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2024/03/15テザー社、CeloチェーンでUSDTの発行を発表
テザー社およびCelo財団がステーブルコインUSDTをCeloチェーンでを発行を発表しました。 テザー社 Tether Token (USDT) to Launch on @Celo Read more: https://t.co/KJ5emdMmXl pic.twitter.com/yTDkzKnhev — Tether (@Tether_to) March 11, 2024 Celo 🚨 Welcome to the Celo ecosystem, @Tether_to! 🎉 Tether just announced plans to deploy native USDT on Celo, expanding everyday use cases on the mobile-first, EVM-compatible blockchain network built for the real world 🌐 🧵 Why is this important? Keep reading below ↓ pic.twitter.com/Aim9Lqvd7c — Celo 🦇 🌳 (@Celo) March 11, 2024 Celoは電話番号と秘密鍵として統合することで、スマートフォンを所有していれば誰でも金融サービスにアクセスができるモバイルファーストの設計理念を掲げており、そのエコシステムは150カ国以上で1000を超えるプロジェクトが関与しています。 このCeloの特徴が、テザー社が掲げる"利用のしやすさ"という理念と合致していたことがこのこの提携につながりました。その中でも、Celoチェーンの手数料が0.001ドル前後という低額という点でも、マイクロトランザクションを向上させることで様々な社会経済背景を持つユーザーにとっても利用のしやすさの理念の実現を可能にします。 また、Celoのコミュニティではガバナンスを通してUSDTをガスとして使用する提案が挙げられています。これには、銀行インフラへのアクセスが限られている地域において、アクセス可能な金融サービスを促進するというCeloの使命に沿った提案となっています。 なお、USDTがCeloチェーンに発行する日程などの詳細はまだ発表されていません。 Celoは今年の2月22日にUSDCをローンチしており、今後のガバナンスにてUSDCをガスとして使用する提案が挙げられると発表されています。 すでに、Mento LabsによってドルペッグのcUSDやブラジル通貨に連動したcREAL、アフリカCFAフランに連動しているeXOF等のステーブルコインも発行しています。 暗号資産の時価総額で全体の3位に位置づくUSDTの流入によって、サービスの拡充や安定化が見込まれます。 現在、USDTはAlgorand, Avalanche, Ethereum, EOS, Liquid Network, Near, Omni, Polygon, Solana, Bitcoin CashのStandard Ledger Protocol, Statemine, Statemint, Tezos, Tronを含む16のネットワークで利用可能となっています。 USDTのニュースを受け$CELOが約40%高騰 CeloチェーンにおけるUSDT発行のニュースによって暗号資産投資家の期待が寄せられ、$CELOは1.2ドルから最大1.7ドルまで価格が高騰しました。 [caption id="attachment_109599" align="aligncenter" width="993"] 出典:CoinmarketCap[/caption] 免責事項 ・本記事は情報提供のために作成されたものであり、暗号資産や証券その他の金融商品の売買や引受けを勧誘する目的で使用されたり、あるいはそうした取引の勧誘とみなされたり、証券その他の金融商品に関する助言や推奨を構成したりすべきものではありません。 ・本記事に掲載された情報や意見は、当社が信頼できると判断した情報源から入手しておりますが、その正確性、完全性、目的適合性、最新性、真実性等を保証するものではありません。 ・本記事上に掲載又は記載された一切の情報に起因し又は関連して生じた損害又は損失について、当社、筆者、その他の全ての関係者は一切の責任を負いません。暗号資産にはハッキングやその他リスクが伴いますので、ご自身で十分な調査を行った上でのご利用を推奨します。(その他の免責事項はこちら)
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2024/03/14コインベースのレイヤー2ブロックチェーン、TVLが24%上昇
[no_toc] 米大手仮想通貨取引所コインベースが運営するレイヤー2ブロックチェーンBaseのTVL (TVL) が、直近1週間で24%増加しました。3月14日時点でのTVLは13.5億ドルとなっています。 [caption id="attachment_109621" align="aligncenter" width="730"] 画像引用元:L2Beat[/caption] 同期間のTVL上昇率は、TVLランキングでBaseのひとつ上に位置するレイヤー2ネットワークStarkNetの8.3%を大きく上回っています。 Dencun実施で手数料が大幅カット Ethereumのアップグレード"Dencun"が実施されたことで、レイヤー2のトランザクション手数料が大幅に引き下げられました。 最新データによると、Optimismのガス代は0.01ドル以下にまで下がっています。 また、StarkNet、zkSync Era、Arbitrumといったその他のレイヤー2でも、送金やトークン交換の手数料が1ドルを下回っています。 [caption id="attachment_109622" align="aligncenter" width="499"] 画像引用元:https://l2fees.info/[/caption] ビットコインをはじめとして好調な価格推移を続ける現在の仮想通貨市場において、レイヤー2の手数料の低減はDeFiを中心としたユーザーのアクティビティをさらに増加させる可能性があります。
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2024/03/12仮想通貨のフィッシング詐欺、2ヶ月で1億500万ドル(約155億円)の被害
ビットコインが7万ドルを超え、時価総額も約1.4兆ドルに達し、銀(シルバー)を抜き世界第8位の資産となっています。ビットコインの価格が上昇すればするほど、暗号資産への参入者は増加します。 そんな中、セキュリティ会社Scam Snifferのデータによると、2024年が始まってから2ヶ月の間にフィッシング詐欺によって約97,000人のユーザーが被害を受けたと報告されています。フィッシング詐欺による損失は1月に約5800万ドル、2月に約4,700万ドルと合計で約1億500万ドルにも及んでいます。 🚨 [1/6] ScamSniffer's February Phishing Report In February, about 57,000 victims lost approximately $47 million to crypto phishing scams. Compared to January, the number of victims who lost over $1 million decreased by 75%. pic.twitter.com/UgZk0K91lH — Scam Sniffer | Web3 Anti-Scam (@realScamSniffer) March 10, 2024 報告によると、主な犯行ががイーサリアムチェーン上で実行されており、総損失額の7800万ドルがイーサリアムやERC20トークンなどのユーザーの資産の流出に関連。盗まれた資金のほとんどが被害者が知らずに悪意のあるフィッシングプロダクトにapprove(署名)したことによるものとしています。 もしフィッシングサイトなどの悪意のあるサイトにウォレットをapprove(署名)してしまった場合、犯人はユーザーのウォレットに自由にアクセスする権利を得ることとなり、資金が盗まれる可能性があります。 直近では、数十万円〜数百万円の仮想通貨が配布されるエアドロップの事例が出てくると共に、偽サイトへと誘導する悪質な情報が増加傾向にあります。 相場が好調な昨今、ユーザーは引き続き注意が必要となります。 【注意】MagicEdenの偽ウォレットがApp Storeに掲載中 記事ソース:Dune
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2024/03/08分散型デリバティブDEX「Aevo」で$AEVOの取引が開始
分散型デリバティブDEX「Aevo」にて$AEVOの取引が開始されました。記事執筆時の$AEVO価格は2.64ドルを記録しています。 We have another Pre-Launch today… Presenting $AEVO Pre-Launch. Take a position on where AEVO will be when the airdrop happens by the 13th of March. Trade here:https://t.co/1CGq06uIcx pic.twitter.com/388BWASztF — Aevo (@aevoxyz) March 8, 2024 DAレイヤーにてCelestiaを採用している独自のEthereumのレイヤー2チェーン上で仮想通貨のデリバティブ取引を提供するAevoでは、$BTCや$ETHなどのすでに現物が流通している通貨に加え、$BLAST、$W、今回取り扱いが開始された$AEVOなどローンチ前のトークンの価格を取引できます。 関連記事:Wormholeがエコシステムユーザーとコミュニティメンバーにエアドロップを発表 $AEVOは本日3月8日より大手仮想通貨取引所Binanceのローンチプールにて取り扱いが開始されており、ユーザーは$BNBまたは$FDUSDを預けることで現物の$AEVOのファーミングが可能。総供給量の4.5%にあたる45,000,000 AEVOが今回のキャンペーンの報酬として割り当てられています。 Farming is now open for the latest #Binance Launchpool – @aevoxyz Stake your #BNB and $FDUSD over the next 5 days to earn $AEVO. Farm now 👉 https://t.co/wv8B7j1NdT pic.twitter.com/WPAMjRX098 — Binance (@binance) March 8, 2024 AevoはRibbon Financeのチームよって構築されたプロジェクトで、$RBN保有者は1:1のレートで$AEVOへの転換が*可能となります。*ロックアップ期間あり $RBNの価格は直近2週間で200%以上の上昇を見せており、Aevoへの注目が集まっていることが窺えます。 記事ソース:Binance
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2024/03/07Wormholeがエコシステムユーザーとコミュニティメンバーにエアドロップを発表
Wormholeがエアドロップを発表 ブロックチェーン間のメッセージングおよびアセットのブリッジを提供するWormholeが、ネイティブトークンである$Wのエアドロップを発表しました。 Enter the Wormhole.https://t.co/GxyfY14PyL pic.twitter.com/qlQBAjqjcO — Wormhole (@wormholecrypto) March 6, 2024 エアドロップは$Wの最大供給量である100億枚のうち、6%にあたる6億1700万枚となっており、Wormholeのエコシステムに積極的に参加したユーザーや開発者、コミュニティに配布される予定です。 スナップショットは2024年2月7日日本時間8時59分に終了しており、過去3年間のうちに約30のブロックチェーンと200以上のエコシステムアプリケーションを利用した方が対象となっています。 [caption id="attachment_108999" align="alignnone" width="730"] 出典:Wormhole公式Blog[/caption] エアドロップの目的は、コミュニティのエンゲージメントを高め、複数のブロックチェーンにわたるガバナンスの分散化を促進することです。Wトークンは、今後数日間で提供予定のWormhole DAO内での投票に使用され、トークンホルダーがプロトコルの将来の方向性に影響を与えることを可能にします。 エアドロップの資格と枚数はこちらのサイトから確認ができます。 Wormhole DAOについて トークンベースのガバナンス: Wトークン保有者は、プロトコルの未来を形作る権限を持ちます。これにより、ガバナンスのさらなる分散化が進みます。 トークンの委任: Wトークンの発行後、保有者は自分自身や他人に投票権を委任できます。これはEVMチェーンで利用可能になり、その後すぐにSolanaでも利用できるようになります。 オンチェーンガバナンス: ライブガバナンス提案が開始されると、オンチェーンガバナンスはコミュニティプログラムの指導や財務活動の管理に中心的な役割を果たします。将来的には他の責任へと拡大される予定です。 ガバナンスフレームワーク: 決定権を徐々にDAOに移行する設計がされており、ブロックチェーンの接続調整、スマートコントラクトのアップグレード、料金構造、レート制限の調整などが含まれます。 透明性と包括性: コアコントリビューターと広範なコミュニティからのフィードバックを取り入れ、透明で包括的なコミュニティ主導のガバナンスモデルへの移行を確実にすることが重要です。 このガバナンスモデルは、Wormholeの将来の方向性をコミュニティが決定するための基盤を築くことを目指しています。さらに詳しい情報は、今後数日間で提供される予定です。 ※注意:プロジェクトによるエアドロップ発表直後は、Xや各SNSにて偽アカウントによるフィッシングサイト等への誘導が頻発します。エアドロップ確認の際は公式アカウントより正しいアドレスかどうかを確認してから、ウォレットを接続するように注意しましょう。 [no_toc] 記事ソース:Wormhole
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2024/03/05仮想通貨エアドロップ戦略「Berachain」の概要や使い方を解説
– 著者:Henry(@HenryWells1837) 2024年には、多くの仮想通貨プロジェクトでエアドロップが行われることが期待されています。 最近では、$ALT、$STRK、$DYMといったプロジェクトで数千ドル規模のエアドロップが実施されました。これからは、既にメインネットをローンチしている様々なインフラ系プロジェクトからのエアドロップも期待されています。 今回は、その中でも少し謎めいた雰囲気を持っているBerachainの概要とエアドロップ獲得までのプロセスについてご紹介します。 Berachainとは Berachainは、Proof-of-Liquidityという新しいコンセンサスメカニズムを採用した高性能なEVM(Ethereum Virtual Machine)互換ブロックチェーンです。このコンセンサスメカニズムは、ネットワークのインセンティブを整合させ、Berachainのバリデーターとプロジェクトのエコシステム間に強いシナジーを生み出すことを目指しています。 また、EVM互換チェーンを構築するための高性能ブロックチェーンフレームワークであるPolaris上に構築されているBerachainは、CometBFTコンセンサスエンジンを基盤としています。BerachainはCosmos-SDK上に構築されたEVM互換のLayer-1ブロックチェーンであり、Ethereumのツーリング、オペレーションを全てサポートし、さらにProof-of-Liquidityといった追加機能を組み込んでいます。これにより「EVM-equivalent-plus」とも考えることができます。 Berachainの創設者 Berachainの創設者は以下の通りです。 Smokey The Bera https://twitter.com/SmokeyTheBera Homme https://twitter.com/homme0x Dev Bear https://twitter.com/itsdevbear Papa Bear ( アカウント不明 ) Berachainへの主な投資家 Berachainへの主な投資家は以下の通りです。 Polychain Capital Hack VC dao5 Tribe Capital Shima Capital CitizenX Robot Ventures Mustafa Al-Bassam - Celestia Co - Founder & CEO 昨年5月時に発表された資金調達の際には、すでに4.2億ドルの評価額を得ています。 Proof-of-Liquidity(PoL) Proof-of-Liquidity(PoL)は、流動性をシステマティックに構築し、ステークの集中化を解決し、プロトコルとバリデーターを整合させることを目的としたコンセンサスメカニズムです。PoLは、Proof of Stake(PoS)の概念を基にしており、PoSの一部の問題点を解決するために設計されています。 抑えておくべきトークンの種類 テストネットを行う上で抑えておくべきトークンは以下の3つになります。 ティッカー 種類 $BERA ガストークン $BGT ガバナンストークン $HONEY ステーブルコイン $BERAの概要と入手方法 BERAは、トランザクションのガス代を支払うために使用されるネットワークトークンです。テストネット上の$BERAは、Faucetページをより無料で入手できます。 $BGTの概要と入手方法 バリデーターとのステーキングを通じてネットワークを保護するために使用されるガバナンストークンです。このトークンは非転送可能であり、ネイティブBEXなどに流動性を預けることで取得できます。 $HONEYの概要と入手方法 1 USDCに近似することを目指すステーブルコインです。テストネット$HONEYトークンを入手するには、Berachainテストネットフォーセットを通じてテストネット$BERAを入手し、その後Honeyでミントします。 テストネットの追加とFaucetの請求方法 まずは、お使いのMetamaskにBerachainのテストネットを追加します。 Network Berachain Artio RPC URL https://artio.rpc.berachain.com/ Chain ID 80085 Currency Symbol BERA Block explorer URL https://artio.beratrail.io/ そして、以下のサイトよりテストネットトークンをfaucetします。 https://artio.faucet.berachain.com/ その他に、下記のサイトでもfaucetが可能です。 The Honey Jar Faucet : https://faucet.0xhoneyjar.xyz/ Quicknode Faucet : https://faucet.quicknode.com/berachain/artio *The Honey Jar Faucetの方では、Questを達成することでFaucetをすることが出来るようになります。 テストネットの実践 Berachainでは、現在多くのプロジェクトが開発されてきてますが、テストネット上では下記の5つを触ることで、最終的に「BGT」トークンを獲得することがエアドロップ獲得のための最終ゴールになるのではないかと筆者は考えています。 ◇注意点 Berachainのテストネット体験は、初心者にはやや難易度が高いかもしれません。 問題が発生した際は、公式のガイドなどを参考しながら問題解決に取り組みましょう。 Dapps一覧 プロジェクト名 プロジェクト概要 BEX DEX HONEY ネイティブステーブルコインの発行先 BEND レンディングプラットフォーム BERPS トレード BGT Station ガバナンス Beratrail Berachain専用のエクスプローラー BEX こちらのBEXでは、スワップと流動性供給が出来ます。 流動性の供給を行うことで、$BGTを獲得する事ができますが、まずはfaucetとした$BERAトークンを$STGUSDCにスワップしましょう。 公式サイト:https://artio.bex.berachain.com/ Honey こちらでは、$HONEYを発行することが出来ます。 先程のBEXで獲得した$STGUSDCの一部を$HONEYにしましょう。 公式サイト:https://artio.honey.berachain.com/ BEND こちらでは、Honeyで発行したステーブルコイン$HONEYを預け入れてBGTを獲得することができます。 公式サイト:https://artio.bend.berachain.com/ BERPS こちらでは、Valutより$HONEYをDepositすることで、$BGTを獲得することが出来ます。 公式サイト:https://artio.berps.berachain.com/ BGT Station 獲得した$BGTをバリデーターにデリゲートし、ガバナンス投票に参加します。 ここまでの一連の作業でテストネット上でのタックス刻みやガバナンスへの参加に貢献出来ます。エアドロップが、どのような判断基準で実施されるかは不明ではありますが新しいL1チェーンを体験する良い機会ではないでしょうか。 注意点として、直近の1ヶ月間で参加者が急増したことにより、ネットワークが大変込み合っています。また、1日にfaucet出来るトークンの数量も以前より減っているので、時間に余裕を持ちながら、焦らずに実施していきましょう。 公式サイト:https://artio.station.berachain.com/ エアドロップの対象が示唆されているNFTプロジェクト Berachainに関連する複数のNFTプロジェクトがあり、これらを保有することでエアドロップの対象となる可能性があります。 代表的なプロジェクトには、Bong Bears、The Boo Bears、Bit Bears by Berachain、The Band Bears、The Baby Bearsが含まれます。 プロジェクト名 フロア 発行数 Opensea Bong Bears 150 eth 101 https://opensea.io/collection/bongbears/activity The Boo Bears 33 eth 271 https://opensea.io/collection/boo-bears Bit Bears by Berachain 5.18 eth 2,355 https://opensea.io/collection/berachain-bit-bears The Band Bears 8.39 eth 1,175 https://opensea.io/collection/the-band-bears The Baby Bears 15.5 571 https://opensea.io/collection/the-baby-bears この中の、Bong Bearsの推移を見てみましょう。 こちらのBong Bearsは、最後の取引成立が約2ヶ月前となっております。フロアプライスは150 ethですが、昨年は40 - 60 ethで売買されておりました。 こちらのプロジェクトがBerachain 上の最初のNFTコレクションとなっており、2021年の8月に共同創設者たちにより展開されたプロジェクトになります。そのため、特にこのNFTを保有することで、エアドロップの対象になることが期待されています。 その他のプロジェクトの価格推移も見てみましょう。 こちらは、Bit Bears By Berachain の価格推移です。 こちらは、The Band Bears の価格推移です。 いずれのNFTもBerachainから発行されており、直近の数カ月間で急激な上昇を見せています。 その他にもBerachainに関連しているNFTは複数存在しており、保有することで何かしらのエアドロップ対象となる可能性があります。 まとめ 本稿ではBerachainのエアドロップを獲得するためのステップバイステップとして、Berachainの概要、トークン、各プロジェクト、そして保有することでエアドロップ対象となることが示唆されているプロジェクトの紹介をしました。 再度の注意となりますが、上記はあくまでもエアドロップ獲得可能性を上げるための一案にしか無く、獲得を保証するものではありません。 よりBerachain及びBerachainについて知りたい方は、各公式TwitterやDiscordを注目ください。 オマケ - Berachainは求人中です Berachainでは現在、様々な職種で求人を募集中です。 リモートで働けるポジションもあります。 https://careers.berachain.com/ ミニマムの年収が80K ( = 約¥12,000,000 ) から150K ( = 約¥22,500,000 )と魅力的な数字ですね。興味のある方は詳細を確認してみてください。 免責事項 ・本記事は情報提供のために作成されたものであり、暗号資産や証券その他の金融商品の売買や引受けを勧誘する目的で使用されたり、あるいはそうした取引の勧誘とみなされたり、証券その他の金融商品に関する助言や推奨を構成したりすべきものではありません。 ・本記事に掲載された情報や意見は、当社が信頼できると判断した情報源から入手しておりますが、その正確性、完全性、目的適合性、最新性、真実性等を保証するものではありません。 ・本記事上に掲載又は記載された一切の情報に起因し又は関連して生じた損害又は損失について、当社、筆者、その他の全ての関係者は一切の責任を負いません。暗号資産にはハッキングやその他リスクが伴いますので、ご自身で十分な調査を行った上でのご利用を推奨します。(その他の免責事項はこちら)
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2024/03/04Binance LabsからMost Valuable Builder (MVB) プログラム第7期に選ばれたプロジェクトを紹介
3月1日にBinance LabsよりMost Valuable Builder(以下MVB)プログラム第7期に選ばれたプロジェクトが発表されました。 応募が700件以上寄せられ、その中から13プロジェクトが選出されました。 We’re excited to announce the MVB Season 7 cohort 🚀 Thank you to the 700+ project teams spanning the globe for your applications! Kicking off on March 5, explore the MVB project teams listed alphabetically by sector below. #MVB 👇 *Please note, admission into the MVB… — Binance Labs Fund (@BinanceLabs) March 1, 2024 MVBプログラムとは MVBプログラムはBinance Labsが主催する、BNBチェーンのエコシステムの成長に焦点を当てたビルダー、創業者、開発者向けの10週間のアクセラレータープログラムです。 このプログラムは、製品市場適合と長期的な成長を見つけるための初期段階のプロジェクトに特化したサポートを提供します。また、実世界のニーズに対応する100の革新的なアイデアを生み出すことにコミットしている新しいFounder Trackも導入されています。 MVBプログラムは、以下のようなサポートを提供しています: Binance Labs投資チームとの1対1のメンターシップ 業界リーダーとのファイヤーサイドチャットを含むカスタマイズされたカリキュラム BNBチェーンエコシステムサポート CoinMarketCapチャンネルを通じた認知度の向上 Binance Labsからの資金調達の機会 前回のMVBプログラムでは、AltLayerやKiloEx、Kinza、SleeplessAIがBinance labsより投資を受ける対象として選出されました。現在大変注目されているプロジェクトになっています。 MVBプログラムに選出されたプロジェクト [caption id="attachment_108431" align="aligncenter" width="693"] 画像引用元:BNB Chain[/caption] Binance LabsのMVBシーズン7に選出されたプロジェクトは以下の13チームです: DeFi部門 BitU オフチェーンの流動性と効率を活用したクリプトネイティブな担保付きステーブルコインプロトコル。 公式HP:https://www.bitu.io/ Xアカウント:https://twitter.com/bitu_protocol Blum BlumはTelegramを介して直接暗号通貨を取引できる革新的なプラットフォームで、ユーザーが複数の場所を行き来することなく、さまざまなトークンやデリバティブ商品にアクセスできるように設計されています。 公式HP:https://www.blum.io/ Xアカウント:https://twitter.com/blumcrypto Surf Protocol Baseチェーンに基づく分散型取引プロトコルで、市場資本化が低いトークンのためのレバレッジ取引、プレマーケット取引、ポイント取引などを提供しています。 公式HP:https://www.surf.one/ Xアカウント:https://twitter.com/surf_protocol Vooi Orderly、SynFutures、GMX、KiloExの4つのDEXを現在サポートしているクロスチェーンの永続契約DEXアグリゲーターです。Vooiは、ユーザーがウォレットを接続した後に残高を追加し、最小限の手数料でオンチェーン上でガスフリーの取引を行うことを可能にします。 公式HP:https://vooi.io/ Xアカウント:https://twitter.com/vooi_io インフラ部門 Aggregata BNB Greenfieldに基づいたDePIN駆動のAIデータストレージプロジェクトで、高品質なデータを作成・価格設定し、GreenfieldのGreendriveを通じてAggregataの分散型ストレージにアップロードすることができます。Aggregataマーケットプレイスでは、AIデータセットを共有・販売・検索し、5秒でデータをアクティブ化して使用し、AI環境に即時アクセスし、データを提供することでトークンを獲得できます。 公式HP:https://aggregata.xyz/ Xアカウント:https://twitter.com/Aggregata_xyz Nesa プライバシー、セキュリティ、信頼性が重視されるクエリに対してオンチェーンZKMLを使用するAI向けの軽量ソフトウェアで、AIモデルの統一実行を保証するAI仮想マシン(AIVM)アーキテクチャを導入し、プライバシーを中心とした分散型推論プロトコルを提案しています。 公式HP:https://www.nesa.ai/ Xアカウント:https://twitter.com/nesaorg Nimble AIエージェント、データプロバイダー、およびコンピューティングリソースがMLモデルとデータを組み合わせて利用できるようにする、組成可能なAIプロトコルです。 公式HP:https://www.nimble.technology/ Xアカウント:https://twitter.com/Nimble_Network アプリケーションレイヤー部門 Aspecta 開発者向けのAI駆動デジタルアイデンティティエコシステムプラットフォームで、Aspecta IDというAI生成のアイデンティティシステムを構築しています。Aspecta IDに基づいて、Aspecta ID保持者は8,000以上のスキルや数百の経験ハイライトについての洞察を示し、世界中の同じ考えを持つ仲間と繋がり、独占的なDAO、エコシステム、アプリケーションへのアクセスを得ることができます。 公式HP:https://aspecta.id/ Xアカウント:https://twitter.com/aspecta_id Holoworld 分散型AI仮想現実の役割市場およびソーシャルプラットフォームで、誰でも数クリックで賢いAIロボットを作成できるようになっています。 公式HP:https://www.holoworldai.com/ Xアカウント:https://twitter.com/HoloworldAI Opinion Labs フルチェーンのソーシャルインフラを作成することを目指すダイナミックな公共意見と継続的予測市場です。 公式HP:https://opinionlabs.xyz/ Xアカウント:https://twitter.com/opinionlabsxyz Side Quest ゲームソーシャルプラットフォームで、さまざまなゲーム、獲得、食事、ネットワーキングの機会を提供し、ゲーマーに楽しい空間を作ることを目指しています。 公式HP:https://www.sidequestclub.xyz/ Xアカウント:https://twitter.com/SideQuestWeb3 Story Chain Story Chainは、AIライティングストーリーNFTアプリケーションで、ユーザーはLLMとイメージAIを使用して独自の章とアートを持つ物語を作成し、AIに指示を提出した後にNFTをmintすることができます。Story Chainには投票メカニズムがあり、ユーザーが物語の方向性を共同で決定し、各章がNFTになります。 公式HP:https://storychain.ai/ Xアカウント:https://twitter.com/StoryChain_ai Tilted Tiltedは、ゲームアセット、スキン、およびチェーン上のNFTの購入、販売、取引を行うゲームアセット市場です。これにより、ユーザーの所有権を保証し、ゲーム間の互換性を実現します。 公式HP:https://tiltedapp.com/ Xアカウント:https://twitter.com/tiltedstore 気になるプロジェクトはありましたか?今後もBiannce Labsの動向に注目してきましょう。
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2024/03/03CoinGeckoが新APIを提供開始|暗号通貨市場のさらなる透明化へ
[no_toc] CoinGeckoがDEXのデータにアクセス可能なAPIを提供開始 1/ GM Geckos, today's the day... 🚀🚀 On-chain DEX data is now directly accessible on CoinGecko API – powered by @GeckoTerminal. Get on-chain token & liquidity pool data along with crypto price, market data, metadata and more from our API! Read on ⬇️#BuildwithCoinGecko pic.twitter.com/4LS41l3jBt — CoinGecko (@coingecko) February 28, 2024 CoinGeckoは、デジタル資産のデータを集約する企業で、暗号通貨の価格、取引量、市場キャップなどの情報を提供しています。最近、CoinGeckoは分散型取引所(DEX)からのデータに簡単にアクセスできる新しい機能を開始しました。 この新しい機能は、そのDEXトラッキング部門であるGeckoTerminalの支援を受けて、新しいAPIを通じてDEXデータの追跡が可能になりました。 CoinGeckoについて CoinGecko(https://www.coingecko.com/)は暗号資産市場のデータ分析、提供をするサービスです。価格情報や、取引高、市場の規模などのデータベースをいつでも閲覧できるほか、取引所の正確な出来高ランキングやオンチェーンアクティビティ分析も提供する暗号資産トレーダーのみならず、開発者にとっても非常に有意義なツールとなっています。 新APIの特徴と利点 この新しいAPIは、コインの価格、市場データ、NFT floor価格、取引量、取引ペア、メタデータ、歴史データなどのリアルタイムの暗号資産のデータへのアクセスを提供します。 これにより、簡単に、より多くの情報にアクセスが可能になりました。 さらに、CoinGeckoにまだ掲載されていない暗号通貨のオンチェーン流動性プールデータも利用可能になります。これにより、新たな投資機会を見つけることが可能になりました。 この新しいAPIは、投資家にとって、トレンドや価格の推移をより簡単に理解でき、投資決定を下すツールとして活用できます。また、開発者にとってもプロセスが簡素化しより一層使いやすい、便利なツールが今後誕生する可能性も持っています。 DEX市場への影響 CoinGeckoの新しいAPIは、DEX市場にいくつかの重要な影響を与える可能性があります: 透明性の向上: CoinGeckoのAPIは、ユーザーがDEXからのデータに簡単にアクセスできるようにすることで、市場の透明性を向上させます。 新規参入の促進: CoinGeckoにまだ掲載されていない暗号通貨のオンチェーン流動性プールデータも利用可能になるため、新たなプロジェクトやトークンが市場に参入しやすくなります。 市場参加者の増加: CoinGeckoのAPIが提供する広範なデータと情報は、新たな投資家や開発者を引き付ける可能性があります。 製品開発の加速: CoinGeckoのAPIは開発者のプロセスを簡素化し、製品のアップデートと進化を促進します。 参考資料
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2024/03/01ブロックチェーンゲームプロジェクトのGalaがGala Swapをローンチ
[no_toc] ブロックチェーンゲームや音楽、映像などブロックチェーン上にエンターテインメントを提供するGalaが、独自に提供するGalaChain上でGalaSwapをローンチしたことを2月28日に発表しました。 The #GalaChain ecosystem enters a new era✨ Introducing #GalaSwap your gateway to secure, peer-to-peer token trading on GalaChain. 7 tokens are live including $GALA $MTRM $SILK $USDT $GWETH and others. Start swapping on GalaSwap♻️ https://t.co/QYRzWv8U1I pic.twitter.com/GSfLdkdL91 — Gala Games (@GoGalaGames) February 27, 2024 GalaSwapのローンチによって、ユーザーはGalaChain上でトークンのP2P交換が可能になりました。 Galaswapについて 現在、7種類のペア(下記参照)との交換が可能となっており、今後さらなる拡大が見込まれます。 $GALA $ETIME $SILK $MTRM $GUSDT $GUSDC $GWETH GalaSwapでは、$GALAを中心にP2Pで取引ができます。 流動性プールやスリッページはありませんが、ガス代は1 $GALAかかります。GalaSwapは、ゲーム内の取引所のように、自分のオファーをリストしたり、他の人のオファーを検索も可能となっています。 GALAについて深堀り Galaは、Gala Games & Entertainmentが開発したブロックチェーンプラットフォームで、ゲームやエンターテイメントのためのWeb3の基盤となります。Galaでは、ゲーム内のアイテムやキャラクターをNFTとして所有できるほか、Gala Nodeと呼ばれる分散型ネットワークに参加することで、GALAやNFTの報酬を得ることができます また、ゲームだけでなくGala Musicも提供しています。 アーティストは自分の音楽や特典をNFTとして発行し、ファンはそれらを購入してアーティストをサポートしたりエコシステム内で使用する$MUSICが発行されています。 GALAはゲームやエンターテイメントの分野で革新的な価値を提供するブロックチェーンプラットフォームです。 GALA 公式リンク HP:hhttps://gala.com/ X(旧Twitter):https://twitter.com/GoGalaGames X日本語アカウント:https://twitter.com/GoGalaGames_JP Medium日本語記事:https://gogalagames-jp.medium.com/
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2024/02/29DeFiの始め方を解説|代表的なプロジェクトや注意点も紹介
この記事では、DeFiの始め方について解説しています。 DeFiは仮想通貨の中でもホットなトピックの1つであり、DeFiLlamaのデータをみると、執筆時点でDeFiに対してロックされた資金は8兆円を超えています。 その一方で、始め方などにハードルを感じている方もいるかもしれません。 本記事では、そんなDeFiの始め方に焦点をあてて、初心者の方がスタートするためのポイントをまとめています。 この記事のまとめ ・DeFiにはさまざまな種類がある ・ウォレットの作成や取引所への登録が必要 ・リスクは基本的に高い ・注意点を押さえないと資金を失う可能性も DeFiとは?概要と特徴 まずはDeFiとは何かについて簡単に解説していきます。 DeFiの概要 DeFiとは、"Decentralized Finance"の略で日本語では「分散型金融」と訳されることが多く、概ねイーサリアムなどのブロックチェーン上に構築された「金融サービス」を指します。 詳しくは後述しますが、DeFiの各プロジェクトではブロックチェーンのスマートコントラクトという技術を活用して、中央管理者のいない分散型の金融サービスを提供しています。 ここで言う金融サービスとは、「スワップ」「貸付」「借入」「保険」といったサービスが主な種類となります。 DeFiの特徴 数あるDeFiサービスに共通する特徴として、「スマートコントラクト」という技術によって中央管理者のいない自律的・自動的に提供される金融サービスを実現している点が挙げられます。 スマートコントラクトではあらかじめ設定された条件に沿って一定の処理が実行されるため、従来の銀行などのような金融サービスとは異なり、中央管理を必要としません。 金融サービスを仲介する中央管理者を必要としないことで、取引にかかる手数料や時間などのコストを抑えられます。 DeFiの代表的な種類とサービス DeFiの代表的な種類と具体的なサービスについて、以下から解説していきます。 ・DEXとAMM、デリバティブ ・レンディング ・CDP ・リキッドステーキング 自分が使ってみたいDeFiのジャンルを決めていきましょう。 DEXとAMM、デリバティブ 使用頻度の高いDeFiの1つが、DEX(分散型取引所)です。 DEXでは仮想通貨の取引ができ、さまざまなブロックチェーン上の資産を自由に取引可能です。 概ね、人気を持っているDEXには「AMM」と「デリバティブ」の2種類があります。 AMMは「Automated Market Maker」(自動化マーケットメーカー)の略で、このタイプのDEXでは、トレーダーは直接他の人と取引するのではなく、スマートコントラクトによって制御される流動性プールと取引を行います。 AMMでは、独自のメカニズムでトークンの枚数などに応じ、需要と供給を測定し、各通貨のレートを決定する仕組みが実装されています。 そのため、利用者は価格を指定して売買することはできず、予め実装されているメカニズムを通して、決定された価格で取引する仕様です。 デリバティブ型のDEXは、ショートポジションの取引やレバレッジ取引をサポートしていることが一般的です。また、一部のDEXでは従来の証券取引所のようにオーダーブックを利用した取引が可能です。 操作感においては、デリバティブ型のDEXが中央集権型取引所(CEX)の取引体験により近い場合があります。 一方で、取り扱い通貨の種類の豊富さでは、AMM(自動マーケットメイカー)方式を採用したDEXが優れていることが多いです。 さらに、どちらのタイプのDEXでも、流動性プールに暗号資産を預けることで収益を得ることが可能です。 上記のような機能を提供しているDEXには、以下のようなものが挙げられます。 ・Uniswap (AMM) ・PancakeSwap (AMM) ・GMX (デリバティブ) ・dYdX (デリバティブ) レンディング レンディングは、その名前が示す通り、暗号通貨を貸し借りするサービスです。 ユーザーは仮想通貨を貸し出すことで利息収入を得ることができますし、自らの資産を担保にして他の暗号通貨を借りることも可能です。 この基本的な構造は、DeFiの中でも特に直感的で理解しやすい部類に入ります。 ただし、借入れにはしばしば高い担保率が求められ、担保価値が借入れ額に対して一定の割合を下回ると、追加の手数料を伴う清算が発生するリスクがあることは頭に入れておく必要があります。 レンディングの代表例には、以下のようなものが挙げられます。 ・AAVE ・Compound CDP CDP(Collateralized Debt Position)、つまり担保付き債務ポジションは、主にステーブルコインを発行する際に用いられるDeFiプロトコルの機能の一つです。 このシステムでは、ユーザーは担保(通常は他の仮想通貨)をプロトコルに預けることで、新しいステーブルコインを生成することができます。 この担保は、発行されたステーブルコインに対して、あらかじめ定められた割合以上を維持する必要があります。 担保価値がその割合を下回った場合、CDPはレンディングプラットフォームの清算プロセスと同様に清算されるリスクがあります。 担保率は、市場状況やプロトコルの規則に応じて変動することがありますが、原則としてユーザーは発行するステーブルコインの価値を上回る価値の担保を提供する必要があります。 CDPの代表例には、以下のようなものが挙げられます。 ・MakerDAO (DAI) ・Curve Finance (crvUSD) ・Lybra Finance (eUSD) リキッドステーキング リキッドステーキングは、Proof of Stake(PoS)メカニズムを採用するブロックチェーンネットワークにおいて、ユーザーが保有する暗号資産をステーキングしつつ、その資産の流動性を維持できる仕組みです。以下にその仕組みを簡潔に修正して説明します。 イーサリアムなどのPoSブロックチェーンでは、ユーザーは自分の暗号資産をステーキングすることで、ネットワークのセキュリティに貢献し、その見返りとして利回りを得ることができます。しかし、従来のステーキングでは、ステーキング中の資産は固定され、流動性が失われます。 リキッドステーキングはこの問題を解決します。ステーキングに参加したユーザーは、ステーキングされた資産に相当するトークンを受け取ります。このトークンは、ステーキングしている資産がネットワークに貢献していることを証明すると同時に、通常のトークンと同様に交換や貸出など、他の金融活動に使用することができます。 さらに、リキッドステーキングトークンは、通常のトークンと同じように、DeFiプロトコルによって担保として使用することができます。例えば、Lybra FinanceのようなCDPプラットフォームでは、リキッドステーキングトークンを担保にしてステーブルコインを発行でき、発行したステーブルコインで利回りを得ることが可能です。これにより、ユーザーはステーキングの利益を享受しつつ、同時に資産の流動性も保持できるようになります。 ・Lido ・Rocket Pool ・Swell ・Ether.fi DeFiの始め方・手順 これから、DeFiの具体的な始め方について、以下から手順を解説していきます。 ・ウォレットの作成 ・取引所への登録 ・使うサービスの選定 ・使うサービスごとに必要な手順を踏む 以下の手順で、DeFiをスタートしていきましょう。 ウォレットの作成 DeFiは、ブロックチェーン上に構築されています。 そのため、ブロックチェーン上の仮想通貨を管理するためのウォレットが必要になります。 DeFiでは、基本的にウォレットに仮想通貨を入れておいて、その上でウォレットを通してさまざまなDeFiとやり取りを行います。 必要なウォレットは、ブロックチェーンによって異なっており、利用したいチェーンや持っている仮想通貨ごとに作成が必要です。 イーサリアム・L2(Arbitrumなど)・BSCなどの主要チェーンであれば、MetaMask(メタマスク)が対応しています。 ウォレットについては下記記事も参考にしてください。 仮想通貨ウォレットを使う際の注意点を紹介!各ウォレットの特徴も解説 取引所への登録 DeFiを利用するためには、仮想通貨を準備できる取引所への登録が必要です。 取引所には主に国内取引所と海外取引所の2種類があります。 国内取引所では、日本円で仮想通貨を購入したり、仮想通貨を日本円に換金して出金することができます。これらの取引所は日本の規制に準拠しているため、安全性が比較的高いとされています。 一方、海外取引所を利用することは必須ではありませんが、多様な通貨オプションや取引ツールを提供しているため、利便性を求める場合は登録を検討する価値があります。 取引所で仮想通貨を購入したら、DeFi(分散型金融)で使用するためにあらかじめ準備しておいたウォレットに送金する必要があります。ウォレットに資金がなければ、DeFiプラットフォームを利用することはできません。 国内取引所に関する詳細な情報は、以下の記事で説明しています。また、海外取引所としては、BitGetなどが利用可能です。 仮想通貨/ビットコインの購入にオススメな取引所を徹底比較 使うサービスの選定 次に利用するDeFiのサービスを選定しましょう。 DeFiには多様なサービスが存在し、それらを組み合わせて運用することも可能です。しかし、サービスを組み合わせるほど、リスクも増大するので、慎重に進める必要があります。 基本的に、DeFiサービスはいずれも何らかの形で収益を得るための運用が可能です。 使うサービスごとに必要な手順を踏む 使うDeFiサービス(プロジェクト)を選んだら、そのプロジェクトの指示に従って手続きを進めましょう。通常は資金が入ったウォレットをDeFiサービスに接続するだけで利用開始できます。 ただし、異なるブロックチェーン間での資金移動が必要な場合や、レイヤー2(L2)ソリューションを利用する場合もあります。サービスごとに独自の機能や操作手順があるため、それぞれの仕様を理解することが大切です。 ほとんどのDeFiサービスには、利用方法や特徴を説明したドキュメントが提供されているため、利用前にそれらを確認することを推奨します。 どのDeFiサービスを利用する場合でも、サービス固有のリスクを理解し、適切なリスク管理を行うことが重要です。 DeFiを始める前に知りたい注意点 これから、DeFiを始めるに知りたい注意点を、以下の点から解説していきます。 ・ガス代と周辺コスト ・詐欺やトラブルが多い ・基本的に日本の規制下にない ・ウォレットの管理が難しい DeFiのリスクや注意ポイントを押さえていきましょう。 ガス代と周辺コスト 各チェーンにはガス代(取引手数料)として、使用する仮想通貨があります。 イーサリアムであればETH、BSCであればBNB、SolanaであればSOLなど、そのチェーンでガス代に使用する通貨は必ずウォレットに入れておきましょう。 なぜなら、DeFiを使用した運用では、すべてのアクションにガス代が発生するからです。 チェーン・タイミングによってガス代の相場感は異なりますが、特にイーサリアムではガス代が膨大になる傾向があります。 詐欺やトラブルが多い 仮想通貨とDeFiの分野は、その革新性と高い収益性のため多くの注目を集めていますが、同時に詐欺やセキュリティの問題も一般的に見られます。 したがって、新しいプロジェクトやサービスに接触する際は、懐疑的な姿勢を保ち、慎重に調査することが推奨されます。 DeFiには、詐欺を目的として立ち上げられたプロジェクトが存在することがあり、また、良心的なプロジェクトであってもセキュリティの脆弱性やハッキングによるリスクが存在します。 著名なサービスであっても、このリスクから完全に免れているわけではありません。大きなシェア、知名度、または信頼を獲得しているプラットフォームであっても、後にセキュリティの脆弱性が明らかになるケースもあります。 どのようなサービスを利用するにせよ、十分なリサーチと用心深いアプローチが必要となります。 基本的に日本の規制下にない DeFiの利用においては、規制の有無やその程度を理解しておくことが重要です。 DeFiは規制や当局からの監視の対象外であることが多いです。 この点は、利便性やプロジェクトが持つ可能性とトレードオフの関係にあります。なので、DeFiに関しては日本で提供されている取引所のようなサービスと同じような感覚で使用しないことが重要です。 基本的にトラブルが発生すれば取り返すといったことはできませんし、顧客保護といった考え方は無いと考えた方が良いでしょう。 ウォレットの管理が難しい DeFi(分散型金融)を利用するには、ブロックチェーンベースのウォレットが必須ですが、ウォレットの管理にはいくつかの重要なリスクが伴います。 まず、ウォレットの秘密鍵を紛失すると、そのウォレットへのアクセスが永久に不可能になります。さらに、秘密鍵が他人に知られてしまうと、ウォレット内の資産が盗まれるリスクがあります。 これらの基本的なリスクに加えて、DeFiの利用においては、スマートコントラクト固有の注意点も考慮する必要があります。例えば、ユーザーがウォレットで不正なサービスやトラブルを抱えたサービスへのトランザクションを承認してしまった場合、そのサービスによって仮想通貨が不正に引き出される可能性があります。 このようなリスクは、「Revoke(リボーク)」機能によってある程度軽減することが可能ですが、過去に利用したサービスでトラブルが発生するたびに、承認したトランザクションの再確認が必要になります。ウォレットの安全な管理と、定期的なセキュリティチェックは、DeFiを利用する際の重要な部分です。 【安全対策】メタマスク Revoke(リボーク)の概要と方法 まとめ この記事では、DeFiの始め方に焦点を当てて、さまざまなポイントを解説しました。 DeFiにはさまざまな可能性が存在しており、今後も新興のサービスが登場してくるはずです。 一方で、リスクや注意点も存在しているので、慎重に活用していきましょう。