Compound Ⅲが稼働 | 借入可能資産の単一化でリスク削減へ

Compound Ⅲが稼働 | 借入可能資産の単一化でリスク削減へ

レンディングプロトコルCompoundの最新バージョン「Compound Ⅲ」がリリースされました。

複雑さが取り除かれたとする最新バージョンでは、従来の複数通貨の借入が可能な仕組みが排除され、一つのプールで一種類の通貨のみが借入可能となります。

Compound Ⅲの画面。複数通貨を担保にUSDCの借入が可能 | 画像引用元:Compound

現在、Compound Ⅲでは、上記画像の通りETH、WBTC、LINK、UNI、COMPを担保にUSDCの借入が可能です。

Compoundは、従来のモデルでは一つの不良資産(Oracleの更新含む)が、プロトコルから全ての資産を流出させる可能性があるとして上記のような個々の担保資産の規模を市場全体で制限する仕組みを新たに導入したとしています。

Compound Ⅲの新たなメリットとして、

  • 清算のリスクや清算時のペナルティーの低減
  • ガス代の削減
  • より多くの借入の実現

が挙げられています。

また、今回のアップグレードには開発者向けの高度なアカウント管理ツールが含まれており、プロトコルの上に新しいUXパターンやアプリケーションの構築が可能です。

記事ソース:Medium

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