金融庁、コインチェックに立ち入り検査へ
2018/02/02・
Crypto Times 編集部
ニュース
この記事の3つのポイント!
1.金融庁が今日にもコインチェック立ち入り検査へ
2.書面報告期日を待たずに立ち入り検査を行う異例の措置
3.補償する資金が十分にあるかや『資金の分別管理』の実態等、財務内容を詳しく調べる模様
コインチェックへ金融庁が立ち入り検査
販売所形式の大手国内取引所コインチェックから、先日580億円相当のNEM(XEM)が盗まれた問題で、金融庁はコインチェックに対して2日に立ち入り検査を行うと発表しました。
この問題をうけ金融庁は、先月29日、コインチェックに対して業務改善命令を出しました。
業務改善命令の内容
1. 本事案の事実関係及び原因の究明
2. 顧客への適切な対応
3. システムリスク管理態勢にかかる経営管理態勢の強化及び責任の所在の明確化
4. 実効性あるシステムリスク管理態勢の構築及び再発防止策の策定等
5. 上記1から4までについて、平成30年2月13日(火)までに、書面で報告すること。
2. 顧客への適切な対応
3. システムリスク管理態勢にかかる経営管理態勢の強化及び責任の所在の明確化
4. 実効性あるシステムリスク管理態勢の構築及び再発防止策の策定等
5. 上記1から4までについて、平成30年2月13日(火)までに、書面で報告すること。
引用元:coincheckプレスリリース
今回、金融庁よりコインチェックに対して出された業務改善命令の内容は以上の通りです。
立ち入り検査の内容
今回、上記の業務目改善命令の中にある2月13日(火)までの書面報告を待たずに、立ち入り検査を行うという異例の措置をとることになります。
金融庁は、今回の立ち入り検査で、コインチェックが460億円にも上るとされる顧客への返金補償を自己資産で賄うとしていることについて、その資金が十分にあるか把握するということです。
また、コインチェックが『会社の資金』と『顧客から預かった資金』をしっかり分けて管理しているかという『分別管理』の実態等、会社の財務内容を詳しく調べるとしているようです。
コインチェックは、今回のXEM不正流出の事件で、ビットコイン以外の仮想通貨の売買と出金を停止し、原因の究明を進めています。
しかし、一週間たった今も顧客への補償時期や、取引所のサービスを再開するめどは立っていません。
たんめん
書面報告の提出期限を待たずに金融庁が乗り込むとは驚きです
たんめん
長期的に見て仮想通貨界全体が良くなっていくといいなぁ