NFT周りに特化したDeFiプラットフォーム「Spores Network」について徹底解説!
   公開日 : 2021/11/10

NFT周りに特化したDeFiプラットフォーム「Spores Network」について徹底解説!

YuyaCRYPTO TIMES公式ライター

Spores Network ($SPO)は、NFTマーケットプレイスや、NFT関連プロダクトのローンチパッド、ステーキングなどを備えたDeFiプラットフォームです。

「クリエイター中心・コミュニティ主義」を掲げるSporesは、マルチチェーンや法定通貨決済の対応などユーザーの利便性を追求した機能を開発しています。

こちらの記事では、Spores Networkの具体的な特徴や技術、開発状況、そしてガバナンストークンとなるSPOトークンについて詳しく解説します。

Spores Networkの特徴

−Spores Networkの概要−

プロジェクト名 / ティッカーSpores Network / $SPO
特徴NFTに特化したDeFiプラットフォーム
対応チェーンイーサリアム, BSC, Cardano, Solana, Polkadot, Polygon, WAX, Cosmos
公式リンクWebサイト
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Spores Networkのエコシステムは以下の図のような構造になっています。

エコシステムの中心となるのがNFTマーケットプレイスなどSporesのプロダクトが展開されるプラットフォームで、一般ユーザーや様々な分野でのNFTクリエイターがここで暗号資産の取引・運用を行います。

これを補助する形として、スケーリングのソリューションや、マルチチェーンへの対応、そしてそのチェーン間でのクロススワップなどが実装されます。

以下では、Sporesの具体的なプロダクトや、その裏側にある技術を解説します。

Spores Networkのメインプロダクト

Spores Networkには大きく分けて3つのプロダクトが存在します。

Spores NetworkのNFTマーケットプレイスでは、メタマスクを介してプラットフォームに接続することで様々な種類のNFTを取引することができます。

Spores NetworkのNFTマーケットプレイス

「分散型ポップカルチャー」を推進するSporesのマーケットプレイスでは、一般的なデジタルアート(静止画・アニメーション)だけでなく、eスポーツ映画/テレビ音楽といったより幅広いカテゴリのNFTが取引できるようになっています。

また、同プラットフォームではNFTのライブオークションも行われています。決済に対応している通貨はWETH, USDT, USDCの3種類となっています。

ほかにもSporesはアメリカのポップアートアーティストTodd Gray氏とのパートナシップを発表したり、上海でギャラリーを開催するなど、クリエイター側の呼び込みにも力を入れているようです。

LMG+Spores 上海ギャラリーの様子

Sporesのローンチパッドは、NFTや関連するプロダクトのセールが随時行われています。

直近では、メタバース系プロジェクト「NetVRk」と有名映画デザイナーのJohn Park氏によるコラボNFTが販売され、完売となっています。

アジアのNFT経済圏に特に力を入れているSporesは、先日日本のSFイラストレーター・横山 宏氏とのパートナーシップを発表しています。

このパートナーシップに際し、Sporesから横山氏の「マシーネンクリーガー」のメカデザインがNFTとしてリリースされることになっています。

Sporesと横山宏氏のコラボ

ほかにも、Sporesは日本のアニメ・漫画・ゲームカルチャーに焦点を当てたNFTマーケットプレイス「PolkaFantasy」ともコラボレーションし、11月11日からローンチパッドにてFantasy Land NFTを販売することを発表しています。

こちらではSporesからのセールでしか手に入らない激レアな土地NFTも販売されるようです。

Polka Fantasy x Spores

Sporesのローンチパッドは一般的なものと違い、NFTにフォーカスしたセールを行っている点が特徴的です。

最後に、SporesのLPステーキングはFerrum Networkと共同で開発したシステムで、プールごとのニーズに応じた細かいカスタマイズができるようになっています。

プールの開始日から10~15日かけてステーキングが募集され、期限またはステーキング上限到達で締切となり、満期に達するとあらかじめ決められたリターンが得られる仕組みとなっています。

記事執筆時では独自トークンのSPO、さらにUNIやCAKEの短期ステーキングプール(満期60日または90日)が設けられています。

Spores Networkステーキングプールの一例

Spores Networkの技術

Spores Networkは、NFTのオークションや取引と、その決済やネットワーク全体のエコシステムに関連する通貨の取り扱い(スワップ、レンディング、ファーミングなど)をシームレスに行えるシステムになっています。

Sporesではクロスチェーン機能が開発されており、異なるブロックチェーン間でのNFTの発行や売買、スワップが容易にできるようになる予定です。

現行のイーサリアムとBSCのほかに、対応予定のチェーンとしてCardano、Solana、Polkadot、Polygon、WAX、Cosmosが挙げられており、ユーザーの多い大きなブロックチェーンはたいていカバーされるようです。

また、クロスチェーン決済に加えて法定通貨での決済手段も実装予定となっており、より幅広いユーザー層の参入が期待されます。

現在の開発状況・ロードマップ

Spores Networkはローンチしたての段階にあり、上記の機能の多くは未だ開発中となっています。

今期(2021年Q3)にはプロジェクトのコアとなるNFTマーケットプレイスとステーキングが実装されました。

利便性の大幅な向上が期待される法定通貨取り扱いは2022年前期、クロスチェーン決済機能は2023年の前期実装予定となっています。

それぞれのブロックチェーンの統合自体はより段階的に計画されており、早いものでPolygon/Maticのレイヤー2ソリューションが2021年Q4導入予定となっています。

ほかのもゲームストアやNFT向けDeFiアプリケーション、クロスチェーンでのNFT取引など、数年のスパンで様々なプランがたてられているもようです。

独自トークン$SPOについて

Spores Networkの独自トークン$SPOは、エコシステムの要となるERC-20ユーティリティトークンです。総発行数は50億枚となっています。

具体的には、ガバナンス・投票マイニング・レンディングのインセンティブプラットフォーム利用手数料の割引NFT発行へのインセンティブNFTクラブへのサブスクなどといった利用例が挙げられています。

アロケーションは以下の通りです。

アロケーション割合ロックアップ期間など
セール16.8%7-18ヶ月
開発チーム15%24ヶ月からリリース(49ヶ月で50%)
アドバイザー3%24ヶ月からリリース(49ヶ月で50%)
流動性3%なし
コミュニティ12%ベスティング3ヶ月
エコシステム15%ベスティング6ヶ月
マイニング25%ベスティング36ヶ月
リザーブ10.2%ロック9ヶ月、以降ベスティング30ヶ月

トークンセールの詳細は以下の通りとなっています。

セール枚数トークン価格割引率ベスティング期間希薄化後総額
シード1億枚0.002550%18ヶ月1250万ドル
プライベート6.6億枚0.003530%12ヶ月1750万ドル
パブリックIDO8000万枚0.00500%7ヶ月2500万ドル

カテゴリごとのトークン開放スケジュール

まとめ

Spores Networkは、NFTマーケットプレイスやローンチパッド、さらに一般的なDeFiサービスも含めた包括的なプラットフォームです。

積極的なパートナーシップやイベントの展開からは、アジアを起点としてNFT業界をクリエイターとユーザー両サイドから盛り上げていこうという意気込みが感じられます。

開発スケジュールはまだまだ長くはあるものの、クロスチェーン/法定通貨決済といった利便性を大幅に向上する機能の追加にも大きな期待が集まります。

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