JPモルガンが米大手銀行として初めて仮想通貨を発行へ
2019/02/15・
Crypto Times 編集部
ニュース
大手金融機関であるJPモルガンは米国の大手銀行として初めて仮想通貨を発行する予定だとCNBCが14日に報じました。
CNBCによると、「JPM Coin」と名付けられた新たな仮想通貨は数ヶ月後にローンチされる予定です。
同行で会長およびCEOを務めるJamie Dimon氏は仮想通貨界隈ではビットコインに対して批判的なコメントを発している事で有名ですが、今回のニュースを見ると同氏はそこまで反仮想通貨派ではなかったのかもしれません。
JPM Coinはクライアント間の送金を即座に完了させるために使われる予定です。CNBCによると、JPモルガンは1日あたり6兆ドル(約660兆円)を超える金額を動かしており、仮想通貨およびブロックチェーンを使う事dえ、これらの送金を早く確実に行う事を目指しています。
同行のブロックチェーンプロジェクトのトップを務めるUmar Farooq氏は「世界中の大企業の間では大規模な金額が行ったり来たりしている」とし、JPM Coinが人気を博せばクライアント以外でも決済に使えるようになるかもしれないとしました。
「大企業の多く、そして世界の大手銀行らは当行のクライアントだ。JPM Coinの使い道が当行のクライアントに限られたとしても、その影響は大きなものになるだろう。」
昨年6月にはゴールドマンサックスが仮想通貨デリバティブ取引の開始を検討していると報じられている事もあり、今後大手金融機関の参入は加速していくかもしれません。
ゴールドマンサックスが仮想通貨のデリバティブ取引の開始を検討か – CRYPTO TIMES
記事ソース: CNBC