【中国人民銀行】デジタル人民元アプリ、iOS/Androidでリリース
Crypto Times 編集部
中国人民銀行が、デジタル人民元アプリ「数字人民币」のパイロット版をAndroidアプリストアとApp Storeでリリースしました。
アプリではデジタル人民元の交換と流通サービスが提供され、個人用ウォレットの開設と管理も行えます。
現在「数字人民币」アプリの登録は中国国内の一部の地域のみを対象としており、日本居住者はアプリのダウンロードは行えません。
中国は昨年6月、上海で合計3億円相当のデジタル人民元のエアドロップを行うなどCBDC(中央銀行発行デジタル通貨)の普及に継続的に取り組んでいます。
中国が上海にてデジタル人民元のエアドロップを実施、規模拡大に取り組む
中国と対照的なエルサルバドル
自国で暗号通貨を開発する中国と対照的なのが中南米国エルサルバドルです。
世界で初めてビットコインを法定通貨に定めたエルサルバドルは政府としてビットコインの購入を継続的に行ってきており、昨年10月時点で1120BTC(約60億円)を購入しています。(公表分)
エルサルバドル大統領ナジブ・ブケレ氏は、先日自身の公式Twitter上で「ビットコインは10万ドルになる」「さらに2つの国が(ビットコインを)法定通貨に定める」と2022年の予想をツイートし、ビットコインに対するポジティブな姿勢を示しました。
2022 predictions on #Bitcoin:
•Will reach $100k
•2 more countries will adopt it as legal tender
•Will become a major electoral issue in US elections this year
•Bitcoin City will commence construction
•Volcano bonds will be oversubscribed
•Huge surprise at @TheBitcoinConf— Nayib Bukele 🇸🇻 (@nayibbukele) January 2, 2022
2018年に台湾と断交し、中国との外交関係を樹立したエルサルバドル。
昨年、米政府が公開した情報の中で、ブケレ氏の側近と元治安担当大臣の汚職行為が指摘された際にブケレ氏は「汚職撲滅が目的ではなくそれは地政学だ」と批判。さらにブケレ氏は中国がエルサルバドルの公共投資に5億ドルを無条件で投資した事例を称賛するなど米国に対する反発を示しました。
対照的な政策を行う中国とエルサルバドルですが、上記のことから関係性は良好であると推察されます。
先日、世界的な中国企業テンセント社の一部門はメタバースへの参入を発表しています。
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記事ソース:App Store、REUTERS、sankei.com