初期段階のICO 3291件のうち、513件が危険または詐欺プロジェクトである可能性があるとWSJが発表。
2019/01/01・
Crypto Times 編集部
ニュース
この記事の3つのポイント!
- ICO、3291件中、513件が詐欺である可能性があるとWSJが発表
- 危険、または詐欺と思われるプロジェクトが跋扈している
- ICOの信頼性が落ち、STOへ移行の動き
記事ソース:Wall Street Journal Reveals 513 Deceptive ICOs Without Unique Whitepapers
初期段階のICO 3291件のうち、『非常に危険』または『詐欺』である、と判断されたプロジェクトは513件に上る。とWall Street Journal (以下WSJ) が発表しました。
WSJが発表した内容
ホワイトペーパーに関して、
- 内容重複 (他ICOの盗作)
- 存在しないチームメンバー
- 達成不可能な目的
- アクセスできないWebページ
上記のものが含まれているICOを抽出した結果、初期段階のICO 3291件のうち、16%にあたる513件がヒットしたようです。
ヒットした『危険』あるいは『詐欺』と思われるICOには
- Adperks
- AkroCoin (AKR)
- Alphabit (LPH)
- Amor (AMOR)
- Appay (APY)
- BBNcoin (BBN)
- Battle Ball
- Becksang
などがありました。
ICOからSTOへ
Binanceに代表されるように、信頼性が高く非常に評価も高い企業は、ICOが実用的な資金調達方法であることを世界に示しました。
しかしながら、昨今詐欺プロジェクトが跋扈し、今やICOの信頼性は下がっています。
そのため、現在ICOから、法的拘束力が高くより信頼性のあるセキュリティトークンオファリング (STO) へ移行する動きがみられます。
WSJも、セキュリティトークンオファリング (STO) への移行を促しているようです。
STO(セキュリティ・トークン・オファリング)とは?ICOとの違いを徹底解説
たんめん
危険または詐欺プロジェクトが全体の16%も占めている、というのは驚きです。
セキュリティトークンオファリング (STO) は、ICOに比べて法的拘束力は強いですが、その分信頼性もあるので良いですね。
セキュリティトークンオファリング (STO) は、ICOに比べて法的拘束力は強いですが、その分信頼性もあるので良いですね。