おすすめの DEX(分散型取引所)とは?リスクや注意点も解説
airutosena
この記事では、おすすめのDEX(分散型取引所)について解説しています。
DEXはブロックチェーンとスマートコントラクトを活用し、CEX(中央集権型取引所)には無い魅力を持っています。
しかし、各DEXによって持っている特徴や機能大きく異なっています。
この記事では、多種多様なDEXの中から自分にあったDEXを見つけるためのポイントを以下から解説していきます。
この記事のまとめ
・DEXは用途やチェーンなどに応じて選定
・DEXによって仕様や機能は大きく異なる
・DEXでもショートやレバレッジは利用可能
・DEXの利用にはさまざまな注意点があるため注意が必要
目次
DEXとは?概要をおさらい
DEX(分散型取引所)は、中央集権的な仲介者を排除し、スマートコントラクトなどを通して、ユーザー間での仮想通貨の取引を可能にするソリューションです。
DEXは、ブロックチェーンやスマートコントラクトを活用しているため、取引の透明性が高いことが特徴です。
また、ユーザーはDEXの利用に伴い、各自が管理するウォレットを通して取引を行うのが一般的なため、自身の資産を直接コントロール可能できます。
DEXは上記のようなブロックチェーンやスマートコントラクトのメリットを活かしつつ、仮想通貨のスワップや運用ができます。
DEXの選び方
これから、DEXの選び方について以下のポイントから解説していきます。
・TVLや取引量の多さ
・展開しているチェーン
・用途別に必要な機能・取引
・エアドロップの有無
DEXの選ぶ際のポイントを、かんたんにチェックしていきましょう。
TVLや取引量の多さ
DEXを選ぶ際、重要な指標の一つがTVL(Total Value Locked)です。
TVLは、DEXに預けられている・ロックされている資産の総額を指し、プラットフォームの人気や信頼性を示す指標の1つになります。
また、DEXを測る指標として取引量(取引ボリューム)も重要です。
取引量が多いことは、アクティブに利用しているユーザーが多いことを示すケースが多いため、プラットフォーム選びの際に重要な観点となります。
展開しているチェーン
DEXが採用しているチェーンを確認するのも重要な要素です。
ブロックチェーンはそれぞれ独自の特性を持ち、取引の速度やコスト、セキュリティ面で異なる利点を有しています。
例えば、レイヤー1のEthereumは多くのDEXで採用されており、TVLも多い傾向にありますが、ガス代(手数料)が高いケースが多いです。
一方で、同じようなセキュリティを共有しているEthereumをベースとしたレイヤー2周りのプラットフォームでは、ガス代が低くなる傾向があります。
チェーンによって、ガス代として使用する仮想通貨も変わってくるケースが多いため、用途や各チェーンの特性を考慮した上で、用意する仮想通貨や使用するDEXを選定するのがおすすめです。
用途別に必要な機能・取引
DEXを選ぶ際には、目的や用途に合わせた機能や取引の種類を考慮しておきましょう。
例えば、シンプルにスポット取引を主に行う場合は、多様な通貨ペアや高い流動性を提供するDEXが適しています。
また、デリバティブ取引やレバレッジ取引に興味がある場合は、これらの取引をサポートするDEXを選ぶ必要があります。
さらに、ファーミングやステーキングを主な目的とする場合、何らかの形で高い利回りを提供するDEXや、独自のトークンを使ったインセンティブがあるDEXが適切かもしれません。
おすすめのDEXランキングTOP5
これから、おすすめのDEXランキングを、以下から解説していきます。
Hyperliquid
実施元 | Hyperliquid |
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獲得方法 | DEXでのトレード、流動性提供 |
期間 | 2023年11月~2024年4月の利用量に置応じてポイント付与 |
配布トークン | ポイントベースにより独自トークン付与 |
公式サイト | https://hyperliquid.xyz/(こちらから登録でテイカー手数料が4%割引) |
Hyperliquid(ハイパーリキッド)は、仮想通貨の無期限先物の板取引を行うDEXです。
オリジナルネットワークのHyperliquid L1で稼働しているので、注文や清算などの処理速度が高速で、快適に利用できます。
Hyperliquidは2023年11月から半年間にわたりエアドロップに繋がるポイントプログラムを開始しており、トレードや流動性提供をするとポイントが付与されます。
ポイントの売買ができるプレマーケットサイト「Whales」では、Hyperliquidのポイントが一時7ドル以上で取引された経緯もあり期待値の高さがわかります。
ネイティブトークンのローンチ後にはステーキングも予定していて、エアドロップによるトークンの活用法にも注目です。
【Hyperliquidの特徴・使い方】ポイント獲得でエアドロップの可能性!?
Logx
実施元 | LogX |
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獲得方法 | DEXでのトレード、流動性提供 |
期間 | 毎週金曜日に2,000,000トークンプールから付与 |
配布トークン | LOGX |
公式サイト | https://www.logx.trade/ (こちらから登録で取引手数料が5%還元) |
Log X(ログエックス)は、シームレスで効率的なレバレッジ取引を提供するDEXで、すでに総取引高は50億ドルを超え、11万人以上のユーザーが利用しています。
USDTまたはUSDCを担保としてトレードでき、USDC・USDTの流動性提供の引き換えに、LLPトークンを獲得して報酬を得ることも可能です。
エアドロップに関して、毎週金曜日に2,000,000トークンプールから$LOGXが付与されます。獲得した$LOGXはトークンのローンチタイミングで請求可能となり、このプログラムはトークン販売まで継続されます。
また、LogX (pro) を利用すると、Orderly Networkという別の注目プロジェクトのエアドロップも狙えるのもおすすめのポイントです。
LogXは、これまでSEQUOIAやCoinbace Venturesなどの有名VCから合計610万ドルの資金調達を実施しており、期待値の高さをが窺えます。
DEX「LogX」の使い方を解説|特徴やエアドロップについても紹介!
Satori Finance
実施元 | Satori Finance |
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獲得方法 | DEXでのトレード、TVL入金額、取引完了額に応じてポイントを貯める |
期間 | シーズン1が2024年4月1日スタート |
配布トークン | ポイントベースにより独自トークン付与 |
公式サイト | https://satori.finance/ |
Satori Finance(サトリ ファイナンス)は、L2チェーンに対応する無期限先物のDEXです。
取引処理をオフチェーンで行うPolygon zkEVMやzkSync Eraなどの5つのL2チェーンに接続して取引可能です。
オフチェーン集約とオンチェーン決済によって、両方の良いとこ取りをしてユーザーの選択肢を広げます。
独自のポイントプログラムは2023年3月からスタートしていて、取引や流動性提供によってポイントが貯まり、後のエアドロップに繋がると予想されています。
プロジェクトはシードラウンドで1,000万ドルの資金調達を実施しており、Polychain Capitalなどの有名VCが価値を見込んでいることもあり、エアドロップへの期待値も高いです。
DEX「Satori Finance」の使い方|無期限先物取引が可能
IntentX
実施元 | Intent X |
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獲得方法 | Base、Blastで取引する |
配布トークン | $xINTX |
公式サイト | https://intentx.io/(こちらから登録でエアドロポイントを獲得) |
IntentX(インテントエックス)は、最大60倍のレバレッジで250種類以上の通貨を取引できる無期限先物取引を提供するDEXです。
価格決定をAMMやオラクルに依存せず、CEXの流動性を取り込むことで低コストと流動性の高い取引を実現しています。これをインテントベースの取引と呼び、競合がなく快適に利用できるのがメリットです。
ガバナンストークンである$INTXをステーキングすると得られるのが$xINTXです。エアドロップでは、この$xINTXがポイントの獲得量に応じて配布されます。
ポイントはIntentXでの取引量に応じて配られるので、取引ボリュームを稼いでエアドロップ獲得の流れです。
シードラウンドと資金調達ラウンドで合計4,300,000ドルを実施していて、Magnus Capitalなどの有名VCなどから注目されていることもあり、エアドロップの期待値も高いですね。
DEX「IntentX」の特徴・使い方!xINTXを貯めてエアドロップを獲得しよう
DEXを利用するときの注意点
これから、DEXを利用するときの注意点について以下から解説していきます。
・スワップと損失
・ウォレットやコントラクトの管理
・ファーミングや運用のリスク
・予期せぬトラブルへの心構え
DEXには魅力的な利回りや利便性を提供をしているものが多いですが、いくつかある注意点チェックしていきましょう。
スワップと損失
当然ですが、仮想通貨の取引を行う場合は損失が発生する可能性があります。
これは、DEX・CEXに共通しているポイントです。
また、上記に加えて、DEXの場合は流動性の観点からそれほど大きくない取引であっても、価格に対して大きな影響を与えてレートが悪くなることがあります。
特にAMMのDEXで、流動性の低いプールを通した取引を行うと、レートが悪い状況で通貨の交換を行ってしまう事態が発生することが多いです。
管理が行き届いている傾向が高いCEXのように全ての通貨に対して、十分な流動性があるとは限りません。
ウォレットやコントラクトの管理
DEXを利用する際は、ウォレットのセキュリティとスマートコントラクトのリスク管理が必要です。
ユーザーは自身の秘密鍵を厳格に管理し、ウォレットのセキュリティを確保する必要があります。
また、秘密鍵のみならず、DEXはスマートコントラクトによって運用されているため、コントラクトのバグや脆弱性によるリスクも存在します。
利用しているDEXにおいて脆弱性が見られた場合、DEXにロックしている仮想通貨や、承認しているコントラクト経由からウォレットの資産にリスクが発生することもあります。
信頼できるDEXを選び、定期的にセキュリティのアップデートや情報を確認することが重要です。
また、仮に一般的に信頼できる・知名度があるDEXであっても、上記のようなトラブルが起こることがあるのは常に頭に入れておきましょう。
ファーミングや運用のリスク
DEXに限らず、DeFi全体のファーミングや運用にはリスクが伴うことが一般的です。
高いリターンを提供するプラットフォームほど、リスクも高くなる傾向にあります。
しかし、そうでない場合でも前述したような脆弱性などのリスクがあります。
基本的に、ファーミング周りのトピックでは、何らかのリスクがあると考え、そのリスクが許容できるものであるかチェックするのがおすすめです。
予期せぬトラブルへの心構え
上記したようなものに加えて、DEXやDeFiの利用にはこれまで想定していなかったリスクやトラブルが発生することがあります。
その発端となるのはケアレスミスからプロトコルの根本的な脆弱性など幅広いです。
常に予期せぬトラブルが発生すると考えて使用しましょう。
おすすめのDEXまとめ
この記事では、おすすめのDEXをテーマにさまざまなポイントについて解説しました。
前述したようにDEXには、さまざまな特性を持つ多種多様なプロトコルが存在しています。
用途などに応じて、必要なDEXを選定していきましょう。
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