50万円以上は銀行振込のみ) 規格:ERC-721(イーサリアムブロックチェーン) オークションページはこちら 【初稿ゲラ本】 販売期間:9月予定 販売数:1セット 販売内容①:担当編集 渡邉崇氏コメント入り「ビジネスの未来」初稿ゲラ閲覧権 販売内容②:渡邉崇氏とのインタラクティブQ&Aイベント参加権利 ページ数:141ページ 価格:1,870円から 販売方法:イングリッシュオークション 決済方法:クレジットカードまたは銀行振込(50万円以上は銀行振込のみ) 規格:ERC-721(イーサリアムブロックチェーン) 【再校と初稿 共通特典】 対談動画「山口周氏×編集者 渡邉崇氏が語る”ビジネスの未来”」先行視聴権 ※再校ゲラと初稿ゲラの閲覧NFTは別物になりますので、ご注意ください。 再校ゲラ本は3セット、初稿ゲラ本は1セットなので最大4名の方がNFTを購入でき、ゲラ本を読むことができます。 また、再校ゲラと初稿ゲラでは内容も違ってきます。初稿ゲラと再校ゲラの書式形態が異なるためページ数に差がありますが、初稿ゲラは書籍化する上でどうしてもカットせざるを得なかった山口氏のオリジナル文章がより多く残っており、編集者 渡邉崇氏の熱い感想文も相まって、再校ゲラとはまた異なる楽しみ方ができます。 さらに、インタラクティブQ&Aイベントは購入人数も少ないことから、距離感の近いイベントになるのではないかと予想されます。この機会に普段聞けない質問ができるチャンスになるかもしれません。 NFT購入後のゲラ本の閲覧方法や注意事項、イベント詳細などは下記のURLから確認できますので、購入前に必ず目を通してください。 山口周氏「ビジネスの未来」企画はこちら ユニマの目指すプロセスエコノミー NFTマーケットプレイスである「ユニマ」は、作品の完成品だけでなく制作過程に着目し、プロセスエコノミーに関するNFT企画や機能充実を進めています。 その第一弾として、今回の山口氏の『ビジネスの未来 エコノミーにヒューマニティを取り戻す』ゲラ本閲覧NFTがリリースされました。 今回は、再校ゲラと初稿ゲラという形で書籍になるプロセスの閲覧権をNFT化して公開することで、プロセスエコノミーをユニマは実現しています。 そして今後「ユニマ」では、プロセスエコノミーを浸透させるために、クリエイターが活用できる「シリーズ機能」をリリース予定です。 シリーズ機能は、「ユニマ」上でNFTを生成・販売する際に、複数枚のNFT作品を1つの連続した作品集としてまとめることができます。 作品が完成するまでのプロセスが、連続的に表現することができる仕組みです。 ブロックチェーンのコントラクトを利用して、例えば「春」という1つのNFT作品をユニマ上で生成した後に同一のコントラクト上に「夏」というNFT作品を追加すると、同一のコントラクト上に存在する「四季」という作品集が完成します。 1つ1つのNFTをまとめたものとして、表現することで作者のプロセスがユーザーに可視化されるようになります。 「シリーズ機能」に関しては、noteの方でプロダクトマネージャーの髙橋さんのインタビューが掲載されていますので、合わせてご覧下さい。 プロセスエコノミーを実現!ユニマの「シリーズ機能」とは? ※「シリーズ機能」は現在開発中となり、実装予定については、「ユニマ」の各種SNSにてご確認ください。また、山口周氏『ビジネスの未来 エコノミーにヒュマニティを取り戻す』書籍NFTについては、プロセスエコノミー企画となり、「シリーズ機能」は適応されておりません。 PR article
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2021/08/29分散型取引所「QuickSwap」の特徴や基本的な使い方を徹底解説!
QuickSwapは、MATICの取引をするなら絶対使うべき分散型取引所(DEX)です。 Polygonネットワークの代表的な取引所で、ガス代が安くなりトランザクションが通りやすくなるメリットがあります。 この記事では、QuickSwapの特徴や基本的な使い方、操作方法について解説します。 ファーミングに対応しており報酬として独自トークン「QUICK」を獲得できるので、LP提供とStakeの両方活用して報酬を受け取りましょう! QuickSwapの使い方はCryptoTimesの公式Youtubeチャンネルでも公開しているのでぜひチェックしてください。 QuickSwapとは?特徴や機能性を解説! 最初に、QuickSwapの特徴や機能について解説します。 QuickSwapは分散型取引所(DEX)なので、コインチェックなどの中央集権型のような管理者や仲介者は存在しません。 基本的に自分で管理する必要があり、操作するとスマートコントラクトで処理が行われます。 今までPancakeSwapなどのDEXを利用したことがあれば、使い方はほとんど同じですよ。 QuickSwapの特徴 Polygonネットワークを代表する分散型取引所 機能性はPancakeSwapやUniSwapと同じ トランザクション処理が早く通りやすい ガス代が圧倒的に安い イールドファーミングでQUICKを獲得できる Polygonネットワークを代表する分散型取引所 出典:https://awesomepolygon.com/dapps/ Maticネットワークは、Ethereumと互換性のあるブロックチェーンを目指すプロジェクトとしてPolygonネットワークにリブランドしました。 そのPolygonネットワークをメインとするDEXがQuickSwapです。 Polygonの公式サイトでもQuickSwapが紹介されています。 EthereumネットワークからPolygonネットワークに資産を移動して、QuickSwapなどのDappsを使うことで、スケーラビリティの高さやガス代の安さといったメリットに繋がる仕組みです。 機能性はPancakeSwapやUniSwapと同じ QuickSwapは、TokenSwap、流動性提供、ファーミング、IDOといった機能性があります。 有名どころのPancakeSwapやUniSwapとほとんど同じ機能です。 QuickSwapはPolygonネットワークですが、PancakeSwapはBSCネットワーク、UniSwapはEthereumネットワークですね。 トークンをQuickSwapに移動するには、Ethereumなどの異なるネットワークからブリッジする必要があります。 ブリッジで移動したトークンを使って、QuickSwapでLP提供やファーミングをする流れです。 分散型取引所プロトコル「Uniswap」の登録方法と使い方を徹底解説 トランザクション処理が早く通りやすい Polygon公式サイトでも紹介されていますが、QuickSwapはトランザクションが通りやすく、しかも高速です。 トランザクションが多く混雑するEthereumの問題解決も含めて開発されたネットワークなので、やはりスピードを重視しています。 少量のガス代で即座にトランザクションが通り、数秒あれば完了します。 ガス代が圧倒的に安い QuickSwapはガス代が圧倒的に安く優れています。 数円のガス代でも即座にトランザクションが通るので、この点もEthereumの問題解決につながったといえますね。 Ethereumネットワークでは高いときで数万円のガス代が発生するので、Polygonネットワーク系のQuickSwapでガス代を節約するユーザーは多いです。 ただし、ガス代は基本的にMATICで支払うので、事前に準備する必要はあります。 ブリッジのガス代は高い Polygonネットワーク上のガス代は安いですが、Ethereumからブリッジするときや戻すときのガス代は通常なので高くつきます。 イールドファーミングでQUICKを獲得できる QuickSwapでは、流動性提供して受け取ったLPトークンを使ってファーミングが可能です。 ファーミングすると独自トークンである「QUICK」を報酬として獲得できます。 LP提供とファーミングを併せて報酬を増やしましょう! この記事では、ファーミングの手順も解説しているのでチェックしてくださいね。 QuickSwapの基本的な使い方を解説! 実際に、QuickSwapの基本的な使い方や操作方法を解説します。 あらかじめMetaMaskをインストールしておく必要があるので、まだ入っていなければ公式サイトからアクセスして準備してください。 MetaMaskへPolygonネットワークを接続後、QuickSwapと連携してLP提供などを行うイメージです。 QuickSwapの使い方 【事前準備】PolygonとMetamaskの接続・MATICの準備 MetaMaskとQuickSwapを連携させる TokenSwapする方法 流動性提供する方法 ファーミングする方法 ClaimしてQUICKを受取る LPを解除してトークンを戻す 【事前準備】PolygonとMetamaskの接続・MATICの準備 事前準備として、MetaMaskへPolygonネットワークを接続する必要があります。 方法については、「METAMASKでのMatic(Polygon)ネットワークへの接続方法を解説」でまとめているのでチェックしてください。 MetaMaskにPolygonネットワークを追加後、MATICトークンを送っておく必要があります。 手数料をMATICで支払う必要があるためです。 CryptoTimesの公式Youtube動画でEthereumネットワークからPolygonネットワークへのブリッジ方法を解説しています。 「Matic(Polygon)ネットワークに通貨を転送」 こちらの記事内でも簡単に手順をまとめているので参考にしてください。 MetaMaskの準備・Polygonネットワークとの接続・MATICの転送といった3つの事前準備が揃うことでQuickSwapの利用を開始できます。 MetaMaskとQuickSwapを連携させる QuickSwapとMetaMaskを連携させるので、QuickSwapの公式サイトへアクセスします。 右上の「Connect Wallet」をクリックするとMetaMaskが開いて連携されます。 自分のアドレスとMATICの残高が表示されると連携完了です。 事前準備するとき、MetaMaskにPolygonネットワークを接続した時点で自動的に連携されている場合もあります。 TokenSwapする方法 QuickSwapでTokenSwapするとき、トップページがすでにSwapするページになっているので分かりやすいです。 交換元のトークンと交換先のトークンを選択してください。 画像ではUSDCをDAIにSwapしています。 「Approve USDC」をクリックしてコントラクトを承認しましょう。 MetaMaskが開くのでガス代を選択するのですが、基本的にガス代を増やさなくてもQuickSwapはトランザクションが通りやすいのでデフォルトでOKです。 もう一度USDCとDAIを選択して、「Swap」をクリックします。 「Confirm Swap」をクリックすればToken Swapは完了です。 ほとんどの場合ガス代は1円以下となっており、とても割安でSwapすることができます。 流動性提供する方法 QuickSwapでファーミングするにはLPトークンが必要です。 まず、流動性提供してLPトークンを獲得しましょう。 画像のように「Pool」をクリックして「Add Liquidity」と進んでください。 画像ではDAIとUSDCを提供します。 それぞれのトークンが1:1になるように調整しましょう。 残高に合わせて片方の数量を入力すると自動で1:1になります。 「Approve」をクリックして承認後、「Supply」へ進んでください。 Confirmすれば流動性提供完了です。 これでLPトークンが発行されます。 ファーミングする方法 QuickSwapの「Rewards」をクリックしてファーミングします。 ファーミングするペアのプールを選択して「Deposit」してください。 画像ではDAIとUSDCのペアです。 「Deposit」をクリックして承認後、ファーミングする数量を入力して、「Approve」します。 承認すればファーミング完了です。 ClaimしてQUICKを受取る ファーミングしたpoolでClaim(収穫)すると、QuickSwapが発行する「QUICK」トークンを報酬として受け取ることができます。 画像のように「Claim」をクリックしてください。 MetaMaskが開くのでトランザクションを確認して進みます。 これでClaim完了となり、ウォレットにQUICKが付与されているのでチェックしましょう。 ファーミングの解除方法 ファーミングの解除は「Withdraw」をクリックすればOKです。QUICKとLPトークンの両方がウォレットに入ってきます。 LPを解除してトークンを戻す QuickSwapの流動性提供を解除して、2つのトークンをウォレットに戻す手順も知っておきましょう。 「Pool」をクリックするとLP提供したプールが表示されるので選択してください。 画像ではUSDCとDAIのペアです。 「Remove」をクリックするとこのような画面になります。 解除する数量をパーセントで選んでください。 もう一度「Remove」→「Comfirm」と進んで、MetaMaskでトランザクションを確認すれば完了です。 トランザクションは適宜高速化する Removeしてなかなかトランザクションが通らないことがあります。MetaMaskでガス代(Gwei)を上げて高速化することも可能です。 QuickSwapを使う3つのリスク・注意点を確認しよう QuickSwapでは、流動性提供とファーミングにより、LPトークン・ガバナンストークンといった報酬を獲得できます。 トークンのペアによっては価格が上がり、利益が大きくなる可能性がありますが、その分リスクも伴います。 ここでは、QuickSwapを使うなら知っておくべき3つのリスク・注意点を解説するので、ぜひ目を通してくださいね。 QuickSwapのリスク・注意点 インパーマネントロスが発生する可能性 APYが高いほどリスクも上がる トークンの価格が暴落する可能性 1. インパーマネントロスが発生する可能性 QuickSwapだけでなく、PancakeSwapなどDEXに共通していることですが、流動性提供した後はインパーマネントロスが発生する可能性があります。 インパーマネントロスとは、預けていたトークンを手元に戻すとき、ホールドしているときよりも価格が下がっていることです。 トークンの価格変動があれば、流動性プール内では割合を1:1にするための調整が行われます。 流動性提供を解除して手元に戻すときは、Pool全体の割合でトークンが返却されるため、価格変動があればほぼ必ずロスが発生する仕組みです。 ホールド時と解除時の残高は変動することを忘れないでください。 それでもDEXが人気な理由とは インパーマネントロスを考慮しても、イールドファーミングで得られる報酬が上回っているので人気があります。高リスクなAPY100%以上も多く存在します。 2. APYが高いほどリスクも上がる QuickSwapでファーミングするとき、Reward(報酬)としてAYP(年利)が表示されているのでチェックすると思います。 このAPYが高いほど、インパーマネントロスが多く発生する可能性が高いので注意してください。 もちろん、利益が多くなるメリットはありますが、その分リスクがあります。 例えば、画像のように400%越え、1,000%越えのプールがありますが、これらは価格変動が激しく、単純に利益が増えるだけではなくロスも激しいと覚えておきましょう。 3. トークンの価格が暴落する可能性 QuickSwapで流動性提供するとき、2つのトークンをペアでPoolします。 預け入れている最中にトークンの価格が暴落すると、大幅なインパーマネントロスに繋がるかもしれません。 担保がないマイナーなトークンであればボラティリティに波があり下落の可能性も高いです。 USDCなどのステーブルコインは暴落しにくく安全なので、安定してLP提供するにはおすすめですよ。 TITANの大暴落について 2021年6月にTITANが1日で42億分の1まで大暴落して無価値となりました。$65の価値がほぼゼロとなり、資産を失ったトレーダー多かった事件です。 まとめ QuickSwapの基礎知識や基本的な使い方、リスクを解説しました。 今までUniSwapなどのDEXを使ったことがあれば、機能的にほとんど同じなので感覚で使いこなせると思います。 MATICでガス代を支払うため、事前にウォレットに入れておく必要があり、Swapやブリッジが必要な点は注意が必要です。 ただ、Polygonネットワークを使っているためガス代が格安であり、トランザクションが高速なのはメリットといえます。 ファーミングで賢く報酬を獲得できるQuickSwapを使いこなしましょう。 QuickSwapはこちら QuickSwapの使い方Youtubeはこちら
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2021/08/26NFT特化のDAO「Flamingo DAO」のメリットとは?
NFTが世の中に注目されている昨今で、NFTを共同資産として扱うDAOも増えてきました。 今回の記事では、NFTに特化したDAOであるFlamingo DAOについて基本的な特徴を解説していきます。 Flamingo DAOとは Flamingo DAOはNFTに特化したDAOで、所有可能なブロックチェーンベースの資産に対する投資機会を探ることを目的としている組織です。 Flamingo DAOのメンバーは保有するNFTを貸し出したり、保有したり、デジタルアートギャラリーに展示したり、他のDeFiプラットフォームの担保として利用したりすることができます。(DAOの基で) 基本的にDAO組織なので、メンバー投票のもとにどういった方向性でNFTを活用していくのか?購入していくのかが決まってきます。このことから、様々な方向に進化していく可能性があります。 参加条件(一部) 最大メンバー数:100名 身元確認あり(KYCなど) 法人、個人の年収ハードルあり 誰でもこのFlamingo DAOに参加できるわけではなく、メンバー数、身元確認、最低年収の条件などがあります。これらの条件を満たした後にフラミンゴユニットを購入する必要などがあります。 一般的な方だと正直入りにくいDAO組織となっていますが、高額なNFTを集団で扱うことになるので、このようなハードルを設けることは必然的なことです。全ての条件を満たしていたとしても、メンバーの空きがない場合は、もちろん加入ができない仕組みとなっています。 コレクション Flamingo DAOのHPに行くと、現在所有しているNFTのコレクションを確認することができます。たくさんのコレクションがあるので、ここでは一部だけ紹介します。 CryptoPunks - 215 Wrapped CryptoPunks - 3 Meebit - 286 Bored Ape Yacht Club - 22 Autoglyph - 5 Hashmasks - 5 Somnium Space Land - 4 Flamingo DAOが所有するNFTは有名どころのNFTがたくさん揃っており、CryptoPunksのような高額なNFTアセットを200以上も所有できているのは、DAOならではの動きです。 コレクションを見ている中で、最も意外だったのが「Somnium Space Land」を4つ所有しているところです。Somnium Spaceは、DecentaralandやCryptoVoxelsのような仮想現実のプロジェクトで、そのランドを4つFlamingo DAOは所有しています。 現在のプロジェクトの進み具合やコラボ実績などを考えると、Decentaralandのランドが最も強いため、所有するならDecentaraland一択な気がしますが、Flamingo DAOはSomnium Spaceを購入しています。この辺り、どのような提案、投票、議決があって購入されたのか、とても気になるところです。 他のコレクションについては下記のURLから拝見できるので、チェックしてください。 Flamingo DAO コレクション NFT DAO参加メリットは情報か? 正直、この記事を執筆するまでは、NFTに特化したDAOへの参加メリットをあまり感じていませんでした。しかし、Flamingo DAOを調べていくうちに参加のメリットは「情報」なのでは?と感じています。 Flamingo DAOに参加するメリットは、「収益分配」「購入リスクの分散」などが基本的なこととして思いつくことが考えられます。 高いNFTを1人で購入するより、共同で購入した方がリスクの分散にはなります。しかし、ユースケースのないNFTを共同で購入することの直接的なメリットは、売却益の分配以外は参加者に大きく影響しないと考えていました。 「収益分配」「購入リスクの分散」の2つより大きいメリットとして、どのようにNFTに対してメンバーが考えているのか?どういったプロセスを踏んで、購入まで至っているのか?この「情報」がメリットとして大きく働いているのではないか?と考えられます。 「情報」にメリットがあるというのは、そのコミュニティが参加者にフィットしていることが前提とありますが、自分と同じような年収などのメンバーが在籍している可能性があるので、参加ハードルを設けているFlamingo DAOのような組織に同じ属性の人間がいる可能性が高いと考えられます。もちろん、参加するDAOの見極めはとても重要となってくるでしょう。 まとめ 今回はFlamingo DAOに関しての基本的な解説となりました。 正直、全てを調べきれていない部分や実際にFlamingo DAOに参加ができていないため、わからないところもあります。 DAOという組織形態は、NFTが流行るずっと前からあるので、今後も予想をしない発展をしていく可能性があります。 今回はFlamingo DAOについて、書いていきましたが他にもDecentralandで建物を構えているAladdin DAOなどもありますので、気になる方は調べてみてはいかがでしょうか。 記事ソース:Flamingo DAO 画像:shutterstock
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2020/12/11権力の集中を防ぐ公平性重視のブロックチェーン「Idena」とは?
Idena(アイデナ/$DNA)は、ノードを一個人にひとつまでに限定することで権力の集中を防ぐ画期的なブロックチェーンプラットフォームで、プライバシー保護やボット耐性が重要な分野でのユースケースが期待されています。 Idenaの最大の特徴は 個人情報を開示せずにユーザー確認ができる。 ノードは一人ひとつまで。一般的なスペックのPCで動く。 公平なブロックチェーン。プライバシー保護やボット耐性に長ける。 という3つの点にあります。 こちらのページでは、これらについて詳しく解説するとともに、トークンやシステムのユースケースも紹介していきます。 ※本記事は暗号資産への投資活動を推奨し、勧誘するものではありません。 Idena(イデナ)とは?概要を紹介 −Idenaの概要− 通貨名/ティッカー Idena(イデナ) / $DNA 創設者 匿名グループ 時価総額 約330万ドル (2020年12月時点) 特徴 個人情報不要の本人確認システム 公式リンク Webサイト Medium Twitter Telegram GitHub Reddit Discord Idenaが解決する問題 [caption id="" align="aligncenter" width="480"] ビットコインのマイニングプールが占めるハッシュレートの割合[/caption] Idenaはシャーディング技術を搭載したスケーラブルなブロックチェーンです。 ですが、最大の特徴はスケーラビリティではなく、ブロックチェーンプラットフォームとしての「公平さ」を追求している点にあります。 集権型システムと対比されるブロックチェーンですが、Idenaが収集したデータによると、昨今の現状はどうも完全な分散型システムとは言い難いものになっています。 PoWを採用したブロックチェーンの代表格・ビットコインでは、19のマイニングプールがハッシュレートのほとんどを占めています。 そのうちの80%が中国のプール、そしてハッシュレートの51%はたった3つのプールで構成されているというのが現状のようです。 PoSに至っても現状は同じで、イーサリアムではたった400のウォレットがETH供給量の53%を保有しています。 その他のコンセンサスメカニズムに関しても、ブロック生成・承認者が少数に限られているケースがほとんどで、「権力のある一定層がどんどん力を増していく」状況になっていることがわかります。 Idenaは、こうしたブロックチェーンの「権力の集中化」問題を解決し、コンピューティングパワー(=財力)に依存しないフェアなシステム構築を目指しています。 ネット上の監視とボット社会 [caption id="" align="aligncenter" width="638"] 「信用スコア」の低いユーザーはWeChatのマップ上に表示される[/caption] また、Idenaはインターネット上でのプライバシーの欠如や監視システムを革新するというビジョンも持っています。 近年では、WeChatやFacebookなどの大手IT企業が独占的に膨大なユーザー情報を抱えており、顔写真や経済状況などのデータがヒトやお金の監視に利用されています。 また、大量のボットによる情報操作行為が政治やビジネスの分野に大きな悪影響を与えていることも大きな問題となっています。 Idenaは、公平性を重視したブロックチェーンを開発することで、このようなネット上の社会問題も解決できるとしています。 Idenaの特徴 Idenaに組み込まれている「Proof of Person (PoP)」は、個人情報の開示を必要とせずに個人(一人の人間であること)を確認できるシステムです。 このシステムをブロックチェーンに組み込むことにより、公平なエコシステムの構築が可能となります。 また、システムの特性上、個人情報を守ったアプリケーションやサービスの展開がしやすいという利点も生まれます。 公平性・プライバシー・ボット耐性などの観点でこういった「人間証明システム」の必要性は強く認識されており、イーサリアム創設者のヴィタリック・ブテリン氏もブログにその需要を綴っています。 https://twitter.com/VitalikButerin/status/1246567822974750722?s=20 では、ブテリン氏もその重要性を強調しているPoPとはいったいどういう仕組みなのか見ていきましょう。 Proof of Person (PoP) Idenaでは、一個人につきひとつのノード(およびウォレット)が割り当てられます。そのため、ブロック生成権の獲得において誰かが優位に立つことはできません。 このシステムを可能にするのが、PoPになります PoPでは、ノードの持ち主それぞれが「人間であること」を証明するために、「フリップ(Flip)」と呼ばれるパズルを解きます。 フリップはコンピュータには解きにくく、人間にしか解けないような仕組み(後述)になっています。 肝心なのはこのフリップがあらかじめ決められた時間に「一斉に」行われることです。 回答に設けられた時間はとても短いため、人間が複数ノード分のフリップを一気に解くことはできません。したがって一個人による複数ノードの管理は難しくなります。 [caption id="" align="aligncenter" width="533"] フリップはあらかじめ決められた日程で世界同時に行われる[/caption] こうして持ち主が「一人の人間であること」を証明できたノードは、ブロックやフリップの生成等に携わり、対価としてDNAトークンを得ることができます。 そして、ノードは一般的なコンピュータ(将来はスマートフォンも)で動作するように作られているため、他のブロックチェーンで目立つ参入障壁の高さも改善しています。 人間であることを証明する「フリップ」 フリップは様々なサービスで利用されている「CAPTCHA」に似た、適切な画像を選択して人間であることを証明する仕組みです。 フリップがCAPTCHAよりも優れているのは、複数画像に示されている物体だけでなく、その画像間の「コンテクスト」も理解する必要があるという点です。 [caption id="" align="aligncenter" width="405"] フリップの一例[/caption] 上記のフリップでは同じ4枚の画像が縦二列に、異なる順序で並んでいます。ユーザーのタスクは、この二択のうち「よりストーリーが繋がっている」ほうを選択することです。 左側の場合「花瓶をネコが倒したので、こぼれた水をスポンジで吸い取る」といったストーリーが連想できます。 一方、右側の場合はあまりピンとこない並び方になっています。 こういった要領で世界中の人々がこのフリップを一斉に回答するわけですが、そのうち「より多く選ばれた方」が正解となります。 フリップは人間であれば10秒ほどで解くことができ、その正解率は95%近くになります。一方、人工知能は未だ類似したテストで最高79%しか達成していません。 Idenaはフリップで71%以上の正解率を出せる人工知能を開発したチームに最大55000ドルの賞金を与える「フリップチャレンジ」も開催しています。 ノードの役割と消滅条件 Idenaノードは招待制になっており、エポックごとの招待の生成数もあらかじめ決められています。 招待を受けた「新規ノード」は早速マイニング(後述)に参加することができ、それとともに「フリップを作成する義務」と「フリップに参加する義務」が課せられます。 新規ノードがフリップに参加しなかった場合、そのノードはその場で消滅します。 一方、一定数以上のフリップを回答したノードは「承認済みノード」または「人間ノード(正答率92%以上)」とみなされ、新規ユーザーを招待できるようになります。 これらの二つのノードはフリップを連続2回まで欠席することができ、それ以上逃すと消滅となります。 また上述の通り、ノードは回答セッションまでにフリップを作成する義務もあり、未提出は欠席と同じ扱いとなります。 Idenaのユースケース Idenaは個人情報の開示を必要とする本人確認(KYC)をせず、ノードの持ち主が一人の人間であることを証明できるシステムです。 この利点は様々な分野での活用が見込まれており、公式ウェブサイトではたくさんの例が挙げられています。こちらではそのうちのいくつかを紹介します。 投票システム ブロックチェーンでの従来の投票システムは、トークンのステーク量に応じて投票権を得られるシステムが一般的なため、個人間で投票への影響力に差が生じます。 一方、Idenaではフリップを介してノードひとつひとつが個人であることを証明できるため、「一人一票」の公平な投票システムを構築することができます。 オラクルの選定 ノードが行う様々な仕事のうち、外部からのデータをスマートコントラクトにインプットするものを「オラクル」と呼びます。 ここで、スマートコントラクトを正常に動作させるために、オラクルには質や信憑性の高い情報を提供してもらわなければいけません。 Idenaでは承認された個人がノードを運営するため、オラクルに割り当てられたノードをそのデータの質などに応じて評価することができます。 ダイレクトマーケティング ボットがはびこるウェブ広告・マーケティングの分野でも、Idenaの活用を想定することができます。 広告主がIdenaのDNAトークンをバーン(焼却)することで、ひとつのアカウントが一人の人間であることが証明された「ユニークユーザー」に対して広告を打つことができます。 こうすることで広告主はボットに煩わされることなくエクスポージャーを得ることができます。 また、広告の需要に応じてDNAが買い付けられるため、トークンエコノミーの循環も予想されます。 以上の他にも、サーバーを必要としないメッセージアプリや、ベーシックインカム制度の基盤など、「個人情報を開示せず一人の人間であることを確認できること」そして「ボットによるシステムの悪用を防げること」を利用した様々なユースケースが期待されています。 Idenaトークンについて −DNAトークンの概要− 発行上限 なし 1日あたりのマイニング報酬 25,920 DNA 1日あたりの承認報酬 25,920 DNA ブロック プロポーズ報酬 2 DNA ブロック コミット報酬 4 DNA トランザクション手数料焼却率 90% トークンにまつわるその他の情報はこちらから マイニングや承認作業で得られたトークンの20%は自動でステーキングされ、ノードを自発的に終了するまで取り出すことができないようになっています。 ノードへの参加(=マイニング)は前述の通り招待制となっています。公式のTelegramグループでは定期的に招待を行なっているようです。 ノードのクライアント(およびウォレット)自体は公式ウェブサイトからダウンロードすることができます。 まとめ Idenaはこれまでのブロックチェーンが抱えてきた「権力の集中化」や、大型IT企業が生むネットでのプライバシー、ボット問題の解決に臨む画期的なブロックチェーンプラットフォームです。 「特定時間でのアクションが求められる」という斬新なシステムがエコシステムの普及にどう影響してくるかには要注目でしょう。 また、KYCを要しない個人特定システムは、プライバシーやボット耐性が必要とされる分野での活躍することが期待できます。 Idenaについてもっと知りたい方は、各種公式チャンネルへのリンク(上の概要に飛ばす)をぜひチェックしてみてください。