初期段階のICO 3291件のうち、513件が危険または詐欺プロジェクトである可能性があるとWSJが発表。

初期段階のICO 3291件のうち、513件が危険または詐欺プロジェクトである可能性があるとWSJが発表。

この記事の3つのポイント!

  • ICO、3291件中、513件が詐欺である可能性があるとWSJが発表
  • 危険、または詐欺と思われるプロジェクトが跋扈している
  • ICOの信頼性が落ち、STOへ移行の動き

記事ソース:Wall Street Journal Reveals 513 Deceptive ICOs Without Unique Whitepapers

初期段階のICO 3291件のうち、『非常に危険』または『詐欺』である、と判断されたプロジェクトは513件に上る。とWall Street Journal (以下WSJ) が発表しました。

WSJが発表した内容

ホワイトペーパーに関して、

  • 内容重複 (他ICOの盗作)
  • 存在しないチームメンバー
  • 達成不可能な目的
  • アクセスできないWebページ

上記のものが含まれているICOを抽出した結果、初期段階のICO 3291件のうち、16%にあたる513件がヒットしたようです。

ヒットした『危険』あるいは『詐欺』と思われるICOには

  • Adperks
  • AkroCoin (AKR)
  • Alphabit (LPH)
  • Amor (AMOR)
  • Appay (APY)
  • BBNcoin (BBN)
  • Battle Ball
  • Becksang

などがありました。

ICOからSTOへ

Binanceに代表されるように、信頼性が高く非常に評価も高い企業は、ICOが実用的な資金調達方法であることを世界に示しました。

しかしながら、昨今詐欺プロジェクトが跋扈し、今やICOの信頼性は下がっています。

そのため、現在ICOから、法的拘束力が高くより信頼性のあるセキュリティトークンオファリング (STO) へ移行する動きがみられます。

WSJも、セキュリティトークンオファリング (STO) への移行を促しているようです。

たんめん
危険または詐欺プロジェクトが全体の16%も占めている、というのは驚きです。
セキュリティトークンオファリング (STO) は、ICOに比べて法的拘束力は強いですが、その分信頼性もあるので良いですね。

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